JP3042297U - 焼却炉 - Google Patents

焼却炉

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JP3042297U
JP3042297U JP1997003212U JP321297U JP3042297U JP 3042297 U JP3042297 U JP 3042297U JP 1997003212 U JP1997003212 U JP 1997003212U JP 321297 U JP321297 U JP 321297U JP 3042297 U JP3042297 U JP 3042297U
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cylinder
supply
discharge port
incinerator
upper cylinder
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Inventor
照男 小坂井
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照男 小坂井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入蓋を含む本体の全体を空ボンベで形成し
て耐久性を向上させ、上下の空ボンベの接合を簡単にで
きる焼却炉を得る。 【解決手段】 プロパンガスの空ボンベAaを、給排口
部10から約半分乃至約2/3の間の位置と、内底部2
0を支持するための底台21を連設させた窪み周部Ab
との二ケ所で径方向に切断し、分離した該底台体2の開
口縁側部23の外側に上筒体1の開口下端を嵌着して溶
接することで焼却炉本体Aを設け、上筒体1の給排口部
10を含む上面部を、その周枠部16を除いて切断して
投入蓋6と成し、該投入蓋6の一端を周枠部16に上下
回動可能に連結して開閉可能とし、給排口部に煙突7を
取り付け、上筒体1の内下部にロストル4を備え、上筒
体下部に通気孔81と火入れ部8を設け、ロストル4か
ら上の上筒体内周に通気路15を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プロパンガスの空ボンベを利用した小型焼却炉に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来の家庭用に良好な焼却炉は、ドラム缶を利用して本体を形成するものが多 いが、耐久性が悪い欠点があった。そこで、肉厚で堅固なプロパンガスの空ボン ベを利用して本体とするものもあり、空ボンベを径方向に切断した後、開口部に 別材の投入蓋を取り付けて形成したものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、空ボンベを利用して本体とするものでは、別材の投入蓋を取り 付ける構成から空ボンベの開口端を平坦とするために真っ直ぐに輪切り切断する 必要があり、極めて面倒な作業となると共に、本体の耐久性が優れていても別材 である投入蓋が先に損傷するため廃棄交換を要する問題点が生じている。そこで 本考案は、投入蓋を含む本体の全体を空ボンベで形成して耐久性を向上させ、本 体における空ボンベの接合を、切断の寸法精度を要することなく簡単にできるも のを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、プロパンガスの空ボンベを、上端の給排口部から約半分乃 至約2/3の間と、内底部を支持するための底台を連設させた窪み周部との二ケ 所で径方向に切断して、給排口部を有する上筒体と、窪み周部での切断によって 開口縁側部が内側にすぼまると共に内底部を有する底台体とを得、該底台体の開 口縁側部の外側に上筒体の開口下端を嵌着して溶接することで焼却炉本体を設け 、上筒体の内下部にロストルを備えると共に、ロストルと内底部との間の位置の 上筒体下部に通気孔と火入れ部を設け、上筒体に被燃焼物の投入蓋を開閉可能に 備えた構成の焼却炉である。なお、上筒体の給排口部を含む上面部を、その周枠 部を除き切断して投入蓋と成し、該投入蓋の一端を周枠部に上下回動可能に連結 して開閉可能とすると共に、給排口部に煙突を取り付けてもよい。また、ロスト ルから上の上筒体内周に通気を確保するための通気路を区分け形成してもよい。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の詳細を図示した形態例で説明する。図1及び図2で示す形態例 において、Aは焼却炉本体であり、上筒体1と底台体2とから成る。これらは、 図5で示すプロパンガスのいわゆる50キロボンベの空ボンベAaを、上端の給 排口部10から約2/3の位置の切断線11と、図6で示す内底部20を支持す るための底台21を連設させた窪み周部Abの位置の切断線22との二ケ所を径 方向に切断して得る。
【0006】 即ち、二ケ所の切断により、給排口部10を有する上筒体1と、窪み周部Ab での切断によって上端部の開口縁側部23が内側にすぼまると共に内底部20を 有する底台体2と、上筒体1と底台体2との間の中間筒体3が得られるのである 。なお、中間筒体3は不要であり、図2及び図3のように、上筒体1の下端を、 底台体2の開口縁側部23の外側に嵌着して溶接することで焼却炉本体Aが形成 されるのである。空ボンベAaの長さは約120cmであり、30〜40cmの中間 筒体3を削除して焼却炉本体Aの高さを約80〜90cmとして扱い易くしている 。いる。
【0007】 この際、底台体2の上端開口縁は内側にすぼまって径が小さくなっているため 上筒体1の下端を簡単にその外側に挿着できるのであり、したがって、二ケ所の 切断11,22で大まかに切断しても円滑に嵌着連結できるのである。
【0008】 この点、プロパンガスの空ボンベAaを真っ直ぐな部位で二ケ所で径方向に切 断して上と下の筒体を突き合わせて溶接することも考えられるが、その接合端面 を当接させるために定規で寸法精度を正確にだして切断することが必要となるこ とから極めて面倒な作業となると共に、溶接部が露呈して外観が不良となるので ある。
【0009】 このように底台体2の開口縁側部の外側に上筒体1の下端を嵌着して溶接する ことで内底部20を有する焼却炉本体Aが形成されるのである。なお、上筒体1 と底台体2との溶接の前に、上筒体1の内周下部に鉄筋鋼棒を縦横に溶接したロ ストル4を溶接し、ロストル4から上の上筒体1内周に通気路15を仕切り形成 する仕切板5を設ける。
