JP3041261U - パット練習器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、ゴルフにおけるパットの練習用と
してパターのストローク矯正を行うパット練習器に関
し、構造が簡単な上、自然なストロークを阻害せずに練
習が容易に行え、自然で無理のない正しいパットストロ
ークを体得できるパット練習器を提供することを目的と
する。 【解決手段】 ストロークの基準となるガイド部として
傾斜面２ａを設定し、傾斜面２ａの背面側で練習者が長
手方向に平行に立ち、パターを傾斜面２ａの正面側に沿
うようにして真っ直ぐスイングすることにより、スイン
グ面が若干垂直面から傾いた自然で無理のないパットス
トロークをガイド部と干渉することなく行え、繰返しス
トロークを行うことで正しいパットストロークが容易に
体得できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフにおけるパットの練習用としてパターのストローク矯正を行 うパット練習器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフにおけるパットの上達のためにパットストロークの練習を行う際には、 従来から、パターマットと呼ばれるシート状でボールが入るカップ付の簡易なパ ット練習器が一般に用いられていたが、ボールをカップに入れる練習はできるも のの、正しいパットストロークに矯正することはできなかった。これに対し、ス トロークの目安として用いてストロークを正しく矯正するパット練習器が従来か らあった。従来のこのようなパット練習器の例を図８に示す。この図８は従来の パット練習器の概略構成図である。

【０００３】 前記図８において従来のパット練習器１００は、パットストロークの基準とな る真っ直ぐなラインを生じさせるガイド部としての所定長さの細長い二つのレー ル１０１をパター１０の通る間隔を開けて平行に形成されて地面あるいは床面上 に設置される構成である。

【０００４】 上記した構成の従来のパット練習器１００においては、脇に立った練習者３０ が前記二本のレール１０１の間でパター１０をレール１０１に接触しないように して真っ直ぐにスイングし、ボール１１を打つことで正しいパットストロークを 身に付ける練習を行えるようにしている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従来のパット練習器は以上のように構成されていたが、本来、練習者３０がパ ター１０を振る自然なストローク、すなわち、ボール１１を視線で真下に捉えた 自然な姿勢において肩の位置を中心に肩、腕を回転させてパター１０をスイング する動作では、スイングは肩を中心とする振り子運動となって円周面を描き、こ のスイング面が地面あるいは床面に対する垂直な面から１０〜１５°だけ傾いた ものとなっていた。

【０００６】 これに対し、従来のパット練習器１００のレール１０１は地面あるいは床面に 対し垂直向きとなっていることから、このレール１０１とパター１０が干渉して 自然なストロークを行えず、練習においてはパター１０がレール１０１に接触し ないよう無理にレール１０１に合わせたストロークを強いられ、不自然なストロ ークとなって正確なパットが行いにくい状態が身に付いてしまうという課題を有 していた。また、レール１０１に沿ったストロークでボールを打つ練習をする場 合、ボール１１を到達させる目標に対してパット練習器１００の向きを正しく向 けることが難しく、向きがずれているとさらに無理に真っ直ぐボール１１を打と うとして悪い癖が付いてしまうという課題を有していた。

【０００７】 本考案は前記課題を解消するためになされたもので、構造が簡単な上、自然な ストロークを阻害せずに練習が容易に行え、自然で無理のない正しいパットスト ロークを体得できるパット練習器を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るパット練習器は、パットストロークの基準とする真っ直ぐなライ ンを生じさせる細長い一又は複数のガイド部を形成されて地面あるいは床面上に 設置され、脇に立った練習者が前記ガイド部に沿ってパターを振ることでパット ストロークの練習を行えるパット練習器において、前記ガイド部が、地面あるい は床面の垂直方向に対し所定角度だけ傾いて所定幅に形成される傾斜面であり、 傾き側が練習者寄りとなるようにして設置されるものである。このように本考案 によれば、ストロークの基準となるガイド部として傾斜面を設定し、傾斜面の背 面側で練習者が長手方向に平行に立ち、パターを傾斜面の正面側に沿うようにし て真っ直ぐスイングすることにより、スイング面が若干垂直面から傾いた自然で 無理のないパットストロークをガイド部と干渉することなく行え、繰返しストロ ークを行うことで正しいパットストロークが容易に体得できる。

【０００９】 また、本考案に係るパット練習器は必要に応じて、前記傾斜面の上部が、パッ トストロークにおいてパター先端の描く円弧状の軌跡と並行して所定径の円弧状 に形成されてなるものである。このように本考案によれば、傾斜面上部を円弧状 に形成することにより、円弧状部分を見ながらパターを振ることで正確なストロ ークの状態が判りやすく、効果的な練習が行えることとなる。

