JP3040406B2 - 殺菌性フィルム形成用の貯蔵安定型水性組成物 - Google Patents

殺菌性フィルム形成用の貯蔵安定型水性組成物

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JP3040406B2
JP3040406B2 JP1264812A JP26481289A JP3040406B2 JP 3040406 B2 JP3040406 B2 JP 3040406B2 JP 1264812 A JP1264812 A JP 1264812A JP 26481289 A JP26481289 A JP 26481289A JP 3040406 B2 JP3040406 B2 JP 3040406B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 この発明は、酪農および食品包装産業を含む企業の食
品加工業と同様に、一般に医療およびヘルスケア産業の
ための抗菌性フィルム形成組成物に関する。さらに詳し
くは、この発明は、塗布前は均質溶液中で貯蔵安定性を
有し、塗布されると抗菌特性を有するフィルムを形成す
るための水性フィルム形成組成物に関する。
〔発明の背景〕
抗菌性フィルムの利点については、ヘルスケア産業お
よび食品生産業のような一定の分野でかなり確立されて
いる。限定された水溶性を有する抗菌性の(又は衛生的
な)重合フィルムを堅い多孔質または非多孔質の表面へ
の塗布することは、しばしば、たくさんの環境細菌また
はウイルス成分による汚染からの必要な防御を提供す
る。
しかしながら、抗菌性のフィルムの状態は進歩してい
るが、使用のために現在入手可能なフィルムは、転用性
(versatility)および変化性(variability)に限界が
ある。例えば、スタンベルガー(Stambergar)らの米国
特許第2,984,639号は、二種類のフィルム形成溶液から
現場で形成されるキャスト重合性抗菌性フィルムを提供
している。この二つの溶液は、単一の中間水性フィルム
形成組成物相を有していない。
スタンベルガーによって開示されているような殺菌性
の凝結フィルムが開発されてはいるが、その限定された
溶解性に起因したフィルムの転用性が十分に報告されて
いる。例えば、チェスブロウ(Chesbrow)の米国特許第
2,931,753号は、有機溶媒中でさえ限定された溶解性を
有する炭酸ポリサッカライド無機アンモニウム塩を提供
している。チェスブロウの組成物は、実際には、メタノ
ール中でのみ約1%だけ溶解するにすぎない。しかしな
がら、有機溶媒に基づくフィルム形成組成物でさえ、多
くの有機溶媒の持つ固有の毒性および引火性のために、
ヘルスケアおよび食品生産業に対しては一定の限界を示
す。
水性担体から抗菌性フィルムを提供することには、マ
クドネル(McDonell)らの米国特許第4,783,340号によ
って示されるような幾つかの進歩が得られている。しか
しながら、早すぎる沈殿を避けるために、マクドネルら
の組成物ではアニオン重合体および4つの成分が分離し
て貯蔵され、さらに、デュアルヘッドスプレー部品を通
してのみ塗布されることが必要とされる。
〔発明の要旨〕
この発明は、堅い多孔質または非多孔質表面に消毒お
よび衛生的特性を与えることができる、抗菌性フィルム
形成のための貯蔵安定型水性組成物を提供するものであ
る。驚くことに、この発明のフィルム形成組成物は可溶
化有機溶媒を必要とすることなく、水性キャリア中にお
いて、殺菌性カチオン4級塩化アンモニウムおよび酸官
能重合体の均一な貯蔵安定型混合物を可能にする。
この発明の水性組成物は、貯蔵中には沈殿せず、相が
安定のままでいる。塗布表面に沈殿すると、フィルム形
成組成物は、塗布表面に付着した溶液から殺菌性フィル
ムを提供する。得られたフィルムは、新しい抗菌特性と
スクラブ(Scrub)抵抗性を兼ね備えている。従来、こ
のような貯蔵性安定型水性組成物から与えられる抗菌性
フィルムは知られていなかった。
この発明のフィルム形成組成物は、水と、抗菌的有効
量のカチオン殺菌剤と、ある量の酸官能アニオンとを含
