JP3043211B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3043211B2
JP3043211B2 JP30417593A JP30417593A JP3043211B2 JP 3043211 B2 JP3043211 B2 JP 3043211B2 JP 30417593 A JP30417593 A JP 30417593A JP 30417593 A JP30417593 A JP 30417593A JP 3043211 B2 JP3043211 B2 JP 3043211B2
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liquid crystal
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訓朗 古川
正 長谷川
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
より詳しくは、広い視野特性をもたせるための配向分割
パネルを備えた液晶表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、2つの透明基板の間に
液晶を挟んだ構造の液晶表示パネルを有している。それ
らの透明基板の相対向し合う2つの面のうち、一方の面
には共通電極及び配向膜等が形成され、また他方の面に
はアクティブマトリクス回路、画素電極及び配向膜等が
形成されたものがある。
【0003】さらに、それらの透明基板の対向し合わな
い側の面には、それぞれ偏光板が配置されている。通
常、2つの偏光板は、偏光の透明軸が互いに直交するよ
うに配置され、これによれば、電界をかけない状態では
光を透過し、電界を印加した状態では遮光するモード、
即ちノーマリーホワイトモードとなる。その反対に、偏
光の透明軸が平行な場合には、ノーマリーブラックモー
ドとなる。
【0004】以下では、ノーマリーホワイトモードを例
にあげて説明する。液晶表示パネルでは、液晶分子は、
2つの透明基板に形成された配向膜のラビング方向に従
って配向し、ある角度で傾く。その角度はプレチルト角
といわれ、配向膜の構成材料により相違する。偏光板を
直交配置したツイストネマテック型の液晶表示装置で
は、対向する2つの配向膜のラビング方向はほぼ垂直で
あり、その間の液晶分子は、一方の透明基板から他方の
透明基板に向かうにつれて螺旋状に配向方向を変えてゆ
く。そして、ノーマリーホワイトモードの液晶表示パネ
ルでは、電圧を印加して液晶の分子を立ち上げて光の螺
旋作用を弱くすると、入射光が透過し難くなる。
【0005】ところで、このような構造の液晶表示装置
では、画像の見る角度によってコントラストが変化する
いわゆる視角特性が悪く、特に、液晶層の中層領域では
液晶分子の長軸方向への視角が狭くなるという欠点があ
る。そこで、そのような問題を解決する手段として、配
向分割型液晶表示パネルが提案されている。
【0006】例えば、特開昭54─5754号公報や特
開昭63─106624号公報においては、図7に示す
ように、1つの画素71を2つの領域IaとIIaに分
け、それらの領域Ia,IIaの液晶分子72、73の配
向の向きを相違させることが提案されている。これによ
れば、1つの画素71では2つの配向の視角特性が平均
化され、全体として視角特性が向上する。なお、実際の
液晶分子72,73の配向は上と下で角度90度だけツ
イストしているが、図7(b) では理解を容易にするため
にツイストしない状態で示している。
【0007】1つの画素71で2つの液晶分子72,7
3の配向を変える方法として、まず図7(a) の実線の矢
印で示すように、第1の透明基板74上の配向膜75の
うち、一方の領域Iaをレジスト(不図示)で覆いなが
ら他方の領域IIaを一方向にラビングし、その後に、他
方の領域IIaをレジスト(不図示)で覆いながら他方の
領域Iaを別な方向にラビングし、次に、同じ方法によ
り、第2の透明基板76側の配向膜77を破線の矢印で
示す方向にラビングを行う方法がある。しかし、この方
法ではレジストのパターニングやラビングを4回行うこ
とになり、手間がかかる。
【0008】そこで、図8に示すように、透明基板8
1,82の各対向面において、画素における2つの領域
IbとIIbにそれぞれプレチルト角が異なる2種の配向
膜83,84を配置し、かつ、それらの配向膜83,8
4が液晶85を介して同じプレチルト角の配向膜と相対
向しないようにしている。そして、図で示すように第1
の透明基板81上の2つの配向膜83,84を実線で示
す方向にラビングし、他の透明基板82上の2つの配向
