JP3047404U - 花 器 - Google Patents

花 器

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JP3047404U
JP3047404U JP1997008982U JP898297U JP3047404U JP 3047404 U JP3047404 U JP 3047404U JP 1997008982 U JP1997008982 U JP 1997008982U JP 898297 U JP898297 U JP 898297U JP 3047404 U JP3047404 U JP 3047404U
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JP1997008982U
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信次郎 植草
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信次郎 植草
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 花器内に挿入した生花の基部を花器本体内で
位置決めするのみで立脚状等の状態で保持でき、しかも
外観形状的には通常の従来の花器と変わらないように
し、特に活け口において不体裁なものとならずにすむよ
うにする。 【解決手段】 生花Fを挿入して活ける花器本体1の底
部に、生花Fの基部を嵌め込み状に支持する支持手段1
0を一体状に配装固定する。支持手段10は、花器本体
1の底部内に配置する支持ベース11の上面に生花Fの
基部を嵌め込む凹凸状の支持部を形成したものであり、
この支持部は、多数の穴状の支持穴12を配列形成して
挿入した生花Fをほぼ立脚状に保持できるようにする。
また花器本体1における周側壁内側面に、上面に溝状、
穴状等の支持凹部6を形成した突隆状の支持突条5を設
け、例えば生花Fを傾斜させて周囲に伸びるように活け
る場合に利用するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は主として生花を活ける際に使用され、活けた生花が花器自体内でぶ れたり、ずれたりすることなく体裁よく所定位置に止まり、当初の活けた状態等 をそのまま維持できるようにした花器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から生花等を活けるに際し使用される花器は、活ける生花等の種別、形態 、大小等に対応して種々な形状、色彩、模様、大小等のものが使用され、その相 乗的な効果によっての一層の美的情緒の雰囲気を醸し出すようにしている。ただ 従来の花器においては、花器の開口部である活け口の内径が挿入する生花等の全 体外径に比し通常は大きいから、花器内に挿入した生花等が花器の活け口でずれ たり、ぶれたりすることがあり、そのために挿入した当初の活けた態様のままで 維持されることが少なく、見苦しくなるものであった。しかも当初の活けた状態 が維持されないと、その美的情緒の雰囲気が変わってしまい、その修正も困難と なることが多いものである。
【0003】 こうした事態を回避するために従来は、花器の活け口に生花等を固定保持する には例えば溝状の固定部を備えた固定具、生花を貫通支持する例えば格子状の固 定具等による各種の固定手段を設けておくことが提案されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ただ従来の上述した固定手段によると、花器の活け口にセットしなければなら ないから極めて面倒であり、また開口部部位で固定保持するにしてもその位置が 予め定められている結果、微妙な位置決めが困難であるばかりでなく、固定手段 が外部から見えることもあるから不体裁になるものであった。
【0005】 そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、生 花等を活けるに際し挿入した生花の基部を花器本体内で位置決めするのみで立脚 状その他の状態で保持でき、しかも外観形状的には通常の花器として従来のもの と変わらず、特に活け口において不体裁なものとならずにすみ、また取扱いも容 易である花器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、生花Fが挿入されて活け られる花器本体1の底部に、生花Fの基部を嵌め込み状に支持する支持手段10 を一体状に配装固定したものである。 支持手段10は、花器本体1の底部内に配置される支持ベース11の上面に生 花Fの基部が嵌め込まれる凹凸状の支持部を形成したものであり、この支持部は 、多数の穴状の支持穴12を配列形成したり、適数の溝状の支持溝14を配列形 成したり、多数の突起状の支持突部16を配設形成したりして構成することがで きる。また支持溝14の内側面は平面から見て凹凸波状に形成されている規制凹 凸部15となっているものとすることができる。 更には花器本体1における周側壁内側面に、生花Fの基部を嵌め込み状に支持 する支持凹部6が上面に形成されている支持突条5を設けて構成することができ る。