む。この場合、アニオン及びカチオンの濃度は、塗布し
た表面に沈殿するまで溶液中で沈殿せずに相安定である
ように調整されている。
〔発明の詳細な説明〕
この発明は、カチオン抗菌剤および酸官能アニオン性
重合体を包含するフィルム形成組成物である。任意に、
この組成物は増粘剤、粘着付与剤、滑らかな表面または
テキスチャー(texture)を有するフィルムを提供する
その他の物質のようなフィルム補助剤を包含することも
できる。
カチオン殺菌剤 この発明に使用されるカチオン殺菌剤は、必要な抗菌
作用を提供し、かつ塗布表面上にフィルムを構成する沈
殿を促進するために機能する。一般に、使用されるカチ
オン殺菌剤は、水性溶媒中に溶解し易くなければなら
ず、かつ、この組成物の形態で貯蔵されたときに長期に
亘って、分解、沈殿または相分離しないものでなければ
ならない。
幅広く多様性なカチオン殺菌剤が、望ましくない相互
作用またはその組成物の主な成分間の化学反応を引き起
こすことのない有効量で含まれ得る。好ましい殺菌剤
は、(R)(R1)(R2)(R3)N+X-の構造式を有する4
級アンモニウム化合物であり、式中のR、R1、R2および
R3は、ベンジル、アルキルベンジル、ハロベンジル(ha
lo benzyl)、C1-14アルキル、C5-24アルキルまたはC
1-4ヒドロキシアルキルからなる群から独立に選択さ
れ、X-は、水溶性または水分散性を与える能力のあるア
ニオンを表す。そのようなアニオンは、塩素イオン、臭
素イオン、ヨウ素イオン、硫酸イオン、メチル硫酸(me
thyl sulfate)イオンおよびその他を含む。
幾分さらに詳細に説明すると、R、R1、R2およびR
3は、例えば、メチル、エチル、プロピル、またはブチ
ルのようなアルキル、例えばヒドロキシエチルまたはヒ
ドロキシプロピルのような置換アルキル、例えばシクロ
ヘキシルのようなシクロアルキル成分、フェニル、ナフ
チル等を含むアリル、例えばベンジル、置換ベンジル等
のようなアラルキル、例えばトリル、キシル、アルキル
ナフチルのようなアルカリール(alkaryl)、ヘキシ
ル、2−エチルヘキシル、オクチル、イソオキチル、ペ
ンチル、ドデシル、テトラデシル、イコシル(icosyl)
等を含むC6-24高級アルキルを含む群から選択できる。
この発明の衛生的組成物に使用するための好ましい4
級アンモニウム化合物は、C6-24アルキルジメチルベン
ジル塩化アンモニウムおよびジメチルジクロロベンジル
塩化アンモニウムを含む。
酸官能アニオン性重合体 この発明の組成物の第2の必須成分は、酸官能アニオ
ン性重合体である。フィルム形成組成物が意図された表
面に塗布されると、酸官能アニオン性重合体がカチオン
殺菌剤と化学反応を起こし、水不溶性な抗菌性フィルム
を形成する。
この水不溶性(疎水性)の特徴は、キャストフィルム
組成物に所定の摩滅またはスクラブ抵抗性を与えること
を助ける。最適には、酸官能アニオン性重合体は、所定
の濃度で水に溶解し、カチオン殺菌剤と共にフィルムを
形成する能力があり、かつその組成物に使用するカチオ
ン殺菌剤と両立できるものでなければならない。言い換
えれば、酸官能アニオン性重合体は、いったん形成され
た抗菌性フィルムの殺菌特性がマスクされ、中和され、
または劣化されないものでなければならない。接着性、
透明度、スクラブ抵抗性のようなフィルムの特性および
塗布前の組成物の水溶性は、組成物中の酸官能アニオン
性重合体の濃度およびタイプの変更によって変えること
ができる。
この発明の水不溶性の衛生フィルムは、その組成物が
意図する表面に塗布されたとき、カチオン殺菌剤および
酸官能アニオン性重合体間の化学反応により形成され
る。この酸官能アニオン性重合体は、側鎖としてカルボ
キシル基、スルホン酸基またはその他のような酸基を有
する重合体を意味する。
好ましい酸官能アニオン性重合体は、完全に水に溶解
するか、または部分的に溶解するカルボキシル基側鎖を
有する典型的な重合性組成物である。もし、まだ水溶性
でないならば、その重合体を基本的な反応によって中和
したときに溶解するようにする。実質的に中和された酸
官能アニオン性重合体の水溶液は好ましいものであり、