膜83,84をその方向と直交する破線の方向にラビン
グすると、図8(b) 、図9(a) に示すような液晶分子8
6の配向が表れる。これにより液晶85の層の中央にあ
る液晶分子は、2つの領域IbとIIbでは互いに異なる
傾きとなる。
【0009】この方法によれば、ラビングは2つの透明
基板毎に1回で済むので手間が軽減され、しかも、ラビ
ングによる配向膜の荒れが少なくなる。ところで、プレ
チルト角α1 、α2 が異なる配向膜83,84に挟まれ
た液晶85のうち、電界によって動きやすい層の中央の
液晶分子86は、上下の配向膜83,84によるプレチ
ルト角の差になって、基板面に対して高プレチルト角α
1 と同じ方向に立ち上がる。このため、画素電極91と
これに対向する共通電極92の間に垂直電界を生じさせ
ると、図8(b) に示すように、画素における2つの領域
Ib,IIbではそれぞれ液晶分子86が逆向きに立ち上
がり、視野特性が良くなる。
【0010】この方法は、本願の出願人により特願平3
−338781号において提案されたものである。以上
のように、1つの画素で液晶分子のプレチルト角を異な
らせることは視角特性向上に有効であるが、図9に示す
ように、プレチルト角が異なる領域の境界部分III では
液晶分子の配向が垂直方向になってオン・オフが制御で
きなくなり、一般的なノーマリーホワイトモードでは、
光が漏れてコントラストが低下して表示品質が悪化す
る。
【0011】そこで、図8(b) 、図9(a) に示すよう
に、配向が歪むその境界領域III (以下、ディスクリネ
ーション・ラインという)を蓄積電極87などで覆った
り、画素周辺のディスクリネーション・ラインを画素周
辺のブラックマトリクスライン88、ドレインバスライ
ン89、ゲートバスライン90などで遮光するといった
構成が採用されている。
【0012】なお、図7において符号78は画素電極、
79は共通電極を示している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1画素
においては、画素電極91と共通電極92に電圧が印加
されるだけでなく、ドレインバスライン89、ゲートバ
スライン90にも電圧が印加されるので、液晶85内で
生じる電界は、透明基板81,82の垂直方向だけとは
限らず、水平方向にも加わる。
【0014】例えば、ドレインバスライン89には±5
Vの電圧がかかり、ゲートバスライン90には書込み時
−10V、非書込み時10Vの電圧がかかり、画素電極
91にはTFT(不図示)のオンによりドレインバスラ
インが接続されて±5Vの電圧がかかる。これらの電位
差により、画素電極91とドレインバスライン89の間
には透明基板71,72の面に平行な横方向の電界が発
生する。
【0015】このような横方向の電界は、液晶分子のチ
ルト角を変える原因となり、しかも、2種の配向膜7
3,74の境界部分では膜厚による段差などによりプレ
チルト角が高くなるので、その配向膜73,74の境界
の近傍にある液晶分子のプレチルト角が変化し易い状態
となる。その結果、1つの画素内に存在するディスクリ
ネーションラインIII は、図9(a) の破線で示すように
2種の配向膜83,84の実際の境界部分からずれてし
まい、真っ直ぐな帯状の容量電極87からはみ出してし
まうという問題がある。
【0016】この問題は、図8に示したような液晶パネ
ルにおいても発生し、配向膜表面の液晶分子が画素電極
の中央から外部に向かって立ち上がっている場合に生じ
る。本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
って、ディスクリネーションのズレによって生じるコン
トラストの低下を防止することができる液晶表示装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図6
(a) ,図6(b) に例示するように、画素電極8上で、液
晶分子のプレチルト角を異ならせる材料を用いるか又は
ラビング方向を異ならせることにより第1境界で2分さ
れる第1及び第2の配向膜23,24と、前記第1及び
第2の配向膜23,24の上において、チルト角の基板
平面上の方位が異なる2つの領域に分割され、該2つの
領域の第2境界が前記第1及び第2の配向膜23,24
の前記第1境界と一致しない液晶層と、前記液晶層のチ
ルト角の異なる平面方位に前記分割された前記2つの領
域の前記第2境界を覆う形に形成された非光透過性薄膜
とを具備し、前記非光透過性薄膜として容量電極25を
使用することを特徴とする液晶表示装置により解決され
る。その液晶表示装置において、前記画素電極の外側に
形成されたドレインバスライン6をさらに有し、前記画
