JP3047923U - 貯水タンク - Google Patents

貯水タンク

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JP3047923U
JP3047923U JP1997007305U JP730597U JP3047923U JP 3047923 U JP3047923 U JP 3047923U JP 1997007305 U JP1997007305 U JP 1997007305U JP 730597 U JP730597 U JP 730597U JP 3047923 U JP3047923 U JP 3047923U
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憲揚 林
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憲揚 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防サビ、水質安定機能を有し、構造強度の高
い貯水タンクの提供。 【解決手段】 金属薄板製の貯水タンクケーシングの内
面に直接少なくとも一層の発泡体内層が結合されてな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の貯水タンクに関し、さらに詳しくは、金属貯水タンクの内表面 に、直接一層以上の発泡体の内層が設けられて貯水タンク内の水に対する断熱保 温効果を有し、さらに水と貯水タンクの金属内壁との直接接触を防いで、保温、 防サビ効果を有し、貯水タンク内の水質の安定性を保持すると共に、貯水タンク の構造強度を強化してあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の貯水タンクは、ほぼプラスチック製(鉄部分を含む)のものとステンレ ス製のものの2種類に分けられ、その中、前者は、製造コストが低く、また質量 が軽いが、遮光性に劣り、日光の照射により貯水タンク内に藻類を発生しやすく 、またその材質及び耐候性は比較的弱く、容易に破損したり材質変化により使用 不能となった。一方、後者は比較的良好な遮光性と強度を有していると言われる が、実際にはステンレスはニッケルクロム合金とされ、材料に鉄、ニッケル、ク ロムなど金属成分を含み、その製造工程でも溶接及び圧延が必要で、溶接のパス 及び圧延部のいずれにも上述の金属が析出し、さらに、内蔵される水には消毒目 的により大量の塩素が混入しているため、水温の変化によりガス化した塩素イオ ンが上述の金属成分と反応して有毒な塩化物を常態の使用状況で自然的に発生す る場合があり、この現象は環境の温度変化が大きい地区でさらに厳重となった。 また上述のパス及び圧延部に析出した鉄成分は空気と接触して極めて容易に酸化 物、即ちサビを発生するため、長期間では貯水タンクの壁にサビや穿孔が発生し た。また金属製の貯水タンクは熱の良好な伝導体であるため、タンク内の水に環 境温度や日光の照射により水素酸素化合物を発生し、この反復した温度変化によ り、水質が変化しやすかった。以上から、周知の貯水タンクは、プラスチック製 、ステンレス製のいずれであっても用水の水質の安定性を保障できるものではな かった。
【0003】 以上の問題を改善すべくなされた周知の技術として、図1に示されるようなも のがあり、それは、金属タンク本体10の外部を独立した一層の断熱材料11で で被包し、さらにロープで縛り、さらに全体の外部を一つの金属ケーシング12 で被覆してなるものであった。こうして形成された貯水タンクは、基本的には高 い強度、遮光、断熱の効果を達成できるが、貯水タンク内壁のサビの発生、内部 の水質の温度変化による変化、塩素ガスと金属成分の反応による化合物形成とい う問題を解決できなかった。さらに厳密に探究すると、この種の被覆式の断熱処 理は、理想的な効果をあげられなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、金属貯水タンクの内表面に、直接一層以上の発泡体の内層を設けて 貯水タンク内の水に対する断熱保温効果を達成し、水と貯水タンクの金属内壁と の直接接触を防いで、内部の水の保温と、貯水タンクの防サビ効果を達成し、貯 水タンク内の水質の安定性を保持すると共に、貯水タンクの構造強度を強化する ことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、金属薄板製の貯水タンクケーシングの内面に直接少なくと も一層の発泡体内層が結合されてなる、貯水タンクとしている。
【0006】 請求項2の考案は、前記発泡体内層の内表面がさらに一つのプラスチック薄膜 で被覆されてなる、請求項1に記載の貯水タンクとしている。
【0007】 請求項3の考案は、前記発泡体内層が粉末発泡剤が金属製の貯水タンクケーシ ングに注入されて遠心回転下で加熱されて発泡被覆成形されたものであることを 特徴とする、請求項1に記載の貯水タンクとしている。
【0008】 請求項4の考案は、プラスチック薄膜がブロー成形により形成されたものとさ れる、請求項2に記載の貯水タンクとしている。
【0009】
【考案の実施の形態】
図3から図4に示されるように、本考案は金属薄板で製造された貯水タンクケ ーシング20の内面に、直接少なくとも一層の発泡体内層30が複合され、該発 泡体内層30は、粉末の発泡剤を貯水タンクケーシング20内に注入した後、貯 水タンクケーシング20を加熱しつつ回転させる遠心成形方法で、発泡剤に貯水 タンクケーシング20内表面を均一に被覆させることで形成される。こうして本 々は露出していた貯水タンクケーシング20の内面と溶接のパスがいずれも発泡 体内層30で被覆され、タンク内の水が貯水タンクケーシング20の内表面に直 接接触しないものとされ、それにより周知の技術にあったサビや金属性塩化物の 形成や水質変化などの欠点が防止されるほか、良好な断熱保温効果を有し、金属 製の貯水タンクケーシング20の遮光性によりタンク内の水に光合作用による藻 類の発生の可能性がなくなり、さらに、金属製の貯水タンクケーシング20の内 壁が直接発泡体内層30に結合しているため、全体の構造強度が強化されている 。このように本考案は周知の技術の欠点をいずれも解決するものである。
【0010】 本考案は実施状況に応じて、貯水タンクケーシング20内を被覆する発泡体内 層30の内面にさらに一層のプラスチック薄膜がブロー成形で形成可能であり、 これにより内面が滑らかとされて、貯水タンク内部を掃除するときに良好な処理 性を有するものとされると共に、一部の発泡体の吸水特性も十分に克服される。
【0011】
【考案の効果】
本考案の貯水タンクは、金属貯水タンクの内表面に、直接一層以上の発泡体の 内層が設けられて貯水タンク内の水に対する断熱保温効果を有し、さらに水と貯 水タンクの金属内壁との直接接触を防いで、保温、防サビ効果を有し、貯水タン ク内の水質の安定性を保持すると共に、貯水タンクの構造強度を強化してある。 また、本考案の貯水タンクは、その全体強度を確保するために貯水タンクケーシ ング20が比較的良好な熱伝導性をする金属製とされているとはいえ、内表面に 設けられた一層以上の発泡体の内層のために、寒冷地においても内部の水が凍結 することがなく、このように設置地域の気候条件に係わらず、熱い地域でも寒い 地域でも良好な水を提供できるものとされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の被覆式の貯水タンクの分解斜視図であ
る。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本考案の断面図である。
【図4】本考案の構造表示図である。
【符号の説明】
20 貯水タンクケーシング 30 発泡体内層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板製の貯水タンクケーシングの内
    面に直接少なくとも一層の発泡体内層が結合されてな
    る、貯水タンク。
  2. 【請求項2】 前記発泡体内層の内表面がさらに一つの
    プラスチック薄膜で被覆されてなる、請求項1に記載の
    貯水タンク。
  3. 【請求項3】 前記発泡体内層が粉末発泡剤が金属製の
    貯水タンクケーシングに注入されて遠心回転下で加熱さ
    れて発泡被覆成形されたものであることを特徴とする、
    請求項1に記載の貯水タンク。
  4. 【請求項4】 プラスチック薄膜がブロー成形により形
    成されたものとされる、請求項2に記載の貯水タンク。
JP1997007305U 1997-08-04 1997-08-04 貯水タンク Expired - Lifetime JP3047923U (ja)

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