この発明の均質な溶液を形成するために、該溶液はカチ
オン殺菌剤と反応される。
この発明の好ましい衛生フィルムが、(i)エチレン
的不飽和のカルボン酸含有モノマーから作られるホモ重
合体、または(ii)エチレン的不飽和のカルボン酸含有
モノマーの混合物から作られる共重合体、または(ii
i)ホモ重合体および/または共重合体の混合物から作
れることを見出だした。典型的な重合体は、ポリアクリ
レートモノマーまたはアクリレートおよびイタコン酸モ
ノマーの混合物のアンモニウム塩から構成される。それ
らの重合体は、50ないし150の範囲の等量と共に、約4,0
00ないし20,000の範囲の分子量を有する。
或いは、この発明の衛生フィルムは、カルボン酸以外
の酸側鎖を有する重合体と4級アンモニウム化合物の反
応によって作ることができる。そのような基側鎖は、ス
ルホン酸基、リン酸基等を含んでいる。そのような重合
体は、スルホン酸基、リン酸基等を有するモノマーの混
合物を重合し、ホモ重合体または共重合体を形成するこ
とにより作ることができる。スルホン酸基側鎖を有する
モノマーの例は、ビニルベンゼンスルホン酸、アクリル
アミドアルキルスルホン酸、エチレン的不飽和のオレフ
ィンスルホン酸、および当業者に良く知られているその
他のものを含んでいる。
酸官能重合体は、好ましくは、エチレン不飽和カルボ
ン酸含有ポリマーを含むホモ重合体または共重合体であ
る。エチレン的不飽和のカルボン酸含有ポリマーには、
メタアクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、アコニット
酸、ケイヒ酸、クロトン酸、メサコン酸、マロン酸、フ
マル酸等が含まれる。カルボン酸官能共重合体は、上記
のエチレン的不飽和のカルボン酸含有モノマーと共に両
立できるその他のエチレン的不飽和のモノマーを含むこ
とができる。そのようなモノマーは、エチレン、プロピ
レン、イソブチレン、塩化ビニル、酢酸エチル、スチレ
ン、クロロスチレン、および重合体化学者に良く知られ
ているその他のものを含む。さらに、その重合体はアミ
ノ基、水酸基、エーテル基、エステル基、およびその他
を有する親水性のエチレン的不飽和モノマーを含有する
ことができる。好ましいカルボン酸官能重合体は、アク
リル酸もしくはメタクリル酸のホモ重合体、またはアク
リル酸もしくはメタクリル酸を含有し、かつイタコン
酸、マレイン酸、または無水物からなる群から選択され
た第2のカルボン酸含有モノマーの共重合体である。こ
の共重合体の場合、アクリルモノマーおよび第2のモノ
マー間のモル比は、第2のモノマー1モルに対して、ア
クリルモノマーが1〜5モルである。
或いは、カルボン酸官能重合体は、カルボン酸基側鎖
を有する多糖類であることができる。そのような多糖類
カルボン酸官能重合体の例には、カルボキシメチルセル
ロースおよびカルボキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルスターチおよびカルボキシエチルスターチ、アル
ギン酸およびアルギン酸誘導体、ペクチン酸または多糖
類の相似した天然および人工カルボン酸誘導体が含まれ
る。
補助剤 この発明の抗菌性フィルム形成用の貯蔵安定型水性組
成物は、粘着付与剤および均展剤のようなその他のフィ
ルム補助剤も含むことができる。主として、これらの追
加成分は、塗布した後のフィルムを粘着性に付与し、ま
たは滑らかにし、美的機能を供給することを意図してい
る。いったん塗布されると、粘着性があるフィルムほ
ど、垂直または、水平よりも小さい角度の表面に塗布し
たときに流れ難くなる。さらに、粘着付与剤および均展
剤は、意図された塗布表面に塗布されたときに、すじ状
または波状でないフィルムを提供し易い。
一般に、幾つかの水溶解性粘着付与剤および均展剤
は、この発明に対して、有用性を有している。カルボキ
シメチルセルロースのアルカリおよびアルカリ金属塩、
アルギン酸塩およびB.Fグッドリッチ(Goodrich)Co.か
ら商品名カルボポール(Carbopol)(登録商標)として
入手可能なポリカルボキシレートのような粘着付与剤
は、この発明にすべて使用可能である。
