JP3040944B2 - 複合ロール及びその製造方法 - Google Patents
複合ロール及びその製造方法Info
- Publication number
- JP3040944B2 JP3040944B2 JP7330938A JP33093895A JP3040944B2 JP 3040944 B2 JP3040944 B2 JP 3040944B2 JP 7330938 A JP7330938 A JP 7330938A JP 33093895 A JP33093895 A JP 33093895A JP 3040944 B2 JP3040944 B2 JP 3040944B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- carbide ring
- roll
- cast
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
延に使用されるロールの製造方法に関するものである。
として、超硬金属にて形成した超硬リングをロール本体
に嵌めた複合ロールが知られている。複合ロールには、
ロール本体に超硬リングを機械的に組み立てたものと、
超硬リングを鋳ぐるんだものとが実施されている。前者
は、部品点数が増え、組立の手間が掛かり、コスト高を
招来する。
ダウンを画ることができるが、製法上、ロールに割れが
発生し易すい問題がある。後者のロールの製法は、先
ず、図8に示す如く、砂型にて構成された鋳型(1)の内
周面に超硬リング(2)の外周を埋め込む(工程1)。鋳型
(1)に鋳ぐるみ金属(30)である溶湯を注ぐ(工程2)。鋳
型(1)に入れたまま溶湯を自然冷却して凝固させ、凝固
部分をロール本体(3)となす(工程3)。鋳型(1)から取
り出した鋳放し品を熱処理する(工程4)。鋳放し品に対
して、所望の形状及び寸法に機械加工する(工程5)。
し込む溶湯の温度は、超硬リング(2)とロール本体の結
合力を高めるため、超硬リング(2)の表面を溶融させる
程度の高温度である。従って、鋳ぐるみ金属(30)と超硬
リング(2)の境界部は、金属結合状態となっている。と
ころが、超硬リング(2)と鋳ぐるみ金属(30)との熱膨張
差は大きいため、鋳ぐるみ金属が熱変形する際、超硬リ
ング(2)に金属結合していると、変形の自由度が抑えら
れる。このため、ロールに残留応力が生じる。この残溜
応力によりロールに割れが発生する虞れがある。又、冷
却段階での割れの発生が見られなくとも、残留応力が残
ったまま、後工程を行なうと、割れの生じることがあ
る。
グ(2)の熱膨張差と近い高Ni鋳鉄等を実施すれば、ロ
ールの割れの発生を抑えることができるが、高Ni鋳鉄
等はコストが高い。本発明は、上記問題を解決した鋳ぐ
るみによる複合ロール及びその製造方法を明らかにする
ものである。
超硬合金、セラミックス、サーメット等の超耐摩耗材に
て形成した超硬リング(2)をその外周面を露出させて鋳
鉄又は鋳鋼材にて鋳ぐるみ、鋳鉄又は鋳鋼材部分をロー
ル本体(3)となした複合ロールにおいて、超硬リング
(2)の側面には、ロールの回転方向に段差のある凹凸面
(21)が形成され、ロール本体(3)は該凹凸面(21)に噛み
合って係合している。
向に凹凸面(21)を形成している超硬リング(2)と鋳ぐる
み金属(30)が金属結合しない様に、溶湯温度を調節して
鋳型(1)に溶湯を注ぎ、溶湯の凝固部分を超硬リング
(2)の凹凸面(21)に食込ませる。
溶融させる温度以下であり、鋳ぐるみ金属(30)と超硬リ
ング(2)は単に接しているだけで金属結合しておらず、
従って、鋳ぐるみ金属の熱変形の自由度は高まる。この
ため、ロールの残留応力を低く抑えることができ、残留
応力に起因するロールの割れを防止できる。超硬リング
(2)と鋳ぐるみ金属(30)を金属結合させないため、鋳ぐ
るみ金属(30)の材質の幅を広くとれる。例えば、鋳ぐる
み金属(30)として、高Ni鋳鉄等の特殊な成分を用いな
くても、ロール製造工程にて、ロールに割れ等が発生し
ないため、超硬リング(2)と熱膨張差のあるダクタイル
鋳鉄等の比較的安価な材料を使用することが出来、コス
トを低く抑えることができる。
いによって、超硬リング(2)の内面とロール本体(3)と
の間に隙間が生じるため、圧延使用中の熱影響でロール
が熱膨張しても、該隙間が超硬リング(2)とロール本体
(3)の熱膨張の差を吸収して、超硬リング(2)の内面に
引っ張り応力が作用しないため熱応力割れを防止でき
る。超硬リング(2)とロール本体(3)は、超硬リング
(2)側面の凹凸面にロール本体(3)が噛み合っているた
め、超硬リング(2)がロール本体(3)に対して空回りす
ることはない。
図面に沿って詳述する。本発明の複合ロールは、ロール
本体(3)と周面を露出させて該本体に鋳ぐるまれた超硬
リング(2)とによって構成されている。ロール本体(3)
は鋳鉄又は鋳鋼にて形成され、超硬リング(2)は超硬合
金、その他セラミックス、サーメット等の超摩耗材にて
形成されることもある。超硬リング(2)の側面には、ロ
ールの回転方向に段差のある凹凸面(21)が形成され、ロ
ール本体(3)は該凹凸面(21)に噛み合って係合してい
る。
(1)は、鉄枠(図示せず)の周囲に形成された砂型であっ
て、内面形状は、上部及び下部が縮径し、下部が閉塞す
るよう構成される。超硬リング(2)の外周には該リング
を鋳型(1)へ固定するための保持環(4)が焼嵌め固定さ
れている。保持環(4)は、ロールを型から外した後、上
