JP3040646U - ディスプレイ表示機能切り換えのための分離型操作体を有する多機能置時計 - Google Patents

ディスプレイ表示機能切り換えのための分離型操作体を有する多機能置時計

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JP3040646U
JP3040646U JP1997001269U JP126997U JP3040646U JP 3040646 U JP3040646 U JP 3040646U JP 1997001269 U JP1997001269 U JP 1997001269U JP 126997 U JP126997 U JP 126997U JP 3040646 U JP3040646 U JP 3040646U
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信之 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の機能を具備してなる多機能置時計におけ
るディスプレイへの表示機能の切り換え選択を、切り換
え操作が確実に、かつ、容易に行え、また、ディスプレ
イに表示されている現在の機能の認識をし易くした多機
能置時計を提供する。 【解決手段】ディスプレイ(3)に表示される機能の切
り換え選択を行ってなる複数のスイッチ(S1,S2,
S3)が設けられた多機能時計本体(1)の載置面(5
a,5b)に、表面に該多機能時計本体(1)に具備さ
れた複数の機能の内の何れか一つを認識してなる識別表
示(8)が施され、かつ、載置面(5a,5b)と接す
ることとなる操作面に正面に位置された操作面に施され
た識別表示(8)の機能に応当する指示をスイッチ群
(SW)に与えてなる指示体(7)が設けられた分離型
操作体(2)を載置することにより、その載置向きによ
りディスプレイ(3)に表示される機能の切り換えを行
ってなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、複数の機能を具備してなる多機能置時計に係り、詳しくは、具備 された複数の機能の中からディスプレイに表示されることとなる機能を自由に、 かつ、一回の操作で確実に選択することが出来るようにした多機能置時計に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
多くの機能、すなわち、現在時刻、アラーム時刻、温度、カレンダー、等の機 能を具備してなる多機能置時計においてディスプレイに表示させてなる機能を選 択するようにしてなる手段としては、該多機能時計に具備された各機能毎に設け られた押圧式ボタンスイッチの中から所望の機能に応当するボタンスイッチを押 圧することにより行うようにしてなるものや、該多機能時計上に設けられた一つ の押圧式ボタンスイッチを1回、2回、・・・と所望の機能がディスプレイに表 示されるまで数回押圧操作を繰り返すことにより行うようにしてなるものが知ら れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記前者の手段においては所望の機能を一回の押圧操作でディスプレ イに表示させることが出来るものの、多機能置時計本体の大きさと設けられるボ タンスイッチの数の関係から各ボタンスイッチがどの機能に応当するかを認識し てなる識別表示を大きく設けること出来ず、近眼や老眼等視力の弱い者もしくは 視力に問題が無い者であっても薄暗い場所においては該識別表示が小さく見づら いことからすぐに該ボタンスイッチの機能を認識することが困難であった。
【0004】 また、多機能置時計本体に設けられた複数の各ボタンスイッチには特に保護カ バー等は設けられておらず外部に突出したむき出しの状態となっているため、誤 って目的とする機能以外のボタンスイッチを無意識のうちに押してしまうことが あり、その場で直ぐに気が付けば何ら問題はないがそのまま気が付かないでいる と、後で大きな過ちにつながってしまうことがある。例えば、ディスプレイに現 在の時刻が表示されているものと思っていたにも関わらず、ボタンスイッチの押 圧誤操作により実際はカレンダー機能の日付に表示が換わっていた場合、単なる 数字からなる主表示だけではその表示機能が換わったことに気付かず、少し経っ てからその表示が変わらないことに気付いて初めて表示された機能の思い違いを 認識し、結果的に約束の時間に遅れてしまうといった恐れがある。しかし、この 押圧誤操作を防止するための特別な工夫は今のところ何ら成されていないもので あり、却って前記利点を有する多くのスイッチが邪魔なものとなってしまう。