粘着付与剤の濃度は、一般的に全組成物重量の0%な
いし10%、好ましくは0.5%ないし5%、最も好ましく
は0.5%ないし3.0%の範囲内で変更できる。粘着付与剤
の量は、得られるフィルムおよびフィルム形成組成物に
付与すべき特性に応じて変更できる。例えば、粘着付与
剤の量の変更は、フィルム形成組成物の粘度および分配
率(dispensing rate)と同様に、得られるフィルムの
厚さおよび接着性に影響を及ぼすことができる。
均展剤または融合助剤が、この発明の組成物に使用可
能である。この均展剤または融合助剤はプロピレングリ
コール、ブトキシエタノール、およびその他の水混合性
グリコールエーテルまたはグリコールエーテルエステル
と同様に、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノプロピルエーテル、エチレングリコールモノプロピル
エーテルおよびエチレングリコールモノエチルエーテル
アセテートのようなアルキルグリコールエーテルのよう
なものである。
このフィルム形成組成物における融合助剤の濃度は、
一般的に得られるフィルムの美的特性に影響を及ぼす。
例えば、融合助剤の量の変更により、得られるフィルム
のピットの量、荒さまたはムラが変わる。しかしなが
ら、融合助剤の濃度を高くし過ぎると、フィルムの柔軟
性が減少する。一般に、融合助剤は、全組成物重量の0
%ないし15%、好ましくは0%ないし10%、最も好まし
くは、0.5%ないし5%の範囲の濃度で使用できる。
配合濃度 一般的に、この発明の組成物は、3つの成分から成り
立っている。その3つの成分は、この組成物の50重量%
以上の水性担体、この発明の組成物の50重量%以下の重
合体アニオン成分、および同様に、この組成物の50重量
%以下のカチオン殺菌剤である。これらの様々な成分の
濃度を唯一限定するものは、この発明のフィルム形成組
成物が、意図する塗布表面に使用される以前は、沈殿せ
ず、均質であることである。
それぞれの成分に関して、前記の範囲内で濃度を変更
することにより、この発明の組成物に種々の品質が提供
される。
カチオン殺菌剤濃度の増加により、得られたフィルム
に初期の殺菌効果が提供される。このフィルムにより、
塗布されたときおよび場所に存在する幾つかの微生物学
的成分を排除できる。高濃度のカチオン殺菌剤を使用す
ることにより、フィルムの表面に、水洗により消すこと
が可能な残余性の粘着力を提供もできる。酸官能アニオ
ン性重合体の濃度を増加させると、フィルムには、水洗
により消すことが可能な同様の粘着性効果が生じる。一
方、フィルムの厚さは、フィルムが有している効果的な
殺菌性の影響を調整する。すなわち、フィルムが厚いほ
ど、摩滅および洗浄のような関連した使用条件を与えら
た塗布表面に殺菌効果を提供することが長く継続するこ
とである。
我々の研究から、カチオン殺菌剤および酸官能アニオ
ン性重合体は、1電荷に当り1:1の化学量論比で相互に
作用すると思われる。したがって、以下に例示するよう
に、フィルム形成組成物の2つの基本成分の濃度は、た
いへん広い範囲で変化する。しかしながら、好ましく
は、その成分の濃度は、カチオン性電荷およびアニオン
性電荷の等量比がに1:1になるように平衡化される。こ
の濃度範囲により、いずれかの成分の浪費が回避され、
また適当な殺菌効果と共に最低限の粘着力を有するフィ
ルム表面が提供される。
一般に、カチオン殺菌成分および酸官能アニオン性重
合体の濃度は、この発明の組成物が、水性溶液中で貯蔵
安定かつ相安定であるための主要な限定と共に、第1図
および第2図に例示される。
第1図からわかるように、この発明の組成物の典型的
な実施例は、大部分、すなわち50%またはそれ以上の水
を含んでいる。一般的に言えば、この発明の組成物は、
貯蔵安定性および相安定性で存在するために、少なくと
も50%の水を含んでいなければならない。また、第1図
の典型的な組成物は、72等量を有する40重量%ポリアク
リレートに対して、少なくともポリアクリレート約8重
量%を含んでいる。第1図に示される、この発明の典型
的な組成物の最後の成分は、カチオン殺菌性成分の1重