素電極8上での前記液晶分子の前記プレチルト角の面内
方位が、前記第1の配向膜23の領域と前記第2の配向
膜24の領域で平行であり、かつ、前記第1の配向膜2
3の領域と前記第2の配向膜24の領域で、前記液晶分
子の前記プレチルト角が異なり、前記プレチルト角の前
記面内方位が画素電極8の内部からドレインバスライン
6に向かっている領域では、前記第1の配向膜23と前
記第2の配向膜24の前記第1境界より前記プレチルト
角の低い配部分側を覆う位置に前記非光透過性薄膜25
を配置し、且つ、前記プレチルト角の前記面内方位が前
記ドレインバスライン6から前記画素電極8の内部に向
かっている領域では、前記第1の配向膜23と前記第2
の配向膜24の前記第1境界より前記プレチルト角の高
い部分側を覆う位置に前記非光透過性薄膜25を配置す
る構造を採用してもよい。
【0021】また、上記した液晶表示装置において、前
記第1の配向膜23の領域と前記第2の配向膜24の領
域で厚みが10nm以上異なり、前記第1の配向膜23
の領域と前記第2の配向膜24の領域での前記プレチル
ト角の面内方位が、前記厚みの大きい前記領域から厚み
の小さい前記領域に向かう方向成分を有する構造を採用
してもよい。
【0022】また、上記した課題は、図6(c) に例示す
るように、画素電極8の上に形成され、該画素電極8の
中央ではラビング方向に対して直交する方向に沿い、且
つ該画素電極の両側では該ラビング方向に沿っている境
界部分を有し、該境界部分により該画素電極8を2分す
る液晶分子のプレチルト角の異なる2つの領域を有する
第1の配向膜23A,24Aと、前記第1の配向膜23
A,24Aとこれに対向する共通電極側の第2の配向膜
の間に充填されて前記液晶分子を有する液晶層と、前記
第1の配向膜23A,24Aのプレチルト角を異ならせ
る前記第1及び第2の領域の前記境界部分に沿った平面
形状を有する非光透過性薄膜27とを有することを特徴
とする液晶表示装置により解決される。
【0023】また、上記した課題は、図6(d) に例示す
るように、画素電極8の上に形成され、該画素電極8の
中央ではラビング方向に対して直交する方向に沿い、か
つ該画素電極8の両側ではラビング方向から前記画素電
極8中心寄りに傾斜する方向に沿っている境界部分を境
にしてプレチルト角の異なる第1と第2の領域を有する
第1の配向膜23B,24Bと、前記第1の配向膜23
B,24Bとこれに対向する第2の配向膜の間に充填さ
れる液晶と、前記境界部分に沿った平面形状を有する非
光透過性薄膜28とを有することを特徴とする液晶表示
装置によって解決される。
【0024】または、図6(e) に例示するように、画素
電極8の上でプレチルト角を異ならせる2つの領域を有
する第一の配向膜23及び第二の配向膜24と、前記第
一の配向膜23及び前記第二の配向膜24の境界部分に
形成された垂直配向又は無配向の第三の配向膜30と、
前記第三の配向膜30に沿って形成された非光透過性薄
膜29とを有することを特徴とする液晶表示装置によっ
て達成する。
【0025】
【0026】
【0027】
【作 用】本発明によれば、プレチルト角が異なる第1
及び第2の配向膜により画素電極が2つの領域に分けら
れ、それらの配向膜の上にある液晶層のチルト角の面内
方向が2つの領域で異なり、その領域の境界線(第2境
界)が第1及び第2の配向膜の境界(第1境界)と一致
せず、しかも、チルト角の境界線が非光透過性薄膜によ
り覆われるようにしている。
【0028】これにより、ディスクリネーションライン
が2つの配向膜の境界と一致しない場合でも、画素電極
から光が漏れることはなくなる。さらに別の発明によれ
ば、配向膜のプレチルト角が異なる2つの領域の境界か
らズレてディスクリネーションラインが発生する場合
に、ディスクリネーションラインの発生し易い領域で
は、その境界をラビング方向に一致させている。これに
よれば、その境界で液晶分子の配向が安定するのでディ
スクリネーションラインの移動が抑制される。
【0029】また、ディスクリネーションラインの発生
し易い領域で、2つの配向膜の境界をラビング方向から
画素電極の中心側の方向に傾けているので、その部分で
は、2つの配向膜の段差を下る方向にラビングされるこ
とになり、その境界領域における液晶分子が立ち上がら
ずに安定する。一方、配向膜のプレチルト角が相違する
2つの領域の境界に無配向又は垂直配向の配向膜を形成
すれば、ディスクリネーションラインが強制的に形成さ
れ、ディスクリネーションラインがずれる可能性が極め
て小さくなる。
【0030】
【実施例】
(a)本発明の第1実施例の説明 図1は、本発明の第1実施例の90°ツイストネマティ
ックモードの液晶パネルの画素を示す平面図、図2は、
