JP3045974U - 排気ガス処理装置 - Google Patents

排気ガス処理装置

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JP3045974U JP1997007337U JP733797U JP3045974U JP 3045974 U JP3045974 U JP 3045974U JP 1997007337 U JP1997007337 U JP 1997007337U JP 733797 U JP733797 U JP 733797U JP 3045974 U JP3045974 U JP 3045974U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガス中のノックス、ソックス等の気体状
態で存在する大気汚染公害物質を取り除き且つダイオキ
シン類を効率良く除去できるようにし、狭い場所でも容
易に設置できるように小型化を可能とし、製造コストを
低減する。 【解決手段】 円錐状筒体3の大径開口側である排気ガ
ス吸入口3Bから排気ガスを渦巻き回転しながら強制的
に小径開口側である排気ガス排出口3Aへ誘導するよう
該排気ガス吸入口3B側に回転ファン21を配し、回転
ファン21下部から排気ガスの進行方向に沿って円錐状
筒体3内部へ向けて圧縮空気を噴出するよう排気ガス吸
入口3Bに噴出ノズル24を配すことでサイクロン構成
体2Aを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主としてタイヤ、プラスチック、病院ゴミ等のゴミ焼却炉施設にお いて、微粉状固体の汚染物質と気体の大気汚染物質とが混存する排気ガスを処理 するための排気ガス処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、排気ガス中には、窒素酸化物である通称ノックス(NOx)、硫黄 酸化物である通称ソックス(SOx)等の気体状態で存在する大気汚染物質の他 に、粉塵等の固体状態で存在する物質が混在している。そこで、排気ガス中の微 粉状固体を除去するものとしては、従来から電気集塵方式が行なわれている。こ れは直流高電圧電気によりコロナ放電を発生させた放電空間内に300℃前後の 排気ガスを通過させるとダスト粒子が帯電し、これをクーロン力により集塵極板 側に付着させて除去させるものである。また、バグフィルタ方式があり、ろ過フ ィルタに排気ガスを通過させダスト粒子を捕集するもので、サブミクロン粒子ま では捕集可能であるがノックス(NOx)、ソックス(SOx)等は捕集不可能 である。さらに、スクラバ方式があり、水を利用して洗浄させるものである。こ れらのものはいずれも排気ガス中の微粉末固体だけを分離収集するもので、気体 状態の大気汚染物質までは、除去することがきず、そのほとんどが大気中に放出 されている。特に、ダイオキシン等の大気汚染物質は焼却炉の排ガスの300℃ 程度の冷却や集塵過程で再合成されることが知られている。このとき、ダイオキ シンは排ガス温度150〜280℃ではダスト粒子に付着した微粒子状で存在す る。一方、集塵温度が200℃以下であればダイオキシンの再合性は殆どおこら ないが、集塵効率が低下することが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の各方式では今日最大の問題となっているダイオ キシンを処理できるものは存在せず、最近では大手企業がようやく0.1ナノグ ラムまでの大気汚染物質の処理が開発されているが、処理施設での装置そのもの が複雑で大型化し且つ製造コストが非常に高くかかってしまうため、一般の方式 では排気ガス中の微粉末固体を分離収集するのが現状であり、気体中の大気汚染 物質を除去することが不可能である等の問題点を有していた。