【００１０】 また、本考案に係るパット練習器は必要に応じて、前記傾斜面の正面側におけ るボールを打つ直前までのストローク前半に対応する位置に傾斜面と並列に配設 され、上面をパターの幅に略一致する所定幅で且つパットストロークにおいてパ ター先端の描く円弧状の軌跡に沿った円弧状面として形成されてなるテークバッ ク矯正部を備えるものである。このように本考案によれば、傾斜面と共にボール を打つ前までパターを沿わせてスイングできるテークバック矯正部を配設し、こ れに沿ってパターを真っ直ぐ振ってボールを打つことにより、パターでボールを 正確に捕える練習が容易且つスムーズに行え、且つ自然で無理のない正しいスト ロークへの矯正が速やかにできることとなる。

【００１１】 また、本考案に係るパット練習器は必要に応じて、前記傾斜面の正面側におけ るボールを打った後のストローク後半に対応する位置に配設され、上面をパター の幅に略一致する所定幅で且つパットストロークにおいてパター先端の描く円弧 状の軌跡に沿った円弧状面として形成されてなるフォロー矯正部を備えるもので ある。このように本考案によれば、傾斜面と共にボールを打った後の位置からパ ターを沿わせてスイングできるフォロー矯正部を配設し、これに沿ってパターを 真っ直ぐ振ることにより、ボールを打った後の正しいフォローの練習が容易且つ スムーズに行え、且つ自然で無理のないストロークへの矯正が速やかにできるこ ととなる。

【００１２】 また、本考案に係るパット練習器は必要に応じて、前記傾斜面の長手方向へ直 線的に延進して所定の表示を行い、設置面となる地面あるいは床面に対する傾斜 面の位置及び向きの目安を示す指示手段を備えるものである。このように本考案 によれば、傾斜面の向きを示す指示手段を配設することにより、ガイド部となる 傾斜面をストロークの目標とするものに対して正確な向きに合わせられ、ストロ ークの向きがずれることなく常に正しいストロークで練習が行える。

【００１３】 また、本考案に係るパット練習器は必要に応じて、前記指示手段が、傾斜面の 長手方向端部近傍に配設され、視認可能なレーザ光を傾斜面の長手方向に照射す るレーザポインタであるものである。このように本考案によれば、指示手段とし てレーザポインタを配設することにより、ストロークの向きの延長上にレーザ光 の光点が照射されてストロークの目標となる位置と傾斜面との位置関係がわかり やすく、傾斜面の正しい位置及び向きへの調整が行いやすく、目標に対するずれ のない正しいストロークが行える練習環境を容易に得られる。

【００１４】

【考案の実施の形態】

（本考案の第１の実施の形態） 以下、本考案の第１の実施の形態に係るパット練習器を図１〜図４に基づいて 説明する。この図１は本実施の形態に係るパット練習器の概略構成説明図、図２ は本実施の形態に係るパット練習器を用いた練習状態の正面図、図３は本実施の 形態に係るパット練習器を用いた練習状態の側面図、図４は本実施の形態に係る パット練習器のレーザポインタ部の使用状態説明図を示す。

【００１５】 前記各図に示すように、本実施の形態に係るパット練習器１は、設置面となる 地面あるいは床面に当接し、パットストローク範囲に相当する所定長さの細長い 部材で形成され、ガイド部として長手方向に平行且つ地面あるいは床面の垂直方 向に対し所定角度傾いた傾斜面２ａを形成され、この傾斜面２ａの上部にパット ストロークにおいてパター１０先端が描く円弧状の軌跡と並行するよう円弧状に 切取った案内部２ｂを形成されてなる練習器本体２と、この練習器本体２の長手 方向の一端部あるいは他端部のいずれかに着脱自在に配設され、長手方向に平行 な向きへ位置決めの目安用としてレーザ光を照射するレーザポインタ部５とを備 える構成である。

【００１６】 前記練習器本体２は、練習者３０がパットストロークを行う際に、ボール１１ を視線で真下に捉えた自然な姿勢において肩の位置を中心に肩、腕を回転させて パター１０をスイングすると、肩を中心とするパター１０のスイング面が地面あ るいは床面に対する垂直な面から１０°〜１５°だけ傾いたものとなる（図３参 照）ことから、ガイド部となる傾斜面２ａをこのスイング面に略平行となるよう に垂直面から所定角度に傾けて形成されるもので、パター１０との干渉が起りに くく、パター１０を無理なくスイングできる仕組みである。また、傾斜面２ａを 含む練習器本体２の上部を略円弧状の端面に切取ってスイングの際に目安にする 案内部２ｂが形成される。この案内部２ｂには、距離感覚をつかむための目盛線 ２ｃが所定間隔で形成されている。なお、パター１０は、シャフトとパターヘッ ドとのなす角がゴルフルールで８０°未満と規定されており、一般に７２°〜７ ３°で設計されている。

【００１７】 前記レーザポインタ部５は、レーザ光を対象物に照射して光の点を発現させる 公知の装置で、練習器本体２の長手方向端部のいずれかに着脱自在に埋込まれて 配設され、所定距離離れたボール１１を打つ際の目標位置にレーザ光を照射させ る仕組みである。このレーザポインタ部５は、練習者３０が右利きの場合、傾斜 面２ａ正面側から見て右側の端部に配設し、左利きの場合は逆に左側の端部に配 設する。

【００１８】 次に、前記構成に基づくパット練習器による練習動作について説明する。 まず、パット練習器１を、ボール１１を打つ場合にはボール１１を打つ目標、 例えばカップ６０に対し、利き手に合わせてレーザポインタ部５を配設した方の 長手方向端部がカップ６０に向かうようにし（図４は右利きの場合を示す）、さ らにレーザポインタ部５からレーザ光を照射させ、レーザポインタ部５とボール １１の打点との位置の差異に対応する分だけ目標のカップ２０から離して設置し た反射板２１の所定位置にレーザ光の光点を合わせるように位置調整することで 、あらかじめパット練習器１に基づいて正しいストロークで打つボール１１がカ ップ２０に向うようにして、地面あるいは床面に設置する。地面に設置する際に は、練習器本体２の両端において固定用のペグ６を打込んで固定する。練習者３ ０は、ボール１１を傾斜面２ａ中央部正面の所定位置に置き、傾斜面２ａの背面 側で長手方向に平行に立ち、パター１０が傾斜面２ａに適度な間隔を保ち、且つ 円弧の案内部２ｂに並行するようなストロークで傾斜面２ａに沿って真っ直ぐス イングし、ボール１１を打つ。肩を中心とした自然なスイングが阻害されること なく行え、無理のない正しいストロークでボール１１を打つことができる。これ を繰返すことにより、正しいフォームが体得できることとなる。

【００１９】 一方、ボールを打たない場合には、目標に対する位置調整は特に必要とならず 、パット練習器１を練習しやすい箇所に設置すればよい。練習者３０は、傾斜面 ２ａの背面側で長手方向に平行に立ち、パター１０が傾斜面２ａに適度な間隔を 保ち、且つ円弧の案内部２ｂに並行するようなストロークで傾斜面２ａに沿って 真っ直ぐスイングする。前記同様、肩を中心とした自然なスイングが阻害される ことなく行え、無理のない正しいストロークでパター１０を振り抜けることとな り、これを繰返して正しいフォームが体得できる。

【００２０】 このように、本実施の形態に係るパット練習器では、肩を中心とする自然なス トロークを行った場合でもガイド部をなす傾斜面２ａへのパター１０の干渉がな く、従来のガイド部との干渉を避けた不自然なストロークとはならず、正しいパ ットストロークが容易に体得でき、練習能率を高められる。また、レーザポイン タ部５によりボール１１を打つ目標に対する位置調整が容易に行え、常に最適な 向きで正確なパットストロークを練習することができ、ずれた目標に対して無理 に真っ直ぐに合わせたストロークによる悪い癖なども付かず、矯正能力が高い。

【００２１】 （本考案の第２の実施の形態） 以下、本考案の第２の実施の形態に係るパット練習器を図５に基づいて説明す る。この図５は本実施の形態に係るパット練習器の概略構成斜視図を示す。

【００２２】 前記図５に示すように、本実施の形態に係るパット練習器１は、前記第１の実 施形態と共通して、練習器本体２と、レーザポインタ部５とを備えることに加え 、傾斜面２ａの正面から見て中央に関し対称位置となる二箇所の傾斜面２ａ下部 に一側が当接して着脱自在にそれぞれ配設され、上面をパター１０の幅に略一致 する所定幅で且つパットストロークにおいてパター１０先端の描く円弧状の軌跡 に沿った円弧状面に形成されてなるストローク矯正部３、４を備える構成を異に している。