液晶分子の傾きを示す斜視図と断面図、図3及び図4
は、水平方向の電界による液晶分子の傾きの変化を示す
断面図、図5は、ラビング方向とディスクリネーション
ラインを示す平面図である。
【0031】図1、2において、第一の透明基板1の上
にマトリクス状に配列された各画素の一角には薄膜トラ
ンジスタ(TFT)2が形成され、そのゲート電極3は
X方向に並列に複数本配置されたゲートバスライン4に
接続され、そのドレイン電極5はY方向(X方向に直交
する方向)に並列に複数本配置されたドレインバスライ
ン6に接続されている。また、そのソース電極7は、各
画素に形成された透明な画素電極8に接続されている。
なお、ゲートバスライン4、ドレインバスライン6は、
図示しない絶縁膜を介して絶縁され、しかも、各画素領
域を囲むように配置されている。
【0032】また、第一の透明基板1と画素電極8の間
には SiN、SiO2のような絶縁膜11が形成され、また、
この絶縁膜11と画素電極8の間には、ゲートバスライ
ン4に平行で画素電極8をゲートバスライン6側に2分
する容量電極12が形成されている。さらに、図2(b)
に示すように、液晶9を挟んで第一の透明基板1に対向
する第二の透明基板21の面には、図1(b) の二点鎖線
に示すように、ゲートバスライン4、ドレインバスライ
ン6及びTFT2により区画される領域に沿ってブラッ
クマトリクス膜10が網状に形成されている。
【0033】画素電極8の上の全体には第一の配向膜1
3が形成され、また、その画素領域8のうちの容量電極
12により2分される領域の一方には第一の配向膜13
を覆う第二の配向膜14が形成されており、それらの配
向膜13,14の表面のラビングによる液晶分子15の
プレチルト角θ1 ,θ2 は、図2(a) に示すように、第
一の配向膜13よりも第二の配向膜14の方が大きくな
るように構成されている。
【0034】また、低プレチルト角θ1 となる第三の配
向膜16は、第二の透明基板21の下面に形成された共
通電極17の全体を覆い、この第三の配向膜16のう
ち、画素電極8側の第一の配向膜13に向かい合う部分
は高プレチルト角θ2 となる第四の配向膜18により覆
われている。そして、画素電極8の表面の2つの配向膜
13,14のラビング方向は、図2(a) の実線の矢印方
向に示すように、ドレインバスラインに対して斜め方向
であって、かつ、高プレチルト角θ2 の第二の配向膜1
4から低プレチルト角θ1 の第一の配向膜13に斜めに
向かう方向となっている。
【0035】また、画素電極8に対向する第二の透明基
板21側の配向膜16,18のラビング方向は、画素電
極8側のラビング方向に直交する向きで、かつ、低プレ
チルト角θ1 の第三の配向膜16から高プレチルト角θ
2 の第四の配向膜18に斜めに向かう方向となってい
る。以上のような配向膜13,14,16,18の間に
挟まれる液晶分子15は、上下方向に捩れるような向き
に配置され、しかも、液晶9の中間層の液晶分子15の
面内方位はゲートバスライン6から画素電極8に向かう
方向となり、180°異なっている。ここで面内方位
は、液晶分子の画素電極に近い方の端から遠い方の端へ
と向かう方向を示している。
【0036】なお、ブラックマトリクス10と第二の透
明基板21と共通電極17は、それらの間に形成された
SiO2、 SiN等の絶縁膜19により絶縁されている。ま
た、上記した4つの配向膜13,14,16,18は、
膜厚10nm又はそれ以上に形成されている。このような
構造の液晶表示パネルにおいて、画素電極8の上の液晶
分子15は、ドレインバスライン6、ゲートバスライン
4との間で生じる電位差により電界Eの横方向成分が発
生してしまう。この横方向の電界成分は、バスライン
4,6から画素電極8への方向であり、画素電極8の縁
部の液晶分子15の傾き角(チルト角)に影響を及ぼ
す。
【0037】そこで次に、その横方向の電界Eによって
ディスクリネーションラインが本来の位置、即ち配向膜
の境界線から変化する現象について説明する。図2(b)
に示すように、プレチルト角が異なる2つの配向膜13
と18が液晶9を挟んで対向している場合に、画素電極
8側の液晶分子15をさらに垂直方向に立てる方向に横
方向電界E1 、E2 が発生しているときには、次のよう
な現象が生じる。
【0038】まず、図3(a) のように、画素電極8上で
低プレチルト角θ1 で立ち上がっている液晶分子15a
が電界E1 によってさらに垂直方向に大きく起こされる
と、液晶層9中央の液晶分子15bも同じ方向に起こさ
れてその立ち上がり端が、本来の傾きと逆になってしま
う。これに対して、図3(b) のように、画素電極8側の