【0004】 そこで本考案は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創案されたもので、排 気ガス中のノックス(NOx)、ソックス(SOx)等の気体状態で存在する大 気汚染公害物質を取り除き且つダイオキシン類を効率良く除去できるようにし、 また、狭い場所でも容易に設置できるように小型化を可能とし、処理施設の製造 コストを低減させた排気ガス処理装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案にあっては、一端から他端に向かうにつれて次第に縮径され ている円錐状筒体と、該円錐状筒体の大径開口側である排気ガス吸入口から排気 ガスを渦巻き回転させながら強制的に小径開口側である排気ガス排出口へ誘導さ せるよう該排気ガス吸入口側に配した回転ファンと、該回転ファン下部から排気 ガスの進行方向に沿って円錐状筒体内部へ向けて圧縮空気を噴出させるよう排気 ガス吸入口に配した噴出ノズルとからサイクロン構成体を形成したことで、上述 した課題を解決した。 また、前記サイクロン構成体の二つを互いに排気ガス排出口を上方に向けて直 列に接続配置させ、下方に微粉状固体を落下集塵させる第1サイクロン室と、該 第1サイクロン室からの排気ガスを冷却する冷却タンクと、前記サイクロン構成 体の二つを互いに排気ガス排出口を上方に向けて直列に接続配置させ、該冷却タ ンクにより冷却された排気ガスがブロアを介して外気と共に給送され、下方に微 粉状固体を落下集塵させる第2サイクロン室と、該第2サイクロン室に連通管を 介して接続され、下方に微粉状固体を落下集塵させ、前記サイクロン構成体の二 つを互いに排気ガス吸入口を上方に向けて直列に接続配置させた第3サイクロン 室と、該第3サイクロン室に連通管を介して接続され前記サイクロン構成体の二 つを互いに排気ガス吸入口を上方に向けて直列に接続配置させた第4サイクロン 室とを有するものとしたことで、同じく上述した課題を解決した。 さらに、前記第1サイクロン室側を焼却炉に接続させたことで、同じく上述し た課題を解決した。 そして、前記第4サイクロン室側をバグフィルター室に接続させたことで、同 じく上述した課題を解決した。 また、第1サイクロン室と第4サイクロン室とを連通管を介して接続させ、第 4サイクロン室からの排気ガスを第4サイクロン室内の排気ガスの圧力によって 第1サイクロン室側へ循環させたことで、同じく上述した課題を解決した。 さらに、第2サイクロン室と第4サイクロン室とを連通管を介して接続させ、 第4サイクロン室からの排気ガスを第4サイクロン室内の排気ガスの圧力によっ て第2サイクロン室側へ循環させたことで、同じく上述した課題を解決した。 また、前記焼却炉、第1サイクロン室、第2サイクロン室、第3サイクロン室 、第4サイクロン室、バグフィルター室相互の周囲壁面部を2重構造と成して空 隙部を形成し、該空隙部内に冷却水を循環させたことで、同じく上述した課題を 解決した。
【0006】 本考案に係る排気ガス処理装置にあって、サイクロン構成体は、回転ファンの 高速回転により煙、排気ガス等を大径開口の排気ガス吸入口から回転させながら 吸い込ませ、小径開口の排気ガス排出口から吐き出させる。 このとき、サイクロン構成体の内部には一種のブラックホール現象が発生し、 遠心力によりサイクロン中心部が空洞化されて、サイクロン構成体の中に入った 全ての物質を円錐状筒体の内周壁面を這うようにしながら竜巻き状に回転させ攪 拌渦流状態となり、ノックス、ソックス、ダイオキシンなる大気汚染物質と固体 状態で存在する粉塵、灰塵等の微粉状粒子とのサイクロン構成体の内部での滞留 時間が増加されて同士の接触衝突確率を高めさせる。 また、排気ガス吸入口に配した噴出ノズルは、圧縮空気をブラックホール状の 壁面部に衝突させ進行方向へ送り込む。このとき、外部からの圧縮空気とサイク ロン構成体内部の渦巻き回転している高温の排気ガスとが衝突し合いサイクロン 構成体の中は冷却状態となり、公害物質であるノックス、ソックス、ダイオキシ ン、粉塵、灰塵等の混合状態の中で回転しながらノックス、ソックス、ダイオキ シンなる大気汚染物質を固体状態で存在する粉塵、灰塵に吸着させ、微粉状固体 となってサイクロン室内の底部に落下集塵させて回収し除去させる。 