記工程5で除去される。超硬リング(2)の側面の凹凸面
(21)は、リングの両側面に形成しても、何れか一方の側
面に形成してもよい。要は、ロールの圧延使用中に、超
硬リング(2)がロール本体(3)に対して空回りすること
のない様に、超硬リング(2)とロール本体(3)が凹凸面
によって一体的に噛合っていればよい。
の中心を鋳型(1)の軸心に一致させ、該リング(2)の保
持環(4)を鋳型(1)の内面に食込ませて、リング(2)を
鋳型(1)内に固定する。超硬リング(2)を100〜500℃に
予熱する。このとき、超硬リング(2)の予熱を略100℃
以下とすると、溶湯鋳込時の熱衝撃により、超硬リング
(2)が割れる虞れがある。500℃以上に予熱する場合に
は、超硬リング(2)の表面が酸化するため、Niメッキ
等の表面処理をする必要があり、手間が掛かる。
(2)を予熱後、超硬リング(2)の表面が溶融する温度以
下に加熱し溶湯を流し込む。
んだ後、溶湯が凝固し、常温となるまで放置して自然徐
冷する。
から取り出された鋳放し品の超硬リング(2)の露出部に
酸化防止材を塗布し、歪み取り熱処理を行なう。
れた熱処理品に機械加工を施すことにより、保持環(4)
を除去し、ロール外径を所望の寸法に仕上げる。
面を溶融させる温度以下であり、鋳ぐるみ金属(30)と超
硬リング(2)は単に接しているだけで溶着しておらず、
従って、鋳ぐるみ金属の熱変形の自由度は高まる。この
ため、ロールの残留応力を低く抑えることができ、残留
応力に起因するロールの割れを防止できる。超硬リング
(2)と鋳ぐるみ材を金属結合させないため、鋳ぐるみ材
の材質の幅を広くとれる。例えば、鋳ぐるみ金属(30)と
して、高Ni鋳鉄等の特殊な成分を用いなくても、ロー
ル製造工程にて、ロールに割れ等が発生しないため、超
硬リング(2)と熱膨張差のあるダクタイル鋳鉄等の比較
的安価な材料を使用することが出来、コストを低く抑え
ることができる。
によって、超硬リング(2)の内面とロール本体(3)との
間に隙間が生じるため、圧延使用中の熱影響でロールが
熱膨張しても、該隙間が超硬リングとロール本体の熱膨
張の差を吸収して、超硬リングの内面に引っ張り応力が
作用しないため熱応力割れを防止できる。超硬リング
(2)とロール本体(3)は、超硬リング(2)側面の凹凸面
(21)にロール本体が噛み合っているため、超硬リング
(2)がロール本体(3)に対して空回りすることはない。
心とする直径142mmの仮想円上に、直径12mm、深さ2mm
の4つの孔(20)を等間隔に有する(図1、図2)。 成分:WC75重量%+バインダー金属25重量% バインダー金属組成:Co 12重量%、Ni 12重量%、C
r 1重量% 残部Fe 熱膨張係数:室温から500℃までの平均熱膨張係数
は、7×10-6(1/℃) [鋳ぐるみ材] 成分(単位;重量%) C Si Mn Ni Cr Fe 3.3 2.2 0.4 1.0 0.2 残部 熱膨張係数:12×10-6(1/℃) [鋳ぐるみ条件]超硬リングを220℃に予熱し、溶湯
鋳込み温度を1330℃とする静置鋳造 [熱処理条件]530℃の温度雰囲気に15時間置い
て、歪み取り熱処理を行なう
突条高さは含まず) 凹凸面の形状:リングの両側面に、リング中心を曲率中
心とする高さ2mm、幅12mmの円弧状の4つの突条(22)を
リングの半径方向の肉厚中心よりも内側寄りの位置に突
設している。隣合う突条間の隙間(23)は、突条の長さよ
りも小さい(図3)。 成分:WC75重量%+バインダー金属25重量% バインダー金属組成:Co 12重量%、Ni 12重量%、C
r 1重量% 残部Fe 熱膨張係数:室温から500℃までの平均熱膨張係数
は、7×10-6(1/℃) [鋳ぐるみ材] 成分(単位;重量%) C Si Mn Ni Cr Fe 3.3 2.2 0.4 1.0 0.2 残部 熱膨張係数:12×10-6(1/℃) [鋳ぐるみ条件]超硬リングを240℃に予熱し、溶湯
鋳込み温度を1340℃とする静置鋳造 [熱処理条件]530℃の温度雰囲気に15時間置い
て、歪み取り熱処理を行なう。
れ及び熱応力割れはみられず、又、使用中(圧延中)に、
超硬リング(2)が空回りすることもなかった。
(21)の他の実施例を示しており、図4は、リングの側面
に半径方向に伸びる溝条(24)を周方向に等間隔に突設し
ている。溝条に代えて突条でも可い。図5は、リング
(2)の側面に、回転方向に凹凸の不規則な凹凸面(21)を
形成している。図6は、リング(2)の側面に、回転方向
に凸部(25)と凹部(26)とが交互に波状に連続した凹凸面
(21)を形成している。図7は、リング(2)の側面に円錐
台状の突起(27)を突設している。上記各実施例におい
て、リング側面の凹凸面(21)は、凹部と凸部の高さの差
は、1mm程度あれば、圧延使用時にも、リング(2)が空
回りすることはなく、リングとロール本体(3)の一体回
転を保障できる。
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
ある。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 超硬リング(2)をその外周面を露出させ
て鋳鉄又は鋳鋼材にて鋳ぐるみ、鋳鉄又は鋳鋼材部分を
ロール本体(3)となした複合ロールにおいて、超硬リン
グ(2)の側面には、ロールの回転方向に段差のある凹凸
面(21)が形成され、ロール本体(3)は該凹凸面(21)に噛
み合って係合している複合ロール。 - 【請求項2】 超硬リング(2)を鋳型(1)に固定し、該