高プレチルト角θ2 の液晶分子15cがさらに垂直方向
に起こされたとしても、液晶層9中央の液晶分子15d
の傾斜角度は大きくなるとはいえ、その立ち上がり端は
逆にはならない。
【0039】このような現象は、配向膜13,14のラ
ビング方向に対して前方の領域において発生し易い。特
に、液晶分子の配向が不安定な状態となる第一の配向膜
13と第二の配向膜14の境界で、かつ、ラビング方向
の前方側にあるドレインバスラインの近傍において顕著
である。この結果、図9(a) に示すような従来の装置に
おいては、画素電極91上の第一及び第二の配向膜8
3,84のラビング方向が、低プレチルト角用の配向膜
83から高プレチルト角用の配向膜84に斜めに向かっ
ているときには、ラビング方向の前方側のドレインバス
ライン89近傍であって低プレチルト角用の配向膜83
の領域Aへディスクリネーションラインが突出する。
【0040】これに対して、本実施例の装置によれば、
画素電極8における低プレチルト角用の配向膜13のラ
ビング方向の前方は、図5に示すようにゲートバスライ
ン4の近傍なので、その部分で低プレチルト角が高プレ
チルト角に変わっても、その変化した領域はブラックマ
トリクス10に覆われることになる。そして、画素電極
8の上のディスクリネーションラインは殆ど変動しな
い。
【0041】一方、液晶分子の傾きを逆にするような横
方向の電界E2 が発生することにより次のような現象が
生じる。まず、図4(a) のように、横向きの電界E2
よって画素電極8上の低プレチルト角θ1 の液晶分子1
5eの傾きが逆になると、液晶層9中央の液晶分子15
fの傾きは逆にはならない。
【0042】しかし、図4(b) のように、配向膜14の
表面の高プレチルト角θ2 の液晶分子15gの傾きが逆
になると、液晶層9中央の液晶分子15hの立ち上がり
方向は、その上の低プレチルト角θ1 の配向膜16側の
結晶分子の傾きに揃うことになって本来とは逆になる。
このような現象は、配向膜のラビング方向に対して後方
の領域において発生し易く、特に、液晶分子の配向が不
安定な状態となる第一の配向膜13と第二の配向膜14
との境界において顕著である。
【0043】したがって、図9(a) に示す従来の装置に
おいては、画素電極91上に形成された第一及び第二の
配向膜83,84のラビングが、低プレチルト角用の配
向膜83から高プレチルト角用の配向膜84の方向に斜
めに行われるときには、ラビング方向の後方側のドレイ
ンバスライン89近傍であって高プレチルト角用の配向
膜84の領域Bへディスクリネーションラインが突出す
る。
【0044】これに対して、本実施例の装置によれば、
画素電極8における高プレチルト角用の配向膜14のラ
ビング方向の後方はゲートバスライン4の近傍にあるの
で、画素を分割する領域のディスクリネーションライン
を変動させることはない。即ち、その後方の領域にはブ
ラックマトリクス膜10が存在するので、液晶分子15
の傾きが逆になっていも、特にコントラストを低下させ
ることはない。
【0045】以上のようなことから、本実施例によれ
ば、ゲートバスライン4の延在方向に延びる帯状の容量
電極12により、画素電極8上のディスクリネーション
ラインが完全に覆われ、しかも、画素周囲に発生するデ
ィスクリネーションラインはプラックマトリクス膜10
に覆われるので、ディスクリネーションラインのズレに
よるコントラストの低下は避けられる。
【0046】なお、バスライン4,6からの電界Eによ
る共通電極17側の液晶分子のプレチルト角の変化は少
なく、これによるディスクリネーションラインの変更は
殆どない。そのラビング方向は、図2(a) における配向
膜16,18の中に示した矢印方向となる。ところで、
ゲートバスライン4はTFT2を駆動するために必須で
あり、低抵抗にする必要があるので、その線幅はある程
度広い方が好ましく、また、寄生容量を減らせるために
画素電極8との間に10μm程度の間隔が必要となる。
このことから、ゲートバスライン4付近を遮光するブラ
ックマトリクス膜10の線幅は30〜40μmとなるこ
とが必須である。一方、容量電極12は開口率を減少さ
せないように、限界まで小さくすることが望ましいの
で、ゲートバスライン4付近を遮光するブラックマトリ
クス膜10よりもその幅を狭くする。
【0047】また、ディスクリネーションラインが横方
向電界E1 ,E2 によって本来の位置から変化するとき
には、遮光領域の広さを考えると、容量電極12の部分
よりもゲートバスライン4に沿ったブラックマトリクス
膜10に移動させる方が液晶表示に与える影響は少ない
と考えられる。なお、2つの配向膜13,14の境界か
らのディスクリネーションラインのズレは20μm程度