【0005】 一方、上記後者の手段においては前者の手段のような押圧誤操作を引き起こし てしまう恐れはないものの、表示切り換えのためのスイッチボタンが一つしか設 けられてないため所望の機能をディスプレイに表示させるのに順番を待たなけれ ばならず煩わしいものである。しかも、この表示切り換えは逆方向に行うことが 出来ないことから、誤って所望の機能を通過させてしまった場合は、再度、目的 とする機能が表示されるまで切り換え操作を一巡して行わなければなら無いこと から、この点において一層煩わしさを増してなるものである。
【0006】 また、上記両手段では、単にディスプレイにおける主表示を見ただけでは現在 何の機能を表示しているのか判断がつかないことがある。例えば、ディスプレイ の中央部に「7」と「1」と「2」の数字が大きく表示されていた場合、その主 表示からだけでは現在の時刻が7時12分なのか、アラームの設定時刻が7時1 2分なのか、それともカレンダーの日付が7月12日なのか瞬時に判別がつかな いことがあり、その周囲に小さく表示された「AM」や「PM」の文字、または ベルが鳴ることを示す記号もしくは図形、または「MONTH」や「DAY」の 文字等の説明的な副表示と併せて確認しなければ、正確に表示された機能を理解 することが出来ないものであった。しかも、置時計はその性質上何処からでも見 易いこととなる場所に置いて用いることが一般的であることからやや離れた場所 からディスプレイの表示を確認することが多く、その際ディスプレイに表示され た前記説明的な副表示は文字が小さく非常に見づらいため、その正確な機能を認 識することはなお一層困難なものである。
【0007】 さらに、上記両手段は共に単にスイッチボタンを押圧することで操作させてな る押圧操作であるため、ディスプレイ表示の機能の切り替え動作が極めて小さく 視覚的な興味に欠け面白味が無いものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願考案はこのような課題に対処しようとするものであり、複数の機能を具備 してなる多機能置時計におけるディスプレイへの表示機能の切り換え選択を、切 り換え操作が確実に、かつ、容易に行え、また、ディスプレイに表示されている 現在の機能の認識がし易く、さらに、機能の切り換えスイッチボタンの誤操作を 招くことなく予防するようした、多機能置時計本体とは別個に設けられてなる多 面体の分離型操作体を用いることにより行うようにしてなるものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
本願考案は、具備された複数の機能の何れかを表示するディスプレイ、及び該 ディスプレイに表示される機能の切り換え選択を行ってなる複数のスイッチから なるスイッチ群を有してなる多機能時計本体と、該多機能時計本体の載置面に載 置することにより用いられてなる分離型操作体とからなり、該分離型操作体は複 数の操作面からなる多面体であって該操作面表面には該多機能時計本体に具備さ れた複数の機能の内の何れか一つを認識してなる識別表示がそれぞれ施されてい るとともに、該多機能時計本体に載置することにより載置面と接することとなる 操作面には正面に位置することとなる操作面に施された識別表示の機能に応当す る指示を該スイッチ群に与えてなる指示体が互いに対応して設けられており、該 分離型操作体の載置面における載置される向きを換えることにより各指示体がス イッチ群とそれぞれ作用してディスプレイに表示されることとなる機能の切り換 えを行ってなるようにしてなるものである。
【0010】 また、本願考案は、この際のスイッチの作用を、多機能時計本体に設けられた リードスイッチが分離型操作体に設けられた磁石からなる指示体で感応されるこ とにより成されるものとしたり、または、多機能時計本体に設けられた押圧式ス イッチが分離型操作体に設けられた突起部からなる指示体で押圧されることによ り成されるものとしたり、または、多機能時計本体に設けられた押圧式スイッチ が分離型操作体に設けられた溝穴部からなる指示体で押圧が回避されることによ り成されるものとしたりしてなるものでもある。
【0011】 さらに、本願考案は、スイッチ群を多機能時計本体の載置面の一つに面して一 括して配置されてなるものとしたり、または、スイッチ群を多機能時計本体に形 成された窪み状段部からなる載置面の二つの面に分割して配置されてなるものと したりしてなるでもある。
