JP3040664U - 防舷材 - Google Patents
防舷材Info
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- JP3040664U JP3040664U JP1997002058U JP205897U JP3040664U JP 3040664 U JP3040664 U JP 3040664U JP 1997002058 U JP1997002058 U JP 1997002058U JP 205897 U JP205897 U JP 205897U JP 3040664 U JP3040664 U JP 3040664U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fender
- foamed plastic
- core material
- resilience
- rope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】軽量で緩衝効果が充分あり、こすれても舷側を
汚さない防舷材を提供することにある。 【解決手段】独立気泡を持った反発性の良い発泡プラス
チックを芯材とし、その表面を数mmの厚さでゴム弾性
を持ったウレタン樹脂で被覆してなる円筒状で、中心部
にロープを通す為の貫通孔を有する防舷材。
汚さない防舷材を提供することにある。 【解決手段】独立気泡を持った反発性の良い発泡プラス
チックを芯材とし、その表面を数mmの厚さでゴム弾性
を持ったウレタン樹脂で被覆してなる円筒状で、中心部
にロープを通す為の貫通孔を有する防舷材。
Description
【0001】 [産業上の利用分野と目的] 船舶と岸壁あるいは船舶同士が接触する時のショックを吸収し、損傷を防ぐ為 の防舷材に関する。
【0002】 [従来の技術と問題点] 小型船舶の舷側の接触による損傷を防ぐ為に、様々な防舷材が提案されてきた 。昔からよく使われている古タイヤもその一例である。 しかし、古タイヤは重たく、現代のスマートな船舶には似つかわしくないだけ でなくいくつかの欠点がある。つまり、舷側にぶら下げて使用する時、こすれて 船に黒い跡が付いたり、またタイヤの内側の凹みに常時水がたまっていて、それ が腐敗したりする問題があった。
【0003】 また、発泡プラスチックにゴムライナーをした防舷材があり、軽量化した事は 良いがゴムライナーはやはり船体に黒い跡が付着し、タイヤ同様船体を汚してし まう問題は未解決であった。
【0004】 芯材に発泡ポリスチレンを使用するものも見受けられるが、圧縮に際しすぐ挫 屈してしまい、長期間の使用には耐えられない。 また、浮き材を転用する例もあり、1個の大きさが小さいので、数珠状にロー プに5、6個通し、それを3連、4連とたばにして使用しているが、取扱いが面 倒なうえ、緩衝効果がいま一つ充分でなっかった。
【0005】 [考案が解決しようとする課題] 本考案は、上記問題に鑑みてなされたものであり、小型船舶用にふさわしい大 きさでかつ軽量で取扱い易く、充分に緩衝効果が期待できる防舷材を提供する事 を目的とする。
【0006】 [課題を解決する為の手段] 本考案に係わる防舷材の構造は独立気泡を持った復元性、反発性に優れた発泡 プラスチック例えば発泡ポリプロピレンを芯材とし、その表面にゴム弾性を持ち 耐引き裂き性等、機械的強度が充分あり、かつ耐海水性のある強靱なウレタン樹 脂層を形成させてなる円筒状で、中心にロープを通す為の貫通孔を持った玉を基 本単位とする。防舷材として使用する時は、それら玉にロープを貫通させて数個 つなぎ舷側にぶら下げる。
【0007】 [作用] 上記防舷材の構造によれば、軽量で取扱い易く、芯材が独立気泡を持った反発 性に富む発泡プラスチックであり、また、外皮がゴム弾性のある強靱な樹脂であ る為、充分な緩衝効果が期待できる。
【0008】 さらに芯材が独立気泡を持った発泡プラスチックなので、仮に表面の樹脂に亀 裂ができても中に水が浸透する事はなく、重量や緩衝効果は変わらない。
【0009】 また、長期間の使用により一部の玉が傷んだ時は、ロープからはずしてそれら を組みかえたり、あるいは一部新しいものと取り変えて再使用する事ができる。
【0010】 [実施例] 本考案の例を図面に基づいて説明すると第1図は、本考案の防舷材の玉の断面 図で、1は発泡ポリエチレン、2はウレタン樹脂、3は塩ビパイプ、4はロープ を通す為の貫通孔である。第2図は、それらを数個ロープで数珠つなぎにして舷 側にぶら下げた使用状況を示す概念図である。
【0011】 防舷材の玉の大きさと使用個数は船舶の大きさによって異なり、5トン未満の 船舶には直径20cm高さ30cmのもの4個、10トン未満の場合は直径25 cm高さ30cmのもの4個、20トン未満の場合は直径30cm高さ40cm のもの3個を継いで使用するのが適当である。
【0012】 [考案の効果] 以上述べたような構成よりなる防舷材は軽量で取扱いが容易で、緩衝効果は充 分あり、小型船舶の舷側を守り、かつこすれてもその被覆の樹脂がこびり付く事 はなく、舷側を汚さない。さらに、樹脂は着色可能で、美観上必要であれば、任 意の色の防舷材を作る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】本考案の防舷材の玉の断面図
【第2図】本考案の防舷材の使用状況を示す概念図
1.発泡ポリエチレン 2.ウレタン樹脂 3.
塩ビパイプ 4.貫通孔 5.舷側 6.ロープ
塩ビパイプ 4.貫通孔 5.舷側 6.ロープ
Claims (1)
- 【請求項1】独立気泡を持った復元性、反発性の良い発
泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン等の発泡プラスチ
ックを芯材とし、その表面を数mmの厚さでゴム弾性を
持ったウレタン樹脂で被覆してなる円筒状で中心部にロ
ープを通す為の貫通孔を持った防舷材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002058U JP3040664U (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 防舷材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002058U JP3040664U (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 防舷材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3040664U true JP3040664U (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=43175224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997002058U Expired - Lifetime JP3040664U (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 防舷材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040664U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6065924A (ja) * | 1983-09-18 | 1985-04-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 可撓性膜材よりなる袋状衝撃吸収製品 |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP1997002058U patent/JP3040664U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6065924A (ja) * | 1983-09-18 | 1985-04-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 可撓性膜材よりなる袋状衝撃吸収製品 |
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