【００２３】 前記ストローク矯正部３、４は、上面を略円弧状面に形成され、パター１０の ストロークの軌跡と並行するように傾斜面２ａ正面側にそれぞれ着脱自在に配設 される構成である。練習者３０が右利きの場合、傾斜面２ａ正面側から見て左側 のストローク矯正部３がテークバック矯正部となり、右側のストローク矯正部４ がフォロー矯正部となる。左利きの場合はこれらが逆になる。なお、テークバッ ク矯正部及びフォロー矯正部としてのストローク矯正部３、４は、どちらか一方 のみ配設する構成とすることもできる。

【００２４】 次に、前記構成に基づくパット練習器による練習動作について説明する。 まず、パット練習器１を、前記第１の実施形態同様、ボール１１を打つ場合に はボール１１を打つ目標となるカップ２０に対し、レーザポインタ部５を用いて 正しく位置調整を行い、地面あるいは床面に設置する。設置した状態から、打っ たボール１１がぶつかって干渉する後半のストローク矯正部４を外しておく。練 習者３０は、ボール１１を傾斜面２ａ中央部正面の所定位置に置き、傾斜面２ａ の背面側で長手方向に平行に立ち、パター１０が傾斜面２ａ及びテークバック矯 正部をなすストローク矯正部３上面に適度な間隔を保ち、且つ円弧の案内部２ｂ に並行するようなストロークで傾斜面２ａに沿って真っ直ぐスイングし、ボール １１を打つ。肩を中心とした自然なスイングが阻害されることなく行え、無理の ない正しいストロークでボール１１を打つことができる。これを繰返すことによ り、正しいフォームが体得できることとなる。

【００２５】 一方、ボールを打たない場合には、設置したパット練習器１から後半のストロ ーク矯正部４を取外さずに用いる。練習者３０は、傾斜面２ａの背面側で長手方 向に平行に立ち、パター１０が傾斜面２ａ及びストローク矯正部３、４各上面に 適度な間隔を保ち、且つ円弧の案内部２ｂに並行するようなストロークで傾斜面 ２ａに沿って真っ直ぐスイングする。前記同様、肩を中心とした自然なスイング が阻害されることなく行え、無理のない正しいストロークでパター１０を振り抜 けることとなり、これを繰返して正しいフォームが体得できる。

【００２６】 このように、本実施の形態に係るパット練習器では、ストローク矯正部３、４ としてパターの下側にもガイド部分を配設することにより、パターの正しいスイ ングが判別しやすく、矯正能力も向上し、さらに練習能率を高められる。

【００２７】 なお、前記第１及び第２の各実施の形態に係るパット練習器においては、一般 的なパター１０を用いてパットストロークの練習を行う構成としているが、この 他に、図６に示すようにシャフトを長くしたロングパター１２を使用した練習を 行うこともできる。ロングパター１２は、シャフトとパターヘッドのなす角がゴ ルフルールで８０°未満と規定されていることから、７９°で設計されているも のが多く、グリップエンドがスイングの回転中心となる点が前記したパター１０ とは異なる。この練習においては、ロングパター１２のグリップエンドを中心と した自然なスイングが阻害されることなく行え、無理のない正しいパットストロ ークが体得できることとなる。

【００２８】 また、前記第１及び第２の各実施の形態に係るパット練習器においては、指示 手段としてレーザポインタ部５を使用する構成としたが、この他に、図７に示す ように練習器本体２のいずれかの長手方向端部に糸車７を内蔵し、ここから糸８ を目標に向け引出して真っ直ぐ伸して張り、目標に対するパット練習器１の位置 及び向きを表す構成とすることもでき、簡略な構造として低コスト化を図れるこ ととなる。

