JP3044253U

JP3044253U - 広鍔帽子

Info

Publication number: JP3044253U
Application number: JP1997006025U
Authority: JP
Inventors: 恵美子高橋
Original assignee: 恵美子高橋
Priority date: 1997-06-09
Filing date: 1997-06-09
Publication date: 1997-12-16
Anticipated expiration: 2003-06-09

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は、直射日光による日焼け防止のみなら
ず、道路や家屋などからの照り返しにより側方や斜め下
方から来る光線による日焼けをも有効に防止することの
できる日焼け帽子効果の高い広鍔帽子を提供する。更
に、本考案は、着用中に頭髪セットを乱さず着用前の頭
髪セットの状態に維持できる日焼け帽子用広鍔帽子を提
供する。更に、本考案は、通気性に優れ、折り畳み自在
で携帯に便利な日焼け防止用広鍔帽子を提供する。【解決手段】本考案の広鍔帽子は、帽子本体１と広鍔２
から成り、帽子本体１の縦内周３が４０ｃｍ以上４７ｃ
ｍ以下とされ、横内周４が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下と
され、下縁内周５が６０ｃｍ以上７２ｃｍ以下とされ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、日焼け帽子効果が高く、着用中に頭髪セットを乱さず着用前の頭髪セットをそのまま維持でき、通気性が高くて着用時の蒸れを防止できる広鍔帽子に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の日焼け防止用広鍔帽子は、直射日光による日焼けを防止するには有効ではあるが、道路や家屋などからの照り返しにより側方や斜め下方から来る光線による日焼けを有効に防止するには不十分なものであった。また、この種の従来の広鍔帽子は額や首筋まで深く被れるように設計されておらず、このため着用者の頬や顎や首筋などが照り返しの光線により日焼けするという欠点があった。更に、この種の従来の帽子は、着用者の頭髪セットを乱さないよう配慮した設計がなされておらず、このため頭髪セットの乱れを気にする女性は、帽子の着用を避けて日傘をさす場合が多かったが、この場合には、日傘のために片手が使えず不便が多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って、本考案は、直射日光による日焼け防止のみならず、道路や家屋などからの照り返しにより側方や斜め下方から来る光線による日焼けをも有効に防止することのできる日焼け帽子効果の高い広鍔帽子を提供する。更に、本考案は、着用中に頭髪セットを乱さず着用前の頭髪セットの状態に維持できる日焼け帽子用広鍔帽子を提供する。更に、本考案は、通気性に優れ、折り畳み自在で携帯に便利な日焼け防止用広鍔帽子を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の日焼け防止用広鍔帽子は、帽子本体１と広鍔２から成り、帽子本体１の縦内周３が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とされ、横内周４が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とされ、下縁内周５が６０ｃｍ以上７２ｃｍ以下とされる。上記の縦内周３、横内周４、および下縁内周５の長さ範囲は、成人男女の平均的頭部サイズを基準とし、着用中に頭髪セットが帽子本体の内壁に押しつけられてぺちゃんこにならないように頭髪セットの乱れを防止すると共に、大きすぎて着用安定性を損なわぬように適当な内部空間を確保するよう最適範囲に設定されている。

【０００５】更に、上記の各内周の長さ範囲は、帽子本体１が額の大半と耳の約半分以上と首筋の一部に覆い被さることにより、帽子本体１の下縁に設けた広鍔２と相俟って、道路や家屋などからの照り返しにより側方や斜め下方から来る光線による日焼けを有効に防止できるよう最適範囲に設定されている。

【０００６】

【考案の実施の態様】

以下に実施例に基づき本考案を具体的に説明するが、本考案はこの実施例に限定されるものではない。

【実施例】

図１は本考案の広鍔帽子の斜視図である。帽子本体１の下縁に、その全周に亙って、広鍔２が縫い付けられている。帽子本体１の縦内周３、横内周４、および下縁内周５の長さ範囲は、前記のとおりであるが、特に好適な長さ範囲は、縦内周３が４２ｃｍ以上４５ｃｍ以下、横内周４が４２ｃｍ以上４５ｃｍ以下、下縁内周５が６２ｃｍ以上７０ｃｍ以下である。

