JP3045397B2 - インサート金具の係止突起の製造方法 - Google Patents
インサート金具の係止突起の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インサート金具の係止突起の製造方法に関
するものである。
するものである。
[従来の技術] 従来、第10,11図に示すように、樹脂製品用インサー
ト金具の係止突起81は、金具の孔82の軸心を中心として
その周方向に金具表面の一部をプレス機にて押し上げて
形成している。
ト金具の係止突起81は、金具の孔82の軸心を中心として
その周方向に金具表面の一部をプレス機にて押し上げて
形成している。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この従来の方法では、樹脂製品用インサート
金具の係止突起81形成前の状態までは多段パーツホーマ
ーにて形成し、最後にプレス機にて係止突起81を形成す
ることになる。このため、インサート金具の係止突起81
形成までの一連の加工工程を完成まで連続的に行うこと
ができず作業能率が悪かった。又、多段パーツホーマー
の金型とプレスの金型の寸法設定の対応を図るのが面倒
であった。更に、インサート金具の係止突起81を4箇所
形成する場合には、第1工程として互いに180゜反対側
部に係止突起81を2箇所形成し、第2工程として90゜異
なる位置において互いに180゜反対側部に2箇所係止突
起81を形成するものであった。このようにプレス機にお
いては2工程を要するため、その第2工程での係止突起
81の位置合わせが難しく、係止突起81形成に要する時間
がかかり、又、完成した製品の品質にもむらができやす
かった。
金具の係止突起81形成前の状態までは多段パーツホーマ
ーにて形成し、最後にプレス機にて係止突起81を形成す
ることになる。このため、インサート金具の係止突起81
形成までの一連の加工工程を完成まで連続的に行うこと
ができず作業能率が悪かった。又、多段パーツホーマー
の金型とプレスの金型の寸法設定の対応を図るのが面倒
であった。更に、インサート金具の係止突起81を4箇所
形成する場合には、第1工程として互いに180゜反対側
部に係止突起81を2箇所形成し、第2工程として90゜異
なる位置において互いに180゜反対側部に2箇所係止突
起81を形成するものであった。このようにプレス機にお
いては2工程を要するため、その第2工程での係止突起
81の位置合わせが難しく、係止突起81形成に要する時間
がかかり、又、完成した製品の品質にもむらができやす
かった。
そこで、本発明はインサート金具の係止突起形成まで
の一連の加工工程を完成まで連続的に行うことができる
樹脂製品用インサート金具の係止突起の製造方法を提供
することを目的としている。
の一連の加工工程を完成まで連続的に行うことができる
樹脂製品用インサート金具の係止突起の製造方法を提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を解決するために本発明においては、インサ
ート金具の側面に、パンチとそれに対応するダイスとに
よってインサート金具の側面に係止突起を形成するイン
サート金具の係止突起の製造方法において、前記ダイス
は、インサート金具の孔の軸線方向と同方向に延びる孔
を有し、該孔は、その内周壁に底部から前記軸線方向に
延びる突起形成用突条を複数備え、前記パンチによって
インサート金具がダイスの孔に押しやられると、該金具
の側面の一部が前記突起形成用突条によって押し上げら
れて係止突起を形成するようにしたことを要旨としてい
る。
ート金具の側面に、パンチとそれに対応するダイスとに
よってインサート金具の側面に係止突起を形成するイン
サート金具の係止突起の製造方法において、前記ダイス
は、インサート金具の孔の軸線方向と同方向に延びる孔
を有し、該孔は、その内周壁に底部から前記軸線方向に
延びる突起形成用突条を複数備え、前記パンチによって
インサート金具がダイスの孔に押しやられると、該金具
の側面の一部が前記突起形成用突条によって押し上げら
れて係止突起を形成するようにしたことを要旨としてい
る。
[作用] 本発明においては、金具の孔の軸線方向と平行に金具
の側面の一部を押し上げて係止突起が形成される。
の側面の一部を押し上げて係止突起が形成される。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例につき第1〜9図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
まず、本実施例の製造方法を実施するための多段パー
ツホーマーの概略につき説明する。
ツホーマーの概略につき説明する。
第3a図,第3図b〜第8図a,第8図bに示すように、
この多段パーツホーマーは第1〜6の工程からなってお
り、各工程は、それぞれの工程に必要な略円柱形状のパ