であり、上記したような配向膜13,14の配置と上記
したラビング方向によれば、ゲートバスライン4近傍の
幅の広いブラックマトリクス膜10によってディスクリ
ネーションラインのズレは完全に遮蔽される。
【0048】さらに、容量電極を次段のゲートバスライ
ンで兼ねたCs on Gate構造では画素電極中央に電極が存
在しないために、新たに境界遮光用のブラックマトリク
スが必要となるが、画素中央の境界が移動しないように
することによりそのブラックマトリクスの幅を5μm程
度まで狭くしてもよくなる。ここで画素電極8上の2の
配向膜13,14の境界では、位置の高い第二の配向膜
14から低い第一の配向膜13にラビングしているの
で、その境界におけるプレチルト角は大きくならず、デ
ィスクリネーションラインが安定する。 (b)本発明の第2実施例の説明 第1実施例では、1画素において配置されるプレチルト
角の異なる2つの配向膜の配列方向を従来装置と異なら
せることにより、ディスクリネーションラインを容量電
極からはみ出さないようにしたが、次のように、ディス
クリネーションラインの変化に合わせて容量電極の形状
を変えてもよい。
【0049】図6は、本発明の第2実施例に係る1画素
と容量電極を示す平面図である。図6(a) 〜(c) におい
て、画素電極8の上に配置された2種の配向膜のうち、
ラビング方向Lの前方側(面内方位)は高プレチルト角
用の配向膜23であり、その後方側は低プレチルト角用
の配向膜24となる。この点は第1実施例と異なり、画
素電極8の上のディスクリネーションラインには従来例
で説明したようなキンクが生じる。
【0050】まず、図6(a) に示す容量電極25は、2
つの配向膜23,24の境界部分に沿った直線状部と、
ディスクリネーションンラインDの変化する領域を覆う
ような点対称な2つの突出部とから構成されている。ま
た、図6(b) に示す容量電極26は、横方向の電界によ
って変化するディスクリネーションラインDに沿った略
N字型の形状となっている。それらの容量電極25,2
6の面積は、従来の真っ直ぐな帯状の容量電極の面積と
同じであって蓄積容量が従来と変わらないようにしてい
る(この点は、以下の図6(c) 〜図6(e) でも同じであ
る)。
【0051】このような容量電極25,26によれば、
画素の開口率を変化させることなく、画素の中央で生じ
るディスクリネーションラインDを完全に覆うことがで
きるので、コントラストの低下は防止される。図6(c),
(d) は、容量電極の平面形状を変えるだけでなく、2つ
の配向膜の境界部分の形状も変えた実施例を示してい
る。なお、高プレチルト角用の配向膜23A,23B
は、低プレチルト角用の配向膜24A,24Bの上に形
成されており、そこには10nm程度の段差がある。
【0052】図6(c) において、2つの配向膜23A,
24Aの境界のラインは階段状に曲げられていて、画素
の中央側ではラビング方向に直交する方向であり、しか
も、画素の両側のディスクリネーションラインのズレる
領域では、その境界はラビング方向Lに平行となってい
る。また、容量電極27も2つの配向膜23A,24A
の境界に沿った形状となっている。
【0053】これにより、液晶分子が2つの配向膜23
A,24Aの境界部分の両側では、配向膜の低い所から
高い所へラビングすることはなくなるので、その領域に
おける液晶分子はラビングにより境界方向に沿って傾け
られ、プレチルト角が小さくなるので、液晶分子のプレ
チルト角は比較的安定した状態となる。一方、図6(d)
は、2つの配向膜23B,24Bの境界線の両側寄りの
部分を図6(c) に比べてラビング方向からその中央寄り
に角度βだけ傾けたもので、その容量電極28もその境
界線に沿った形状にしている。
【0054】これによって、その境界線の両側寄りの領
域では、高プレチルト角用の配向膜23Bからそれより
も低い低プレチルト角用の配向膜24Bへ段を下りるよ
うにラビングされるので、この領域の段差部分ではラビ
ングによって液晶分子が配向膜から立ち上がらなくな
り、液晶分子のプレチルト角は安定した状態となる。図
6(e) は、2つの配向膜23,24の境界ラインが、従
来のように直線のままであり、その領域の画素電極8の
上に形成される配向膜30を無配向の材料にするか垂直
配向の材料にしたものである。これによれば、無配向又
は垂直配向の配向膜30の上でディスクリネーションラ
イン30が優先的に発生し易くなるので、ディスクリネ
ーションラインが横方向の電界により移動しなくなる。
この場合の容量電極29は、無配向又は垂直配向の配向
膜30に沿って形成される。
【0055】以上の説明では、容量電極29によりディ
