JP3046918B2 - 塗装面の洗浄方法 - Google Patents
塗装面の洗浄方法Info
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- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/37—Polymers
- C11D3/3788—Graft polymers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B08—CLEANING
- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
- B08B7/00—Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B08B7/00—Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、鉄道車両、航
空機などの塗装面に付着した汚れの洗浄法に関するもの
であって、さらに詳しくは、塗装面にこびりついた無機
微粒子を、簡便に除去することができる塗装面の洗浄方
法に係る。
空機などの塗装面に付着した汚れの洗浄法に関するもの
であって、さらに詳しくは、塗装面にこびりついた無機
微粒子を、簡便に除去することができる塗装面の洗浄方
法に係る。
【0002】
【従来の技術】実用に供されている自動車の塗装面が汚
れるのは、土ほこり、排気管からの不完全燃焼物、大気
中に浮遊するスス、さらには、路面から飛散する微細な
コールタール粒ないしはアスファルト粒などが付着する
ことによるが、これらの付着物が自然環境下で2〜3日
間放置されると、単純な水洗いでは除去できない頑固な
汚れとなる。このような汚れを除去する場合には、汚れ
が付着した塗装面に、界面活性剤を含有するアルカリ性
洗浄液を塗布して擦り、次いで水で洗い流す方法が一般
に採用されている。そして、洗浄液が塗布された塗装面
を擦る作業は、これを人手に頼る場合と、洗車機を使用
した場合の如く、これを機械に頼る場合とがある。この
従来法は、汚れに対する水又は洗浄液の溶解能ないしは
乳化能を利用しているものの、基本的には「擦り」が浄
化の主役であって、水又は洗浄液を高圧噴射しただけで
は、塗装面に付着した汚れを完全に除去することができ
ない。ちなみに、土ほこりに由来する無機微粒子が塗装
面に付着して形成される汚れは、従来常用されている洗
浄液に溶解しないばかりか、乳化もしない。この種の汚
れは静電気的に又は分子間力(ファンデルワールス力)
で、塗装面に付着していると考えられが、その付着が何
に起因しているにしろ、水や洗浄液を高圧噴射しただけ
では、当該汚れを取り除くことができないことは、実際
によく経験するところである。こうした理由から、従来
法によって塗装面を洗浄するに際しては、「擦り」が不
可欠であるが、これを機械に頼ることは、塗装面を傷付
ける虞れがある点で推奨できず、また「擦り」を人手に
頼るのは、夏場はともかく、冬場は好まれないのが実情
である。
れるのは、土ほこり、排気管からの不完全燃焼物、大気
中に浮遊するスス、さらには、路面から飛散する微細な
コールタール粒ないしはアスファルト粒などが付着する
ことによるが、これらの付着物が自然環境下で2〜3日
間放置されると、単純な水洗いでは除去できない頑固な
汚れとなる。このような汚れを除去する場合には、汚れ
が付着した塗装面に、界面活性剤を含有するアルカリ性
洗浄液を塗布して擦り、次いで水で洗い流す方法が一般
に採用されている。そして、洗浄液が塗布された塗装面
を擦る作業は、これを人手に頼る場合と、洗車機を使用
した場合の如く、これを機械に頼る場合とがある。この
従来法は、汚れに対する水又は洗浄液の溶解能ないしは
乳化能を利用しているものの、基本的には「擦り」が浄
化の主役であって、水又は洗浄液を高圧噴射しただけで
は、塗装面に付着した汚れを完全に除去することができ
ない。ちなみに、土ほこりに由来する無機微粒子が塗装
面に付着して形成される汚れは、従来常用されている洗
浄液に溶解しないばかりか、乳化もしない。この種の汚
れは静電気的に又は分子間力(ファンデルワールス力)
で、塗装面に付着していると考えられが、その付着が何
に起因しているにしろ、水や洗浄液を高圧噴射しただけ
では、当該汚れを取り除くことができないことは、実際
