JP3047564U - 簡易炭化装置 - Google Patents
簡易炭化装置Info
- Publication number
- JP3047564U JP3047564U JP1997009138U JP913897U JP3047564U JP 3047564 U JP3047564 U JP 3047564U JP 1997009138 U JP1997009138 U JP 1997009138U JP 913897 U JP913897 U JP 913897U JP 3047564 U JP3047564 U JP 3047564U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cylinder
- carbonization
- cylinder
- cylinder body
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 農園芸産物、林産物、建築の産業廃棄物、廃
材は埋立や焼却処分しているが公害の原因にもなり、燃
焼処理後の灰は有効な活用も図れない。これらの植物繊
維性の廃棄物を炭化して有効利用を図るため炭化装置を
提供する。 【解決手段】 燃焼炉内に小型のバーナーと炭化釜と排
気筒を備えて、炭化釜を無給気で加熱し炭化する装置
で、燃料も少量で排気もほとんどなく小規模の前記廃棄
物の処理に適する装置であり、得られた炭化物は調湿
剤、融雪剤、土壌改良剤、消臭剤、水処理剤等として多
くの用途があり利用価値が高い。
材は埋立や焼却処分しているが公害の原因にもなり、燃
焼処理後の灰は有効な活用も図れない。これらの植物繊
維性の廃棄物を炭化して有効利用を図るため炭化装置を
提供する。 【解決手段】 燃焼炉内に小型のバーナーと炭化釜と排
気筒を備えて、炭化釜を無給気で加熱し炭化する装置
で、燃料も少量で排気もほとんどなく小規模の前記廃棄
物の処理に適する装置であり、得られた炭化物は調湿
剤、融雪剤、土壌改良剤、消臭剤、水処理剤等として多
くの用途があり利用価値が高い。
Description
【0001】
本考案は産業廃材等を炭化するための炭化装置に関する。
【0002】
これまでは、廃材を埋立もしくは焼却炉で焼却していたが灰にすると残存物の 利用法がなくなる。廃材を炭化する処理法も存在するが、特開07ー28023 6号では産業廃材を炭化するのに2室に分割した装置である。
【0003】
廃材・農産物副生物、産業廃棄物等を小型の少燃料の装置で炭化して、活性炭 として再び産業的に活用できる形態にする。
【0004】
炭化装置は空気を遮断して加熱できるように、また連続して処理作業が進行す るように、燃焼加熱室の外筒胴と密閉炭化処理室の内筒胴の二重構造をなし、内 筒胴は簡単に抜き出し可能であり、複数個準備した内筒胴を交互に使用すること で連続炭化処理が可能になる。外筒胴は内面全体に遮熱用キャスタブルを貼り付 け、底部にバーナー装置を設置し、上部にダンパー付きの排気筒を備える。
【0005】
本考案の実施の形態を図1から図6によって説明する。図1は炭化装置の全体 断面図で、全体の構造を説明する。外筒胴1の底面はバーナー7の引き込み管と 燃焼空気取り入れのみで他は封じられ、上面は外筒胴1にクランプ9で取り外し 可能に接続される円錐型の外筒蓋2と外筒蓋2の頂点に設けられた排気筒14と 排気筒に設けられた排気ダンパー8と外筒蓋2の開閉に用いる吊りフック10か らなる。排気筒14を除く炉内面は断熱キャスタブルを全面に貼り付け、熱の放 散防止と外壁の過熱を防ぐ。
【0006】 図1の内筒胴3は中心内部に同心の内煙道6を設け、内部に図2、図4、図5 、図6の伝熱板11を多数枚備える。内筒胴底面は開閉が可能の内筒底板5と、 胴部と内煙筒に連結して内筒底板5を開閉する蝶番12と固定用のクランプ9を 備える。
【0007】 図2、図4、図5、図6で内筒胴3の説明をする。内筒胴3の内部と内煙道6 の胴部内面には伝熱板11を内煙道6と内筒胴3に互い違いに縦に固着配列し輻 射熱伝達効率を高め、内部に処理廃材を充填する際は整列しやすく、炭化効率が 向上する。
【0008】 図3は内筒胴3の底面を示す。図5は内筒底板5の動作を示す。内筒底面には 開閉が可能の内筒底板5と、胴部3と内煙筒6に渡り、内筒底板5を接続する蝶 番12と固定用のクランプ9を備え、内容物の取り出し時にはクランプ9を外し て開く。
【0009】 図4の内筒胴3の上面に、周囲に吊りフック10を備え中央部に内煙道6の出 口をドーナツ状に開口した内筒蓋板4を乗せ、クランプ9で内筒胴3に固定する 。
【0010】 図6で内筒胴3と内煙道6に設ける伝熱板11の配列を示す。炉の熱の内筒胴 3の内容物への輻射効率を高めるため内煙道6に付く伝熱板11と内筒胴3に付 く伝熱板11は交互に配列する。内容物の充填作業を容易にし、内筒胴3の補強 をする等の効果も有する。
【0011】 図2の内筒胴3と内筒蓋4及び、内筒底板5と内煙道6に使用する金属は高温 に耐える耐熱ステンレスの2mm前後の厚さを使用する。
【0012】 熱源の燃料はガス、液体いずれも使用可能で、経費、環境配慮により選択でき る。
【0013】 炭化に要する時間は処理物材質等で一概に言えないが、木材は12時間で完全 に炭化する。もみがらは2時間で炭化し塊状炭として取り出す。
【0014】 炭化の経過は外煙道14内の排気温度と排気色とで判断する。初期は水蒸気の 排出に始まり、続いて炭化進行中は薄い白煙に変わり、排気筒14内の温度は約 250℃を維持する。炭化の完了期は極く薄い青色となり、排気筒14内温度は 300℃を越える。、バーナーの燃料を絶つた後、外筒蓋2を開き、内筒胴3を 取り出し、冷却を待って炭化物を取り出す。
