JP3044055U - チラシ広告 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共同広告として各広告主の費用負担を低く
し、クーポン券の表示領域を大きくして、需要者に対す
るインパクトを向上させるチラシ広告を提供する。 【解決手段】 広告紙１上に、地図表示領域２とクーポ
ン券表示領域３とを設ける。地図表示領域２には、地図
４と、各広告主の所在地を示す番号５を印刷する。クー
ポン券表示領域３には、複数のクーポン券６を並べて印
刷して、広告紙面の１／２以上の面積を占めさせる。ク
ーポン券６には、地図４上の番号５に対応する広告主の
識別番号７、金額の表示８、広告主の名称９を印刷す
る。需要者は、各クーポン券６の広告主の店舗を、番号
５，７と地図４との対照で知り、店舗に到達する。クー
ポン券６の表示領域３が広くて目立つので、その特典に
誘われて購買意欲が増進される。共同広告で、各人の費
用負担が小さく、広告が出しやすいので、販売促進につ
なげやすい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、クーポン券を印刷したチラシ広告の構成に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、例えば単独の広告主によるチラシ広告の一部にクーポン券を印刷したも のが知られている。クーポン券は、これを広告主の店舗に持参した者に、券面記 載の金額又は点数に対応する特別のサービスを受ける資格を付与することにより 、広告主の商品又はサービスの販売促進に資するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来のクーポン券付きのチラシ広告は、単独広告主が提供するものである から、広告費用が比較的高額となり、零細商店等にとっては負担が過大で容易に 採用することができない。また、クーポン券の表示領域が、チラシ広告の全面積 の数十分の一程度のごく小さな部分に限られて目立たないので、有効な顧客吸引 効果が得られない難点がある。 従って、本考案は、複数の広告主による共同広告として各広告主の費用負担率 を低く押えることができ、しかもクーポン券の表示領域を大きくして、需要者に 対するインパクトを向上させることができるチラシ広告を提供することを課題と している。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１に記載の考案においては、広告紙１の表面上に、地図表示領域２とク ーポン券表示領域３とを設け、地図表示領域２には、複数の広告主の所在範囲の 地図４と、この地図上における各広告主の所在地を示す番号５を印刷し、クーポ ン券表示領域３には、複数のクーポン券６を並べて印刷して、広告紙面の１／２ 以上の面積を占めさせ、このクーポン券６には、少なくとも地図４上の番号５に 対応する広告主の識別番号７と、金額又は点数の表示８と、広告主の名称９とを 印刷してチラシ広告を構成した。

【０００５】 このチラシ広告に接した需要者は、各クーポン券６を提供する広告主の店舗所 在地を、表示された番号５，７と地図４との対照により、一目瞭然に知って、容 易に店舗に到達することができる。また紙面上のクーポン券６の表示領域３が広 いので目につきやすく、クーポン券６の特典に誘われて購買意欲が増進される。 広告主にとっては、複数人の共同広告となるので、費用負担率が小さくなり、広 告が出しやすく、これにより販売促進につなげることができる。

【０００６】 請求項２に記載の考案においては、請求項１に記載の構成を前提に、さらに地 図表示領域２以外の広告紙面の全面積をクーポン券表示領域３とした。

【０００７】 これにより、クーポン券表示領域３をより拡大して、広告主の数を増大させる ことができるようにすると共に、看者に対するインパクトを増大させるようにし た。

【０００８】 請求項３に記載の考案においては、請求項１又は２に記載の構成を前提に、さ らに、各クーポン券６の裏面対応位置に、表面のクーポン券６と異なる広告主の 提供する同様の他のクーポン券を印刷した。

【０００９】 これにより、さらにクーポン券表示領域３をより拡大して、広告主の数を増大 させることができるようにすると共に、片面のクーポン券６を持参して買物をし た顧客に、当該広告主が、当該使用済みクーポン券面に消印等を付した上で、裏 面所載の他の広告主によるクーポン券の使用を促す説明をすることで、より高い 広告効果を期待することができる。

【００１０】 請求項４に記載の考案においては、請求項１ないし３に記載の構成を前提に、 さらに、クーポン券６に、その使用方法の説明と、取り扱い商品又はサービスの 広告１１とを印刷した。

【００１１】 これにより、需要者にとって、クーポン券６の使用がより容易になると共に、 広告主にとって、広告効果がより高められる。

【００１２】

【考案の実施の形態】

図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。図１はチラシ広告の平面図、 図２はチラシ広告の一部を拡大した平面図である。

【００１３】 図において、広告紙１の表面上に、地図表示領域２とクーポン券表示領域３と が設けられている。このチラシ広告は、ある鉄道駅周辺の商店街における複数の 商店が共同の広告主になっているものとする。地図表示領域２は、広告紙１の表 面積の約１／６を占め、残り５／６の大面積をクーポン券表示領域３が占めてい る。地図表示領域２には、複数の広告主の店舗所在範囲の地図４と、この地図４ 上における各広告主の店舗の所在地を示す番号５が印刷されている。