によく経験するところである。こうした理由から、従来
法によって塗装面を洗浄するに際しては、「擦り」が不
可欠であるが、これを機械に頼ることは、塗装面を傷付
ける虞れがある点で推奨できず、また「擦り」を人手に
頼るのは、夏場はともかく、冬場は好まれないのが実情
である。
【0003】尚、無機微粒子で形成される汚れを落すこ
とができると考えらる方法としては、特開昭64−90
851号公報に「車両の水垢除去方法」と題して、汚れ
た塗装面にまず界面活性剤を含有するpH10以上のア
ルカリ性洗浄液を噴霧し、しかる後、余り時間をおかず
に、モース硬度2以下の微粉末を分散させた水又は界面
活性剤水溶液を、高圧噴霧器を介して吐出圧30kg/
cm2 以上で塗装面に吹き付ける方法が教示されてい
る。また、特開平2−114040号公報には、モース
硬度約1、粒径10〜30ミクロンの微粉末を1〜30
重量%の範囲で分散させた水を、30kg/cm2 以上
の圧力で、汚れた塗装面に吹き付ける方法が提案されて
いる。しかし、微粉末をブラストするこれらの方法は、
その微粉末が軟質であっても、塗装面に微粉末を高速で
衝突させるものであるから、上記した擦り作業と同様、
塗装面の損傷を完全に回避することができない。
とができると考えらる方法としては、特開昭64−90
851号公報に「車両の水垢除去方法」と題して、汚れ
た塗装面にまず界面活性剤を含有するpH10以上のア
ルカリ性洗浄液を噴霧し、しかる後、余り時間をおかず
に、モース硬度2以下の微粉末を分散させた水又は界面
活性剤水溶液を、高圧噴霧器を介して吐出圧30kg/
cm2 以上で塗装面に吹き付ける方法が教示されてい
る。また、特開平2−114040号公報には、モース
硬度約1、粒径10〜30ミクロンの微粉末を1〜30
重量%の範囲で分散させた水を、30kg/cm2 以上
の圧力で、汚れた塗装面に吹き付ける方法が提案されて
いる。しかし、微粉末をブラストするこれらの方法は、
その微粉末が軟質であっても、塗装面に微粉末を高速で
衝突させるものであるから、上記した擦り作業と同様、
塗装面の損傷を完全に回避することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、擦り作業とか、軟質微粉末のブラストとかを一切採
用しなくても、薬液の塗布及び高圧水の噴霧だけで、塗
装面にこびりついた無機微粒子の汚れを除去できる画期
的な塗装面洗浄方法を提供することにある。
は、擦り作業とか、軟質微粉末のブラストとかを一切採
用しなくても、薬液の塗布及び高圧水の噴霧だけで、塗
装面にこびりついた無機微粒子の汚れを除去できる画期
的な塗装面洗浄方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗装面洗浄
法は、水1000重量部当り、高吸水性ポリマーを0.
1〜10重量部の範囲で分散させ、さらにノニオン性、
アニオン性、カチオン性又は両性の界面活性剤を含有さ
せた水性分散液を、汚れた塗装面に塗布して汚れの上に
ゲル状塗膜を形成させ、しかる後、その塗膜を汚れと共
に5kg/cm2以上の高圧水で洗い流すことからな
る。本発明の洗浄方法で使用される水性分散液は、高吸
水性ポリマーを含有する。高吸水性ポリマーとしては、
ポリアクリル酸アルカリ金属塩(典型的には、ナトリウ
ム塩)の架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、
澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解
物、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体のケン化物、アク
リルアミド−アクリル酸塩共重合体、酢酸ビニル−無水
マイレン酸共重合体のケン化物、ポリエチレンオキサイ
ドの架橋物、多糖類−アクリル酸グラフト共重合体など
が使用可能である。また、前記の水性分散液には、重量
平均分子量が10000以上のアルギン酸アルカリ金属
塩、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリル酸アルカリ金属塩(典型的には、ナトリウ
ム塩)、ポリエチレンオキサイドなどの水溶性高分子を
含ませることができる。
法は、水1000重量部当り、高吸水性ポリマーを0.
1〜10重量部の範囲で分散させ、さらにノニオン性、
アニオン性、カチオン性又は両性の界面活性剤を含有さ
せた水性分散液を、汚れた塗装面に塗布して汚れの上に
ゲル状塗膜を形成させ、しかる後、その塗膜を汚れと共
に5kg/cm2以上の高圧水で洗い流すことからな
る。本発明の洗浄方法で使用される水性分散液は、高吸
水性ポリマーを含有する。高吸水性ポリマーとしては、
ポリアクリル酸アルカリ金属塩(典型的には、ナトリウ
ム塩)の架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、
澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解
物、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体のケン化物、アク
リルアミド−アクリル酸塩共重合体、酢酸ビニル−無水
マイレン酸共重合体のケン化物、ポリエチレンオキサイ
ドの架橋物、多糖類−アクリル酸グラフト共重合体など
が使用可能である。また、前記の水性分散液には、重量
平均分子量が10000以上のアルギン酸アルカリ金属
塩、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリル酸アルカリ金属塩(典型的には、ナトリウ
ム塩)、ポリエチレンオキサイドなどの水溶性高分子を
含ませることができる。
【0006】本発明の方法によって塗装面に付着した汚
れが、特に無機微粉末がこびりついた汚れが取り除かれ
るのは、上記水性分散液を汚れた塗装面に塗布すると、
分散液に含まれる高吸水性ポリマーが、塗膜面に付着し
た汚れの表面にゲル状塗膜を形成し、その塗膜と汚れと
の間に働く付着力は、汚れと塗装面との間に働く付着力
を凌ぐので、高圧水によって塗膜を洗い流すことによ
り、塗装面に付着していた汚れは、高吸水性ポリマーの
塗膜と共に、塗装面から除去されるものと推察される。
本発明においては、汚れの表面に高吸水性ポリマーのゲ
ル状塗膜を形成させることが重要である。従って、本発
明で使用する上記水性分散液は、垂直面でもその分散質
がゲル状塗膜を形成できる粘度を有していることが必要
であり、また、水性分散液の塗布には、噴霧器を使用す
るのが便利であるから、噴霧器で噴霧できる粘度を有し
ていることが好ましい。こうした理由から、本発明の水
性分散液を調製する場合には、水1000重量部当り高
吸水性ポリマーを0.1〜10重量部の範囲で分散させ
ることを可とする。分散に際しては、高剪断ミキサーを
使用しても差し支えない。
れが、特に無機微粉末がこびりついた汚れが取り除かれ
るのは、上記水性分散液を汚れた塗装面に塗布すると、
分散液に含まれる高吸水性ポリマーが、塗膜面に付着し
た汚れの表面にゲル状塗膜を形成し、その塗膜と汚れと
の間に働く付着力は、汚れと塗装面との間に働く付着力
を凌ぐので、高圧水によって塗膜を洗い流すことによ
り、塗装面に付着していた汚れは、高吸水性ポリマーの
塗膜と共に、塗装面から除去されるものと推察される。
本発明においては、汚れの表面に高吸水性ポリマーのゲ
ル状塗膜を形成させることが重要である。従って、本発
明で使用する上記水性分散液は、垂直面でもその分散質
がゲル状塗膜を形成できる粘度を有していることが必要
であり、また、水性分散液の塗布には、噴霧器を使用す
るのが便利であるから、噴霧器で噴霧できる粘度を有し
ていることが好ましい。こうした理由から、本発明の水
性分散液を調製する場合には、水1000重量部当り高
吸水性ポリマーを0.1〜10重量部の範囲で分散させ
ることを可とする。分散に際しては、高剪断ミキサーを
使用しても差し支えない。
【0007】本発明で使用する水性分散液には、高吸水
性ポリマーに加えて、塗装面の清浄化に従来から使用さ
れている洗浄液成分、例えば、ノニオン性、アニオン
性、カチオン性及び両性の各洗浄用界面活性剤を含有さ
せる。グリコールエーテルなどの溶剤、さらには金属イ
オン封鎖剤などを本発明の水性分散液に分散又は溶解さ
せることもできる。この種の水性分散液を使用すれば、
本発明の方法によって、塗装面に付着している無機微粒
子のみならず、塗装面に塗布したワックスを含む油性汚
れをも、一挙に塗装面から取り除くことができる。
性ポリマーに加えて、塗装面の清浄化に従来から使用さ
れている洗浄液成分、例えば、ノニオン性、アニオン
性、カチオン性及び両性の各洗浄用界面活性剤を含有さ
せる。グリコールエーテルなどの溶剤、さらには金属イ
オン封鎖剤などを本発明の水性分散液に分散又は溶解さ
せることもできる。この種の水性分散液を使用すれば、
本発明の方法によって、塗装面に付着している無機微粒
子のみならず、塗装面に塗布したワックスを含む油性汚
れをも、一挙に塗装面から取り除くことができる。
【0008】
【発明の効果】本発明の塗装面洗浄方法は、水性分散液
を塗布してこれを高圧水で洗い流すことが基本操作であ
るので、塗装面を傷付けることがない。また、水性分散