【0012】
【作用】
上記のように構成された多機能置時計において多機能時計本体の載置面に分離 型操作体を載置すると、分離型操作体の正面に位置することとなる操作面に施さ れた識別表示の機能に応当する指示が多機能時計本体の載置面と接することとな る分離型操作体の操作面に設けられた指示体から該多機能時計本体の載置面に設 けられたスイッチ群に与えられ、該当するスイッチが作用して指示された機能を 選択してディスプレイに表示させることとなる。また、多機能時計本体の載置面 に載置された分離型操作体を回転させて正面に位置することとなる分離型操作体 の操作面に施された識別表示を変更すると、新たに多機能時計本体の載置面と接 することとなった分離型操作体の操作面に設けられた指示体による新たな指示が 多機能時計本体の載置面へ設けられたスイッチに再び与えられて作用し、該当す る新たな機能がディスプレイに表示されることとなってディスプレイ表示が切り 換えられることとなる。
【0013】 また、スイッチの作用は、多機能時計本体に設けられたリードスイッチが分離 型操作体に設けられた磁石からなる指示体で感応されることにより成されるもの であると、磁石からなる指示体をリードスイッチに接近させることで該リードス イッチのリード片に生じる磁束密度が大きくなってリードスイッチが閉じること となり、また、多機能時計本体に設けられた押圧式スイッチが分離型操作体に設 けられた突起部からなる指示体で押圧されることにより成されるものであると、 突起部からなる指示体で押圧式スイッチを押圧することで押圧式スイッチが閉じ ることとなり、また、多機能時計本体に設けられた押圧式スイッチが分離型操作 体に設けられた溝穴部からなる指示体で押圧が回避されることにより成されるも のとすると、溝穴部からなる指示体が押圧式スイッチの押圧を回避することで押 圧式スイッチに逆の指示を与えて閉じることのないようにし、消去法的に指示が 与えられていない残りの押圧式スイッチが分離型操作体の操作面に押圧されるこ とで閉じることとなる。
【0014】 また、スイッチ群を多機能時計本体の載置面の一つに面して一括して配置され てなるものとすると、該載置面と接することとなる分離型操作体の一つの操作面 に設けられた指示体だけが該載置面に設けられたスイッチの何れかと作用するこ ととなるので、残りの操作面に設けられた指示体はディスプレイ表示の切り換え には何ら関与しないこととなり、また、スイッチ群を多機能時計本体に形成され た窪み状段部からなる載置面の二つの面に分割して配置されてなるものとすると 、該多機能時計本体の窪み状段部における二つの載置面により支えるような状態 で安定して載置されてなる該分離型操作体の隣り合った二つの操作面に設けられ た指示体がそれぞれ接することとなる互いの載置面においてスイッチの何れかと 作用することとなるので、該分離型操作体の載置向きを変更すると、一つの操作 面に設けられた指示体はその向きを換えることで向きの異なった他の載置面のス イッチにおいても再度作用することとなる。
【0015】
【実施例】
以下、本願考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本願考案は、図1乃至図3に示すように、上面に窪み状段部(9)からなる二 つの載置面(5a,5b)が形成された複数の機能を具備してなる多機能時計本 体(1)と、該多機能時計本体(1)の載置面(5a,5b)に載置することに より用いられてなる分離型操作体(2)とからなるものであり、該多機能時計本 体(1)には、具備された複数の機能の何れかを表示するディスプレイ(3)、 及び該ディスプレイ(3)に表示される機能の切り換え選択を行ってなる複数の スイッチ(S1,S2,S3)からなるスイッチ群(SW)が設けられており、 一方、該分離型操作体(2)は、複数の操作面からなる多面体であって、該操作 面の表面には該多機能時計本体(1)に具備された複数の機能の内の何れか一つ を認識してなる識別表示(8)がそれぞれ施されているとともに、該多機能時計 本体(1)に載置することにより載置面(5a,5b)と接することとなる操作 面には正面に位置することとなる操作面に施された識別表示(8)の機能に応当 する指示を該スイッチ群(SW)に与えてなる指示体(7)が該指示に対応して 設けられている。なお、本実施例において用いるスイッチは全てリードスイッチ であり、指示体は磁石からなるものとする。