量%ないし50重量%を含んでいる。このカチオン殺菌性
成分は、アルキルベンジルジメチル塩化アンモニウム
(50重量%C14/40重量%C12/10重量%C16)である。
これらの成分の濃度範囲は、第1図の領域Cにより表
される範囲内で自由に変更できる。しかしながら、その
成分の濃度は、領域AまたはBのなかへは変更できな
い。領域AおよびBは、この組成物が、2層に分離する
か、または水性担体中に沈殿するかのいづれか一方とな
る水不溶性の範囲である。領域Cは、この発明の組成物
の典型的な実施例が相安定性であり、かつ沈殿しない範
囲を表している。
第2図は、この発明の組成物の同様な典型的な実施例
を示している。この発明の典型的な組成物は、大部分、
すなわち少なくとも50%以上の水を含んでいる。また、
第2図に示されるこの発明の典型的な組成物は、約1重
量%ないし50重量%のアルキルベンジルジメチル塩化ア
ンモニウム(50重量%C14/40重量%C12/10重量%C16
も含んでいる。最後の成分として、この発明の典型的な
組成物は70等量を有するイタコン酸およびアクリル酸の
共重合体を約10重量%ないし40重量%含んでいる。第2
図からわかるように、この発明の典型的な組成物は、領
域C内に入る成分濃度を有することができる。この領域
C内においては、組成物は相安定でかつ沈殿性の、水性
溶液である。しかしながらここでも、この発明の典型的
な組成物は、領域AまたはBのいづれか一方の中にはい
る濃度範囲を有し得ない。領域AおよびBは、この発明
の組成物が相安定または沈殿しない濃度を表している。
一般的に、この発明の組成物は、水を充填した混合器
に酸官能重合体を添加することにより調合できる。その
後、その重合体はアンモニウム塩を作るために、NH4OH
で中和される。それから、カチオン殺菌剤が注意深く組
成物に添加される。混合されると、この発明の衛生組成
物は、スプレーパターンを提供するように、単一容積貯
蔵コンテナから単一スプレーノズルを介して噴霧するこ
とができる。これによって、この発明の組成物は、塗布
表面上に広く誘導される。
この発明の衛生フィルム形成組成物は、家庭内におい
て、または産業および研究の環境において使用すること
ができる。しかしながら、この発明の組成物は衛生的活
性が重要であり、かつ迅速かつ効果的な衛生フィルムの
塗布が必要な広い表面が存在する産業および研究の領域
での使用が好ましいものである。この発明の組成物は、
とくに、パイプ、セラミックタイル、コンクリートの床
および壁、硝子および金属設備、柔軟なプラスチック機
能設備、カバーおよび木材の表面のような堅い表面を衛
生的にするのに適してしている。この発明の組成物は、
塗装された表面、食品加工用のタンク、および排水もし
くは流出区域内においても使用できる。
一般的に、表面に供給される衛生フィルムの量が一体
かつ均一な重合体フィルムを形成するために必要な量と
なる範囲で、コーティング工程が続けられる。そのフィ
ルムは、4級アンモニウム塩錯体の分子量に応じて、処
理される表面の1平方センチメートルあたり約10-3ない
し10ミリグラム、好ましくは10-2ないし1.0ミリグラム
の4級アンモニウム塩錯体フィルム形成組成物を含まな
ければならない。現存の塗布されているフィルムにより
高水準の衛生を提供し、またはその一体性を更新するた
め、追加的な量のフィルムを塗布されたフィルムに加え
ることが可能である。さらに、塗布により形成されたフ
ィルムは、衛生組成物を追加で何回も塗布することによ
り増大され得る。表面を清掃する必要のあるとき、また
は表面がその衛生的特性を失ったようなとき、この発明
のフィルムは低濃度の有機酸または無機酸、とりわけ、
塩酸(HCl)、スルホン酸または酢酸、のような酸を用
いて処理することにより取り除くことが可能である。
この発明の組成物は、水溶液中のカチオン殺菌剤およ
び酸官能重合体アニオンの貯蔵安定性で均質な水性混合
物を提供するので、この組成物は、はけ塗り、浸漬また
ロールを含む種々の方法により塗布が可能である。好ま
しくは、この発明の組成物は、手動または加圧エアロゾ
ルスプレーのような単一ノズルスプレーアプリケータに