【００１４】 クーポン券表示領域３には、複数のクーポン券６が並べて印刷されている。ク ーポン券６としては、例えば、これを各広告主の店舗に持参して買物等をしたと きに、券面記載金額に相当する割引等の特別のサービスを受ける資格を持参人に 付与する形式等、従来周知の各種の形式のものを適用できる。このクーポン券６ には、地図上の番号５に対応する広告主の識別番号７と、前記特別のサービスに 対応する金額の表示８と、広告主の名称９と使用方法の説明１０と、取り扱い商 品又はサービスの広告１１とが印刷されている。

【００１５】 図示の実施形態において、クーポン券表示領域３は、地図表示領域２以外の広 告紙面の全面積を占める程度に大きいが、看者の目を引くために、少なくとも広 告紙面の１／２を占める面積であることが望ましい。

【００１６】 図示しないが、必要に応じ、広告紙の表面上の各クーポン券の裏面の対応位置 に、当該表面のクーポン券と異なる広告主の提供する同様の他のクーポン券を印 刷することができる。

【００１７】

【考案の効果】

以上のように、請求項１に記載の考案においては、広告紙１の表面上に、地図 表示領域２とクーポン券表示領域３とを設け、地図表示領域２には、複数の広告 主の所在範囲の地図４と、この地図上における各広告主の所在地を示す番号５を 印刷し、クーポン券表示領域３には、複数のクーポン券６を並べて印刷して、広 告紙面の１／２以上の面積を占めさせ、このクーポン券６には、少なくとも地図 ４上の番号に対応する広告主の識別番号７と、金額又は点数の表示８と、広告主 の名称９とを印刷してチラシ広告を構成したため、このチラシ広告に接した需要 者は、各クーポン券６を提供する広告主の店舗所在地を、表示された番号５，７ と地図４との対照により、把握して、容易に店舗に到達することができ、またク ーポン券６の表示領域３が広いので目につきやすく、クーポン券の特典に誘われ て購買意欲が増進される。広告主にとっては、複数人の共同広告となるので、費 用負担率が小さくなり、広告が出しやすく、これにより零細商店でも販売促進に つなげることができるという効果を有する。

【００１８】 請求項２に記載の考案においては、地図表示領域２以外の広告紙面の全面積を クーポン券表示領域３としたため、クーポン券表示領域３が拡大される結果、広 告主の数を増大させて各広告主の経済的負担を軽減させることができると共に、 看者に対するインパクトを増大させて広告効果を向上させることができるという 効果を有する。

【００１９】 請求項３に記載の考案においては、さらに、各クーポン券６の裏面対応位置に 、表面のクーポン券６と異なる広告主の提供する同様の他のクーポン券を印刷し たため、さらにクーポン券表示領域３をより拡大されると共に、片面のクーポン 券６を持参して当該広告主の店舗で買物をした顧客に、当該広告主が、当該使用 済みクーポン券面に消印等を付した上で、裏面所載の他の広告主によるクーポン 券の使用を促す説明をすることで、より高い広告効果を期待することができると いう効果を有する。

【００２０】 請求項４に記載の考案においては、クーポン券６に、その使用方法の説明１０ と、取り扱い商品又はサービスの広告１１とを印刷したため、需要者にとって、 クーポン券６の使用がより容易になると共に、広告主にとって、広告効果がより 高められるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】チラシ広告の平面図である。

【図２】チラシ広告の一部を拡大した平面図である。

【符号の説明】

１ 広告紙 ２ 地図表示領域 ３ クーポン券表示領域 ４ 地図 ５ 番号 ６ クーポン券 ７ 識別番号 ８ 金額表示 ９ 広告主名称 １０ 使用方法説明 １１ 広告

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 広告紙の表面上に、地図表示領域とクー
   ポン券表示領域とを設け、 前記地図表示領域には、複数の広告主の所在範囲の地図
   と、この地図上における各広告主の所在地を示す番号を
   印刷し、 前記クーポン券表示領域には、各広告主の営業所に持参
   することによって券面記載金額又は点数に対応する特別
   のサービスを受ける資格を付与する複数のクーポン券を
   並べて印刷して、広告紙面の１／２以上の面積を占めさ
   せ、 このクーポン券には、少なくとも前記地図上の番号に対
   応する広告主の番号と、前記特別のサービスに対応する
   金額又は点数の表示と、広告主の名称とを印刷したこと
   を特徴とするチラシ広告。
2. 【請求項２】 前記クーポン券表示領域が、前記地図表
   示領域以外の広告紙面の全面積を占めることを特徴とす
   る請求項１に記載のチラシ広告。
3. 【請求項３】 前記広告紙の表面上の前記各クーポン券
   の裏面対応位置に、当該表面のクーポン券と異なる広告
   主の提供する前記同様の他のクーポン券を印刷したこと
   を特徴とする請求項１又は２に記載のチラシ広告。
4. 【請求項４】 前記クーポン券には、さらにその使用方
   法の説明と、取り扱い商品又はサービスの広告とを印刷
   したことを特徴とする請求項１ないし３の何れかに記載
   のチラシ広告。