さらに、第1サイクロン、第2サイクロン、第3サイクロン、第4サイクロン の4つのサイクロン工程を経て繰り返し何回ものノックス、ソックス、ダイオキ シンなる大気汚染物質を粉塵、灰塵に吸着させ落下集塵させて回収させることで 、排気ガス中の大気汚染物質の含有量を次第に低減させる。 そして、冷却タンクは、燃焼炉から第1サイクロン室を経てきた約900℃以 上の高温排気ガスを例えば約150〜200℃程度に冷却させ、ダイオキシンの 再合成を抑止させる。 さらに、バグフィルターは各段階のサイクロン室を通過してきた排気ガス中の 微粉状固体の汚染物質を略完全に捕集回収させ、無公害の清浄な空気となって大 気中へ放出させる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明するに、図において示される 符号1は、例えばゴミ焼却炉施設において、微粉状固体の汚染物質と気体の大気 汚染物質とが混存する排気ガスを処理するための排気ガス処理装置であり、該排 気ガス処理装置1は、図1に示すように、後述する二つの同一構成によるサイク ロン構成体2Aを互いに排気ガス排出口3Aを上方に向けて仕切り板4Aを介し て直列に接続配置させて上下に連接したサイクロン室を設け、下側サイクロン室 の下方には微粉状固体を落下集塵させるストックタンク5Aを設け且つストック タンク5A内に貯溜堆積された粉塵を回収除去させるバルブ6Aを取り付けて成 り、且つ下側のサイクロン室を焼却炉8の排気口8Aに接続させた第1サイクロ ン室7Aを備えている。
【0008】 また、第1サイクロン室7A内から排気ガスを導出させる蛇行状の導管9を冷 却し、燃焼炉8から第1サイクロン室7Aを経てきた約900℃以上の高温排気 ガスを例えば約150〜200℃程度に冷却させるために該第1サイクロン室7 Aに接続させた冷却タンク10を備えている。
【0009】 さらに、前記サイクロン構成体2Aと同一構成のサイクロン構成体2Bの二つ を互いに排気ガス排出口3Bを上方に向けて仕切り板4Bを介して直列に接続配 置させて上下に連接したサイクロン室を設け、下側サイクロン室の下方には微粉 状固体を落下集塵させるストックタンク5Bを設け、ストックタンク5B内に貯 溜堆積された粉塵を回収除去させるバルブ6Bを取り付けて成り、且つ前記冷却 タンク10により冷却された排気ガスがブロア11を介して外気と共に下側サイ クロン室内へ給送されるようにした第2サイクロン室7Bを備えてある。
【0010】 そして、前記サイクロン構成体2Aと同一構成のサイクロン構成体2Cの二つ を互いに排気ガス吸入口3Bを上方に向けて仕切り板4Cを介して直列に接続配 置させて上下に連接したサイクロン室を設け、上側サイクロン室と前記第2サイ クロン室7Bの上側サイクロン室とを連通管12を介して接続させ、下側サイク ロン室の下方には微粉状固体を落下集塵させるストックタンク5Cを設け且つス トックタンク5C内に貯溜堆積された粉塵を回収除去させるバルブ6Cを取り付 けて成る第3サイクロン室7Cを備えている。
【0011】 また、前記サイクロン構成体2Aと同一構成のサイクロン構成体2Dの二つを 互いに排気ガス吸入口3Bを上方に向けて仕切り板4Dを介して直列に接続配置 させて上下に連接したサイクロン室を設け、該上側サイクロン室と前記第2サイ クロン室7Cの下側サイクロン室とを二つに分岐させた連通管13A、13Bを 介して上下2箇所に亙って接続させた第4サイクロン室7Dを備えている。
【0012】 さらに、前記第4サイクロン室7Dの下側サイクロン室を連通管14を介して バグフィルター室15に接続させてあり、各段階のサイクロン室7A,7B,7 C,7Dを通過してきた排気ガス中の微粉状固体の汚染物質をここで略完全に捕 集回収させ、煙突16を介して無公害の清浄な空気となって大気中へ放出するよ うにしてある。