【0016】 ディスプレイ(3)は、その上方に載置された分離型操作体(2)の表面に施 された識別表示と並んで配置されて見易くなるように多機能時計本体(1)の正 面にるように設けられており、該多機能時計本体(1)の内部において載置面( 5a,5b)の内側面と接するように設けられたスイッチ群(SW)に与えられ た指示に対応して選択された機能を表示してなる。また、スイッチ群(SW)の 配置は、分離型操作体(2)が載置される二つの載置面(5a,5b)の両面に 分割して設けられれば特に限定されるものではなく、該分離型操作体(2)に設 けられた指示体(7)の配置と対応するように設ければよい。本実施例では、多 機能時計本体(1)が現在時刻、アラーム時刻、温度、及びカレンダーの四つの 機能を有するものとして、図3に示すスイッチ群の回路説明図から3つのスイッ チ(S1,S2,S3)を設けることとする。従って、第一のスイッチ(S1) を奥側の載置面(5a)の向かって左側に設けることとし、第二のスイッチ(S 2)を手前側の載置面(5b)の向かって左側に設けることとし、さらに、第三 のスイッチ(S3)を奥側の載置面(5a)の向かって右側に設けることとする 。
【0017】 また、分離型操作体(2)は複数の操作面からなる多面体であるが、多面体の 形状は多機能時計本体(1)に具備された機能の数に応じて設けられる操作面や 全体のデザインの構成によっても左右されることとなるので特に限定されてなる ものではなく、三面体や五面体、もしくはそれ以上の多面体、又は操作面の境界 を区別することが出来るような溝や突起等の区分体を設けるようにした円柱体と しても良い。しかし、本実施例では、上述の通り4つの機能を有することとなる ので横長四角柱形状とし、各面を操作面(6a,6b,6c,6d)とする。
【0018】 該操作面(6a,6b,6c,6d)の表面には複数の機能の内の何れか一つ を認識してなる識別表示(8)がそれぞれ施されてることとなるが、識別表示は 文字や記号、図形でも差し支えない。本実施例では、識別表示として文字を用い ることとする。従って、第一の操作面(6a)には現在時刻機能を認識してなる 「CLOCK」の文字を施し、第二の操作面(6b)にはアラーム時刻機能を認 識してなる「ALARM」の文字を施し(図示せず)、第三の操作面(6c)に は温度機能を認識してなる「THERMOMETER」の文字を施し(図示せず )、第四の操作面(6d)にはカレンダー機能を認識してなる「CALENDA R」の文字をそれぞれ施すこととする。
【0019】 指示体(7)は、分離型操作体(2)の内部に操作面(6a,6b,6c,6 d)の内側面と接するように設けられることとなるが、その配置は図3に示すス イッチ群の回路説明図に基づき多機能時計本体(1)の二つの載置面(5a,5 b)に分割して設けられた前記3つのスイッチ(S1,S2,S3)に対応して を設けることとする。従って、現在時刻機能をディスプレイに表示させる場合は 、第一のスイッチ(S1)と第三のスイッチ(S3)がともに閉じることとなれ ばよいので、該第一のスイッチ(S1)に対応することとなる第三の操作面(6 c)の向かって左側と、該第三のスイッチ(S3)に対応することとなる第三の 操作面(6c)の向かって右側とにそれぞれ指示体(7)を配置することとし、 また、アラーム時刻機能をディスプレイに表示させる場合は、第二のスイッチ( S2)と第三のスイッチ(S3)がともに閉じることとなればよいので、該第二 のスイッチ(S2)に対応することとなる第三の操作面(6c)の向かって左側 と、該第三のスイッチ(S3)に対応することとなる第四の操作面(6d)の向 かって右側とにそれぞれ指示体(7)を配置することとし、また、温度機能をデ ィスプレイに表示させる場合は、第一のスイッチ(S1)だけが閉じることとな ればよいので、該第一のスイッチ(S1)に対応することとなる第一の操作面( 6a)の向かって左側だけに指示体(7)を配置することとし、さらに、カレン ダー機能をディスプレイに表示させる場合は、第二のスイッチ(S2)だけが閉 じることとなればよいので、該第二のスイッチ(S2)に対応することとなる第 一の操作面(6a)の向かって左側だけに指示体(7)を配置することとする。 なお、図3中の符号10で示すものは、機能の切り換え等をつかさどる中央演算 処理装置である。