液の噴霧器を利用して塗布できるので、洗浄対象物が如
何に複雑な形状であっても、そその塗装面にくまなく水
性分散液を塗布してゲル状塗膜を形成させることができ
る。従って、タンクローリーは勿論、航空機、鉄道車両
なども、本発明の方法によって容易にこれを洗浄するこ
とができる。
を塗布してこれを高圧水で洗い流すことが基本操作であ
るので、塗装面を傷付けることがない。また、水性分散
液の噴霧器を利用して塗布できるので、洗浄対象物が如
何に複雑な形状であっても、そその塗装面にくまなく水
性分散液を塗布してゲル状塗膜を形成させることができ
る。従って、タンクローリーは勿論、航空機、鉄道車両
なども、本発明の方法によって容易にこれを洗浄するこ
とができる。
【0009】
【実施例】テストパネルの作成 多数枚の鋼板(30cm×30cm)の表面に、黒色の
アミノアルキド樹脂塗料を塗布し、塗膜が完全に乾燥し
てから塗膜面をケロシンで脱脂し、さらに中性洗剤で洗
い、乾燥させて塗装パネルをまず作成した。そして、1
群の上記塗装パネルの塗装面に、シルト(silt)の水分散
液を均一に塗布し、50℃で24時間乾燥させてテスト
パネルAを作成した。また、他の1群の塗装パネルの塗
装面にカーワックス(シュアラスター社製の商品名「ス
ーパースター」)を塗り、タオルで拭いてツヤだしを行
った後、上記のシルト水分散液を噴霧した。この場合、
塗装面にはワックスが塗布されている関係で、一回の噴
霧操作ではシルトが疎らにしか付着しないので、シルト
水分散液の噴霧と風乾とを繰り返して塗装面全体にシル
トを付着させ、しかる後、50℃で24時間乾燥させて
テストパネルBを作成した。洗浄液の調製 下記の組成で洗浄液イ、ロ、ハ、ニ、ホを調製した。 洗浄液イ 水道水 1000cc ポリアクリル酸ナトリウム部分架橋物 4g 洗浄液ロ 水道水 1000cc アルギン酸ナトリウム 8g 洗浄液ハ 水道水 1000cc ポリアクリル酸ナトリウム部分架橋物 4g ジエチレントリアミンペンタメチレン ホスホン酸7ナトリウム塩 6g ジプロピレングリコールモノメチルエーテル 12g ポリオキシエチレントリデシルエーテル 6g 洗浄液ニ 水道水 1000cc ヘキサメタリン酸ナトリウム 8g ジオクチルスルホこはく酸エステルNa塩 2g ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 12g ジエチレングリゴールモノメチルエーテル 10g 洗浄液ホ 水道水 1000cc ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 12g ポリオキシエチレントリデシルエーテル 硫酸ナトリウム塩 6g ジオクチルスルホこはく酸エステルNa塩 2g 実施例1 5枚のテストパネルAそれぞれに、上記の洗浄液イ、
ロ、ハ、ニ、ホを個別に噴霧し、5分後に30kg/c
m2 の高圧水を放水して洗浄液を洗い流した。乾燥後、
各パネルの塗装面を目視観察し、シルトの落ち具合を次
の基準で評価した。結果を表1に示す。 評価 ○=シルトが完全に除去されている ×=シルトが残存している
アミノアルキド樹脂塗料を塗布し、塗膜が完全に乾燥し
てから塗膜面をケロシンで脱脂し、さらに中性洗剤で洗
い、乾燥させて塗装パネルをまず作成した。そして、1
群の上記塗装パネルの塗装面に、シルト(silt)の水分散
液を均一に塗布し、50℃で24時間乾燥させてテスト
パネルAを作成した。また、他の1群の塗装パネルの塗
装面にカーワックス(シュアラスター社製の商品名「ス
ーパースター」)を塗り、タオルで拭いてツヤだしを行
った後、上記のシルト水分散液を噴霧した。この場合、
塗装面にはワックスが塗布されている関係で、一回の噴
霧操作ではシルトが疎らにしか付着しないので、シルト
水分散液の噴霧と風乾とを繰り返して塗装面全体にシル
トを付着させ、しかる後、50℃で24時間乾燥させて
テストパネルBを作成した。洗浄液の調製 下記の組成で洗浄液イ、ロ、ハ、ニ、ホを調製した。 洗浄液イ 水道水 1000cc ポリアクリル酸ナトリウム部分架橋物 4g 洗浄液ロ 水道水 1000cc アルギン酸ナトリウム 8g 洗浄液ハ 水道水 1000cc ポリアクリル酸ナトリウム部分架橋物 4g ジエチレントリアミンペンタメチレン ホスホン酸7ナトリウム塩 6g ジプロピレングリコールモノメチルエーテル 12g ポリオキシエチレントリデシルエーテル 6g 洗浄液ニ 水道水 1000cc ヘキサメタリン酸ナトリウム 8g ジオクチルスルホこはく酸エステルNa塩 2g ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 12g ジエチレングリゴールモノメチルエーテル 10g 洗浄液ホ 水道水 1000cc ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 12g ポリオキシエチレントリデシルエーテル 硫酸ナトリウム塩 6g ジオクチルスルホこはく酸エステルNa塩 2g 実施例1 5枚のテストパネルAそれぞれに、上記の洗浄液イ、
