JP3042139U - ルアーボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルアー同士が互いに絡み合うのを避けて、釣
り場でのルアーを取出す作業を容易にし、従来と同じ面
積のルアー載置面でのルアーの載置数量を多くして、ル
アー収納数量を増大させるとともに、使用頻度の高いル
アーの装入を可能にし、かつルアーの収納および取出し
時のルアーボックス姿勢の制約を緩和して、使い勝手を
よくする。 【解決手段】上向きの周壁１によって囲まれて底部に長
方形のルアー載置面２を有するボックス本体１０と、周
壁１の一側に開閉自在にヒンジ結合された蓋体３とを備
えたルアーボックスのルアー載置面２に仕切部材１２を
所定の長さに切断して貼着することで、ルアー載置面２
を収納される複数のルアー４の大きさに応じた複数の収
納空間に仕切る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ルアーフィッシングに使用されるルアーを収納するのに用いられる ルアーボックスに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ルアーフィッシングに使用される多種多様のルアーは、ルアーボック スに収納した状態で魚釣り用具格納箱に格納して釣り場に携行され、釣り場では 釣り上げる魚の種類などに応じて、多種多量のルアーの中から好適なルアーを選 択して取り出し使用される。

【０００３】 従来のルアーボックスとして、図９に示すものがある。この種のルアーボック スは、周壁１によって囲まれた長方形のルアー載置面２を有するボックス本体１ ０と、周壁１の一側にヒンジ結合されて、ボックス本体１０の開口部を開閉する 蓋体３とを備えている。この種のルアーボックスでは、多種多様のルアー４，４ ……がアットランダムにルアー載置面２に載置された状態で収納される。

【０００４】 しかし、ルアー４には、口先にアイレット４Ａ、えら部分にリップ４Ｂ、腹部 にボディフック４Ｃ、尾部にフック４Ｄなどがルアーボディ４Ｘからはみ出した 状態で取付けられている。このため、多種多様のルアー４，４……をアットラン ダムにルアー載置面２に載置すると、ルアー４，４……同士のアイレット４Ａ、 リップ４Ｂ、ボディフック４Ｃおよびフック４Ｄなどが互いに絡み合って混然と なり、釣り場で所望のルアー４を取出す作業がきわめて煩雑になる欠点を有して いる。また、ボックス本体１０内へのルアーの収納およびボックス本体１０に収 納されているルアーを取出す場合の姿勢が蓋体３を上側に位置させたルアーボッ クスの正立姿勢にのみ制約される。このため、使い勝手に劣る難点も有る。

【０００５】 そこで、図１０に示すように、ボックス本体１０におけるルアー載置面２に所 定の対向間隔Ｌを有して、該対向間隔Ｌに直交する方向にのびて周壁１の対向部 １Ａ，１Ａを橋絡させる仕切板５，５……を突設した構造のルアーボックスを製 作することが考えられる。

【０００６】 この種のルアーボックスであれば、互いに対向する仕切板５，５……の間の載 置面２上にルアーを載置して装入することができるので、ルアー４，４……同士 のアイレット４Ａ、リップ４Ｂ、ボディフック４Ｃおよびフック４Ｄなどが互い に絡み合って混然となる状態を避けることができる。しかし、リップ４Ｂおよび ボディフック４Ｃがルアーボディ４Ｘの幅方向に大きくはみ出しているので、前 記対向間隔Ｌはリップ４Ｂおよびボディフック４Ｃのはみ出し寸法を見込んで大 きく設定しなければならない。このため、ルアーの載置数量が少なくなり、１つ のルアーボックスに対するルアー収納数量が制限される欠点を有している。

【０００７】 しかも、仕切板５，５……の対向間隔Ｌが使用頻度の高いルアー４の大きさに 適合しているとは限らず、使用頻度の高いルアー４を好適に装入することができ ない難点があるとともに、前述の使い勝手に劣る難点は解消されていない。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