【0020】 この際、指示体(7)は全部で六個所に配置されたように思われるが、第三の 操作面(6c)の向かって左側に配置された指示体(7)は、現在時刻機能にお いて第一のスイッチ(S1)と、アラーム時刻機能において第二のスイッチ(S 2)とにそれぞれ対応することとなり、また、第一の操作面(6a)の向かって 左側に配置された指示体(7)は、温度機能において第一のスイッチ(S1)と 、カレンダー機能において第二のスイッチ(S2)とにそれぞれ対応することと なるので、この二つの機能において兼務して所定のスイッチに対応することとな る指示体の見掛け上の重複分を差し引いて全部で四個所、すなわち、第一の操作 面(6a)の向かって左側と、第三の操作面(6c)の向かって右側と、第三の 操作面(6c)の向かって左側と、第四の操作面(6d)の向かって右側とにそ れぞれ配置されることとなる。
【0021】 なお、本願考案においては、載置面(5a,5b)に分離型操作体(2)載置 されずにスイッチ(SW)群に何ら指示が与えられなくても、常に現在時刻機能 がディスプレイ(3)に表示されるようになっている。
【0022】 以上のように構成された多機能置時計は、上述のように分離型操作体(2)の 載置面(5a,5b)における載置される向きを換えることにより各指示体(7 ・・7)がスイッチ群(SW)とそれぞれ作用して、選択した機能をディスプレ イ(3)に表示することで機能の切り換えを行ってなる。
【0023】 また、本願考案においてスイッチ群の回路を単純にした他の実施例としては、 図4乃至図6に示すように、上面に段部(19)からなる載置面(15)が形成 された複数の機能を具備してなる多機能時計本体(11)と、該多機能時計本体 (11)の載置面(15)に載置することにより用いられてなる分離型操作体( 12)とからなるものであり、該多機能時計本体(11)には、具備された複数 の機能の何れかを表示するディスプレイ(13)が正面に配置されるとともに、 該ディスプレイ(13)に表示される機能の切り換え選択を行ってなる複数のス イッチ(S1,S2,S3,S4)からなるスイッチ群(SW)が載置面に設け られており、一方、該分離型操作体(12)は、複数の操作面からなる多面体で あって、該操作面の表面には図示しないが該多機能時計本体(11)に具備され た複数の機能の内の何れか一つを認識してなる識別表示を前記実施例の場合と同 様に施すとともに、該多機能時計本体(11)に載置することにより載置面(1 5)と接することとなる操作面に、正面に位置することとなる操作面に施された 識別表示の機能に応当する指示を該スイッチ群(SW)に与えてなる指示体(1 7)を該指示に対応して設けることとする。なお、本実施例において用いるスイ ッチも全てリードスイッチとし、指示体は磁石からなるものとする。
【0024】 また、スイッチ群(SW)の配置は、分離型操作体(12)が載置されるの一 つの載置面(15)に一括して、該分離型操作体(12)に設けられた指示体( 17)の配置と対応して設けるようにし、本実施例では、多機能時計本体(11 )が前記実施例の場合と同様に、現在時刻、アラーム時刻、温度、及びカレンダ ーの四つの機能を有するものとして、図4に示すスイッチ群の回路説明図から4 つのスイッチ(S1,S2,S3,S4)を設けることとする。従って、4つの スイッチ(S1,S2,S3,S4)は、載置面(15)の向かって左側から右 側へ一列に設けることとする。また、分離型操作体(12)は複数の操作面から なる多面体であり、本実施例では上述の通り4つの機能を有することとなるので 横長四角柱形状とし、各面を操作面(16a,16b,16c,16d)とする 。
【0025】 指示体(17)は、分離型操作体(12)の内部に前記操作面(16a,16 b,16c,16d)の内側面と接するように設けられることとなり、その配置 は図4に示すスイッチ群の回路説明図に基づき多機能時計本体(11)の載置面 (15)に一括して一列に設けられた前記4つのスイッチ(S1,S2,S3, S4)に対応してを設ける。従って、本実施例において現在時刻機能をディスプ レイに表示させる場合、第三のスイッチ(S3)が閉じることとなればよいので 、第三の操作面(16c)の左側から三番目の位置に指示体(17)を配置する こととすると、第二の操作面(16b)の表面に該時刻機能を認識してなる識別 表示を施すこととなり、また、アラーム時刻機能をディスプレイに表示させる場 合は、第四のスイッチ(S4)が閉じることとなればよいので、第四の操作面( 16d)の一番右側の位置に指示体(17)を配置することとすると、第三の操 作面(16c)の表面に該アラーム時刻機能を認識してなる識別表示を施すこと となり、また、温度機能をディスプレイに表示させる場合は、第一のスイッチ( S1)が閉じることとなればよいので、第1の操作面(16a)の一番左側の位 置に指示体(17)を配置することとすると、第四の操作面(16d)の表面に 該温度機能を認識してなる識別表示を施すこととなり、さらに、カレンダー機能 をディスプレイに表示させる場合は、第二のスイッチ(S2)が閉じることとな ればよいので、第2の操作面(16b)の左側から二番目の位置に指示体(17 )を配置することとすると、第一の操作面(16a)の表面に該カレンダー機能 を認識してなる識別表示を施すこととする。
