JP3044220B1 - 燃料ピン保管容器 - Google Patents

燃料ピン保管容器

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JP3044220B1
JP3044220B1 JP11143189A JP14318999A JP3044220B1 JP 3044220 B1 JP3044220 B1 JP 3044220B1 JP 11143189 A JP11143189 A JP 11143189A JP 14318999 A JP14318999 A JP 14318999A JP 3044220 B1 JP3044220 B1 JP 3044220B1
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fuel
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幸三 勝山
久司 梶間
恵司 飛田
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核燃料サイクル開発機構
有限会社トビタ精機
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 長さの異なる燃料ピンの収納を可能にして保
管容器を共用化することにより、セル内スペースの有効
利用、放射性廃棄物の低減、製作費用の削減を図り、マ
ニプレータによる遠隔操作性に優れた燃料ピン保管容器
を提供する。 【解決手段】 筒状の容器本体16と、その上端部に位
置し燃料ピン挿入穴22を有する燃料ピン保持部材18
と、容器本体の内部下方で昇降自在の可動底板20と、
底板位置を目視確認可能とするための縦スリット26
と、底板の昇降機構とを具備し、燃料ピン長さに応じて
深さを調整可能とした構造である。可動底板に容器本体
との干渉防止用ボール28が配設され、底板位置確認キ
ー30が縦スリットに挿入されている。可動底板の下面
中心にボールネジナット32を設け、それに螺合するシ
ャフト34が下部構造体14の中心で回転自在に支持さ
れ、シャフト回転用ハンドル42が着脱自在になってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉で用いる燃
料ピンを保管するための容器に関し、更に詳しく述べる
と、容器の深さを調整可能な可動底板構造にして、長さ
の異なる燃料ピンを収納可能とした燃料ピン保管容器に
関するものである。この燃料ピン保管容器は、例えば燃
料集合体を解体して取り出した照射済燃料ピンを、立て
た状態で保管あるいは移動する必要があるホットラボ施
設などで有用である。
【0002】
【従来の技術】例えば、ホットラボ施設(核燃料などの
高放射性物質を安全に取り扱える設備を有する実験室)
では、燃料集合体を解体して取り出した多数の照射済燃
料ピンを、立てた状態で保管あるいは移動する必要があ
る。そのために、縦型の燃料ピン保管容器が用いられて
いる。
【0003】従来の燃料ピン保管容器は、通常、多数本
の燃料ピンを立てた状態で並べて収容する形式である
が、底板が固定されている構造である。そこで、燃料ピ
ンの種類(燃料ピンの長さ)毎に燃料ピン保管容器を設
計製作している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
燃料ピン保管容器は底板が固定式であったことから、燃
料ピン種類毎の専用であり、汎用性がなかった。このた
め、燃料ピン長さが変わる都度、新たに容器を製作しな
ければならなかった。
【0005】しかし、ホットセル内の保管スペースには
限りがあり、そのため燃料ピン保管容器の増加によりス
ペースの有効利用に支障を来していた。また、燃料ピン
種類毎に専用化しているため、使用目的が終了した後は
放射性廃棄物となり、廃棄物の増加につながっていた。
【0006】本発明の目的は、長さの異なる燃料ピンの
収納を可能にして保管容器を共用化することにより、限
られたセル内スペースの有効利用、放射性廃棄物の低
減、製作費の削減を図ることができ、マニプレータによ
る遠隔操作性にも優れた燃料ピン保管容器を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状の容器本
体と、複数の燃料ピン挿入穴が配列されていて前記容器
本体の上端部に装着されている燃料ピン保持部材と、前
記容器本体の内部下方で昇降自在に設けられている可動
底板と、該可動底板の位置を目視確認可能とするために
前記容器本体の側面に形成されている縦スリットと、前
記可動底板の昇降機構とを具備し、保管する燃料ピン長