すなわち、従来のルアーボックスでは、多種多様のルアー同士のアイレット、 リップ、ボディフックおよびフックなどが互いに絡み合って混然となり、釣り場 で所望のルアーを取出す作業がきわめて煩雑になる欠点を有し、この欠点を解消 したルアーボックスでは、ルアーの載置数量が少なくなり、１つのルアーボック スに対するルアー収納数量が制限されるとともに、使用頻度の高いルアー４を好 適に装入することができない難点および使い勝手に劣る難点を有している。 そこで、本考案は、多種多様のルアー同士が互いに絡み合って混然となり、釣 り場で所望のルアーを取出す作業がきわめて煩雑になる欠点を解消し、従来と同 じ面積のルアー載置面であればルアーの載置数量を多くして、ルアーボックスに 対するルアー収納数量を増大させるとともに、使用頻度の高いルアーの装入を可 能にし、かつルアーの収納および取出し時のルアーボックス姿勢の制約を緩和し て、使い勝手をよくすることができるルアーボックスを提供することを目的とし ている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、請求項１に記載の考案は、底部のルアー載置面が 周壁によって囲まれたボックス本体と、このボックス本体に一体に結合されて前 記周壁の上端開口を開閉する蓋体とを備え、前記ルアー載置面に貼着して、該ル アー載置面を収納される複数のルアーの大きさに応じた複数の収納空間に仕切る 仕切部材を具備していることを特徴としている。 請求項２に記載の考案は、底部のルアー載置面が周壁によって囲まれたボック ス本体と、このボックス本体に一体に結合されて前記周壁の上端開口を開閉する 蓋体とを備え、前記ルアー載置面の一部にルアーボディの幅の２倍以上の整数倍 に略相当する対向間隔を有し、かつこの対向間隔に直交する方向にのびて前記周 壁の対向部に橋絡させた仕切板が突設され、互いに対向する前記仕切板の間をル アーの幅に略相当する対向間隔で等分に区画し、かつこの対向間隔に直交する方 向の両側に切欠部を設けて複数の仕切突片が前記仕切板に平行に突設されており 、前記ルアー載置面の前記一部を除く部分が収納される複数のルアーの大きさに 応じた複数の収納空間に仕切る仕切部材の貼着面として残存させていることを特 徴としている。 請求項３に記載の考案は、周壁によって囲まれた空間が区画板によって上下に 隣接する第１の空間と第２の空間に区画されたボックス本体と、前記周壁の上下 方向の両端部に一体に結合されて、前記第１の空間と第２の空間の開口部を開閉 する上下１対の蓋体とを備え、前記区画板の上面と下面をルアー載置面とし、こ のルアー載置面に貼着して、該ルアー載置面を収納される複数のルアーの大きさ に応じた複数の収納空間に仕切る仕切部材を具備していることを特徴としている 。 請求項４に記載の考案は、前記において前記仕切部材が所望の長さに切断可能 である。 請求項５に記載の考案は、前記において蓋体の内面に前記仕切部材が貼着され 、前記蓋体を施蓋した時にボックス本体と蓋体の間に介在して両者を仕切る中蓋 が設けられている。

