JP3044220U - 自動車乗降口用雨避け装置 - Google Patents

自動車乗降口用雨避け装置

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JP3044220U
JP3044220U JP1997005086U JP508697U JP3044220U JP 3044220 U JP3044220 U JP 3044220U JP 1997005086 U JP1997005086 U JP 1997005086U JP 508697 U JP508697 U JP 508697U JP 3044220 U JP3044220 U JP 3044220U
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良樹 川戸
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良樹 川戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量にして構造簡単、しかもコンパクトにし
てトラブルの少ない自動車乗降口用雨避け装置を提供す
る。 【解決手段】 自動車の屋根の上に着脱自在に装着した
乗降口用雨避け装置であって、車室内のスイッチにより
板状の雨避け庇をスライドさせて車周壁から外方へ張り
出したり、又逆に屋根の上方に収納したりする為の駆動
装置が、(A)雨避け庇を動かす多重筒体と、(B)こ
の多重筒体の中にあって、この多重筒体を伸縮させるベ
ルトと、(C)このベルトを送り出したり、引っ込めた
りする電動装置と、(D)この電動装置の出力電流を制
御する為のコントロール・リレーと、から成る自動車乗
降口用雨避け装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、降雨時に自動車に乗車の際、傘をすぼめるまでの間、又は降車の 際、傘をさすまでの間、乗降者や車室内が、少しでも雨に濡れないための便宜を 提供するものであり、一般の乗用車においても、特に老人、身障者などにとって 極めて有用なものであるが、特に乗客に対するサービスの必要な、バス、タクシ ーなどに利用して益多きものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の発明、考案は、多々なされている。 例えば (1)自動車のドアを開ける際、機械的に或いは電気的に連動して屋根から引 き出される雨避け庇 (2)手動によって引き出される雨避け庇 (3)雨避け装置が着脱自在でないタイプ (4)防水(雨避け)のシート又はフィルム状のものをたたみ込むか、又は巻 き取り軸に巻き取るタイプ (5)板状の庇を電動式で出したり、引っ込めたりするタイプ などがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
併しこれらの方法には、それぞれに解決すべき問題が残されていたのである。 すなわち、上記 (1)の連動タイプでは、機械式の場合、連動させるべき雨避け庇側のトラブ ルで、逆にドアの開閉に支障を生じたり、電気式の場合でも、ドアを開いて雨避 け装置の駆動装置のスイッチをオンにした後、しばらくは、雨避け装置が有効に 機能しないなどの欠点があった。 (2)の手動の場合は、安直ではあるが、手動で引き出す為に、雨に濡れて、 本来の目的を達しないおそれがある。 (3)の場合、着脱自在でないために、晴天でも空気抵抗が増し、又重量も増 すので、燃料消費量に悪影響を及ぼした。因みに車体重量と燃料消費量(通称燃 費)とは、同一エンジンの場合、略正比例するといわれる。 (4)の防水(雨避け)シート又はフィルムをたたみ込むか又は巻き取るタイ プでは、ドアを閉じるスピードが、巻き取り又はたたみ込みのスピードを上回る ことに起因するトラブルも発生した。 (5)の電動式により雨避け庇を出し入れするタイプでは、従来のものは、構 造が複雑で、重量も重いので、故障が起こり易く、燃料消費量にも悪影響を及ぼ した。 本考案はこれらの諸問題を解決するために、全く新しい構造の自動車乗降口用 雨避け装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は 自動車の屋根の上に着脱自在に装着した乗降口用雨避け装置であって、車室内 のスイッチにより板状の雨避け庇をスライドさせて車周壁から外方へ張り出した り、又逆に屋根の上方に収納したりする為の駆動装置が、 (A)雨避け庇を動かす多重筒体と、 (B)この多重筒体の中にあって、この多重筒体を伸縮させるベルトと、 (C)このベルトを送り出したり引っ込めたりする電動装置と、 (D)この電動装置の出力電流を制御する為のコントロール・リレーと、 から成る自動車乗降口用雨避け装置を提供するものである。
【0005】 そして上記ベルトは、通常ラックケーブルを用いることが多く、又、雨避け庇 のスライド部と自動車の屋根側のガイド部とは、外と内とで互にスライドする二 重のパイプ構造とするのがよい。 更に、自動車の屋根への着脱可能な取付方法としては、強力な吸盤を用いる方 法や、マグネットを用いる方法がある。
【0006】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1は、本考案に係る装置を、自動車の屋根に取付け、自動車の進行方向に向 かって左側から見た所を示すものである。 図2は、同様に自動車の後方から見た所で、雨避け庇は自動車の屋根の上に収 納されている状態である。 図3は、同様に自動車の後方から見た所で、雨避け庇が車周壁外に張り出した 状態である。この図では自動車の進行方向に向かって左側に張り出しているが、 右側に張り出してもよいし、又箱型の自動車で、後方のドアが跳ね上げ式でない 場合には、この雨避け庇を後方へ張り出すのも、本考案の一形態である。
【0007】 図4に示す如く、駆動装置における多重筒体は、ベルトが多重筒体を動かすこ とにより、雨避け庇を動かす際のガイドの役目を果たすものであり、ベルトが、 引っ張りには強いが、押しの際には弱くて座屈を起こしやすいので、座屈を起こ さないために本装置に組み込むものである。
【0008】 すなわち、図4に示す如く、筒体同志がスライドすることにより伸び縮みする 多重筒体を設けて、この多重筒体の先端を雨避け庇の略中央部分に固定すると共 に、この多重筒体の中にベルトを入れ多重筒体の先端内部でベルトの先端と結合 しておけば、ベルトを送り出したり引っ込めたりすることが、すなわち、雨避け 庇を車周壁の外へ出したり、自動車の屋根の上へ収納したりすることになるので ある。ベルトを送り出したり引っ込めたりする方法としては、2ケ以上の摩擦ロ ールを用いる摩擦による方法や、巻き取りロールによる方法などもあるが、通常 は、下記のようにラックケーブルを用いる。
【0009】 又ベルトとは、通常はベルトと称さない程度に巾の狭いものでも、この考案に おけるベルトと同じ目的で用いられ、同様の機能を発揮するものであれば、本明 細書で言うベルトの範疇に入るものとする。そして、そのベルトは、スチールベ ルトが適当であるが、通常図5に示す如く、ラックケーブルで構成され、電動装 置すなわち、モーターから減速歯車を介して駆動されるギヤによって出し入れさ れる。
【0010】 この電動装置の一例を図5に示す。図の如く、その内部は、5ケのギヤとダン パースプリング、ラックケーブルから構成されている。モーターの回転は、ギヤ A→ギヤB→ギヤC→ピニオンギヤ部のギヤDへ伝達される。 図5並びに図6に示す如く、ピニオンギヤ部はギヤDとギヤEに分割され内部 でダンパースプリングを介して組み付けられているため、ギヤD→ダンパースプ リング→ギヤEと伝達されている。ギヤEは、多重筒体を伸縮させるラックケー ブルとかみ合っていて、ギヤEの回転が多重筒体の伸縮となる。
【0011】 又、コントロール・リレーは、電動装置の出力電流の方向を制御するものであ る。又、作動タイマーおよびロック検出回路で、装置の凍結、変形または外力な どによるモーター作動異常時に、モーターへの常時通電状態を防止する。
【0012】 雨避け庇が、張り出し一杯の位置に達した時、モーターの回路がロックされ、 ロック検出抵抗に流れる電流が増大し、検出抵抗の電圧が上昇し、モーターロッ クを検出する。これによりロック検出回路から制御回路にロック信号が入力され 、制御回路が働いて、モーターへの通電を停止する。この作動は、雨避け庇が収 縮一杯の位置に達した時、および、外的要因による異常時のモーターロックでも 行なわれる。
【0013】 又、この雨避け装置を作動させる為の車室内のスイッチには、イグニッション スイッチがOFFの状態でも、作動可能な機構を採用することも出来る。こうし ておけば、運転席のドアを開けて簡単に雨避け装置のスイッチを入れることが出 来る。
【0014】 次に、雨避け庇のスライド部とガイド部とについて云えば、図1に示す如く、 これらは断面が半円形もしくは円形又は多角形のパイプ状とするのが通常で、雨 避け庇側のスライド部は角形、自動車の屋根側のガイド部は半円形又は円形とす るのが適当である。 しかし本考案はこの組み合わせに限定されるものではなく、他の組み合わせを 用いることも可能である。
【0015】 又、自動車の屋根に、ガイド部を着脱可能に取り付ける方法としては、強力な 吸盤又はマグネットなどによって取り付ける方法が適当である。 更に、キャリアなどによって取り付ける方法も本考案の実施の一形態である。