スクリネーションラインを覆ったが、その他の非光透過
性薄膜で覆ってもよい。 (c)本発明のその他の実施例の説明 第1実施例では、ラビング方向が同じでもプレチルト角
が異なる2種の配向膜により画素電極を2分する液晶パ
ネルについて説明したが、1種の配向膜であってラビン
グ方向を変えて配向分割する構造の液晶パネルについて
も同様に適用できる。
【0056】この場合、画素電極側の配向膜のプレチル
ト角によって決定される液晶層の中間の液晶分子の傾き
が、図9(a) の実線の長方形と反対方向、即ち、ゲート
ドレイン電極から画素電極の中央に向かって共通電極側
に立ち上がるような成分を有するプレチルト角にすれば
良く、そのような方向にラビングすればよい。また、第
1実施例において、配向方位を180°異なるようにし
たが、ラビング方向を変えることにより、配向方位は9
0°〜270°の範囲で異なるようにしてもよい。
【0057】第2の実施例については、図7に示すよう
なラビング方向を変えて配向分割する構造の液晶パネル
についても適用することができ、容量電極、その他の非
光透過性薄膜をディスクリネーションラインに沿った平
面形状にすることが重要である。
【0058】
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、プレ
チルト角が異なる第1及び第2の配向膜により画素電極
を2つの領域に分け、それらの配向膜の上にある液晶層
のチルト角の面内方向を2つの領域で異ならせ、その領
域の境界線を第1及び第2の配向膜の境界と一致させ
ず、しかも、チルト角の境界線を非光透過性薄膜により
覆うようにしているので、ディスクリネーションライン
が2つの配向膜の境界と一致しない場合でも、画素電極
からの光の漏れを防止できる。
【0060】さらに別の発明によれば、配向膜のプレチ
ルト角が異なる2つの領域の境界からズレてディスクリ
ネーションラインが発生する場合に、ディスクリネーシ
ョンラインの発生し易い領域では、その境界をラビング
方向に一致させている。これによれば、その境界で液晶
分子の配向が安定するのでディスクリネーションライン
の移動を抑制できる。
【0061】また、ディスクリネーションラインの発生
し易い領域で、2つの配向膜の境界をラビング方向から
画素電極の中心側の方向に傾けているので、その部分で
は、2つの配向膜の段差を下る方向にラビングされるこ
とになり、その境界領域における液晶分子を立ち上がら
せずに安定させることができ。一方、配向膜のプレチル
ト角が相違する2つの領域の境界に無配向又は垂直配向
の配向膜を形成するようにしているので、ディスクリネ
ーションラインが強制的に形成され、ディスクリネーシ
ョンラインのずれを生じさせ難くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施例の配向膜のラビング方向と
プレチルト角を示す斜視図と断面図である。
【図3】本発明の第1実施例のプレチルト角の変化を示
す断面図(その1)である。
【図4】本発明の第1実施例のプレチルト角の変化を示
す断面図(その2)である。
【図5】本発明の第1実施例のラビング方向とディスク
リネーションラインを示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る装置の平面図であ
る。
【図7】第1の従来例を示す平面図と断面図である。
【図8】第2の従来例を示す平面図と断面図(その1)
である。
【図9】第2の従来例を示す斜視図と断面図(その2)
である。
【符号の説明】
1 透明基板 2 TFT 3 ゲート電極 4 ゲートバスライン 5 ドレイン電極 6 ドレインバスライン 7 ソース電極 8 画素電極 9 液晶 10 ブラックマトリクス膜 11、19 絶縁膜 12 容量電極 13、14、16、18 配向膜 15 液晶分子 21 透明電極 23、24、30 配向膜 25〜29 容量電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−210099(JP,A) 特開 平5−173138(JP,A) 特開 平7−5466(JP,A) 特開 平6−337420(JP,A) 特開 平6−331988(JP,A) 特開 平6−281938(JP,A) 特開 平6−258645(JP,A) 特開 平6−130397(JP,A) 特開 平6−130396(JP,A) 特開 平6−34978(JP,A) 特開 平6−43460(JP,A) 特開 平6−43462(JP,A) 特開 平6−82784(JP,A) 特開 平6−82785(JP,A) 特開 平6−148641(JP,A) 特開 平6−214235(JP,A) 特開 平6−308497(JP,A) 特開 平6−347793(JP,A) 特開 平6−347794(JP,A) 特開 平5−173142(JP,A) 特開 平5−281545(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1337 505 G02F 1/1335 G02F 1/1368