【００１０】 請求項１記載の考案によれば、収納されるルアーボディの幅に略相当する対向 間隔を有して、ボックス本体のルアー載置面に仕切部材を貼着して、複数の収納 空間を形成することで、これら収納空間にルアーを装入することができる。 請求項２記載の考案によれば、ボックス本体のルアー載置面の一部では、突設 した仕切板と仕切突片の間の載置面上にルアーボディを載置して装入し、リップ およびボディフックは、仕切突片の両側に設けられている切欠部のいずれかを通 して対向間隔方向で隣接する仕切板と仕切突片の間の載置面上にはみ出して載置 することができる。また、前記ルアー載置面の前記一部を除く残存部分には、収 納されるルアーボディの幅に略相当する対向間隔を有して、仕切部材を貼着して 、複数の収納空間を形成することで、これら収納空間にルアーを装入することが できる。 請求項３記載の考案によれば、収納されるルアーボディの幅に略相当する対向 間隔を有して、ボックス本体における区画板の上面と下面それぞれのルアー載置 面に仕切部材を貼着して、複数の収納空間を形成することで、これら収納空間に ルアーを装入することができる。また、上下１対の蓋体をそれぞれ開閉して、ボ ックス本体の第１の空間もしくは第２の空間へのルアーの収納および第１の空間 または第２の空間に収納されているルアーの取出しを行うことができる。 請求項４記載の考案によれば、仕切部材の貼着パターンを任意に設定すること ができる。 請求項５記載の考案によれば、蓋体の内面をルアー載置面として活用すること ができるとともに、ボックス本体を蓋体で施蓋した時には、中蓋によってボック ス本体と蓋体が仕切られるので、ボックス本体に内装されているルアーと蓋体に 内装されているルアーが混り合うのを防止できる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は請求項１に記 載の考案の開蓋状態を示す平面図であり、ルアーボックスは、上向きの周壁１に よって囲まれて底部に長方形のルアー載置面２を有するボックス本体１０と、周 壁１の一側に開閉自在にヒンジ結合された蓋体３とを備え、合成樹脂により一体 に成形されている。 また、ボックス本体１０における周壁１の他側外面には、係止突起１４，１４ が突設され、蓋体３における自由端部には、係止突起１４，１４に係脱可能に係 合される係合孔１５Ａ，１５Ａを貫通形成した係合片１５がヒンジ結合されてい る。したがって、ボックス本体１０を蓋体３で施蓋した時、係止突起１４，１４ に係合片１５の係合孔１５Ａ，１５Ａを係合することにより、蓋体３の自然開放 を阻止するロック状態で保持することができる。 さらに、図２（Ａ）に示すように、断面Ｌ字状で長尺の合成樹脂材によってな る仕切部材１２を用意する。この仕切部材１２の水平仕切片１２Ａの外面には、 両面テープのような貼着材１３が設けられている。

【００１２】 このような構成であれば、仕切部材１２を所定の長さに切断して、図１に示す ように、ボックス本体１０のルアー載置面２にルアーボディ４Ｘの幅Ｗの２倍よ りも僅かに大きい対向間隔Ｌ２を有し、かつこの対向間隔Ｌ２に直交する方向に のびて周壁１の対向部１Ａ，１Ａに橋絡させた長寸の仕切部材１２を貼着し、前 記対向する仕切部材１２の間をルアーボディ４Ｘの幅Ｗよりも僅かに大きい対向 間隔Ｌ１で２等分に区画し、かつこの対向間隔Ｌ１に直交する方向の両側に切欠 部６，６を設けて図２（Ｂ）に示すような複数の短寸の仕切部材１２，１２…… を長寸の仕切部材１２，１２……に平行に貼着することができる。

【００１３】 これにより、図１の仮想線で示すように、ルアーボディ４Ｘの幅Ｗより僅かに 大きい対向間隔Ｌ１を有して設けられた長寸の仕切部材１２と短寸の仕切部材１ ２の間の載置面２上にルアーボディ４Ｘを載置して装入し、リップ４Ｂおよびボ ディフック４Ｃは、短寸の仕切部材１２の両側に設けられている切欠部６を通し て間隔Ｌ１方向で隣接する長寸の仕切部材１２と短寸の仕切部材１２の間の載置 面２上にはみ出して載置することができる。したがって、ルアー４，４……同士 のアイレット４Ａ、リップ４Ｂ、ボディフック４Ｃおよびフック４Ｄなどが互い に絡み合って混然となる状態を避けることができるので、釣り場で所望のルアー ４を取出す作業が容易になる。また、対向間隔Ｌ１をルアーボディ４Ｘの幅Ｗよ り僅かに大きい寸法、つまり、対向間隔Ｌ１をルアーボディ４Ｘの幅Ｗに略相当 する小さい寸法に縮小できるので、ルアー載置面２の面積が従来の載置面２と同 じであれば、ルアー４の載置数量を多くできる。したがって、１つのルアーボッ クスに対するルアー４の収納数量が増大する。当然、使用頻度の高いルアー４の 大きさに適合する対向間隔で仕切部材を貼着して、複数の収納空間を形成するこ とで、これら収納空間に使用頻度の高いルアーを装入することが可能になる。

【００１４】 一方、図２の仕切部材１２から長寸の仕切部材１２のみを複数個切断して、図 ３に示すようにルアーボディ４Ｘの大きさに応じて貼着することもできる。また 、図２(Ｃ)に示すように仕切部材１２の起立仕切片１２Ｂのみを切断して短寸の 仕切部材１２として、図３に示すようにルアー載置面２に貼着してもよい。さら に、図２の仕切部材１２から前記長寸の仕切部材１２よりもさらに長寸の仕切部 材１２のみを複数個切断して、図４に示すように長手方向に貼着することもでき る。このようなパターンで複数の仕切部材１２を貼着しても、図１で示す実施の 形態と同様の作用効果を奏することができるとともに、図４に示す実施の形態で は、長寸のルアー４を収容するのに適している。

【００１５】 前記実施の形態では、ルアーボディ４Ｘの幅Ｗの２倍より僅かに大きい対向間 隔Ｌ２を有して長寸の仕切部材１２，１２を貼着し、その間を短寸の仕切部材１ ２，１２で２等分に区画しているが、ルアーボディ４Ｘの幅Ｗの３倍あるいは４ 倍よりも僅かに大きい対向間隔を有して長寸の仕切部材１２，１２を貼着しても よい。ただし、ルアーボディ４Ｘの幅Ｗの３倍よりも僅かに大きい対向間隔を有 して長寸の仕切部材１２，１２を貼着した場合には、その間を短寸の仕切部材１ ２，１２で３等分に区画する必要があり、ルアーボディ４Ｘの幅Ｗの４倍よりも 僅かに大きい対向間隔を有して長寸の仕切部材１２，１２を貼着した場合には、 その間を短寸の仕切部材１２，１２で４等分に区画する必要がある。

【００１６】 つぎに、請求項２に記載の一実施の形態について説明する。図５は請求項２に 記載の一実施の形態を開蓋して示す平面図であり、前記請求項１に記載の考案と 同一部分には同一符号を付して説明する。図５において、ルアーボックスは、上 向きの周壁１によって囲まれて底部に長方形のルアー載置面２を有するボックス 本体１０と、このボックス本体１０における周壁の一側に開閉自在にヒンジ結合 された蓋体３とを備え、合成樹脂によって一体に成形されている。ルアー載置面 ２の一部には、ルアーボディ４Ｘの幅Ｗの２倍よりも僅かに大きい対向間隔Ｌ２ を有し、かつこの対向間隔Ｌ２に直交する方向にのびて周壁１の対向部１Ａ，１ Ａに橋絡させた仕切板５を一体に突設し、前記対向する仕切板５の間をルアーボ ディ４Ｘの幅Ｗよりも僅かに大きい対向間隔Ｌ１で２等分に区画し、かつこの対 向間隔Ｌ１に直交する方向の両側に切欠部６，６を設けて複数の仕切突片７，７ ……を仕切板５，５……に平行に一体に突設してある。また、前記ルアー載置面 ２の前記一部を除く部分はそのままで残存させてある。このため、図２の仕切部 材１２を適当な長さに切断して、図５の前記残存させてあるルアー載置面２に対 してルアー４の大きさに応じて貼着することができる。

【００１７】 したがって、ルアーボックス姿勢の制約を緩和して、使い勝手をよくすること 以外は、請求項１に記載の一実施の形態と同様の作用効果を奏するとともに、ル アー載置面２の残存部分には、使用頻度の高いルアー４の大きさに適合する対向 間隔で仕切部材１２，１２…を貼着して、ここに、使用頻度の高いルアー４を装 入することができる。