【0016】 又雨避け庇の軽量化のためにも、いろいろな手段が取られる。 例えば、 (1)アルミニウム、ジュラルミン又は合成樹脂などの一枚板で構成する方法 (2)金属又は合成樹脂の波板又は平板の下面に桟を打って(波板の場合波形 を含む平面に平行に打って)構成する方法 (3)凾状の中空体の内部にハニカム構造のものを充填して構成する方法 などがあるが、空気抵抗などの面から、最も望ましいのは、(1)で述べた一枚 板の採用である。
【0017】 又、雨避け庇の張り出し量について言えば、張り出し方向の庇の全長の3分2 程度の張り出しに止めて、あとの略3分の1は、張り出し部分の支持のために自 動車の屋根の上に残しておかなければならない。
【0018】 更に、以上述べた装置の前後に、風切りをつけて、走行時の空気抵抗を更に少 なくすることも本考案の実施の形態である。
【0019】 又、歩行者の或いは他車の注意を促す為に、庇の張り出し部分の周辺部に赤又 は黄のランプをつけ必要に応じて点滅させる方法及び同様部分に最低限のことと して、夜光テープ又は夜光塗料を貼付又は塗布することも又、本考案の実施の一 形態に属し、交通安全の為にも是非共必要なことである。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0021】 まず自動車の屋根の上に着脱自在としたために、雨模様ならば取付け、晴天な らば取り外すことが出来るので、晴天の場合、重量増加、空気抵抗増加による無 駄な燃料消費を防ぐことが出来る。
【0022】 又車室内にスイッチを設置して、他の機構とは連動させていないので、自由な タイミングで雨避け庇を張り出すことが出来、しかも他の機構のトラブルにも影 響されなくてすむのである。
【0023】 更に、スライド方式で雨避け庇を張り出すので、構造簡単、軽量であり、その 駆動装置も、既に説明した如く、軽量にして構造簡単であり、電動装置の出力電 流を制御するコントロール・リレーの働きと相俟って、安定した動作をする機構 となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装置を取り付けた所を自動車の進
行方向に向かって左側から見た見取図。
【図2】自動車の後方から見た見取図。
【図3】雨避け庇を張り出した場合の見取図。
【図4】多重筒体を伸ばした所の断面図。
【図5】電動装置の部分分解の見取図。
【図6】電動装置のピニオンラック部の部分分解の見取
図。
【符号の説明】
1 雨避け庇 2 多重筒体 3 ラックケーブル 4 電動装置 5 ガイド部 6 スライド部 7 モーター 8 ギヤA 9 ギヤB 10 ギヤC 11 ギヤD 12 ギヤE 13 ギヤEのカム 14 ダンパースプリング 15 着脱部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の屋根の上に着脱自在に装着した
    乗降口用雨避け装置であって、車室内のスイッチにより
    板状の雨避け庇をスライドさせて車周壁から外方へ張り
    出したり、又逆に屋根の上方に収納したりする為の駆動
    装置が、 (A)雨避け庇を動かす多重筒体と、 (B)この多重筒体の中にあって、この多重筒体を伸縮
    させるベルトと、 (C)このベルトを送り出したり引っ込めたりする電動
    装置と、 (D)この電動装置の出力電流を制御する為のコントロ
    ール・リレーと、から成る自動車乗降口用雨避け装置。
  2. 【請求項2】 ベルトとしてラックケーブルを用いる請
    求項1記載の自動車乗降口用雨避け装置。
  3. 【請求項3】 雨避け庇のスライド部と、そのガイド部
    とを外と内とで互にスライドする二重のパイプ構造とし
    た請求項1又は2に記載の自動車乗降口用雨避け装置。
  4. 【請求項4】 自動車の屋根への着脱可能な取付方法と
    して強力な吸盤を用いる請求項1,2又は3に記載の自
    動車乗降口用雨避け装置。
  5. 【請求項5】 自動車の屋根への着脱可能な取付方法と
    して、マグネットを用いる請求項1,2又は3に記載の
    自動車乗降口用雨避け装置。
JP1997005086U 1997-05-31 1997-05-31 自動車乗降口用雨避け装置 Expired - Lifetime JP3044220U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05118312A (ja) * 1990-10-03 1993-05-14 Illinois Tool Works Inc <Itw> 窪んだ非円形ヘツドを有する固着具およびその固着具駆動工具
JP2008056150A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Ryoichi Aoyanagi 車両用雨避け装置

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