さに応じて深さを調整可能とした燃料ピン保管容器であ
る。
【0008】例えば可動底板は、側面に容器本体との干
渉防止用ボールが複数個配設され且つ縦スリットに挿入
される底板位置確認キーを有する構造とする。可動底板
の下面中心にボールネジナットを取り付け、容器本体の
下部構造体の中心で、前記ボールネジナットに螺合する
ボールネジ部を有するシャフトを回転自在に支持し、該
シャフトを回転するためのハンドルを着脱自在とする構
成が好ましい。
【0009】シャフト下端部には、ハンドルを嵌合させ
るためのシャフト回転ボス、及び底板移動時のハンドル
落下防止機構を設け、更に下部構造体には、保管時の底
板移動を防止するためのシャフト回転ロックネジを設け
る。
【0010】
【実施例】図1は本発明に係る燃料ピン保管容器の一実
施例を示す縦断面図であり、図2はそのA−A矢視図で
ある。この燃料ピン保管容器は、円筒体12の下端に下
部構造体14が接続されている容器本体16と、その円
筒体12の上端部に装着されている燃料ピン保持部材1
8と、容器本体16の内部下方で昇降自在に設けられて
いる可動底板20を有する構造である。
【0011】燃料ピン保持部材18は、多数の燃料ピン
挿入穴22が同心円上に配列された円板状部材である。
この例では、図2に示すように、外周側に16個、内周
側に8個の合計24個の燃料ピン挿入穴22が形成され
ている。各燃料ピン挿入穴22に、燃料ピン24を1本
単位で挿入する構造になっており、該燃料ピン24は前
記可動底板20上に着地し支えられる。なお、各燃料ピ
ン挿入穴22に位置番号を付し、保管した燃料ピン24
を容易に識別できるようにしている。
【0012】容器本体16の円筒体12の下方部分に縦
スリット26が形成されており、該縦スリット26を通
して可動底板20の位置が容易に目視確認できるように
なっている。そして、縦スリットの近傍には実寸で10
mm間隔の目盛(図示せず)が刻印されていて、燃料ピン
保持部材18(燃料ピン挿入穴22上端位置)から可動
底板20までの深さを確認できるようにしてある。
【0013】可動底板22は、側面に容器本体16(具
体的には円筒体12の内壁)との干渉防止用ボール28
が複数個(例えば3〜4個)配設され且つ底板位置確認
キー30が突設されており、該底板位置確認キー30は
前記縦スリット26に挿入された状態のまま昇降するよ
うになっている。干渉防止用ボール28は、可動底板2
0が昇降する際に、容器本体16内面と可動底板20と
のかじりを防止すると共に、動作時の抵抗を軽減する機
能を果たす。また、底板位置確認キー30は、可動底板
20が昇降する際の回転を阻止する機能も果たす。更
に、可動底板20の下面中心にはボールネジナット32
が固着されている。
【0014】容器本体16下方の下部構造体14の中心
で、シャフト34が上下の軸受36で回転自在に支持さ
れている。該シャフト34は、上半分にボールネジ部3
4aが形成されており、そのボールネジ部34aは容器
本体16の内部空間の約半分の長さまで延びている。そ
のボールネジ部34aが可動底板20のボールネジナッ
ト32に螺合している。シャフト34が回転すること
で、ボールネジ部34aに螺合しているボールネジナッ
ト32が追従し、可動底板20が上下動する。なお、可
動底板20よりも上方のボールネジ部34aを覆うよう
に、円錐状の頭部を有する円筒状のカバー部材38が可
動底板20上に設けてある。カバー部材38は、ボール
ネジ部34aへの異物の付着による動作不良発生を防止
するためのものである。
【0015】シャフト34の下端部にはシャフト回転ボ
ス40を設け、シャフト回転用ハンドル42が着脱でき
るようにし、またシャフト回転ボス40にはハンドル落
下防止機構を設ける。シャフト回転用ハンドル42は、
底板高さ調節時に装着してシャフト34を回転させるも
のであり、遠隔操作機器により容易に取り扱いが可能な
ように専用化してある。ハンドル落下防止機構は、埋め
込まれているスプリング(図示せず)により出入りする
ボール44を、シャフト回転ボス40に取り付けた構造
であり、ハンドル装着時に遠隔操作機器を離しても、シ
ャフト回転用ハンドル42が落下しないように係止する
機能を果たすものである。更に、下部構造体14には、
保管時の底板移動を防止するためのシャフト回転ロック
ネジ46が、横方向に貫通するように設けられている。
シャフト回転ロックネジ46は、可動底板20の位置を
決めた後、位置がずれないようにシャフト34の回転を
ロックするものであり、遠隔操作により容易に操作でき
る構造である。
【0016】なお、燃料ピン保持部材18の中心にはア
イボルト様の吊り具48が取り付けてある。この吊り具
