JP3047943U - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JP3047943U
JP3047943U JP1997008537U JP853797U JP3047943U JP 3047943 U JP3047943 U JP 3047943U JP 1997008537 U JP1997008537 U JP 1997008537U JP 853797 U JP853797 U JP 853797U JP 3047943 U JP3047943 U JP 3047943U
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JP
Japan
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sample
container
storage container
rack
sample rack
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JP1997008537U
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Inventor
文夫 神野
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Eiken Chemical Co Ltd
Original Assignee
Eiken Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、自動分析機のサンプル容器を搬送す
る検体ラックを安全に収納できる容器の提供を課題とし
ている。 【解決手段】ラック収納容器に、使用する検体ラック種
類および数に応じて取付位置を変更できる転倒防止の仕
切り板を設ける。また検体の蒸発および汚染を防止、さ
らには収納容器を重ねて保存するための透明ハードカバ
ーを併せて設ける。 【効果】本考案の収納容器を使用することにより、検体
ラックに納めたサンプル容器を安全にかつすぐ使用可能
な状態で保管できる。検体ラックの転倒を防止する仕切
り板が、任意の位置に固定できるため、種々の検体ラッ
クに適用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動分析機に架設する検体ラックを収納する容器に関するものである 。検査室で使用されている自動分析機の多くは、検査用試料を収めた試験管また はそれに準ずるサンプル容器から検体を吸引するシステムをとっている。これら のサンプル容器は、古くはスネークチェーン状の試験管立てによって分析機の試 料吸引部へ搬送されていたが、今日では5本〜10本のサンプル容器を直列に配 置する検体ラックが主に使用されている。測定項目群ごとに区分けした検体のサ ンプル容器を標識によって識別可能なラックへ配分することにより、架設すべき 分析機へ自動的にラックを搬送する検体搬送システムが活用できるためである。
【0002】
【従来技術の問題点】
自動分析機用の検体ラックの形状は、基本的には試験管数本を1列に配する試験 管立てと同様であり、通常は縦10〜15cm、横1〜2cm、高さ3〜7cm の直方体である。この検体ラックにサンプル容器を収容した場合、特にサンプル 容器が試験管である場合に、検体ラックは、重心が高くなって倒れやすくなる。 検体ラックの横幅を広げれば安定性は増すものの、自動分析機の小型化を妨げる 。また検体ラックの重量を増せば搬送エネルギーの増大をまねく。従って検体ラ ックの形態は、安定性をある程度犠牲にして、サンプルカップ数本を直線的に収 容できるぎりぎりの容積からなる直方体としているものが殆どである。
【0003】 自動分析機や検体搬送システムにおいては、検体の通路に転倒防止手段が備えら れており測定中に検体ラックが転倒することはない。しかしながら、自動分析機 に架設する前および自動分析機から排出された検体ラックは、常に転倒の危険が つきまとう。たとえ測定後であっても検体ラックを転倒させれば、血清等が作業 台もしくは床などにこぼれて広がり感染の危険性に曝される。検体の入った試験 管を収納した検体ラックの保管には、移動中でも検体ラックが転倒しない手段が 設けられた収納容器を使用することが望ましい。
【0004】 一部の自動分析機では、専用の検体ラックを収納する容器が、備品としてユーザ ーに供給されている。これらは当然のことながら、汎用性に乏しく他機種のラッ クをきっちりと収納することはできない。またこれらの検体ラック収納容器は、 一時的なサンプル保管および検体仕分けから分析機までの移動を目的としており 、検体の入った試験管を収納した検体ラックを冷蔵庫などに長期保管する目的に は適さない。長期保存には容器をある程度密閉できるフタが必要である。自動分 析機の備品であるラック収納容器には、フタが用意されていないことが多い。ま たフタ付の容器であっても、多くはフタとサンプル容器との間隙が小さいため、 専用のサンプル容器より高さのあるサンプル容器は収納できない。
【0005】 再測定に備え、サンプル容器を検体ラックに収容したまま冷蔵庫に保管する場合 にも、転倒防止のため検体ラック収納容器が使用される。収納容器を重ねて保管 すれば、冷蔵庫のスペースを有効に活用できるが、フタなしの収納容器では重ね 合わすことができず、フタ付であっても従来の収納容器には滑落防止手段がない ため、常に滑落の危険を伴っていた。
【0006】
【問題点解決の手段】
上記の問題点は、自動分析機に架設する自動分析機用試料容器の検体ラックを 収納する容器を用意し、該容器内で任意の数の検体ラックの転倒を防止するスト ッパー(仕切り板)が前記容器に固定され、収納容器上部をカバーする透明な蓋 を有し、複数の収納容器を重ねた場合の滑落防止手段として、収納容器の底部お よび収納容器の蓋に互いに嵌合する凹凸を設けた収納容器によって解決される。
【0007】
【実施例】
収納容器の組立図を図1に示す。収納容器は、アルミニウム板を折り曲げて箱状 に加工した容器本体1、検体ラックの転倒を防止する仕切り板2および透明プラ スチックの蓋3で構成される。容器本体1は、長方形の底面と3面の側壁からな る箱体であって、長辺の一方の側壁はなく仕切り板2によって仕切られる。移動 可能な仕切り板2を取り外し、容器本体1を傾けることにより、容器本体1に収 納された検体ラック4は分析機のラック架設部へスライドさせて設置することが できる。容器本体1の素材は、ある程度の強度と耐久性を有すればその種類を問 わないものの、加工のしやすさと軽量性から厚さ2mm程度のアルミニウム板が 適当である。図1の収納容器は、縦20cm、横2〜2.5cm、高さ2cmの 検体ラック4を最大5本収納することを想定している。検体ラックを10本以上 収納する容器においては、本説明の長辺と短辺が入れ代わることもありうる。
【0008】 仕切り板2は、上部両端に嵌合部9を有するステレンス板である。仕切り板2の 材質は、1mm以下の厚さで適度な強度を有するものならばステンレスでなくて もかまわない。ステンレスは、強度および錆を生じないなどの耐久性から最も好 ましい材質の1つである。嵌合部9を、容器本体1の短辺側の両壁に刻まれた浅 溝6または深溝7に嵌合することにより仕切り板2は固定される。
【0009】 浅溝6は、小径サンプルカップ用検体ラック4の固定を目的とし、溝の深さは嵌 合部9とほぼ同じ長さである。この長さは、仕切り板2がグラグラ動かず溝中で 安定するに十分な長さを目安に約2cmと決定された。深溝7は中程度の径のサ ンプルカップ用検体ラックの固定を目的としており、小径サンプルカップ用ラッ ク用との識別を容易にするため溝の深さは約3cmとしている。どちらの溝も数 本以上が刻まれており、収載する検体ラックの数に応じて該当する溝に仕切り板 2を嵌合して検体ラック4を固定することができる。 また、短辺側の両壁に約5mmの等間隔で浅溝のみを刻めば、どのような厚さの 検体ラックにも対応可能な極めて汎用性の高い収納容器とすることができる。
【0010】 溝は短辺側の両壁に直接刻み込んでも目的は達するが、嵌合部9の先端部が容器 本体1からはみ出し、容器取扱中に手指などを傷つける危険がある。厚さ4mm のアルミニウム板を短辺側壁と同一サイズに切り分け、それぞれ溝を刻んだ側板 5を別途用意し、短辺側両壁の内側に貼り合わせれば上記の危険を避けることが できる。接着剤で貼り合わせるよりも図1のようにビス8で固定すれば、側板5 の交換で異なるラック用に容易に変更することができ、収納容器の汎用性が高ま る。
【0011】 フタ3は透明プラスチックの成形品であって、比較的背の高い試験管も余裕をも って収納させるため約5cmの高さを有する。プラスチックの素材は、内部が透 視できる透明度と収納容器本体を上部に重ねてもへこまない程度の強度を有すれ ば、特に材質を問わない。塩化ビニル、ポリカーボネート等の樹脂を0.2mm の厚さで射出成形すれば十分な強度と透明度が得られる。フタの上面の設けられ た3本の滑り止め受け部11は凹状をなし、容器本体1の底部に設けた3本の滑 り止め10と容器を重ねあわせたとき嵌合し、重ねあわせた容器の滑落を防止す る。
【0012】 滑り止め10は、長さ10cm太さ2mmのプラスチックの角棒であり、容器本 体1の底部に3本等間隔に接着してある。容器本体1を段重ねした際、フタ3の 滑り止め受け部11と嵌合して滑落を防止すると共に、比較的柔らかな金属であ るアルミニウム製容器本体底部の傷つき防止にも有効である。
【考案の効果】
本考案の収納容器を使用することにより、ラックに納めたサンプル容器を安全 にかつすぐ使用可能な状態で保管できる。仕切り板が任意の位置に保持されるた め、種々のラックを収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案容器の組立図
【符号の説明】
1.容器本体 7.深溝 2.仕切り板 8.ビス 3.フタ 9.嵌合部 4.検体ラック 10.滑り止め 5.側板 11.滑り止め受け部 6.浅溝