よるスプレー塗布によって塗布される。
〔実施例〕
以下に示すのは、この発明の組成物を使用した処方、
安定性、適用および抗菌性の実施例である。
処方例I 50%イタコン酸/アクリル酸共重合体(約1:3モル
比)320gを蒸留水で全量1600gに稀釈した。濃水酸化ア
ンモニウム(110g)をpH8になるまで添加した。注意深
く撹拌しながら、50%活性4級アルキルジメチルベンジ
ル塩化アンモニウム(40%C12、50%C14、10%C16)840
gをこの溶液に添加した。
処方例II 活性ポリアクリル酸100gを蒸留水で400gに稀釈した。
濃水酸化アンモニウムをpH8になるまで添加し、それか
ら、蒸留水を全量が500gになるまで加えた。さらにこの
溶液に、20%活性活性4級アルキルジメチルベンジル塩
化アンモニウム500gを注意深く添加した。
処方例III 50%イタコン酸/アクリル酸共重合体(約1:3モル
比)16.0gを、蒸留水で全量80gに稀釈した。濃水酸化ア
ンモニウムをpH8になるまで添加した。ケルギン(Kelgi
n)XLとして知られているアルギン酸アンモニウム増粘
剤6.4gを、混合液を撹拌しながら、均質なペーストにな
るまで添加した。撹拌しながら、50%活性4級アルキル
ジメチルベンジル塩化アンモニウム(40%C12、50%
C14、10%C16)84gを、ゆっくりと溶液に添加した。得
られた粘着性物質は、表面上に塗り付けることができ
た。
安定性 50%イタコン酸/アクリル酸共重合体(約1:3モル
比)160gを、蒸留水で800gに稀釈した。濃NH4OHをpH8に
なるまで添加した。50%活性4級アルキルジメチルベン
ジル塩化アンモニウム(40%C12、50%C14、10%C16)8
40gを滴下して加え、溶液を数時間撹拌した。安定かつ
清浄だか、僅かに黄色い溶液が得られた。
この均質な溶液を試験したところ、沈殿せず、相安定
であることがわかった。
抗菌効能 この発明の組成物の衛生効能(sanitizing)の研究
は、上記説明した処方例を使用して行われた。
ここで用いる「衛生効能(sanitizing)」という言葉
は、アメリカ環境保護局の“殺虫剤アセスメントガイド
ライン”副分類G:製品性能(Product Perfomance)198
2,セクション91−2(j)2の中に定義されている。こ
の文献の製品は、比較コントロールの細菌数に対して試
験細菌数を、少なくとも99.9%(3log)減少させる。
この試験の目的は、細菌の接種を試みたときの各種均
質溶液で処理されたタイルの効果を評価をすることであ
る。それらのタイルは、衛生効能を決定する処方例Iお
よびIIIの均質溶液で処理された。
処方例I950gを撹拌しながら、ブトキシエタノール融
合助剤105gを添加し混合する。20psiに設定したエアス
プレーを使用して、タイル上を2回通過させ塗布した。
そのタイルを30分間放置乾燥し、さらに噴霧器を用い2
回通過させ塗布した。衛生効能の測定前に、少なくとも
24時間は、タイルを空気乾燥させた。
処方例IIIを、タイル上に組成物をスワッビング(swa
bbing)により塗布し、少なくとも24時間、空気乾燥さ
せた。
第1表に示すように種々の時間だけで、イオン交換水
をタイルに降り注いだ。コントロールとして、2つの非
処理タイルを使用した。
そのタイルに、24時間培養した黄色ぶどう球菌(s.au
reous)1mlを、タイル全体にスプレー塗布した。接触時
間は正確に15分間とした。15分後に、無菌の湿った1″
×1″の包帯で拭きとり生存している細菌を回収した。
4級アンモニウム塩を中和するために、この包帯を直ち
にレチーンブロス(Letheen broth)10ml中にいれた。
レチーンブロス中に移された生存している黄色ぶどう
球菌は、標準プレートカウント法によって数えられた。
プレートは、30℃でインキュベートされたのちに、数え
られた。 第1表 コロニー形成個体数(CFU′S)の対数減少散布時間 0分間 15分間 30分間 60分間 処方例I 6.0 6.0 6.0 ‐‐‐ 処方例III 6.7 5.0 ‐‐‐ 4.1 細菌コロニー形成個体=黄色ぶどう球菌のCFU 結果として生じたフィルムが60分間に至まで水の散布