【0013】 また、第4サイクロン室7Dの上側サイクロンを二つに分岐させた連通管17 A,17Bを介して第1サイクロン室7Aの下側サイクロン室と、第2サイクロ ン室7Bの下側サイクロン室とに夫々接続し、第4サイクロン室7Dからの排気 ガスを第4サイクロン室7D内の排気ガスの圧力によって第1サイクロン室7A および第2サイクロン室7B側へ帰還させることにより排気ガスを循環させるよ うにしてある。尚、前記した全ての仕切り板4A,4B,4C,4Dには、図4 に示すように、排気ガス排出口3Aを中心にしてその周囲に上側サイクロン室と 下側サイクロン室とを接続させる複数(図中4個)の連通孔18を設け、上側サ イクロン室内に生じた排気ガス中の微粉状固体の汚染物質を該連通孔18を介し て底部のストックタンク5A,5B,5C側へ自由落下させるようにしてある。
【0014】 上記したサイクロン構成体2A,2B,2C,2Dは、図3に示すように、一 端から他端に向かうにつれて次第に縮径されている円錐状筒体3と、該円錐状筒 体3の大径開口側を排気ガス吸入口3Bとし、該排気ガス吸入口3Bから排気ガ スを渦巻き回転させながら強制的に他端の小径開口側である排気ガス排出口3A へ誘導させるために該排気ガス吸入口3B側には例えばジェットエンジン用の二 重回転羽根構造等の高速回転またはジェット回転による排気ガス吸引用の回転フ ァン21を高速回転モーター等の駆動源22に直結させて設けてある。また、該 回転ファン21の下部から排気ガスの進行方向に沿って円錐状筒体3内部へ向け て圧縮空気を噴出させるようコンプレッサー23に直結した噴出ノズル24を排 気ガス吸入口3Bの複数箇所に配してある。具体的にはこの噴出ノズル24を図 2に示すように、円錐状筒体3の排気ガス吸入口3Bの壁面周囲に沿って120 度間隔の3箇所、または90度間隔の4箇所、さらには5箇所以上に設けても良 い。また、噴出ノズル24の円錐状筒体3内部に対する噴出角度を調整するため の噴出角度調整機構(図示せず)を円錐状筒体3外壁に付設しても良い。
【0015】 また、前記焼却炉8、第1サイクロン室7A、第2サイクロン室7B、第3サ イクロン室7C、第4サイクロン室7D、バグフィルター室15相互の周囲壁面 部は2重構造に形成してあり、この2重構造の空隙部P内に給水口25と排水口 26を介して冷却水を循環させることにより、これらを外側と内側とで同時に冷 却させるようにしてある。このとき、焼却炉8側の空隙部Pを介して炉内にブロ ア(図示せず)等にて空気を送り炉内温度が約900℃以上まで容易に昇温でき るようにしてある。
【0016】 次に、本考案の使用の一例を説明するに、図1、図2に示すように、最初焼却 炉8中を800〜900℃まで昇温し、炉内で燃えた廃棄物の排気ガスを第1サ イクロン室7A内に導入させ、サイクロン構成体2Aの回転ファン21の高速回 転により煙、排気ガス等を大径開口の排気ガス吸入口3Bから回転しながら吸い 込ませ、小径開口の排気ガス排出口3Aから吐き出させる。このとき、図3、図 5に示すように、サイクロン構成体2Aの内部には一種のブラックホール現象が 発生し、遠心力によりサイクロン中心部が空洞化されて、サイクロン構成体2A の中に入った全ての物質を円錐状筒体3の内周壁面を這うようにしながら竜巻き 状に回転させ攪拌渦流状態となる。
【0017】 そして、排気ガス吸入口3Bに配した噴出ノズル24により圧縮空気をブラッ クホール状の壁面部に衝突させ進行方向へ送り込む。このとき、外部からの圧縮 空気とサイクロン構成体2A内部の渦巻き回転している高温の排気ガスとが衝突 し合いサイクロン構成体の中は冷却状態となり、公害物質であるノックス、ソッ クス、ダイオキシン、粉塵、灰塵等の混合状態の中で回転しながらノックス、ソ ックス、ダイオキシンなる大気汚染物質を固体状態で存在する粉塵、灰塵に吸着 させ、微粉状固体となって第1サイクロン室7A内の底部に落下集塵させて回収 し除去させる。このとき、比較的大きなサイズの灰塵、粉塵等が先ず最初にスト ックタンク5Aにより回収される(図1参照)。