【0007】 以上のように構成されたこの考案に係る花器にあって、花器本体1内に挿入さ れた生花Fの基部を嵌め込み状に支持する支持手段10は、花器本体1における 底部で生花Fを立脚状に保持させ、花器本体1内での生花Fのずれ、ぶれ等を生 じさせない。 支持手段10における支持穴12、支持溝14は、これらの支持穴12、支持 溝14内に嵌め入れられる生花Fの基部等をしっかりと保持し、しかも支持溝1 4の規制凹凸部15は嵌め入れられた生花Fの基部のずれ等を阻止し、一層の安 定性を増大させる。 また多数の突起状の支持突部16は、この支持突部16相互間の間隙内に生花 Fの基部を嵌め込ませ、更には支持突部16自体に刺し込ませた生花Fを立脚状 に保持させる。 更に花器本体1における周側壁内側面に設けた支持突条5は、この支持突条5 の支持凹部6に基部を嵌め込ませた生花Fを花器本体1に対して傾斜させた状態 で保持させ、生花Fを多様な形態で活けさせる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照してこの考案の実施の形態を説明するに、図において示され る符号1は花器本体であり、従来のこの種の公知のものと同様に磁器、陶器等に よって形成され、上部に適当大きさの開口部としての活け口2を有し、この活け 口2下方に連続させて設けた活け口2径に比し大径な底部によって所定容量を備 えた容器状となっている。もとよりこの花器本体1自体の外形状は、図示例の如 く活け口2側が小径な頸部を備え、底部側が側面から見てほぼ球形状を呈するよ うなものとせずに、他の形状、構造であっても差し支えはなく、任意な形態とす ることができ、ただ生花Fを活けるに際し、それを立脚状に支持できる程度の高 さを備えたものとなっていることが望ましいものである。
【0009】 そしてこの花器本体1の底部には、花器本体1内に活け口2を経て挿入されて 活けられる生花Fの基部を支持する支持手段10が配装されており、この支持手 段10は、花器本体1の底部内に配置される支持ベース11の上面に生花Fの基 部が嵌め込まれる凹凸状の支持部(12,14,16)を形成したものである。 またこの支持手段10は花器本体1の成形時において底部を形成するときに一体 状のものとして構成されたり、あるいは花器本体1と同効材の磁器、陶器等にて 花器本体1とは別個に形成された後に、花器本体1の成形時に花器本体1と一体 状にして花器本体1内に固定配置されたりするものとなっている。なおこの支持 手段10を花器本体1に一体化するに際し、花器本体1の一部である底部上に支 持手段10を載置したり(図2参照)、支持手段10自体を花器本体1の底部と したり(図1参照)等することができ、いずれを採用するかは任意に選定可能で あり、またこれらの図示例に限定されるものではないのである。
【0010】 図1乃至図3における支持手段10は、花器本体1の底部上に一体状に固定さ れる所定肉厚の支持ベース11に、例えば平面で円形状を呈する穴状ないし孔状 の支持穴12を多数にして配列形成したものである。この支持穴12における内 径は挿入される生花Fの外径に比し大きくはなく、支持穴12の1箇所で1本乃 至纏められた複数本の生花Fが嵌め入れられて支持されるようにしてあり、また 好ましくは均一分散形態で支持できるようにほぼ等間隔毎に例えば放射状、円周 状にして配列してある。なお支持穴12の平面形状は円形に限らず、長円形、楕 円形、更には矩形その他の多角形状に形成することも可能であり、必要があれば 支持穴12相互を連通形成することもできる。また図示のように支持ベース11 の周囲縁に例えば平面でほぼ三角形状を呈する切欠溝13を切欠状に形成するこ とで花器本体1における底部壁に一体化したときの支持穴12となるようにする こともできる。なおこの支持手段10における支持穴12は、花器本体1の底部 上に載置される場合には上下に貫通した孔状にすることもでき、支持ベース11 自体が花器本体1の底部となる場合には貫通しない穴状とされるものである。
【0011】 図4における支持手段10は、上記と同様な支持ベース11に、平面でほぼ円 形ループ状を呈する適数の溝状の支持溝14を同心円状に配列形成したものであ る。そしてこの支持溝14夫々における内側面は平面から見て凹凸波状に形成さ れている規制凹凸部15となっていて、嵌め入れる生花Fの基部に対しての支持 安定性を増大できるようにしてある。
【0012】 図5における支持手段10は、上記と同様な支持ベース11に、多数の突起状 の支持突部16を配設形成することで例えば針山状を呈するようにしたものであ り、この支持突部16自体は図示のように支持ベース11上面に例えば円錘状に することで形成されている。もとよりこの支持突部16は円錘状に形成する場合 に限らず、角錐状、柱状、瘤状等に形成することも可能であり、要は花器本体1 内に挿入される生花Fの基部が多数の支持突部16相互間の間隙内に嵌め入れら れることで、あるいは支持突部16における鋭角状の頂部が突き刺せられるよう にすることで生花F自体が立脚状に保持されればよいのである。
【0013】 なおこれらの支持部(12,14,16)を備えている支持手段10は、前述 したように通常は花器本体1の成形時における底部に配置固定されることで花器 本体1と一体化されるもので、またその状態で焼成処理が行なわれて作品として 完成されるものとなっている。
【0014】 また図1、図2に示すように花器本体1における周側壁内側面に、上面に溝状 、穴状、孔状等の支持凹部6が形成されている突隆状の支持突条5を設けること もできる。すなわちこの支持突条5は、図に示すように花器本体1内に挿入され た生花Fの基部が支持凹部6内に嵌め入れられることで、その生花Fを花器本体 1の半ば位置で支持するのであり、例えば生花Fを傾斜させて周囲に伸びるよう に活ける場合に利用することができ、その態様の多様化に役立てることができる 。なお支持突条5は花器本体1における周側壁内側面の全周に渡って設けられて いなくともよく、また花器本体1における高さ方向に沿った適宜間隔で段状に配 設形成することもできる。
