JP3041702U - 遠赤外線利用患部治療具 - Google Patents

遠赤外線利用患部治療具

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JP3041702U
JP3041702U JP1997002553U JP255397U JP3041702U JP 3041702 U JP3041702 U JP 3041702U JP 1997002553 U JP1997002553 U JP 1997002553U JP 255397 U JP255397 U JP 255397U JP 3041702 U JP3041702 U JP 3041702U
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JP1997002553U
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Inventor
敏幸 内田
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東京科研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠赤外線と磁気を発するスポンジ体に発熱手
段を設けて、広範な患部治療を容易にする。 【解決手段】 遠赤外線及び磁気を発する物質を含有し
たスポンジ体1の上面にコードと接続するヒーター素材
をプリントしたフレキシブルな発熱板2、発熱板2の上
面に、表面を錫箔7で覆った断熱板6を夫々重合着す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、発熱手段を設けた遠赤外線利用患部治療具に関する。
【0002】
【従来の技術】
不可視光線で波長の長い電磁波の遠赤外線は、有機物の水分子に共鳴振動を起 こし、人体の血流体液に温熱効果を高めるものとして知られ、この遠赤外線を利 用した健康器具が多数存在するなかで、近時、人体への密着性にすぐれ、着脱も 容易でサポーターとして手軽に利用できるスポンジ布製のものが提案されている (実公平6−32118号公報参照)。
【0003】 このスポンジ布は、磁鉄鉱の粉体とアルミナ又はジルコニア等の遠赤外線放射 物質の粉体をスポンジゴム構成物質と混合して一体形成したものであり、伸縮又 は折り曲げてもそれらの粉体がスポンジから分離するおそれがなく、スポンジ布 を着装した場合に人体の部位全域に遠赤外線が放射されることを所期している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来技術は、スポンジ布自体は発熱をせず、人体からの熱を受けて遠 赤外線を放射するというものであり、したがって所定温度の温熱刺激によって患 部治療をするものではない。それゆえ関節や筋肉の痛みなどには有効であっても ガン細胞を攻撃したり内臓の病巣を改善するだけの浸透性はなく、利用範囲もお のずから限界があり、病気治療のためには他の手段によらねばならないという問 題点があった。
【0005】 本考案はこのような従来の事情を考慮してなされたもので、遠赤外線の放射と 磁気の発生は勿論、全体を適温とすることによって従来のスポンジ布では達成し 得なかった患部の治療を実現する簡易な遠赤外線利用患部治療具を提供しようと するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、遠赤外線と磁気の放射が十分になされる スポンジ体に、簡単な構造ながら適度の温熱刺激を患部に与えることのできる発 熱手段を設けることとしたものであって、治療具を人体患部の該当個所に向けて 取り付けることにより、患部の病状に応じた温熱の発生と遠赤外線・磁気の放射 とが相まって治療が能率的に促進されることを意図している。
【0007】
【考案の実施の形態】
すなわち本考案では、遠赤外線及び磁気を放射する物質を含有したスポンジ体 にフレキシブルな構造の発熱板を重合し、該発熱板に、表面を錫箔で覆った断熱 材を重合することとしている。
【0008】 上記銀箔の表面よりスポンジ体にかけて別体の布カバーを被装すると、全体が 保護されるので、より効果的となる。
【0009】 発熱板と重合してあるスポンジ体は、発熱板の温度上昇に伴って加熱され、こ の状態のスポンジ体を人体に密着させると、スポンジ体から放射される遠赤外線 と磁気及び温熱が人体の一部に浸透して患部を有効に刺激する。このとき発熱板 の他面に重合した断熱材が、発熱板からの熱拡散を抑えるとともに、錫箔が遠赤 外線を反射し取り込むので、遠赤外線と温熱との相乗作用が遺憾なく発揮されて 病巣を改善する方向に機能する。
【0010】
【実施例】
実施例を図面に基づき説明すると、図1〜図3において、1はベースとなる公 知のスポンジ体であり、磁鉄鉱の粉体を主体として遠赤外線を放射する物質、例 えばアルミナ又はジルコニアなどの粉体と混合し、更にスポンジゴムの各種構成 材と混合して板状物とし、この板状物の下面に伸縮性の布を一体的に貼着してな る厚みが2mm程度のものであり、このスポンジ体1は、それだけでも人体への 密着性がよく、保温力とともに生体の呼吸活動や血行を活発化する等、医療面で の実用価値がある。なお本考案におけるスポンジ体1は、従来技術の項で述べた 実公平6−32118号公報に記載の考案と同一のものである。
【0011】 2はスポンジ体1の上面に重合した発熱板であり、スポンジ体1と同形に形成 する。発熱板2は導電性樹脂からなるフレキシブルなシート状物であり、表面に ヒーター素材3を渦巻状にプリントし、これにコード4を接続する。コード4は 端部のプラグ5を直接電源コンセントに差し込むようにしてもよいが、別体の温 度コントロール装置(図示せず)に接続する形式にすると、患部の症状に応じて 適温を設定できる。温度コントロール装置の場合38.5°C〜45°Cの温度 設定ができる市販のものでよく、また上記コード4は、電源を乾電池にすること も可能である。