【００１８】 図６（Ａ）は請求項３に記載の考案の開蓋状態を示す縦断面図であり、前記請 求項１に記載の考案と同一部分には同一符号を付して説明する。図６において ルアーボックスは、長方形を呈するボックス本体１０と、周壁１の一側における 上端部に開閉自在にヒンジ結合される蓋体３Ａと、周壁１の一側における下端部 に開閉自在にヒンジ結合される蓋体３Ｂと、周壁１によって囲まれた空間２０を 上下に２分割して、上下に隣接する第１の空間２０Ａと第２の空間２０Ｂに区画 する区画板２１を備え合成樹脂によって一体に成形されている。また、周壁１の 他側外面には、係止突起１４，１４が突設され、蓋体３Ａ，３Ｂそれぞれの自由 端部には、係止突起１４，１４に係脱可能に係合される係合孔１５Ａを貫通形成 した係合片１５がヒンジ結合されている。したがって、ボックス本体１０の第１ の空間２０Ａと第２の空間２０Ｂを蓋体３Ａ，３Ｂで施蓋した時、係止突起１４ ，１４に係合片１５の係合孔１５Ａ，１５Ａを係合することにより、蓋体３Ａ， ３Ｂの自然開放を阻止するロック状態で保持することができる。 また、前記のような構成であれば、仕切部材１２を所定の長さに切断して、図 ６（Ａ）及び図１に示すように、ボックス本体１０における区画板２１の上面の ルアー載置面２１Ａと下面のルアー載置面２１Ｂにルアーボディ４Ｘの幅Ｗの２ 倍よりも僅かに大きい対向間隔Ｌ２を有し、かつこの対向間隔Ｌ２に直交する方 向にのびて周壁１の対向部１Ａ，１Ａに橋絡させた長寸の仕切部材１２を貼着し 、前記対向する仕切部材１２の間をルアーボディ４Ｘの幅Ｗよりも僅かに大きい 対向間隔Ｌ１で２等分に区画し、かつこの対向間隔Ｌ１に直交する方向の両側に 切欠部６，６を設けて複数の短寸の仕切部材１２，１２……を長寸の仕切部材１ ２，１２……に平行に貼着することができる。

【００１９】 したがって、請求項１に記載の一実施の形態と同様の作用効果を奏するととも に、上下１対の蓋体３Ａ，３Ｂをそれぞれ開閉して、ボックス本体１０の第１の 空間２０Ａもしくは第２の空間２０Ｂへのルアー４の収納および第１の空間２０ Ａまたは第２の空間２０Ｂに収納されているルアー４の取出しを、図６（Ａ）で 示しているルアーボックスの正立姿勢または上下方向で反転させた倒立姿勢のい ずれによっても行うことができる。このため、ルアーの収納および取出し時のル アーボックス姿勢の制約を緩和して、使い勝手をよくすることができる。なお、 図６（Ｂ）に示すように、蓋体３Ａ，３Ｂの向きを上下で反対にしてもよい。

【００２０】 図７および図８に示すように、蓋体３の内面に仕切部材１２，１２を貼着し、 蓋体３を施蓋した時にボックス本体１０と蓋体３の間に介在して両者を仕切る中 蓋１１を設けることで、蓋体３の内面をルアー載置面９として活用することがで きるとともに、ボックス本体１０を蓋体３で施蓋した時には、中蓋１１によって ボックス本体１０と蓋体３が仕切られるので、ボックス本体１０に内装されてい るルアーと蓋体３に内装されているルアーが混り合うのを防止できる。

【００２１】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案は、多種多様のルアー同士のアイレット、リップ 、ボディフックおよびフックなどが互いに絡み合って混然となる状態を避けるこ とができるので、釣り場で所望のルアーを取出す作業が容易になる。また、仕切 板や仕切突片の対向間隔をルアーボディの幅に略相当する小さい寸法に縮小でき るので、ルアー載置面の面積が従来と同じであれば、ルアーの載置数量を多くし て、１つのルアーボックスに対するルアーの収納数量を増大させることができる 。当然、使用頻度の高いルアーの大きさに適合する対向間隔で仕切部材を貼着し て、複数の収納空間を形成することで、これら収納空間に使用頻度の高いルアー を装入することが可能になる。また、ルアーの収納および取出し時のルアーボッ クス姿勢の制約を緩和して、使い勝手をよくすることもできる。しかも、ボック ス本体を蓋体で施蓋した時には、中蓋によってボックス本体に内装されているル アーと蓋体に内装されているルアーが混り合うのを防止することも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１に記載の考案の一実施の形態を開蓋し
て示す平面図である。