【0026】 また、本願考案において押圧式スイッチを用いるようにした場合の実施例とし ては、図7及び図8に示すように、上面に載置面(25)を有する複数の機能を 具備してなる多機能時計本体(21)と、該多機能時計本体(21)の載置面( 25)に載置することにより用いられてなる分離型操作体(22)とからなるも のであり、該多機能時計本体(21)には、具備された複数の機能の何れかを表 示するディスプレイ(23)が正面に配置されるとともに、該ディスプレイ(2 3)に表示される機能の切り換え選択を行ってなる複数のスイッチ(S1,S2 ,S3,S4)からなるスイッチ群(SW)が押圧孔(24)を介してそれぞれ 載置面の内側、すなわち、多機能時計本体(21)内部に設けられており、一方 、該分離型操作体(22)は、複数の操作面からなる多面体であって、該操作面 の表面には図示しないが該多機能時計本体(21)に具備された複数の機能の内 の何れか一つを認識してなる識別表示を施すようにするとともに、該多機能時計 本体(21)に載置することにより載置面(25)と接することとなる操作面に は、正面に位置することとなる操作面に施された識別表示の機能に応当する指示 を該スイッチ群(SW)に与えてなる突起状指示体(27)が該指示に対応して 設けられてなるものとする。
【0027】 また、スイッチ群(SW)の配置は、分離型操作体(22)が載置されるの一 つの載置面(25)に一括して、該分離型操作体(22)に設けられた突起状指 示体(27)の配置と対応して設けられ、本実施例では、四つの機能を有するも のとして4つのスイッチ(S1,S2,S3,S4)を設けることとする。従っ て、4つのスイッチ(S1,S2,S3,S4)は、載置面(25)の向かって 左側から右側へ一列に設けられ、分離型操作体(22)は上述の通り4つの機能 を有する多機能時計本体(21)に用いることとなるので横長四角柱形状とし、 各面を操作面(26a,26b,26c,26d)とする。
【0028】 また、指示体(27)は、分離型操作体(22)の各操作面(26a,26b ,26c,26d)から突出するように設けられ、多機能時計本体(21)の載 置面(25)に載置した際に押圧孔(24)に嵌入され、それぞれのスイッチを 押圧して該スイッチを閉じるようにしてなる。
【0029】 また、本願考案において押圧式スイッチを用いるようにした場合の他の実施例 としては、図9及び図10に示すように、上面に載置面(35)を有する複数の 機能を具備してなる多機能時計本体(31)と、該多機能時計本体(31)の載 置面(35)に載置することにより用いられてなる分離型操作体(32)とから なるものであり、該多機能時計本体(31)には、具備された複数の機能の何れ かを表示するディスプレイ(33)が正面に配置されるとともに、該ディスプレ イ(33)に表示される機能の切り換え選択を行ってなる複数のスイッチ(S1 ,S2,S3,S4)からなるスイッチ群(SW)が押圧突起(37)を介して それぞれ載置面の内側、すなわち、多機能時計本体(31)内部に設けられてお り、一方、該分離型操作体(32)は、複数の操作面からなる多面体であって、 該操作面の表面には図示しないが該多機能時計本体(31)に具備された複数の 機能の内の何れか一つを認識してなる識別表示を施すようにするとともに、該多 機能時計本体(31)に載置することにより載置面(35)と接することとなる 操作面には、正面に位置することとなる操作面に施された識別表示の機能に応当 する指示を該スイッチ群(SW)に与えてなる該押圧突起(37)の押圧を回避 するようにした溝穴部(34)が該指示に対応して設けられてなる。
【0030】 また、スイッチ群(SW)の配置は、分離型操作体(32)が載置されるの一 つの載置面(35)に一括して、該分離型操作体(32)に設けられた溝穴部( 34)の配置と対応して設けられ、本実施例では、四つの機能を有するものとし て4つのスイッチ(S1,S2,S3,S4)を設けることとする。従って、4 つのスイッチ(S1,S2,S3,S4)は、載置面(35)の向かって左側か ら右側へ一列に設けられ、分離型操作体(32)は上述の通り4つの機能を有す る多機能時計本体(31)に用いることとなるので横長四角柱形状とし、各面を 操作面(36a,36b,36c,36d)とする。