ンチ4,24,34,44,54,64とそれに対応する略円柱形状の金
型ダイス1,21,31,41,51,61とを使用する。
この多段パーツホーマーは第1〜6の工程からなってお
り、各工程は、それぞれの工程に必要な略円柱形状のパ
ンチ4,24,34,44,54,64とそれに対応する略円柱形状の金
型ダイス1,21,31,41,51,61とを使用する。
第3図a,第3図bに示すように、第1工程において
は、本実施例の製造方法による製造される金具の第1工
程材料Aの一端面の端面矯正を行うようになっている。
は、本実施例の製造方法による製造される金具の第1工
程材料Aの一端面の端面矯正を行うようになっている。
前記第1工程材料Aは、断面円形状のアルミ製棒材を
適当な長さに切断されたものである。
適当な長さに切断されたものである。
第1工程のダイス1の一端面には前記第1工程材料A
の直径とほぼ同じで、かつ、同第1工程材料Aの長さよ
り若干長い孔2が形成されており、その底部は若干斜状
に縮径されている。同ダイス1にはこの孔2と連通する
通路3が他端面側から穿設されている。この通路3には
ダイス他端面側からダイスピン5が挿入され、同ダイス
ピン5の一端面は長い孔2の底面と面一になっている。
の直径とほぼ同じで、かつ、同第1工程材料Aの長さよ
り若干長い孔2が形成されており、その底部は若干斜状
に縮径されている。同ダイス1にはこの孔2と連通する
通路3が他端面側から穿設されている。この通路3には
ダイス他端面側からダイスピン5が挿入され、同ダイス
ピン5の一端面は長い孔2の底面と面一になっている。
第1工程のパンチ4は前記第1工程材料Aの直径とほ
ぼ同じ直径を有する円柱形状となっており、その軸線は
前記ダイス1の孔2と軸線と一致するように位置すると
ともに、同パンチ4はその軸線上をダイス1側に接近移
動可能になっている。
ぼ同じ直径を有する円柱形状となっており、その軸線は
前記ダイス1の孔2と軸線と一致するように位置すると
ともに、同パンチ4はその軸線上をダイス1側に接近移
動可能になっている。
この第1工程において第1工程材料Aは、第3図aに
示すように、チャック(図示せず)にてダイス1の孔2
の前に、ダイス1の孔2と一致するような位置で把持さ
れている。この状態で第3図bに示すように、前記パン
チ4をダイス1側にかなりの加速度をもって移動させ
る。このため第1工程材料Aの他端面Abが矯正され切断
面の粗さがなくなるとともに、他端部Abが斜状に縮径す
る。これにより第1工程材料Aは第2工程材料Bとな
る。最後に、ダイス1の他端側から通路3を介してダイ
スピン5が孔2内に位置する第2工程材料Bを孔2の外
へ押し出す。
示すように、チャック(図示せず)にてダイス1の孔2
の前に、ダイス1の孔2と一致するような位置で把持さ
れている。この状態で第3図bに示すように、前記パン
チ4をダイス1側にかなりの加速度をもって移動させ
る。このため第1工程材料Aの他端面Abが矯正され切断
面の粗さがなくなるとともに、他端部Abが斜状に縮径す
る。これにより第1工程材料Aは第2工程材料Bとな
る。最後に、ダイス1の他端側から通路3を介してダイ
スピン5が孔2内に位置する第2工程材料Bを孔2の外
へ押し出す。
第4図a,第4図bに示すように、第2工程において
は、第2工程材料Bの一端面Baを前記第1工程と同様に
矯正する。このため第2工程のダイス21及びパンチ24は
第1工程のものと同様のものである。
は、第2工程材料Bの一端面Baを前記第1工程と同様に
矯正する。このため第2工程のダイス21及びパンチ24は
第1工程のものと同様のものである。
この第2工程において第2工程材料Bは、前記第1工
程で矯正された他端面Bbをダイス21の孔22と対向するよ
うに、前記第1工程の場合とは180゜回転させてチャッ
クにて把持し、この状態で前記パンチ24をダイス21側に
かなりの加速度をもって移動させる。このため第2工程
材料Bの一端面Baが矯正されるとともに、第2工程材料
Bの一端部が斜状に縮径される。これにより第2工程材
料Bは第3工程材料Cとなる。最後に、ダイス21の他端
側から通路3を介してダイスピン5が孔22内に位置する
第3工程材料Cを孔22の外へ押し出す。
程で矯正された他端面Bbをダイス21の孔22と対向するよ
うに、前記第1工程の場合とは180゜回転させてチャッ
クにて把持し、この状態で前記パンチ24をダイス21側に
かなりの加速度をもって移動させる。このため第2工程
材料Bの一端面Baが矯正されるとともに、第2工程材料
Bの一端部が斜状に縮径される。これにより第2工程材
料Bは第3工程材料Cとなる。最後に、ダイス21の他端
側から通路3を介してダイスピン5が孔22内に位置する
第3工程材料Cを孔22の外へ押し出す。
第5図a,第5図bに示すように、第3工程において
は、第3工程材料Cの他端面Cb側に仮孔35を形成する。
は、第3工程材料Cの他端面Cb側に仮孔35を形成する。