【0015】 この支持突条5は、図1に示すように花器本体1における周側壁内側面に、断 面でほぼ三日月状を呈するものとすると共にその上方への突状に湾曲している曲 面と花器本体1自体の周側壁内側面との間隙を支持凹部6としたり、図2に示す ように断面でほぼU字状を呈するものとすると共にその溝部を支持凹部6とした り等とすることができ、その形状、構造等は図示例に限定されないものである。 なお支持凹部6には適等量の水が貯留されるようにはなっている。
【0016】 次に以上のように構成されたこの考案に係る花器の使用の一例を説明するに、 例えば図1、図2に示すように底部内に支持手段10が一体化されている花器本 体1内に、その活け口2から生花Fを挿入して支持手段10における支持部(1 2,14,16)に生花Fの基部を嵌め込ませるものである。その嵌め込みによ って生花Fの基部はしっかりと支持されることで立脚状に保持されるのであり、 また生花Fの上部側は花器本体1における開口部内縁でも支持されていることで 倒れたり、ぶれたり、ずれたりすることもないのである。なお花器本体1内に活 けられる生花Fは、場合によっては複数本のものの基部を縛ることで纏めてもよ く、また場合によっては花器本体1の周側壁内側面に設けた支持突条5の支持凹 部6に嵌め入れ支持してもよいものである。
【0017】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されているため、生花F等を活けるに際し挿入し た生花Fの基部を花器本体1内で位置決めするのみで立脚状その他の状態で保持 でき、しかも花器本体1自体は外観形状的には通常の花器として従来のものと変 わらないのであり、特に花器本体1の開口部において生花Fが不体裁なものとな らずにすみ、また取扱いも容易なものである。
【0018】 すなわちこれはこの考案において、生花Fが挿入されて活けられる花器本体1 の底部に、生花Fの基部を嵌め込み状に支持する支持手段10を一体状に配装固 定したからであり、これによって、挿入した生花Fの立脚状の保持の確実性、花 器本体1が備える外観形状の良好な体裁性、取扱いの容易性等を得ることができ るのである。
【0019】 しかも支持手段10は、花器本体1の底部内に配置される支持ベース11の上 面に生花Fの基部が嵌め込まれる凹凸状の支持部(12,14,16)を形成し たから、花器本体1内に挿入される生花Fの基部が支持穴12、支持溝14内に 嵌め入れられたり、支持突部16相互間の間隙内に嵌め込まれたり、更には支持 突部16に刺し込まれたりするのみで生花Fをしっかりと保持できるのである。
【0020】 また支持手段10は花器本体1の底部内に一体状にして配装固定してあるから 、外部から見ることはできず、花器本体1自体の外観形状は従来のものと何等変 わらず、その優美性等を損なうことがない。
【0021】 更には支持手段10は、花器本体1における素材と同効材例えば磁器、陶器製 のものとして花器本体1の成形時に同時に一体化することで、その後の焼成処理 時に溶融損傷することがないものである。
【0022】 一方、花器本体1における周側壁内側面には、支持凹部6が上面に形成されて いる支持突条5を設けてあるから、活け口2を経て挿入された生花Fの基部が嵌 め込まれることで、花器本体1に対して生花Fを傾斜させた状態で保持すること ができ、多様な形態で生花Fを活けることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施の形態における使用状態の断
面図である。
【図2】この考案の他の実施の形態における使用状態の
断面図である。
【図3】同じく要部である支持手段における斜視図であ
る。
【図4】同じく他の実施の形態における支持手段の斜視
図である。
【図5】同じく他の実施の形態における支持手段の斜視
図である。
【符号の説明】
F…生花 1…花器本体 2…活け口 5…支持突条 6…支持凹部 10…支持手段 11…支持ベー
ス 12…支持穴 13…切欠溝 14…支持溝 15…規制凹凸
部 16…支持突部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生花が挿入されて活けられる花器本体の
    底部に、生花の基部を嵌め込み状に支持する支持手段を
    一体状に配装固定したことを特徴とする花器。
  2. 【請求項2】 支持手段は、花器本体の底部内に配置さ
    れる支持ベースの上面に生花の基部が嵌め込まれる凹凸
    状の支持部を形成してある請求項1記載の花器。
  3. 【請求項3】 支持部は、多数の穴状の支持穴を配列形
    成したり、内側面が平面から見て凹凸波状に形成されて
    いる規制凹凸部となっている適数の溝状の支持溝を配列
    形成したり、多数の突起状の支持突部を配設形成したり
    してある請求項2記載の花器。
  4. 【請求項4】 花器本体における周側壁内側面に、生花
    の基部を嵌め込み状に支持する支持凹部が上面に形成さ
    れている支持突条を設けてある請求項1乃至3のいずれ
    か記載の花器。
JP1997008982U 1997-09-24 1997-09-24 花 器 Expired - Lifetime JP3047404U (ja)

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