【0018】 次いで、図1に示すように、排気ガスは冷却タンク10に導かれて約150〜 200℃程度に冷却される。そして、冷却された排気ガスは第2サイクロン室7 B内に導かれてそこで前記第1サイクロン室7Aの作用と同様にしてサイクロン 構成体2Bは再度排気ガス中の気体状態の大気汚染物質を除去させると同時に灰 塵、粉塵等がストックタンク5Bにより回収される。さらに、排気ガスは第3サ イクロン室7C内に導かれてそこで前記第1サイクロン室7Aの作用と同様にし てサイクロン構成体2Cは再度排気ガス中の気体状態の大気汚染物質を除去させ ると同時に灰塵、粉塵等がストックタンク5Cにより回収される。さらに、排気 ガスは第4サイクロン室7D内に導かれてそこで前記第1サイクロン室7Aの作 用と同様にしてサイクロン構成体2Dは再度排気ガス中の気体状態の大気汚染物 質を除去させる。
【0019】 そして、第4サイクロン室7Dの下側サイクロン室から連通管14を介して排 気ガスをバグフィルター室15へ導入させ、各段階のサイクロン室7A,7B, 7C,7Dを通過してきた排気ガス中の微粉状固体の汚染物質をここで略完全に 捕集回収させ、煙突16を介して無公害の清浄な空気となって大気中へ放出させ るのである。また、第4サイクロン室7Dからの排気ガスを第4サイクロン室7 D内の排気ガスの圧力によって連通管17A,17Bを介して再度第1サイクロ ン室7Aおよび第2サイクロン室7B側へ帰還させることにより排気ガスを循環 させて繰り返し排気ガス中の気体状態の大気汚染物質を除去させ且つ排気ガス中 の微粉状固体の汚染物質を繰り返し捕集回収させるようにすれば良い。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されており、特に、排気ガス中のノックス(NOx )、ソックス(SOx)等の気体状態で存在する大気汚染公害物質を取り除き且 つダイオキシン類を効率良く除去できるようにし、また、狭い場所でも容易に設 置できるように小型化を可能とし、処理施設の製造コストを低減させることがで きる。
【0021】 また、外部からの圧縮空気とサイクロン構成体内部の渦巻き回転している高温 の排気ガスとの衝突によりサイクロン構成体の中は冷却状態となり、公害物質で あるノックス、ソックス、ダイオキシン、粉塵、灰塵等の混合状態の中で回転し ながらノックス、ソックス、ダイオキシンなる大気汚染物質を固体状態で存在す る粉塵、灰塵に効率良く吸着させ、且つ微粉状固体として容易に集塵回収し除去 させることができる。
【0022】 さらに、第1サイクロン室、第2サイクロン室、第3サイクロン室、第4サイ クロン室の4つのサイクロン工程を繰り返し循環させて何回ものノックス、ソッ クス、ダイオキシンなる大気汚染物質を粉塵、灰塵に吸着させた状態で落下集塵 させて回収させることができ、最後にバグフィルター室を加えることで排気ガス 中の大気汚染物質の含有量を繰り返し低減させることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示した排気ガス処理装置
の概略断面図である。
【図2】同じくサイクロン構成体の排気ガス吸入口周辺
の断面図である。
【図3】同じくサイクロン構成体の排気ガス吸入口周辺
の斜視図である。
【図4】同じく仕切り板の平面図である。
【図5】本考案の動作を示した説明図である。
【符号の説明】
1…排気ガス処理装置 2A…サイクロ
ン構成体 2B…サイクロン構成体 2C…サイク
ロン構成体 2D…サイクロン構成体 3…円錐状
筒体 3A…排気ガス排気口 3B…排気ガ
ス吸入口 4A…仕切り板 4B…仕切り
板 4C…仕切り板 4D…仕切り
板 5A…ストックタンク 5B…ストッ
クタンク 5C…ストックタンク 6A…バルブ 6B…バルブ 6C…バルブ 7A…第1サイクロン室 7B…第2サ
イクロン室 7C…第3サイクロン室 7D…第4サ
イクロン室 8…焼却炉 8A…排気口 9…導管 10…冷却タン
ク 11…ブロア 12…連通管 14…連通管 13A…連通管 13B…連通管 17A…連通