に晒されたのちには、処方例IおよびIIIの両方の場合
において、接種した菌数の3対数減少(log reductio
n)(99.9%)よりも多い結果になった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この発明の組成物の典型的な具
体例の溶解特性を示す模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 35/00 C08L 35/00 C09D 201/02 C09D 201/02 (56)参考文献 特開 昭63−297471(JP,A) 特開 昭55−135174(JP,A) 特開 昭55−58265(JP,A) 特開 昭57−73039(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16 C09D 1/00 - 201/10

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗菌性フィルム形成用の、均質で、有機溶
    媒を含有しない、貯蔵安定型で、単一の水性組成物であ
    って、 (a)大部分の水; (b)(R)(R1)(R2)(R3)N+X-の構造を有する、
    抗菌的に有功な量のカチオン性殺菌剤 (式中、R、R1、R2およびR3は、ベンジル、アルキルベ
    ンジル、ハロベンジル、C1〜14アルキル、C5〜24
    ルキルまたはC1〜4ヒドロキシアルキルからなる群か
    ら独立に選択され、並びにX-は前記殺菌剤化合物に水溶
    性または水分散性を付与し得るアニオンを表す。);並
    びに (c)化学量論的に有効な量の酸官能アニオン性重合体
    を含み、 前記組成物が使用されるまでは、前記殺菌剤およびアニ
    オン性重合体が均質な水溶液中に溶解したままに維持さ
    れる組成物。
  2. 【請求項2】(a)50重量%ないし90重量%の水; (b)0.10重量%ないし40重量%の、(R)(R1
    (R2)(R3)N+X-の構造を有するカチオン性殺菌剤 (式中、R、R1、R2およびR3は、ベンジル、アルキルベ
    ンジル、ハロベンジル、C1〜14アルキル、C5〜24
    ルキルまたはC1〜4ヒドロキシアルキルからなる群か
    ら独立に選択され、並びにX-は前記殺菌剤化合物に水溶
    性または水分散性を付与し得るアニオンを表す。);並
    びに (c)0.10重量%ないし35重量%の、メタアクリル酸、
    アクリル酸、イタコン酸、アコニット酸、ケイヒ酸、ク
    ロトン酸、メサコン酸、カルボキシルエチルアクリル
    酸、マレイン酸およびフマル酸からなる群から選択され
    るモノマーまたはその組み合わせを含有するエチレン性
    不飽和カルボン酸重合体を含み、 前記組成物が使用されるまでは、前記殺菌剤およびアニ
    オン性重合体が均質な、有機溶媒を含有しない、水溶液
    中に溶解したままに維持され、かつ前記均質な水溶液
    が、長時間沈殿することなく相安定に維持される特許請
    求の範囲第1項の組成物。
  3. 【請求項3】(a)70重量%ないし90重量%の水; (b)10重量%ないし25重量%の、C6〜24アルキルジ
    メチルベンジル塩化アンモニウムおよびC6〜24アルキ
    ルジメチルジクロロベンジル塩化アンモニウムからなる
    群から選択されるカチオン性4級アンモニウム化合物ま
    たはその組み合わせ;並びに (c)6重量%ないし25重量%の、メタアクリル酸、ア
    クリル酸、イタコン酸、アコニット酸、ケイヒ酸、クロ
    トン酸、メサコン酸、カルボキシエチルアクリル酸、マ
    レイン酸およびフマル酸からなる群から選択されるモノ
    マーまたはその組み合わせを含有するエチレン性不飽和
    カルボン酸含有重合体を含み、前記フィルム形成組成物
    が使用されるまでは、均質な、有機溶媒を含有しない、
    水溶液として溶解したままに維持され、かつ前記均質な
    水溶液が、長時間沈殿することなく相安定性に維持され