【0031】 また、溝穴部(34)は、分離型操作体(32)の各操作面(36a,36b ,36c,36d)から窪むように設けられ、多機能時計本体(31)の載置面 (35)に載置した際に押圧突起(37)を嵌入して不要なスイッチの押圧が成 されず回避されるようにし、溝穴部(34)を設けていない分離型操作体(32 )の操作面により必要な機能に該当する押圧突起(37)を押圧してスイッチが 閉じられるよう逆の指示を与えるようにしてなる。
【0032】
【考案の効果】
以上のように本願考案によれば、複数の機能を具備してなる多機能置時計にお けるディスプレイへの表示機能の切り換え選択を、分離可能な多面体からなる分 離型操作体を用いることにより行うようにしてなるものであるので、切り換え操 作が確実に、かつ、容易に行えることとなる。しかも、分離型操作体の表面には 、ディスプレイに表示されてなる機能を認識することの出来る識別表示が、多機 能置時計の大きさと等しく大きく施されてなるので、近眼や老眼等視力の弱い者 はもちろんのこと薄暗い場所や離れた場所からでも容易にディスプレイに表示さ れている現在の機能を認識することが出来ることとなる。
【0033】 また、本願考案は、多機能時計本体の載置面に分離型操作体を載置することに より露出されないこととなる該分離型操作体の操作面においてディスプレイへの 表示機能の切り換えのための指示を与えるようにしてなるので、指示が与えられ たスイッチ群は該分離型操作体によって覆われ保護された状態となり、一度与え られた指示は該分離型操作体が動かされない限り変更されることが無いので、機 能の切り換えスイッチの誤操作を招く恐れがなくなる。
【0034】 また、本願考案において、スイッチ群を載置面の一つに面して一括して配置す るようにすると、表示機能の切り換えのための指示を与えてなる一つの操作面以 外の残りの操作面を露出させておくことが可能となり、露出した操作面部分を掴 むことによりディスプレイ表示の切り換えのための分離型操作体の回転操作を容 易に行うことができることとなり、また、スイッチ群を載置面の二つの面に分割 して配置するようにすると、分離型操作体に設けられた指示体は二つの載置面に おけるスイッチとそれぞれ作用することとなるので、対応することとなるスイッ チが一つに限定されず二つのスイッチに兼務して対応することが可能なものとす ることが出来ることとなり、該指示体の設置数を減少させることが出来ることと なる。
【0035】 さらに、本願考案の多機能置時計におけるディスプレイ表示の切り換え操作は 、多機能時計とは分離してなる分離型操作体を用いて行うものであるので、その 動作は従来のものに比して極めて大きく視覚的な興味を充分に有するものとする ことが出来ることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案の多機能置時計を示す斜視図。
【図2】 本願考案の多機能置時計における(イ)分離
型操作体の多機能置時計本体への載置前の状態を示す一
部破断側面図、(ロ)分離型操作体の多機能置時計本体
への載置後の状態を示す一部破断側面図。
【図3】 本願考案の多機能置時計におけるスイッチを
説明する概略図。
【図4】 本願考案の多機能置時計の他の実施例を示す
斜視図。
【図5】 [図4]に示す本願考案の他の実施例におけ
る(イ)分離型操作体の多機能置時計本体への載置前の
状態を示す一部破断側面図、(ロ)分離型操作体の多機
能置時計本体への載置後の状態を示す一部破断側面図。
【図6】 [図4]に示す本願考案の他の実施例におけ
るスイッチを説明する概略図。
【図7】 本願考案の多機能置時計の他の実施例を示す
斜視図。
【図8】 [図7]に示す本願考案の他の実施例におけ
る(イ)分離型操作体の多機能置時計本体への載置前の
状態を示す一部破断側面図、(ロ)分離型操作体の多機
能置時計本体への載置後の状態を示す一部破断側面図。
【図9】 本願考案の多機能置時計の他の実施例を示す
斜視図。
【図10】[図9]に示す本願考案の他の実施例におけ
る(イ)分離型操作体の多機能置時計本体への載置前の
状態を示す一部破断側面図、(ロ)分離型操作体の多機
能置時計本体への載置後の状態を示す一部破断側面図。
【符号の説明】