【0010】 また、上筒体1の給排口部10を含む上面部を、その周枠部16を除き、図5 の切断線60で切断して投入蓋6と成し、該投入蓋6の一端に溶接したヒンジ片 61を、周枠部16に固着したブラケット161に挿通支持したピン162に固 着して投入蓋6を上下回動開閉可能に保持すると共に、投入蓋6の他端に鍔部6 2を突設して閉じた状態を周枠部16で支持している。
【0011】 そして、給排口部10に煙突7を取り付け、またヒンジ片61にレバー65を 前向きに突設して固着している。さらに、上筒体1の下端に切断して透設した火 入れ空部に開閉板8を蝶版80で開閉可能に取り付け、開閉板8に通気孔81を 透設している。したがって、開閉板8はロストル4と内底部20との間の上筒体 1に配置されるのである。また底台体2はその内底部20の中央に液抜孔25を 透設している。これらの形成の後、底台体2の開口縁側部23の外側に上筒体1 の下端を嵌着溶接して焼却炉を形成するのである。
【0012】 このように本例によると、投入蓋6を含む本体の全体を空ボンベで形成してい るため耐久性が優れ、特に本体における空ボンベの接合を、窪み周部の切断によ り径が小さくなっている底台体2の上端開口縁の外側に上筒体1の下端を嵌着さ せて溶接することから簡単に接合できるのであり、二ケ所の切断線11,22で 大まかに切断しても円滑に嵌着連結できるのである。
【0013】 また、図4のように、レバー65を上に回動すればヒンジ片61を介して煙突 7と一体に投入蓋6が上に回動して開くため、周枠部16を除いて上面の殆どが 大きく開口することから被燃焼物の投入が簡単にできるのである。なお、レバー 65を下に回動すればヒンジ片61を介して投入蓋6が下に回動して閉じるので ある。さらに、本例では仕切板5を設けて通気路15を形成しているため、ロス トル4上が詰まった場合でも燃焼ガスの排気を通気路15から煙突7に導くこと ができて排気できることから通気孔81からの吸気を促進できて良好な燃焼がで きるのである。
【0014】 本形態例は上記の構成としたが、本考案においてはこれに限定されない。例え ば、焼却炉の高さは問わず、空ボンベの半分から約2/3の高さであればよい。 このため上端の給排口部から約半分乃至約2/3の間の適宜な位置と、内底部を 支持するための底台を連設させた窪み周部との二ケ所で径方向に切断すればよい 。
【0015】 また上筒体の内下部に備えるロストルの形状や素材は限定されず、ロストルと 内底部との間の位置の上筒体下部に設ける通気孔と火入れ部の構成も任意である 。さらに、投入蓋の位置は問わず、上筒体の側面上部或いは上面の前半分の位置 に備えてもよいが、上筒体の周枠部を除いて上面を切断した投入蓋と成すことで 広い開口部の蓋体とすることが最適である。なお、ロストルから上の上筒体内周 に通気を確保するための通気路の形成も限定されず、内周面に筒体を起立させ固 着して通気路を確保してもよい。
【0016】
【考案の効果】
考案の請求項1によると、投入蓋を含む本体の全体を空ボンベで形成している ため耐久性が優れ、本体における空ボンベの接合を、窪み周部での切断により径 が小さくなっている底台体の上端開口縁の外側に上筒体の下端を嵌着させて溶接 することから簡単に接合できるのである。また請求項2では、周枠部を除いて上 面の殆どが大きく開口することから被燃焼物の投入が簡単にできるのである。さ らに請求項3では、燃焼ガスの排気を確保すると共に、通気孔からの吸気を促進 できて燃焼室での良好な燃焼が図れるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一形態例を示す一部切欠した斜視図で
ある。
【図2】その縦断面図である。
【図3】その要部拡大縦断面図である。
【図4】投入蓋を開いた状態の要部の縦断面図である。
【図5】空ボンベの斜視図である。
【図6】空ボンベの要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
A 焼却炉本体 Aa 空ボンベ Ab 窪み周部 1 上筒体 10 給排口部 15 通気路 16 周枠部 2 底台体 20 内底部 23 開口縁側部 4 ロストル 5 仕切板 6 投入蓋 11,22,60 切断線 61 ヒンジ片 7 煙突 8 開閉板 81 通気孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロパンガスの空ボンベを、上端の給排
    口部10から約半分乃至約2/3の間と、内底部20を
    支持するための底台21を連設させた窪み周部Abとの
    二ケ所で径方向に切断して、給排口部を有する上筒体1
    と、窪み周部Abでの切断によって開口縁側部23が内
    側にすぼまると共に内底部20を有する底台体2とを
    得、該底台体2の開口縁側部23の外側に上筒体1の開
    口下端を嵌着して溶接することで焼却炉本体Aを設け、
    上筒体1の内下部にロストル4を備えると共に、ロスト
    ル4と内底部20との間の位置の上筒体下部に通気孔8
    1と火入れ部8を設け、上筒体1に被燃焼物の投入蓋6
    を開閉可能に備えたことを特徴とする焼却炉。
  2. 【請求項2】 上筒体1の給排口部10を含む上面部
    を、その周枠部16を除き切断して投入蓋6と成し、該
    投入蓋6の一端を周枠部16に上下回動可能に連結して
    開閉可能とすると共に、給排口部に煙突7を取り付けた
    請求項1の焼却炉。
  3. 【請求項3】 ロストル4から上の上筒体内周に通気を
    確保する通気路15を区分け形成した請求項1又は請求
    項2の焼却炉。
JP1997003212U 1997-04-08 1997-04-08 焼却炉 Expired - Lifetime JP3042297U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04346117A (ja) * 1991-05-23 1992-12-02 Sharp Corp 携帯形データターミナルの電源自動立ち上げ装置

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