JP3041380U - 風圧泡清掃具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的簡単な構成で、手軽に効率良く家庭での
車や家屋の壁等の洗浄作業ができる風圧式の発泡洗浄清
掃具を提供すること。 【解決手段】前面噴出口２にタオル生地を被せた網蓋４
を着脱自在に設け、後端部に洗浄剤噴霧用ノズル７を有
する蓋壁を設けた風胴１の側壁に風圧導入筒８を着脱自
在に嵌入し、液体ポンプに接続したノズルから洗剤を吹
き出すと共に、送風機に接続した風圧導入筒８から空気
を圧入することにより、風胴１の噴出口２から洗剤の泡
Ｂを吹き出しながら、洗浄作業を行うようにしたもの
で、風胴の中に複数の羽根１２ａを有する風車１２を設
けることにより、噴出口から均等に泡を噴出することが
出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】この考案は、送風機に接続可能な洗剤泡発生器を 有する小型泡洗浄器に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、洗車や家屋の外壁をクリ−ニングする場合にホ−ス で水を流しながら洗剤供給と水洗を繰り返しながら洗浄していたので、水の使用 量が多く作業にも手間が掛かっていた。また、従来の洗剤を使用して室内の壁の ク−ニングを行う場合、家具や床が液ダレするので、洗浄後の養生が手間であり 、素人でのクリ−ニングは困難であった。

【０００３】 洗剤を発泡させる洗浄器は特開昭５８−４４０２５号公報や特開平７−２７５ ６７８号公報等が提案されているが、更に軽便で、家庭で手軽に使用できる実用 機の出現が期待されていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】この考案は、比較的簡単な構成で、手軽に 効率良く家庭での車や家屋の壁等の洗浄作業ができる風圧式の発泡洗浄清掃具を 提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この考案は、前面噴出口にタオル生地を被せ た網蓋を着脱自在に設け、後端部に洗浄剤噴霧用ノズルを有する蓋壁を設けた風 胴の側壁に風圧導入筒を着脱自在に嵌入し、液体ポンプに接続したノズルから洗 剤を吹き出すと共に、送風機に接続した風圧導入筒から空気を圧入することによ り、風胴の噴出口から洗剤の泡を吹き出しながら、洗浄作業を行うようにしたも のである。

【０００６】 風胴内部には前面噴出口の近くで、且つ風圧導入筒の嵌入部の前方に風胴の長 軸と直交する軸に、この軸に平行な平面を有する複数の羽根を有する風車を設け ることにより、噴出口から均等に泡を噴出することが出来る。

【０００７】 また、風圧調整筒はグリップを兼用するもので、風圧導入筒の先端に風圧調整 板を設けられており、風胴に対してグリップを傾けることにより風圧の調整をお こなうことができる。風圧調整板はグリップの中に外部から調整可能な閉塞型チ ョ−ク弁として設けることもできる。

【０００８】

【考案の実施の形態】図１は、この考案の一実施形態を示す部分断面図であ って、１は円筒状の風胴で、前面噴出口２にタオル生地３を被せた網蓋４がホ− スバンド５等の周知の固定具で着脱自在に取り付けられている。１ａは網蓋４の 抜け止め用鍔部である。網蓋の網は通常金属の網で、タオル生地の補強と異物の 防護フイルタ−を兼用するものであって、好ましくは防虫網程度の粗さのメッシ ュのものが使用される。そして腐食防止のためには銅製の網が推奨さる。

【０００９】 ６は噴霧用ノズル７を有する蓋壁で、係合溝６ａが風胴１に設けられた固定用 係合突起１ｂと係合することにより、着脱可能に取り付けられている。８は風圧 導入筒で、この考案の清掃具のグリップを兼用しており、風胴１の側壁に設けら れた嵌入孔１０に着脱自在で、且つ揺動可能に嵌入されている。９は風圧導入筒 ８の先端部に設けられた風圧調整板で、８ａはホ−ス接続部である。

【００１０】 １２は風胴内に設けらた風圧均し用の風車で、風胴の長軸と直交する軸、つま り紙面に垂直方向の軸に、これと平行な平面を有する複数の羽根１２ａを有する 。なお、この実施形態では、風胴１は円筒状のものが示されているが、その断面 形状は楕円形でも矩形でもデザインによって自由に選択出来るものである。した がって風圧調整板９の形状や風車１２の羽根１２ａの形状も風胴１の断面形状に 応じて設計される。

【００１１】

【実施例】図２は、この考案の実施例の説明用概略図である。風圧泡清掃具 の風圧導入筒８のホ−ス接続部に接続されたホ−ス１７の他端は、例えば電気掃 除機１３の吹き出し側に接続されてり、噴霧ノズル７に接続されたホ−ス１１の 他端は、洗剤１６を入れた溶液タンク１４の中の液体ポンプ１５に接続されてい る。

【００１２】 掃除機のスイッチを入れて風胴１に風圧をかけ、液体ポンプ１５のスイッチを 入れると洗剤は風胴の中に霧状になって噴き出し、風圧導入筒８から噴き出す風 により噴出口２に送られ、網蓋４のタオル生地を通って泡となり、無数のシャボ ン玉Ｂとなって噴出口から噴き出される。

【００１３】 この泡を洗浄しようとする車や壁の表面に吹きつけながら洗浄作業を行えば、 汚れた洗剤は泡とともに吹き飛ばされるので、被洗浄物を傷付けることなく、迅 速、且つ効果的な洗浄が行える。

【００１４】

【考案の効果】この考案によれば、風胴内に断面に平行な面で回転する風車 設けたので、飛散する洗剤の泡が均質で、均一な分布で被洗浄物に洗剤を吹きつ けることができるので、ムラのない綺麗な仕上がりが期待できるとともに、風量 調整板を設けたので、汚れの状態に応じて洗剤の量や風量を任意に調整出来るの で、洗浄水の節約も出来て経済的な汎用性を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施形態を示す部分断面図であ
る。

【図２】この考案の実施例の説明用概略図である。

【符号の説明】

１・・・風胴 ７・・・ノズル ２・・・噴出口 ８・・・風圧導筒 ３・・・風車 ９・・・風圧調整板 ４・・・網蓋

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【手続補正書】

【提出日】平成９年４月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項５

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】前面噴出口にタオル生地を被せた網蓋を着
   脱自在に設け、後端部に洗浄剤噴霧用ノズルを有する蓋
   壁を設けた風胴の側壁に風圧導入筒を着脱自在に嵌入し
   たことを特徴とする風圧泡清掃具。
2. 【請求項２】風胴の前面噴出口の内側で、且つ風圧導入
   筒の嵌入部前方に、風胴の長軸と直交する軸に、この軸
   に平行な平面を有する複数の羽根を有する風車を設けた
   ことを特徴とする請求項１記載の風圧泡清掃具。
3. 【請求項３】風圧導入筒の先端には風圧調整板が設けら
   れており、風圧導入筒が風胴側壁に対して揺動出来るこ
   とを特徴とする請求項１又は２の風圧泡清掃具。
4. 【請求項４】風圧導入筒の中に外部から調節可能な閉塞
   弁を設けたことを特徴とする請求項１又は２の風圧泡清
   掃具。
5. 【請求項５】風圧導入筒はグリップを兼用していること
   を特徴とする請求項１、２、３、４、又は５の風圧泡清
   掃具。