管 17B…連通管 15…バグ
フィルター室 16…煙突 18…連通孔 21…回転ファン 22…駆動源 23…コンプレッサー 24…噴出ノ
ズル 25…給水口 26…排水口 P…空隙部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F27D 17/00 104

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端から他端に向かうにつれて次第に縮
    径されている円錐状筒体と、該円錐状筒体の大径開口側
    である排気ガス吸入口から排気ガスを渦巻き回転させな
    がら強制的に小径開口側である排気ガス排出口へ誘導さ
    せるよう該排気ガス吸入口側に配した回転ファンと、該
    回転ファン下部から排気ガスの進行方向に沿って円錐状
    筒体内部へ向けて圧縮空気を噴出させるよう排気ガス吸
    入口に配した噴出ノズルとからサイクロン構成体を形成
    したことを特徴とする排気ガス処理装置。
  2. 【請求項2】 前記サイクロン構成体の二つを互いに排
    気ガス排出口を上方に向けて直列に接続配置させ、下方
    に微粉状固体を落下集塵させる第1サイクロン室と、該
    第1サイクロン室からの排気ガスを冷却する冷却タンク
    と、前記サイクロン構成体の二つを互いに排気ガス排出
    口を上方に向けて直列に接続配置させ、該冷却タンクに
    より冷却された排気ガスがブロアを介して外気と共に給
    送され、下方に微粉状固体を落下集塵させる第2サイク
    ロン室と、該第2サイクロン室に連通管を介して接続さ
    れ、下方に微粉状固体を落下集塵させ、前記サイクロン
    構成体の二つを互いに排気ガス吸入口を上方に向けて直
    列に接続配置させた第3サイクロン室と、該第3サイク
    ロン室に連通管を介して接続され前記サイクロン構成体
    の二つを互いに排気ガス吸入口を上方に向けて直列に接
    続配置させた第4サイクロン室とを有することを特徴と
    する請求項1記載の排気ガス処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1サイクロン室側を焼却炉に接続
    させた請求項1または2記載の排気ガス処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第4サイクロン室側をバグフィルタ
    ー室に接続させた請求項1乃至3のいずれか記載の排気
    ガス処理装置。
  5. 【請求項5】 第1サイクロン室と第4サイクロン室と
    を連通管を介して接続させ、第4サイクロン室からの排
    気ガスを第4サイクロン室内の排気ガスの圧力によって
    第1サイクロン室側へ循環させた請求項1乃至4のいず
    れか記載の排気ガス処理装置。
  6. 【請求項6】 第2サイクロン室と第4サイクロン室と
    を連通管を介して接続させ、第4サイクロン室からの排
    気ガスを第4サイクロン室内の排気ガスの圧力によって
    第2サイクロン室側へ循環させた請求項1乃至5のいず
    れか記載の排気ガス処理装置。
  7. 【請求項7】 前記焼却炉、第1サイクロン室、第2サ
    イクロン室、第3サイクロン室、第4サイクロン室、バ
    グフィルター室相互の周囲壁面部を2重構造と成して空
    隙部を形成し、該空隙部内に冷却水を循環させた請求項
    1乃至6のいずれか記載の排気ガス処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118079552A (zh) * 2024-04-29 2024-05-28 江苏镀鑫环保科技有限公司 一种工业废气脱硫脱硝除尘设备及其除尘工艺

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