この第3工程のダイス31の孔32は前記第1工程のダイ
ス1の孔2よりも長く、かつ、その底部は前記第2工程
のダイス21よりも更に斜状に縮径されている。又、パン
チ34は第3工程材料Cの直径のほぼ半分の直径を有する
円柱形状である。
ス1の孔2よりも長く、かつ、その底部は前記第2工程
のダイス21よりも更に斜状に縮径されている。又、パン
チ34は第3工程材料Cの直径のほぼ半分の直径を有する
円柱形状である。
この第3工程において第3工程材料Cは、第5図aに
示すように、チャックにてダイス31の孔32の前に、ダイ
ス31の孔32と一致するような位置で把持されている。こ
の状態で第5図bに示すように、前記パンチ34をダイス
31側にかなりの加速度をもって移動させる。これにより
第3工程材料Cの中心部において、軸線方向に延びる仮
孔35が形成されるとともに、一端部Caが更に斜状に縮径
される。これにより第3工程材料Cは第4工程材料Dと
なる。最後に、ダイス31の他端側から通路3を介してダ
イスピン5が孔32内に位置する第4工程材料Dを孔32の
外へ押し出す。
示すように、チャックにてダイス31の孔32の前に、ダイ
ス31の孔32と一致するような位置で把持されている。こ
の状態で第5図bに示すように、前記パンチ34をダイス
31側にかなりの加速度をもって移動させる。これにより
第3工程材料Cの中心部において、軸線方向に延びる仮
孔35が形成されるとともに、一端部Caが更に斜状に縮径
される。これにより第3工程材料Cは第4工程材料Dと
なる。最後に、ダイス31の他端側から通路3を介してダ
イスピン5が孔32内に位置する第4工程材料Dを孔32の
外へ押し出す。
第6図a,第6図bに示すように、第4工程において
は、第4工程材料Dの一端部Daにフランジ45が形成され
る。
は、第4工程材料Dの一端部Daにフランジ45が形成され
る。
この第4工程のダイス41の孔42の長さは第4工程材料
Dの長さよりも短く形成されているとともに、孔42の口
部42aが段状に拡径されて形成されている。パンチ44は
このダイス41の拡径された口部42aとほぼ同じ大きさの
断面を有する略円柱形状となっており、その他端面には
正面円形状の突部44aが形成されている。
Dの長さよりも短く形成されているとともに、孔42の口
部42aが段状に拡径されて形成されている。パンチ44は
このダイス41の拡径された口部42aとほぼ同じ大きさの
断面を有する略円柱形状となっており、その他端面には
正面円形状の突部44aが形成されている。
この第4工程において第4工程材料Dは、前記第3工
程で形成された仮孔35が、ダイス41の孔42に対向するよ
うに、前記第3工程の場合とは180゜回転させてチャッ
ク(図示しない)に把持し(第6図a参照)、この状態
で前記パンチ44をダイス41側にかなりの加速度をもって
移動させる(第6図b参照)。このため第4工程材料D
の一端部Daに、ダイス41の口部42aと同形のフランジ45
が形成されるとともに、そのフランジ45には突部44aに
対応する凹部45aが形成される。これにより第4工程材
料Dは第5工程材料Eとなる。最後に、ダイス41の他端
側から通路3を介してダイスピン5が孔42内に位置する
第5工程材料Eを孔42の外へ押し出す。
程で形成された仮孔35が、ダイス41の孔42に対向するよ
うに、前記第3工程の場合とは180゜回転させてチャッ
ク(図示しない)に把持し(第6図a参照)、この状態
で前記パンチ44をダイス41側にかなりの加速度をもって
移動させる(第6図b参照)。このため第4工程材料D
の一端部Daに、ダイス41の口部42aと同形のフランジ45
が形成されるとともに、そのフランジ45には突部44aに
対応する凹部45aが形成される。これにより第4工程材
料Dは第5工程材料Eとなる。最後に、ダイス41の他端
側から通路3を介してダイスピン5が孔42内に位置する
第5工程材料Eを孔42の外へ押し出す。
第7図a,第7図bに示すように、第5工程において
は、第5工程材料Eに挿入孔55を形成する。
は、第5工程材料Eに挿入孔55を形成する。
この第5工程のダイス51は前記第4工程のダイス41と
同様のものであり、パンチ54は第3工程と同様なもので
ある。
同様のものであり、パンチ54は第3工程と同様なもので
ある。
この第5工程において第5工程材料Eは、第7図aに
示すように、チャックにてダイス51の孔52の前に、第5
工程材料Eの仮孔35をダイス51と対向するような位置で
把持されている。この状態で第7図bに示すように、前
記パンチ54をダイス51側にかなりの加速度をもって移動
させる。これにより第5工程材料Eの仮孔35内にパンチ
54が到達するにいたり、軸線方向に貫通する挿通孔55が
形成される。これにより第5工程材料Eは第6工程材料
Fとなる。最後に、ダイス51の他端側から通路3を介し
てダイスピン5が孔52内に位置する第6工程材料Fを孔
52の外へ押し出す。