【図２】仕切部材の実施の形態を示す斜視図である。

【図３】請求項１に記載の考案の他の実施の形態を開蓋
して示す平面図である。

【図４】請求項１に記載の考案のさらに異なる実施の形
態を開蓋して示す平面図である。

【図５】請求項２に記載の考案の一実施の形態を開蓋し
て示す平面図である。

【図６】請求項３に記載の考案の開蓋状態を示す縦断側
面図である。

【図７】請求項４に記載の考案の一実施の形態を開蓋し
て示す平面図である。

【図８】図７のＡ−Ａ線断面図である。

【図９】従来例の平面図である。

【図１０】他の従来例の平面図である。

【符号の説明】

１ ボックス本体の周壁 １Ａ 周壁の対向部 ２ ボックス本体のルアー載置面 ３ 蓋体 ３Ａ 蓋体 ３Ｂ 蓋体 ４ ルアー ４Ｘ ルアーボデイ ５ 仕切板 ６ 切欠部 ７ 仕切突片 １０ ボックス本体 １１ 中蓋 １２ 仕切部材 ２０ 空間 ２０Ａ 第１の空間 ２０Ｂ 第２の空間 ２１ 区画板 ２１Ａ 区画板の上面のルアー載置面 ２１Ｂ 区画板の下面のルアー載置面 Ｌ１ 間隔、対向間隔 Ｌ２ 整数倍の対向間隔 Ｗ ルアーボディの幅

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底部のルアー載置面が周壁によって囲ま
   れたボックス本体と、このボックス本体に一体に結合さ
   れて前記周壁の上端開口を開閉する蓋体とを備え、前記
   ルアー載置面に貼着して、該ルアー載置面を収納される
   複数のルアーの大きさに応じた複数の収納空間に仕切る
   仕切部材を具備していることを特徴とするルアーボック
   ス。
2. 【請求項２】 底部のルアー載置面が周壁によって囲ま
   れたボックス本体と、このボックス本体に一体に結合さ
   れて前記周壁の上端開口を開閉する蓋体とを備え、前記
   ルアー載置面の一部にルアーボディの幅の２倍以上の整
   数倍に略相当する対向間隔を有し、かつこの対向間隔に
   直交する方向にのびて前記周壁の対向部に橋絡させた仕
   切板が突設され、互いに対向する前記仕切板の間をルア
   ーの幅に略相当する対向間隔で等分に区画し、かつこの
   対向間隔に直交する方向の両側に切欠部を設けて複数の
   仕切突片が前記仕切板に平行に突設されており、前記ル
   アー載置面の前記一部を除く部分が収納される複数のル
   アーの大きさに応じた複数の収納空間に仕切る仕切部材
   の貼着面として残存させていることを特徴とするルアー
   ボックス。
3. 【請求項３】 周壁によって囲まれた空間が区画板によ
   って上下に隣接する第１の空間と第２の空間に区画され
   たボックス本体と、前記周壁の上下方向の両端部に一体
   に結合されて、前記第１の空間と第２の空間の開口部を
   開閉する上下１対の蓋体とを備え、前記区画板の上面と
   下面をルアー載置面とし、このルアー載置面に貼着し
   て、該ルアー載置面を収納される複数のルアーの大きさ
   に応じた複数の収納空間に仕切る仕切部材を具備してい
   ることを特徴とするルアーボックス。
4. 【請求項４】 前記仕切部材が所望の長さに切断可能で
   ある請求項１、請求項２または請求項３記載のルアーボ
   ックス。
5. 【請求項５】 前記蓋体の内面に前記仕切部材が貼着さ
   れ、前記蓋体を施蓋した時にボックス本体と蓋体の間に
   介在して両者を仕切る中蓋が設けられている請求項１、
   請求項２または請求項３記載のルアーボックス。