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素電極上で、液晶分子のプレチルト角を
    異ならせる材料を用いるか又はラビング方向を異ならせ
    ることにより第1境界で2分される第1及び第2の配向
    膜と、 前記第1及び第2の配向膜の上において、チルト角の基
    板平面上の方位が異なる2つの領域に分割され、該2つ
    の領域の第2境界が前記第1及び第2の配向膜の前記第
    1境界と一致しない液晶層と、 前記液晶層の前記チルト角の異なる平面方位に分割され
    た前記2つの領域の前記第2境界を覆う形に形成された
    非光透過性薄膜とを具備し、 前記非光透過性薄膜として容量電極を使用することを特
    徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記画素電極の外側に形成されたドレイン
    バスラインをさらに有し、 前記画素電極上での前記液晶分子の前記プレチルト角の
    面内方位が、前記第1の配向膜の領域と前記第2の配向
    膜の領域で平行であり、 前記第1の配向膜の領域と前記第2の配向膜の領域で、
    前記液晶分子の前記プレチルト角が異なり、 前記プレチルト角の前記面内方位が前記画素電極の内部
    から前記ドレインバスラインに向かっている領域では、
    前記第1の配向膜と前記第2の配向膜の前記第1境界よ
    り前記プレチルト角の低い部分側を覆う位置に前記非光
    透過性薄膜を配置し、且つ、前記プレチルト角の前記面
    内方位が前記ドレインバスラインから前記画素電極の内
    部に向かっている領域では、前記第1の配向膜と前記第
    2の配向膜の前記第1境界より前記プレチルト角の高い
    部分側を覆う位置に前記非光透過性薄膜を配置すること
    を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記第1の配向膜の領域と前記第2の配向
    膜の領域で厚みが10nm以上異なり、 前記第1の配向膜の領域と前記第2の配向膜の領域での
    前記プレチルト角の面内方位が、前記厚みの大きい前記
    領域から厚みの小さい前記領域に向かう方向成分を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】画素電極の上に形成され、該画素電極の中
    央ではラビング方向に対して直交する方向に沿い且つ該
    画素電極の両側では該ラビング方向に沿っている境界部
    分を有し、該境界部分により該画素電極を2分する液晶
    分子のプレチルト角の異なる第1及び第2の領域を有す
    る第1の配向膜と、 前記第1の配向膜とこれに対向する共通電極側の第2の
    配向膜の間に充填されて前記液晶分子を有する液晶層
    と、 前記第1の配向膜のプレチルト角を異ならせる前記第1
    及び第2の領域の前記境界部分に沿った平面形状を有す
    る非光透過性薄膜とを有することを特徴とする液晶表示
    装置。
  5. 【請求項5】画素電極の上に形成され、該画素電極の中
    央ではラビング方向に対して直交する方向に沿い且つ該
    画素電極の両側ではラビング方向から前記画素電極中心
    寄りに傾斜する方向に沿っている境界部分を境にしてプ
    レチルト角の異なる第1と第2の領域を有する第1の配
    向膜と、 前記第1の配向膜とこれに対向する第2の配向膜の間に
    充填される液晶と、 前記境界部分に沿った平面形状を有する非光透過性薄膜
    とを有することを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】画素電極の上でプレチルト角を異ならせる
    2つの領域を有する第1の配向膜及び第2の配向膜と、 前記第1の配向膜及び前記第2の配向膜の境界部分に形
    成された垂直配向又は無配向の第3の配向膜と、 前記第3の配向膜に沿って形成された非光透過性薄膜と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
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