48は、クレーン又はパワーマニプレータを使用し本燃
料ピン保管容器を吊り下げ、可動底板20の高さ調節あ
るいは容器移動の際に使用するものである。燃料ピン取
り扱い時に障害とならないように可倒構造になってい
る。
【0017】次に、この燃料ピン保管容器の使用手順に
ついて説明する。以下の操作は全て遠隔操作機器を使用
して実施する。 吊り具48にクレーン又はパワーマニプレータのフッ
クを取り付けて燃料ピン保管容器を吊り上げる。 遠隔操作機器で下部構造体14を掴み固定する。 専用レンチでシャフト回転ロックネジ46を回し、ロ
ックを解除する。 シャフト回転ボス40にシャフト回転用ハンドル42
を装着する。 底板位置確認キー30及び縦スリット26の目盛を見
ながらシャフト回転用ハンドル42を回し、必要な底板
高さ調整を行う。 シャフト回転ボス40からシャフト回転用ハンドル4
2を脱装する。 専用レンチでシャフト回転ロックネジ46を回し、ロ
ックして可動底板20を固定する。 クレーン又はパワーマニプレータを下げ、燃料ピン保
管容器を保管容器受けに戻し、吊り具48からフックを
取り外す。
【0018】その後は、従来の燃料ピン保管容器と同
様、必要に応じて燃料ピン24を燃料ピン保持部材18
の燃料ピン挿入穴22から挿入して保管したり、保管し
ていた燃料ピン24を引き出すことになる。なお、燃料
ピン24は、その下端が可動底板20で支えられ、上端
近傍が燃料ピン保持部材18の燃料ピン挿入穴22に遊
嵌してふらつかないように支持された状態となる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記のように、底板を上下方向
に円滑に移動可能な構造とした燃料ピン保管容器である
から、燃料ピン長の異なる多種の燃料ピンが1種類の保
管容器で収納可能となり、それによってセル内スペース
の有効利用、放射性廃棄物の低減、製作費用の削減を図
ることができる。
【0020】また本発明に係る燃料ピン保管容器は、操
作性を考慮した専用のハンドルを用いて底板の高さ調整
を行うようにしているため、遠隔操作の熟練度が低くて
も容易に使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料ピン保管容器の一実施例を示
す縦断面図。
【図2】そのA−A矢視図。
【符号の説明】
12 円筒体 14 下部構造体 16 容器本体 18 燃料ピン保持部材 20 可動底板 22 燃料ピン挿入穴 24 燃料ピン 26 縦スリット 28 干渉防止用ボール 30 底板位置確認キー 32 ボールネジナット 34 シャフト 34a ボールネジ部 40 シャフト回転ボス 42 シャフト回転用ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛田 恵司 茨城県東茨城郡大洗町五反田436番地 有限会社トビタ精機内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 19/06 G21C 23/00 G21F 5/012

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の容器本体と、複数の燃料ピン挿入
    穴が配列されていて前記容器本体の上端部に装着されて
    いる燃料ピン保持部材と、前記容器本体の内部下方で昇
    降自在に設けられている可動底板と、該可動底板の位置
    を目視確認可能とするために前記容器本体の側面に形成
    されている縦スリットと、前記可動底板の昇降機構とを
    具備し、保管する燃料ピン長さに応じて深さを調整可能
    としたことを特徴とする燃料ピン保管容器。
  2. 【請求項2】 可動底板は、側面に容器本体との干渉防
    止用ボールが複数個配設され且つ縦スリットに挿入され
    る底板位置確認キーを有する構造であり、可動底板の下
    面中心にボールネジナットが取り付けられていて、容器
    本体の下部構造体の中心で、前記ボールネジナットに螺
    合するボールネジ部を有するシャフトが回転自在に支持
    されており、該シャフトを回転するためのハンドルが着
    脱自在となっている請求項1記載の燃料ピン保管容器。
  3. 【請求項3】 シャフト下端部には、ハンドルを嵌合さ
    せるためのシャフト回転ボス及び底板移動時のハンドル
    落下防止機構が設けられ、更に下部構造体には、保管時
    の底板移動を防止するためのシャフト回転ロックネジが
    設けられている請求項1又は2記載の燃料ピン保管容
    器。
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