ロ、ハ、ニ、ホを個別に噴霧し、5分後に30kg/c
m2 の高圧水を放水して洗浄液を洗い流した。乾燥後、
各パネルの塗装面を目視観察し、シルトの落ち具合を次
の基準で評価した。結果を表1に示す。 評価 ○=シルトが完全に除去されている ×=シルトが残存している
【0010】 表1 洗浄剤 イ ロ ハ ニ ホ 評価結果 ○ ○ ○ × × 実施例2 3枚のテストパネルBそれぞれに、上記の洗浄液ハ、
ニ、ホを個別に噴霧し、5分後に30kg/cm2 の高
圧水を放水して洗浄液を洗い流した。乾燥後、各パネル
の塗装面を目視観察し、シルトの落ち具合を実施例1と
同様に目視評価した。結果を表2に示す。 表2 洗浄剤 ハ ニ ホ 評価結果 ○ × × 実施例3 別の3枚のテストパネルBそれぞれに、上記の洗浄液
ハ、ニ、ホを個別に圧力30kg/cm2 で高圧噴射
し、ついで30kg/cm2 の高圧水を放水して洗浄液
を洗い流した。乾燥後、各パネルの塗装面を目視観察
し、シルトの落ち具合を実施例1と同様に目視評価し
た。結果を表3に示す。 表3 洗浄剤 ハ ニ ホ 評価結果 ○ × ×
ニ、ホを個別に噴霧し、5分後に30kg/cm2 の高
圧水を放水して洗浄液を洗い流した。乾燥後、各パネル
の塗装面を目視観察し、シルトの落ち具合を実施例1と
同様に目視評価した。結果を表2に示す。 表2 洗浄剤 ハ ニ ホ 評価結果 ○ × × 実施例3 別の3枚のテストパネルBそれぞれに、上記の洗浄液
ハ、ニ、ホを個別に圧力30kg/cm2 で高圧噴射
し、ついで30kg/cm2 の高圧水を放水して洗浄液
を洗い流した。乾燥後、各パネルの塗装面を目視観察
し、シルトの落ち具合を実施例1と同様に目視評価し
た。結果を表3に示す。 表3 洗浄剤 ハ ニ ホ 評価結果 ○ × ×
Claims (2)
- 【請求項1】 水1000重量部当り、高吸水性ポリマ
ーを0.1〜10重量部含有し、さらにノニオン性、ア
ニオン性、カチオン性又は両性の界面活性剤を含有する
水性分散液を、汚れが付着した塗装面に塗布してゲル状
塗膜を形成させ、次いでその塗膜を汚れと共に高圧水に
て洗い流すことからなる汚れた塗装面の洗浄方法。 - 【請求項2】 前記の高吸水性ポリマーとして、ポリア
クリル酸アルカリ金属塩の架橋物、澱粉−アクリル酸グ
ラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重
合体の加水分解物、酢酸ビニルーアクリル酸共重合体の
ケン化物、アクリルアミド−アクリル酸塩共重合体、酢
酸ビニル−無水マイレン酸共重合体のケン化物、ポリエ
チレンオキサイドの架橋物及び多糖類−アクリル酸グラ
フト共重合体からなる群から選ばれる1種もしくは2種
以上を使用する請求項1記載の方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6277030A JP3046918B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 塗装面の洗浄方法 |
US08/540,738 US5681399A (en) | 1994-10-17 | 1995-10-11 | Method of removing smear or stain from a coated surface with an aqueous dispersion of a highly absorbent polymer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6277030A JP3046918B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 塗装面の洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08112576A JPH08112576A (ja) | 1996-05-07 |
JP3046918B2 true JP3046918B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=17577800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6277030A Expired - Fee Related JP3046918B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 塗装面の洗浄方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5681399A (ja) |
JP (1) | JP3046918B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
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