1・・・多機能時計本体 2・・・分離型操作体 3・・・ディスプレイ 5a,5b・・・載置面 6a,6b,6c,6d・・・操作面 7・・・指示体 8・・・識別表示 9・・・窪み状段部 10・・・中央演算処理装置 24・・・押圧孔 27・・・突起状指示体 34・・・溝穴部 37・・・押圧突起

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 具備された複数の機能の何れかを表示す
    るディスプレイ、及び該ディスプレイに表示される機能
    の切り換え選択を行ってなる複数のスイッチからなるス
    イッチ群を有してなる多機能時計本体と、該多機能時計
    本体の載置面に載置することにより用いられてなる分離
    型操作体とからなり、該分離型操作体は複数の操作面か
    らなる多面体であって該操作面表面には該多機能時計本
    体に具備された複数の機能の内の何れか一つを認識して
    なる識別表示がそれぞれ施されているとともに、該多機
    能時計本体に載置することにより載置面と接することと
    なる操作面には正面に位置することとなる操作面に施さ
    れた識別表示の機能に応当する指示を該スイッチ群に与
    えてなる指示体が互いに対応して設けられており、該分
    離型操作体の載置面における載置される向きを換えるこ
    とにより各指示体がスイッチ群とそれぞれ作用してディ
    スプレイに表示されることとなる機能の切り換えを行っ
    てなることを特徴とするディスプレイ表示機能切り換え
    のための分離型操作体を有する多機能置時計。
  2. 【請求項2】 スイッチの作用は、多機能時計本体に設
    けられたリードスイッチが分離型操作体に設けられた磁
    石からなる指示体で感応されることにより成されるもの
    であることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ
    表示機能切り換えのための分離型操作体を有する多機能
    置時計。
  3. 【請求項3】 スイッチの作用は、多機能時計本体に設
    けられた押圧式スイッチが分離型操作体に設けられた突
    起部からなる指示体で押圧されることにより成されるも
    のであることを特徴とする請求項1に記載のディスプレ
    イ表示機能切り換えのための分離型操作体を有する多機
    能置時計。
  4. 【請求項4】 スイッチの作用は、多機能時計本体に設
    けられた押圧式スイッチが分離型操作体に設けられた溝
    穴部からなる指示体で押圧が回避されることにより成さ
    れるものであることを特徴とする請求項1に記載のディ
    スプレイ表示機能切り換えのための分離型操作体を有す
    る多機能置時計。
  5. 【請求項5】 スイッチ群は多機能時計本体の載置面の
    一つに面して一括して配置されてなるものであることを
    特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のディスプレ
    イ表示機能切り換えのための分離型操作体を有する多機
    能置時計。
  6. 【請求項6】 スイッチ群は多機能時計本体に形成され
    た窪み状段部からなる載置面の二つの面に分割して配置
    されてなるものであることを特徴とする請求項2乃至4
    の何れかに記載のディスプレイ表示機能切り換えのため
    の分離型操作体を有する多機能置時計。
JP1997001269U 1997-02-17 1997-02-17 ディスプレイ表示機能切り換えのための分離型操作体を有する多機能置時計 Expired - Lifetime JP3040646U (ja)

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JP1997001269U JP3040646U (ja) 1997-02-17 1997-02-17 ディスプレイ表示機能切り換えのための分離型操作体を有する多機能置時計
HK98100733A HK1003150A2 (en) 1997-02-17 1998-01-27 Multifunctional clock having separate-type operational element for changeover of functions to be displayed on display

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