JP3044570U - カード式９円ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は９円に限定された、コインホルダーで
あり、金銭支払い時の端数金額の確認、脱着を容易に
し、１円硬貨の停滞を防止する。 【解決手段】本考案は、保持金額を９円に限定すること
により、所有端数金額を一目で確認できるようにした。
また硬貨の脱着は硬貨挿入穴２より着装し、裏面穴８よ
り指にて押し出すことにより、容易に可能となった。硬
貨は円状に作られた内側突部４にて確保される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案に属する技術分野】

本考案は、コインを確保する穴の構造を、上部を逆円錐台形に、下部を円錐台 形にすることによって、コイン着装時に着装音が生じその確認が容易になった。 また着装金額を９円に限定する事により、必要以上の１円硬貨を所持する必要が なくなった。

【０００２】

【従来の技術】

従来のコインホルダーは、金額やコインの種類を特定せず、構造も複雑になっ ていた。そのため、製造コストも高価になり廉価なものを供給できなかった。 さらに、コインの脱着に手間がかかり、一般的普及がはかれなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

１円硬貨の流通は、各個人が所有したまま停滞している。その理由は （イ）一旦各人の財布の中に入ると、他の硬貨の陰に隠れて見つけだしにくい （ロ）代金支払い時に当該硬貨を探していると、混雑時に迷惑をかける （ハ）上記の理由により財布の中に停滞された１円硬貨は一括して整理され家 庭内の別の場所に保管される （ニ）その結果１円硬貨は流通過程より消滅する 以上の問題を解消し、各個人が必要以上の硬貨を保持しないで、１円硬貨の円滑 な流通を計ろうとするものである

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、すべての支払いが円滑に行われれば、９円以上を必要としないこと に着目し、本ホルダーを一見する事により現在所持する金額を確認しようとする ものである。従って本考案は、１円硬貨９枚分あるいは５円硬貨１枚と１円硬貨 ４枚の２種類に限定される。 次に本考案物を利用する場合、その使用が煩雑であったら意味がない。その解 決方法として、容易な硬貨の脱着を可能とした。今その解決手段を図面においな がら説明すれば、 （イ）硬貨挿入穴２を逆円錐台形にし、硬貨を格納場所に容易に導くことがで きる （ロ）硬貨挿入穴２の下部を円錐台形にし、格納された硬貨を確保する （ハ）本ホルダー背面部に設けられた裏面穴８より押し出すことにより、硬貨 をはずすことが容易に行われる

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は以上の様な構造であるから、硬貨の着装については、表面部より手で 硬貨を押し込み、硬貨と裏面部の板との接触音でその着装を確認する。また、硬 貨をはずすときは、裏面部の穴より必要枚数を押し出すことにより容易に行われ る。

【０００６】

【実施例】

代金支払い時に請求金額の端数を確認し、本考案物を一見する。 当該端数金額を裏面部の穴を押下することにより引き出す。また、当該端数金額 に満たない場合は、１０円硬貨を差しだし、おつりを本考案物に格納する。

【０００７】

【考案の効果】

上述のように、本考案のカードを一見することにより、現在所有する端数金額 を把握することができる。支払うべき端数金額が現在所持していない場合は、そ のおつりを本考案カードに格納できる。これによって９円を超える端数金額を所 持する必要がなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の一部切欠断面図である

【図３】本考案の平面図

【図４】本考案の底面図

【符号の説明】

１ ホルダー本体 ２ 硬貨挿入穴 ３ 硬貨 ４ 内側突部 ５ 背面板 ６ 内側円 ７ 外側円 ８ 裏面穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラスチック製のカードの表面に１円硬
   貨大の９個、あるいは５円硬貨１枚と１円硬貨４枚のそ
   れぞれの穴を設け、その穴の上部を逆円錐台形に、下部
   を円錐台形にして、裏面には当該コインよりも小さな穴
   を開け、コインの脱着を容易にしたカード式コインホル
   ダー