【0015】 炭化完了時に質量で約4分の1に減じ、容積も約20%減じている。
【0016】
使用燃料量も少量で、排気もほとんどないため住宅地区でも使用可能である。 小規模の廃材・産業廃棄物の炭化処理に適する装置である。得られた炭化物は床 下調湿剤、田畑融雪剤、湿地土壌改良剤、農家の堆肥混入消臭剤、家畜飼料混入 用その他に多様の用途がある。炭化処理の終了した内筒胴は、バーナー燃料の停 止後、吊りフックで取り出し、連続して新しい廃棄物を詰めた次の内筒胴の炭化 作業に移れる。
【図1】炭化装置の全体断面図である
【図2】内筒胴の半断面側面図である。
【図3】内筒胴の底面図である。
【図4】内筒胴と内筒蓋を示す断面図である。
【図5】内筒胴の底板の動作を示す断面図である。
【図6】内筒胴の伝熱板の配置を示す断面図である。
【符号の説明】 1 外筒胴 2 外筒蓋 3 内筒胴 4 内筒蓋 5 内筒底板 6 内煙道 7 バーナー 8 排気ダンパー 9 クランプ 10 吊りフック 11 伝熱板 12 蝶番 13 キャスタブル 14 排気筒
Claims (1)
- 【請求項1】外筒胴と内筒胴の二重筒状とし、外筒胴は
炉内底面に加熱バーナー装置を置き、外筒胴上面に排気
筒を設け、外筒胴内に取付、取り出し自在の密閉構造の
内筒胴があり、内筒胴底面に開閉可能の内筒底板と内筒
胴上面に取り外し可能の内筒蓋と内筒胴内部に伝熱板と
内煙道を形成した事を特徴とする簡易炭化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009138U JP3047564U (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 簡易炭化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009138U JP3047564U (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 簡易炭化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3047564U true JP3047564U (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=43181871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997009138U Expired - Lifetime JP3047564U (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 簡易炭化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047564U (ja) |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP1997009138U patent/JP3047564U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101907354B (zh) | 生物质能源热热风炉 | |
WO2016173001A1 (zh) | 秸秆焚烧病死畜禽和垃圾并生产热水的常压锅炉及其方法 | |
CN108467735A (zh) | 一种自动进出料生物质炭化-冷却一体化自加热装置及方法 | |
CN105385465A (zh) | 一种垃圾热解装置与方法 | |
CN110848710A (zh) | 一种光热医疗垃圾焚烧炉 | |
CN104595887A (zh) | 自动控制的生物质能源烘烤装置 | |
CA2219413A1 (en) | Carbonizing apparatus | |
JP3047564U (ja) | 簡易炭化装置 | |
CN208454883U (zh) | 一种自动进出料生物质炭化-冷却一体化自加热装置 | |
CN204853502U (zh) | 生活垃圾热裂解气化处理系统 | |
JP3051651U (ja) | 炭化装置 | |
CN201992696U (zh) | 生物质低碳烤火炉 | |
CN209944344U (zh) | 多功能粪便焚烧处理装置 | |
CN102644938A (zh) | 一种生物质节能取暖装置 | |
CN208011738U (zh) | 一种高效污泥流化床焚烧炉 | |
CN208292935U (zh) | 一种用于厌氧发酵沼渣炭化的设备 | |
CN207622041U (zh) | 一种医疗废物焚烧尾气处理设备 | |
KR20110083012A (ko) | 유기성 폐기물 탄화처리장치 | |
CN205807437U (zh) | 燃烧炉余热循环利用系统 | |
CN105642655B (zh) | 生活垃圾处理方法、装置及工程车 | |
JP3477572B2 (ja) | 炭化炉を兼ねたストーブ及びボイラー | |
CN104910924B (zh) | 一种环窑式连续型干馏釜炭化炉 | |
RU2810292C1 (ru) | Пиролизный реактор и пиролизный комплекс, содержащий такой реактор | |
CN212657717U (zh) | 一种家禽养殖场动物尸体无害化处理焚烧炉 | |
CN201787724U (zh) | 生物质能源热传导装置 |