【0012】 6は発熱板2の上面に重合した不織布もしくはセラミックファイバーからなる 同形の断熱材であり、表面を錫箔7でカバーする。断熱材6を設けたことにより 発熱板2で発生した熱がスポンジ体1に集中し、更に錫箔7の反射機能が働いて 遠赤外線の逃げを遮断する。なお図示はしないが、前記発熱板2はスポンジ体1 と、断熱材6は発熱板2と、夫々糊剤を介して確固として固定される。
【0013】 スポンジ体1は上記実施例図では円形であるが、このような円形に限定される ものでないこと勿論であり、患部の部位によっては、例えば図4のように背中の 中央に取り付ける場合には長方形とすることが好ましい。
【0014】 スポンジ体1には密着性があるので人体にフィットするが、発熱板2もフレキ シブルに形成することによって人体の各部位の表面に対応する順応性をもち、し たがってスポンジ体1は絶えず肌に密着する。
【0015】 図5は錫箔7の表面よりスポンジ体1の周縁にかけて布カバー8を被装した本 考案の他の実施例である。本治療具は誰でも手軽に取り扱いできるので、長期使 用を繰り返すと手垢が付着したり擦り切れるといった不都合を生ずるおそれがあ るが、布カバー8を被せることによってそのような問題点を回避できる。
【0016】 使用にあたっては、本案具を人体に取り付け、コード4を電源につないでヒー ター素材3に通電する。ヒーター素材3が発熱すると発熱板2が熱せられ、同時 にスポンジ体1も加熱される。人体に密着したスポンジ体1からは絶えず遠赤外 線と磁気を放射しているので、熱量の発生とともに遠赤外線が患部に向かって浸 透し細胞を活性化して抗体を強める方向に作用する。それゆえ神経系の病気、打 撲等の痛みを伴う古傷、更には腰痛などにも著効がある。またガン細胞の場合は 42°C程度の熱に弱く温熱刺激が有効となる場合があり、なかでも皮膚ガンや 表皮層部位ガンは本治療具によって改善することが可能となる。
【0017】 本案具は人体への密着性にすぐれるが、取り付ける場合はマジックテープや皮 膚テープ等を用いて人体に固定するとよい。特に着装したまゝ歩行するような場 合は振動によってずり落ちたり移動しやすいからである。なお前記した布カバー 8を被装するときは、布カバーの一部を包帯状に形成して端部同士を結ぶことに よっても全体を固定できる。
【0018】
【考案の効果】
以上のような形態で実施される本考案は、以下のような効果を奏する。 (1)スポンジ体が発熱板の温度上昇に伴って加熱され、遠赤外線及び磁気の放 射とともに温熱が皮膚表面から内部へと浸透し、遠赤外線と温熱の相乗作用で腫 瘍その他の病巣を攻撃してそれらを改善し治療する。 (2)発熱板は、ヒーター素材をプリントしたシート状のものであるから嵩張ら ず、またフレキシブルに構成してあるのでスポンジ体と密に重合し、人体の起伏 部に沿って治療具全体がフィットすることにより所望する患部への遠赤外線治療 が確実になされる。 (3)断熱板によって、発熱板で発生した熱がみだりに拡散せずスポンジ体へ有 効に作用するとともに、断熱板表面の錫箔の反射機能で遠赤外線の逃げを防止す るので患部へ無駄なく有効な刺激を与えることができる。 (4)全体が薄型軽量であり、病者であっても装着が負担にならず、就寝中や歩 行中等にかゝわらず使用できる。 (5)発熱板のコードは、直接電源コンセントにつないでも、温度コントロール 装置を介しても、あるいは乾電池に接続するなど使用状況に応じて任意に選択で き、随時随所で本案具を用いた治療ができる。 (6)布カバーを被着すると、長期使用による異物の付着や傷痕の発生を未然に 防止できて耐久性が維持され、しかも見栄えのよいものとなる。 (7)発熱板のコードを電源に接続しないでもスポンジ体からは遠赤外線と磁気 が放射されるので、関節痛や筋肉痛で温熱を必要としない症状には通電しないで も治療をすることができる。 (8)全体がシンプルな構造であり、高価な部材を用いたり製作に煩雑な手数が かゝらないので、安価量産に好適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の断面図である。
【図2】 本考案の平面図である。
【図3】 コードを接続した発熱板の断面図である。
【図4】 本考案の使用状態図である。
【図5】 本考案の他の実施例を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スポンジ体 2 発熱板 3 ヒーター素材 4 コード 6 断熱板 7 錫箔 8 布カバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠赤外線及び磁気を放射する物質を含有
    したスポンジ体の上面に、ヒーター素材をプリントした
    フレキシブルな発熱板を重合着し且つ発熱板にヒーター
    素材と通電するコードを接続するとともに発熱板の上面
    に、表面を錫箔で覆った断熱板を重合着してなる遠赤外
    線利用患部治療具。
  2. 【請求項2】 遠赤外線及び磁気を放射する物質を含有
    したスポンジ体の上面に、ヒーター素材をプリントした
    フレキシブルな発熱板を重合着し且つ発熱板にヒーター
    素材と通電するコードを接続するとともに発熱板の上面
    に、表面を錫箔で覆った断熱板を重合着し、而して銀箔
    の表面よりスポンジ体にかけて布カバーを被装してなる
    遠赤外線利用患部治療具。
JP1997002553U 1997-03-21 1997-03-21 遠赤外線利用患部治療具 Expired - Lifetime JP3041702U (ja)

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