【０００７】帽子本体１の後部にはダーツ６が設けられている。このダーツ６は、頭髪の多寡、頭髪スタイルの如何によって、着用中に頭髪セットがぺちゃんこにならぬように頭髪の乱れを防止するための前記内部空間の大きさを自在に調節するものである。ダーツ６は帽子本体１の外周の全部または一部に１個または複数個設けてよい。ダーツ６の折り返し数や折り返し幅は、帽子全体のデザインを考慮して任意に設定してよい。

【０００８】帽子本体１の上部または側部またはそれら両部に複数個の通気孔７が設けられている。通気孔７のサイズは任意に設定してよいが、夏季用の帽子には、直径５ｍｍ乃至１０ｍｍのサイズが好適である。通気孔７の縁部に金属製の鳩目を取り付けるとよい。

【０００９】広鍔２は帽子本体１の下縁全周に亙って縫い付けられている。広鍔２の幅は６ｃｍ以上１２ｃｍ以下がよく、８ｃｍ以上１０以下が一層好適である。広鍔２は、帽子本体１の下縁に縫合され、下縁から斜め下方に伸びた状態を維持できる。帽子本体１と広鍔２は任意形状にコンパクトに折り畳みできるよう柔軟な材料で作られる。材料としては木綿布地、毛織布地、その他任意の材料を使用できる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の広鍔帽子は、帽子本体１の縦内周３を４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下、横内周４を４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下、下縁内周５を６０ｃｍ以上７２ｃｍ以下とそれぞれ特定範囲に設定することにより、着用時に適当な内部空間が確保されるようになっているから、着用中に頭髪セットが帽子本体１の内壁に押しつけられてぺちゃんこになるなどの頭髪セットの乱れを防止できる共に、大きすぎもせず着用安定性に優れている。更に、上記の各内周の長さ範囲は、帽子本体１が額の大半と耳の約半分以上と首筋の一部に覆い被さるよう最適範囲に設定されているから、帽子本体１の下縁に設けた広鍔２と相俟って、道路や家屋などからの照り返しにより側方や斜め下方から来る光線による日焼けを有効に防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる広鍔帽子の斜視図

【符号の説明】

１は帽子本体、２は広鍔、３は帽子本体１の縦内周、４
は帽子本体１の横内周、５は帽子本体１の下縁内周、６
はダーツ、７は通気孔を、それぞれ表す。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】帽子本体１と広鍔２から成り、帽子本体
１の縦内周３が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とされ、横内
周４が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とされ、下縁内周５が
６０ｃｍ以上７２ｃｍ以下とされたことを特徴とする広
鍔帽子。
【請求項２】帽子本体１と広鍔２から成り、帽子本体
１は、その縦内周３が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とさ
れ、横内周４が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とされ、下縁
内周５が６０ｃｍ以上７２ｃｍ以下とされ、帽子本体１
にダーツ６が形成されていることを特徴とする広鍔帽
子。
【請求項３】帽子本体１と広鍔２から成り、帽子本体
１は、その縦内周３が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とさ
れ、横内周４が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とされ、下縁
内周５が６０ｃｍ以上７２ｃｍ以下とされ、帽子本体１
に複数個の通気孔７が形成されていることを特徴とする
広鍔帽子。
【請求項４】帽子本体１と広鍔２から成り、帽子本体
１は、その縦内周３が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とさ
れ、横内周４が４０ｃｍ以上４７ｃｍ以下とされ、下縁
内周５が６０ｃｍ以上７２ｃｍ以下とされ、帽子本体１
にダーツ６と複数個の通気孔７が形成されていることを
特徴とする広鍔帽子。
【請求項５】広鍔２は、帽子本体１の下縁全周に亙っ
て設けられ、その幅が６ｃｍ以上１２ｃｍ以下とされ、
折り曲げ自在であって、帽子本体１の下縁から斜め下方
に伸びた状態に維持できることを特徴とする請求項１乃
至４のいずれかに記載の広鍔帽子。
【請求項６】帽子本体１と広鍔２が柔軟な材料で形成
され、帽子全体がコンパクトに折り畳み可能とされたこ
とを特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載の広鍔
帽子。