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体ラックを並列に収納する容器であっ
    て、該検体ラックの長辺側に対向する一方の側壁は、収
    納するラック数に応じて移動可能な仕切り板で構成され
    ており、該検体ラックの短辺側に対向する前記容器の両
    方の側壁上端に前記仕切り板を保持する溝が複数刻まれ
    れていることを特徴とする収納容器
  2. 【請求項2】間隔の異なる2系列以上の溝が、容器側壁
    上端に刻まれている請求項1の収納容器
  3. 【請求項3】収納容器上部をカバーする透明な蓋を有す
    る請求項1の収納容器
  4. 【請求項4】複数の収納容器を重ね合わせた場合の滑落
    防止手段として、収納容器の底部および収納容器の蓋に
    互いに嵌合する凹凸を設けた請求項3の収納容器
  5. 【請求項5】仕切り板を保持する溝を刻んだ側板が別途
    用意され、該側板の交換により異なる種類の検体ラック
    収納に対応することを特徴とする請求項1の収納容器
JP1997008537U 1997-09-09 1997-09-09 収納容器 Expired - Lifetime JP3047943U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1997008537U JP3047943U (ja) 1997-09-09 1997-09-09 収納容器

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JP3047943U true JP3047943U (ja) 1998-04-28

Family

ID=43182239

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485304Y1 (ko) * 2017-08-29 2017-12-19 신진메딕스(주) 의료기기에 장착되는 샘플시험관 카트리지
KR20190023476A (ko) * 2017-08-29 2019-03-08 신진메딕스(주) 의료기구 세척장치
CN113120401A (zh) * 2021-04-20 2021-07-16 安徽省圣丹生物化工有限公司 一种除草剂检测用试剂盒

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KR20190023476A (ko) * 2017-08-29 2019-03-08 신진메딕스(주) 의료기구 세척장치
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