【００２９】

【考案の効果】

以上のように本考案においては、ストロークの基準となるガイド部として傾斜 面を設定し、傾斜面の背面側で練習者が長手方向に平行に立ち、パターを傾斜面 の正面側に沿うようにして真っ直ぐスイングすることにより、スイング面が若干 垂直面から傾いた自然で無理のないパットストロークをガイド部と干渉すること なく行え、繰返しストロークを行うことで正しいパットストロークが容易に体得 できるという効果を奏する。 また、本考案においては、傾斜面上部を円弧状に形成することにより、円弧状 部分を見ながらパターを振ることで正確なストロークの状態が判りやすく、効果 的な練習が行えるという効果を有する。 また、本考案においては、傾斜面と共にボールを打つ前までパターを沿わせて スイングできるテークバック矯正部を配設し、これに沿ってパターを真っ直ぐ振 ってボールを打つことにより、パターでボールを正確に捕える練習が容易且つス ムーズに行え、且つ自然で無理のない正しいストロークへの矯正が速やかにでき るという効果を有する。 また、本考案においては、傾斜面と共にボールを打った後の位置からパターを 沿わせてスイングできるフォロー矯正部を配設し、これに沿ってパターを真っ直 ぐ振ることにより、ボールを打った後の正しいフォローの練習が容易且つスムー ズに行え、且つ自然で無理のないストロークへの矯正が速やかにできるという効 果を有する。 また、本考案においては、傾斜面の向きを示す指示手段を配設することにより 、ガイド部となる傾斜面をストロークの目標とするものに対して正確な向きに合 わせられ、ストロークの向きがずれることなく常に正しいストロークで練習が行 えるという効果を有する。 また、本考案においては、指示手段としてレーザポインタを配設することによ り、ストロークの向きの延長上にレーザ光の光点が照射されてストロークの目標 となる位置と傾斜面との位置関係がわかりやすく、傾斜面の正しい位置及び向き への調整が行いやすく、目標に対するずれのない正しいストロークが行える練習 環境を容易に得られるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施の形態に係るパット練習器
の正面図、平面図及び側面図である。

【図２】本考案の第１の実施の形態に係るパット練習器
を用いた練習状態を示す正面図である。

【図３】本考案の第１の実施の形態に係るパット練習器
を用いた練習状態を示す側面図である。

【図４】本考案の第１の実施の形態に係るパット練習器
のレーザポインタ部の使用状態説明図である。

【図５】本考案の第２の実施の形態に係るパット練習器
の概略構成斜視図である。

【図６】本考案の他の実施の形態に係るパット練習器を
用いた練習状態を示す側面図である。

【図７】本考案の他の実施の形態に係るパット練習器の
要部の概略構成説明図である。

【図８】従来のパット練習器の概略構成図である。

【符号の説明】

１、１００ パット練習器 ２ 練習器本体 ２ａ 傾斜面 ２ｂ 案内部 ２ｃ 目盛線 ３、４ ストローク矯正部 ５ レーザポインタ部 ６ ペグ ７ 糸車 ８ 糸 １０ パター １１ ボール １２ ロングパター ２０ カップ ２１ 反射板 ３０ 練習者 １０１ レールガイド部

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パットストロークの基準とする真っ直ぐ
   なラインを生じさせる細長い一又は複数のガイド部を形
   成されて地面あるいは床面上に設置され、脇に立った練
   習者が前記ガイド部に沿ってパターを振ることでパット
   ストロークの練習を行えるパット練習器において、 前記ガイド部が、地面あるいは床面の垂直方向に対し所
   定角度だけ傾いて所定幅に形成される傾斜面であり、傾
   き側が練習者寄りとなるようにして設置されることを特
   徴とするパット練習器。
2. 【請求項２】 前記請求項１に記載のパット練習器にお
   いて、 前記傾斜面の上部が、パットストロークにおいてパター
   先端の描く円弧状の軌跡と並行して所定径の円弧状に形
   成されてなることを特徴とするパット練習器。
3. 【請求項３】 前記請求項１又は２に記載のパット練習
   器において、 前記傾斜面の正面側におけるボールを打つ直前までのス
   トローク前半に対応する位置に傾斜面と並列に配設さ
   れ、上面をパターの幅に略一致する所定幅で且つパット
   ストロークにおいてパター先端の描く円弧状の軌跡に沿
   った円弧状面として形成されてなるテークバック矯正部
   を備えることを特徴とするパット練習器。
4. 【請求項４】 前記請求項１ないし３のいずれかに記載
   のパット練習器において、 前記傾斜面の正面側におけるボールを打った後のストロ
   ーク後半に対応する位置に配設され、上面をパターの幅
   に略一致する所定幅で且つパットストロークにおいてパ
   ター先端の描く円弧状の軌跡に沿った円弧状面として形
   成されてなるフォロー矯正部を備えることを特徴とする
   パット練習器。
5. 【請求項５】 前記請求項１ないし４のいずれかに記載
   のパット練習器において、 前記傾斜面の長手方向へ直線的に延進して所定の表示を
   行い、設置面となる地面あるいは床面に対する傾斜面の
   位置及び向きの目安を示す指示手段を備えることを特徴
   とするパット練習器。
6. 【請求項６】 前記請求項５に記載のパット練習器にお
   いて、 前記指示手段が、傾斜面の長手方向端部近傍に配設さ
   れ、視認可能なレーザ光を傾斜面の長手方向に照射する
   レーザポインタであることを特徴とするパット練習器。