示すように、チャックにてダイス51の孔52の前に、第5
工程材料Eの仮孔35をダイス51と対向するような位置で
把持されている。この状態で第7図bに示すように、前
記パンチ54をダイス51側にかなりの加速度をもって移動
させる。これにより第5工程材料Eの仮孔35内にパンチ
54が到達するにいたり、軸線方向に貫通する挿通孔55が
形成される。これにより第5工程材料Eは第6工程材料
Fとなる。最後に、ダイス51の他端側から通路3を介し
てダイスピン5が孔52内に位置する第6工程材料Fを孔
52の外へ押し出す。
第8図a,第8図bに示すように、第6工程において
は、第6工程材料Fの側面に係止突起65を形成する。
は、第6工程材料Fの側面に係止突起65を形成する。
この第6工程のダイス61は第8図a,第9図に示すよう
に、第5工程のダイス51とほぼ同様であるが、その孔62
の内部に複数の突起形成用突条66が形成されている。こ
の突起形成用突条66は孔62の底部から孔62のほぼ中央部
にいたるまで延設されている。又、各突起形成用突条66
は孔62の軸線を中心として互いに90゜間隔で形成されて
いる。パンチ64は孔62とほぼ同じ直径を有している。
に、第5工程のダイス51とほぼ同様であるが、その孔62
の内部に複数の突起形成用突条66が形成されている。こ
の突起形成用突条66は孔62の底部から孔62のほぼ中央部
にいたるまで延設されている。又、各突起形成用突条66
は孔62の軸線を中心として互いに90゜間隔で形成されて
いる。パンチ64は孔62とほぼ同じ直径を有している。
この第6工程において第6工程材料Fは、第8図aに
示すように、チャックにてダイス61の孔62の前に、第6
工程材料Fの他端面Fbをダイス61と対向するような位置
で把持されている。この状態で第8図bに示すように、
前記パンチ64をダイス61側にかなりの加速度をもって移
動させる。これにより第6工程材料Fの他端面Fbがダイ
ス61の孔62の底に到達するにいたり、ダイス61の側面に
おいて突起形成用突条66の端部に対応する位置にまで、
第6工程材料Fの側部の一部が押し上げられて係止突起
65が形成される。最後に、ダイス61の他端側から通路3
を介してダイスピン5が孔62内に位置するインサート金
具を孔62の外へ押し出す。
示すように、チャックにてダイス61の孔62の前に、第6
工程材料Fの他端面Fbをダイス61と対向するような位置
で把持されている。この状態で第8図bに示すように、
前記パンチ64をダイス61側にかなりの加速度をもって移
動させる。これにより第6工程材料Fの他端面Fbがダイ
ス61の孔62の底に到達するにいたり、ダイス61の側面に
おいて突起形成用突条66の端部に対応する位置にまで、
第6工程材料Fの側部の一部が押し上げられて係止突起
65が形成される。最後に、ダイス61の他端側から通路3
を介してダイスピン5が孔62内に位置するインサート金
具を孔62の外へ押し出す。
このように形成されたインサート金具には、第1,2図
に示すように、金具側部の一部が挿通孔55の軸線と平行
に押し上げられて係止突起65が形成されている。
に示すように、金具側部の一部が挿通孔55の軸線と平行
に押し上げられて係止突起65が形成されている。
なお、この金具は、樹脂製品内にその製品時に埋め込
まれて固定されるが、この場合係止突起65が金具の抜け
止め及び回り止めとして作用する。
まれて固定されるが、この場合係止突起65が金具の抜け
止め及び回り止めとして作用する。
本実施例においては、インサート金具の係止突起65形
成までの一連の加工工程を連続的に完成まで行うことが
できる。従って、係止突起65が形成された樹脂製品用イ
ンサート金具を能率よく製造することができる。又、従
来のプレス形成に比べ、係止突起65形成時の位置決めに
よる形成位置の狂いが生じないので、製品の品質にむら
が生じにくい。
成までの一連の加工工程を連続的に完成まで行うことが
できる。従って、係止突起65が形成された樹脂製品用イ
ンサート金具を能率よく製造することができる。又、従
来のプレス形成に比べ、係止突起65形成時の位置決めに
よる形成位置の狂いが生じないので、製品の品質にむら
が生じにくい。
なお、本発明は前記実施例に限定されることなく、例
えば、フランジ45を形成しないタイプのインサート金具
において具体化する等、その趣旨から逸脱しない範囲に
おいて任意に変更することも可能である。
えば、フランジ45を形成しないタイプのインサート金具
において具体化する等、その趣旨から逸脱しない範囲に
おいて任意に変更することも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明を用いれば、インサート金
具の突起形成までの一連の加工工程を完成まで連続的に
行うことができ、係止突起が形成されたインサート金具
を能率よく、かつ品質にむらなく製造することができる
という優れた効果を奏する。