鋳型(1)に溶湯を注いで凝固させる複合ロールの製造方
法に於いて、超硬リング(2)は側面に周方向に段差のあ
る凹凸面(21)を形成しており、該超硬リング(2)と溶湯
が金属結合しない様に、溶湯温度を調節して鋳型(1)に
溶湯を注ぎ、溶湯の凝固部分を超硬リング(2)の凹凸面
(21)に食込ませることを特徴とする複合ロールの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7330938A JP3040944B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 複合ロール及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7330938A JP3040944B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 複合ロール及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09168807A JPH09168807A (ja) | 1997-06-30 |
| JP3040944B2 true JP3040944B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=18238112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7330938A Expired - Fee Related JP3040944B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 複合ロール及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3040944B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5416505B2 (ja) * | 2009-08-07 | 2014-02-12 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 継手装置 |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP7330938A patent/JP3040944B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09168807A (ja) | 1997-06-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3040944B2 (ja) | 複合ロール及びその製造方法 | |
| KR20000070139A (ko) | 복합 내구재용 삽입물, 상기 삽입물을 이용한 내구재 제조방법및 그 내구재 | |
| JP3291143B2 (ja) | 複合超硬ロール | |
| JP3305540B2 (ja) | 超硬合金と鋳鉄の複合ロールの製造方法 | |
| JPH1133691A (ja) | 複合スリーブ、その製造方法及び同スリーブを用いた圧延ロール | |
| JP3145766B2 (ja) | 2相系ステンレス鋼の薄板連続鋳造法 | |
| JPH03238157A (ja) | 鋳鉄製シリンダブロックの製造方法 | |
| EP3799974B1 (en) | Arcuate seed casting method | |
| JP3305541B2 (ja) | 超硬材料と鋳鉄の複合ロールの製造方法 | |
| JP3435936B2 (ja) | 軽量複合ブレーキディスクおよびその製造方法 | |
| JPH02295664A (ja) | アルミニウム合金製摺動部材の製造方法 | |
| JP3380425B2 (ja) | 双ドラム式薄板連続鋳造用ドラム | |
| US6488075B1 (en) | Side wall for installation for continuous casting of metal strips | |
| JPS61103651A (ja) | 双ロ−ル法による急冷薄帯の製造方法 | |
| JPS5930484B2 (ja) | 複合スリ−ブ焼嵌めロ−ル | |
| JP2000271729A (ja) | 圧延用複合ロール | |
| JP2000117310A (ja) | 圧延用複合ロール及びその製造方法 | |
| JP3028259B2 (ja) | アルミニウム合金鋳物の製造方法 | |
| JPH11226722A (ja) | 圧延用複合ロール | |
| JP3145541B2 (ja) | アルミニウム基複合材の鋳ぐるみ方法 | |
| KR100356176B1 (ko) | 쌍롤형 박판주조기용 냉각롤 | |
| JPH07144267A (ja) | アルミニウム基複合材の鋳ぐるみ方法 | |
| JPH07232245A (ja) | 双ドラム式連続鋳造機用ダミーシート | |
| JP2952668B1 (ja) | チタンの溶融防止を図った2層チタン鋳込クラッド鋼板の製造方法 | |
| JPH0450964Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000222 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |