JP3043734U - ルーペグラス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、フレームの無いカードサイズの老眼
鏡で、携帯に便利でしかも使用時に持ちやすくて見やす
い老眼鏡に関するものである。 【解決手段】硬質プラスチックの一体成型により、所望
の度数をあたえた左右２ケの老眼用レンズ（１）
（１’）を中央で円弧状を描いた状態のバネ部（２）で
連結するとともに各レンズ部の外側に把手部（３）
（３’）を設け、さらに片方の把手部（３）に例えば＋
１．５などの度数（４）を表示し、必要に応じて他方の
把手部（３’）にロゴマーク（５）などを表示し、両レ
ンズ（１）（１’）の内側にすべり止め部（６）
（６’）を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、フレームの無いカードサイズの老眼鏡で、携帯に便利でしかも使用 時に持ちやすくて見やすい老眼鏡に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の簡易型の老眼鏡は虫眼鏡のように長い柄が付いたものや単に２ケのレン ズを連結しただけのものが存在したが、前者は柄が長いので携帯には不向きであ り、後者は把手がなく、上方に位置する連結部を上方から手をまわして持たねば ならないので持ちにくく、又、レンズの中に小さく度数を表示しているが小さ過 ぎて見にくいなどの欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本願は、一般の老眼鏡のようにレンズを２ケ使用しながらフレームを使用しな いカード型で携帯に便利で扱いやすく、しかも、把手をレンズの横に取り付け、 もちやすくし、レンズの度数をこの把手部分に表示して、使用者はもとより、販 売の担当者が誤認混同しないよう配慮した携帯用の老眼鏡を提供するためになさ れたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本願のルーペグラスは、硬質プラスチックの一体 成型により、所定の度数、例えば＋１．５のものを２ケ、鼻に取りつけた時にス プリングとして作用するように円弧を描いた棒状のバネ部によって連結し、両レ ンズの外側の略中央部から若干下方に把手部を設け、この片方に度数を表示した ものである。

【０００５】 このルーペグラスは前記のように硬質プラスチックの一体成型品で、一般の眼 鏡のようにフレームのツルがなく、しかも大きさが所謂カードサイズであるから 軽量で携帯に便利であり、名刺入れや財布あるいはハンドバッグなどに忍ばして おけるのでメガネを掛けるほどでもない人が旅行先やレストランなどで細かな字 で書いてある時刻表やメニューなどの小さな文字を読む時にさっと取り出して利 用することが出来る。

【０００６】 また、このルーペグラスには老眼用の度を入れてあるので把手をもって目の前 に持ってくるとメガネを掛けたと同じように明瞭に見ることができる。 常にメガネを掛けなければ見えない人はメガネを忘れることはあまりないかも しれないが、メガネを掛け始めた人や物忘れの激しい人がメガネを忘れて外出し た時に大変な不便を感じるケースが多々あるが、本願ルーペグラスを携帯してい ると、このような時に大変便利である。

【０００７】 また、本願ルーペグラスの把手にはそのレンズの度数に応じた数値を記載する ので度数の異なるものをいくつか使用している人や服鏡店の店員が外観が同じ形 状で度数の異なるものが混在している時に分別仕分けするのに便利である。

【０００８】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。 硬質プラスチックの一体成型により、所望の度数を有する左右２ケの老眼用レ ンズ（１）（１’）を中央で円弧状を描いた状態のバネ部（２）で連結するとと もに各レンズ の外側に把手部（３）（３’）を設け、さらに片方の把手部（３ ）に例えば＋１．５などの度数（４）を表示し、必要に応じて他方の把手部（３ ’）にロゴマーク（５）などを表示し、両レンズ（１）（１’）の内側にすべり 止め部（６）（６’）を設けたものである。

【０００９】 なお、バネ部（２）、把手部（３）（３’）及びすべり止め部（６）（６’） の厚さをレンズ（１）（１’）の厚さより若干厚くするか又はバネ部（２）とす べり止め部（６）（６’）を同一方向、把手部（３）（３’）を反対方向に突出 させ、レンズに傷がつかないようにする。 又、把手部（３）（３’）をレンズの中心線より若干下方に取り付けて人間工 学的にも持ちやすくする。 又、バネ部（２）の表面を梨地模様の不透明にすることにより一体成型ながら アクセントを付け、意匠的効果をえられるようにしたものである。

【００１０】

【考案の効果】

このルーペグラスは前記のように構成したので、カードサイズで軽量で携帯に 便利であり、名刺入れや財布あるいはハンドバッグなどに忍ばしておけばメガネ を忘れた時や普段メガネをかけるほどでも無い人が旅行先やレストランなどで細 かな字で書いてある時刻表やメニューなどの小さな文字を読む時に便利であり、 また、長時間にわたり使用したい場合には、上方のバネ部（２）とレンズの内側 に設けたすべり止め部（６）（６’）の作用で鼻に直接掛けることが出来、両手 を自由に使うこともできる。

【００１１】 また、把手部（３）（３’）を左右いずれかの手で側方から支えるようにした ので、従来の上方からバネ部（２）を持つものとことなり手の一部が視野をさえ ぎるようなことがなく、一般のメガネを掛けたと同じように明瞭に見ることがで きる。

【００１２】 また、本願ルーペグラスの把手部にはそのレンズの度数に応じた数値を記載す るので仕分け等の管理が容易であり、バネ部、把手部及びすべり止め部の厚さを レンズの厚さより若干厚くするか又はバネ部とすべり止め部を同一方向、把手部 を反対方向に突出させることによりレンズに傷がつくのを防止することが出来る 。

【００１３】 また、把手部をレンズの中心線より若干下方に取り付けたので人間の手の構造 から自然と支えることができ長時間の使用にもかかわらず疲れることがない。 ただ、作業上両手を離したい場合には，バネ部とすべり止め部を利用して鼻に 装着することも可能である。

【００１４】 また、このルーペグラスは透明な硬質プラスチックを使用した一体成型である からレンズ以外の部分もレンズと同じように透明であるが、本願は梨地加工によ りアクセントを付け、意匠的効果を発揮させることが出来るなど数多くの優れた 特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】ルーペグラスの正面図である。

【図２】ルーペグラスの平面図である。

【図３】類似商品の正面図である。

【符合の説明】

１、１’レンズ ２ バネ部 ３、３’把手部 ４ 度数 ５ ロゴマーク ６、６’すべり止め部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】硬質プラスチックの一体成型により、左右
   ２ケの老眼用レンズを中央で円弧状を描いた状態のバネ
   部で連結するとともに各レンズ の外側に把手部を設
   け、内側にすべり止め部を設けたことを特徴とするルー
   ペグラス
2. 【請求項２】把手部の一部に老眼の度数を表示したこと
   を特徴とする請求項１記載のルーペグラス
3. 【請求項３】バネ部、把手部及びすべり止め部の厚さを
   レンズの厚さより若干厚くするか又はバネ部とすべり止
   め部を同一方向、把手部を反対方向に突出させ、レンズ
   に傷がつかないようにしたことを特徴とする請求項１記
   載のルーペググラス
4. 【請求項４】把手部をレンズの中心線より若干下方に取
   り付けたことを特徴とする請求項１記載のルーペググラ
   ス
5. 【請求項５】バネ部を不透明にしたことを特徴とする請
   求項１記載のルーペググラス