具の突起形成までの一連の加工工程を完成まで連続的に
行うことができ、係止突起が形成されたインサート金具
を能率よく、かつ品質にむらなく製造することができる
という優れた効果を奏する。
第1〜9図は本実施例の一実施例を示し、第1図は同実
施例により製造したインサート金具の斜視図、第2図は
同じく断面図、第3図aは第1工程の加工前を示す断面
図、第3図bは第1工程の加工後を示す断面図、第4図
aは第2工程の加工前を示す断面図、第4図bは第2工
程の加工後を示す断面図、第5図aは第3工程の加工前
を示す断面図、第5図bは第3工程の加工後を示す断面
図、第6図aは第4工程の加工前を示す断面図、第6図
bは第4工程の加工後を示す断面図、第7図aは第5工
程の加工前を示す断面図、第7図bは第5工程の加工後
を示す断面図、第8図aは第6工程の加工前を示す断面
図、第8図bは第6工程の加工後を示す断面図、第9図
は第6工程に使用するダイスの正面図、第10,11図は従
来例を示し、第10図は従来のインサート金具の斜視図、
第11図は同じく断面図である。 ダイス……1,21,31,41,51,61、パンチ……4,24,34,44,5
4,64、挿通孔……55、係止突起……65。
施例により製造したインサート金具の斜視図、第2図は
同じく断面図、第3図aは第1工程の加工前を示す断面
図、第3図bは第1工程の加工後を示す断面図、第4図
aは第2工程の加工前を示す断面図、第4図bは第2工
程の加工後を示す断面図、第5図aは第3工程の加工前
を示す断面図、第5図bは第3工程の加工後を示す断面
図、第6図aは第4工程の加工前を示す断面図、第6図
bは第4工程の加工後を示す断面図、第7図aは第5工
程の加工前を示す断面図、第7図bは第5工程の加工後
を示す断面図、第8図aは第6工程の加工前を示す断面
図、第8図bは第6工程の加工後を示す断面図、第9図
は第6工程に使用するダイスの正面図、第10,11図は従
来例を示し、第10図は従来のインサート金具の斜視図、
第11図は同じく断面図である。 ダイス……1,21,31,41,51,61、パンチ……4,24,34,44,5
4,64、挿通孔……55、係止突起……65。
Claims (1)
- 【請求項1】パンチ(64)とそれに対応するダイス(6
1)とによってインサート金具の側面に係止突起(65)
を形成するインサート金具の係止突起の製造方法におい
て、 前記ダイス(61)は、インサート金具の孔(55)の軸線
方向と同方向に延びる孔(62)を有し、該孔(62)は、
その内周壁に底部から前記軸線方向に延びる突起形成用
突条(66)を複数備え、 前記パンチ(64)によってインサート金具がダイス(6
1)の孔(62)に押しやられると、該金具の外側面の一
部が前記突起形成用突条(66)によって押し上げられて
係止突起(65)を形成するようにしたことを特徴とする
インサート金具の係止突起の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20615390A JP3045397B2 (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | インサート金具の係止突起の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20615390A JP3045397B2 (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | インサート金具の係止突起の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29566799A Division JP2000141404A (ja) | 1999-01-01 | 1999-10-18 | インサ―ト金具の係止突起の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0491843A JPH0491843A (ja) | 1992-03-25 |
JP3045397B2 true JP3045397B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=16518677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20615390A Expired - Lifetime JP3045397B2 (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | インサート金具の係止突起の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3045397B2 (ja) |
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