    る特許請求の範囲第1項または第2項の抗菌性フィルム
    形成用の、均質で、有機溶媒を含有しない、貯蔵安定型
    で、単一の水性組成物。
  4. 【請求項4】前記カチオン性抗菌剤化合物におけるR、
    R1、R2およびR3残基の少なくとも1つが、メチル、エチ
    ル、プロピルおよびブチルからなる群から独立に選択さ
    れる特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項
    の組成物。
  5. 【請求項5】前記カチオン性抗菌剤化合物におけるR、
    R1、R2およびR3残基の少なくとも1つが、シクロアルキ
    ル基、アリール基、アリールアルキル基および高級アル
    キル基からなる群から独立に選択される特許請求の範囲
    第1項ないし第3項のいずれか1項の組成物。
  6. 【請求項6】前記カチオン性抗菌剤が、C6〜24アルキ
    ルジメチルベンジル塩化アンモニウムおよびC6〜24
    ルキルジメチルジクロロベンジル塩化アンモニウムから
    なる群から選択される4級アンモニウム化合物を含む特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項の組成
    物。
  7. 【請求項7】前記カチオン性抗菌剤の水溶解性付与アニ
    オンX-が、塩素イオン、ホウ素イオン、ヨウ素イオン、
    硫酸イオンおよびメチル硫酸イオンからなる群から選択
    される特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1
    項の組成物。
  8. 【請求項8】前記酸官能性アニオン性重合体が、エチレ
    ン性不飽和カルボン酸モノマーの重合体を含む特許請求
    の範囲第1項ないし第7項のいずれか1項の組成物。
  9. 【請求項9】前記エチレン性不飽和カルボン酸重合体
    が、メタアクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、アコニ
    ット酸、ケイヒ酸、クロトン酸、メサコン酸、カルボキ
    シエチルアクリル酸、マレイン酸およびフマル酸からな
    る群から選択されるモノマーを含む特許請求の範囲第8
    項の組成物。
  10. 【請求項10】前記エチレン性不飽和カルボン酸含有モ
    ノマーが、ヒドロキシエチルメタアクリル酸、エチレ
    ン、プロピレン、イソブチレン、塩化ビニル、酢酸ビニ
    ル、スチレンおよびクロロスチレンからなる群から選択
    されるエチレン性不飽和モノマーを更に含む特許請求の
    範囲第8項の組成物。
  11. 【請求項11】前記酸官能アニオン性ポリマーが、ビニ
    ルベンゼンスルホン酸、アクリルアミドアルキルスルホ
    ン酸、エチレン性不飽和オレフィンスルホン酸からなる
    群から選択されるモノマーを含む特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれか1項の組成物。
  12. 【請求項12】カルボキシメチルセルロース、アルギン
    酸、ポリカルボン酸重合体およびそれらの塩からなる群
    から選択される補助剤を更に含む特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれか1項の組成物。
  13. 【請求項13】プロピレングリコール、ブトキシエタノ
    ールおよびアルキルグリコールエーテルからなる群から
    選択される補助剤を更に含む特許請求の範囲第1項の組
    成物。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第1項ないし第13項のい
    ずれか1項の抗菌性フィルム形成用の、均質で、有機溶
    媒を含有しない、貯蔵安定型で、単一の水性組成物を用
    いて表面を処理する方法。
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