JP3040379U - 貼付剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】遠赤外線特に９μｍ付近を中心とした４μｍ〜
１４μｍの電磁波が皮膚の深部まで浸透、細胞の中にＣ
ａイオンを取り入れ、細胞を賦活化させると同時に、此
の電磁波によって、血液等の体液中の水分子集合体であ
るクラスターが切断され水分子の大きな集合体が小さな
集合体になり血液の流れが改善され肩や腰のコリや痛み
を和らげることよりコリや痛みの症状を改善することを
目的とした、貼付剤を提供する。 【解決手段】遠赤外線４μｍ〜１４μｍの電磁波を放射
する無機物質の粉末をインキ化しシルクスクリーン印刷
にて不織布に１ｍｍ前後の厚さに印刷、切断し、肌への
粘着剤を塗布した布等の基材の上に円形に裁断した有効
成分を乗せると同時に基材に粘着固定し、その上から全
面に剥離紙を乗せた貼付剤。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 【０００２】 本考案は従来より医療分野に於いて肩や腰のコリや痛みを和らげ る目的の治療用具として磁気治療器、つぼ灸、及び湿布剤等が供 されているが、これ等に類似するものである。 【従来の技術】 【０００３】 従来、肩、首、腰、関節、筋肉等の痛み、コリを和わらげ治療す る目的で磁気治療器が対症療法として多く利用されているが、そ の構成は３ｍｍ〜５ｍｍ径の磁気発生体を支持体に固着、その支 持体に皮膚への粘着剤を塗布し、その上に離型紙を設けている。 湿布剤は布状やフィルム状の基材に肌への粘着剤とサリチル酸、 モノグリコールやｌ−メントール類等を混入した物を塗布して湿 布薬としている。 【考案が解決しようとする問題点】 【０００４】 従来からの磁気治療器は使用を続けて行くと、身体が慣れ現象を 生じ、その磁気効果が弱まってくるので使用して行くのに従って 、より高ガウスの治療器を求めることになり不経済である。従来 の磁気治療器は金属製の円球状をしているので肌に強くあたると 違和感がある。 又、金属製の磁気放射体は支持体より離れてしまうと幼児などが 口の中に入れ飲みこむ危険がある。 【問題を解決するための手段】 【０００５】 本考案は従来の磁気治療器が金属製粒径のため肌に違和感があっ たり、使用を続けて行くに従い高ガウスの治療器を必要とするた め、煩わしく誠に不経済である。又、医薬品を塗布した貼付剤は 臭いがしたり、患部に大きく貼付する必要があったり入浴する時 は一度はがす必要があるが『【請求項１】』の遠赤外線放射体は 粉状をなしているので粉末の飛散を防いだり加工を容易にするた めシリコン樹脂やセルローズ系等の樹脂を粘着剤として用い半個 体状とするため金属製品の様な違和感のない製品が出来る。 又、従来の湿布剤の様にサリチル酸エステル系やｌ−メントール 類等の臭いを発する医薬品類を使用していないので患部に貼って も臭いを発することがなく不快感がなく、その上患部の上に全面 的に貼ることもなくスポット的に貼るだけで効果は十分得られる ので便利である。 無機粉末が放射している遠赤外線、特に育成光線と呼ばれる９μ ｍを中心とした４μｍ〜１４μｍの電磁波が皮膚深く浸透し細胞 を賦活化し、又、血液の流れを大きく改善する。 【作用】 【０００６】 本貼付剤は人体が出している遠赤外線９，８μｍと同域の波長、 即ち９μｍを中心とした４μｍ〜１４μｍの育成光線と呼ばれる 電磁波放射無機物を主剤としているので貼付剤を肌にあてるとお 互いに放射している９，８μｍ付近の遠赤外線が共鳴反応を呼び 起こし、皮膚の深部までより深く浸透し細胞の中にＣａ^＋＋を取 り入れ細胞を賦活化、更に、血液等の体液中の水分のクラスター を切断するため、血流が良くなりコリの症状を軽減する。 【実施例】 【０００７】 該貼付剤の遠赤外線放射体組成の一例を示せば、 の如く混合、分散させてインキ化しスクリーン目２００メッシュ のスクリーン印刷機で上記インキをインキ厚１ｍｍ前後に合成繊 維系不織布上に直径１０ｍｍ程の面積に印刷、切断し、粘着剤を 塗布した基材に粘着しその上に離型紙を貼って商品化する。 又、貼付剤の一例を示せば、参考図の如く支持体１に遠赤外線放 射体２を『【図２】』の様に全面に置いて、その上より皮膚粘着 用接着剤３を設け、その上に剥離紙４を設ける。 遠赤外線放射体２は支持体１の上に直接乗せて、その上から皮膚 粘着用接着剤３『【図２】』を設けても遠赤外線放射体の放射効 果には影響しない。 支持体１は合成樹脂系フィルムや天然或いは合成繊維等の布も利 用出来る。 遠赤外線放射体２は『【請求項１、２、３】』に示す無機質であ るが、中でも宮崎県東臼杵郡北方町や同西臼杵郡日之影町付近に 産出する粘土、及び鉱石を粉末化した放射体に著効が認められる 。皮膚への粘着剤としては皮膚に剌激のない粘着樹脂なら差し支 えないが一般的にはシリコンゴム、ブチールゴム、アクリル系樹 脂、石油系樹脂、イソプレーン、ワックス類、カルボキシメチー ルセルロース、ゼラチン、アルギン酸ソーダや各種の可塑剤も幅 広く利用出来る。本考案による遠赤外線放射貼付剤は遠赤外線放 射体２の塗布面積が少なくても、有効成分が一ケ所に０、０５ｇ 以上含有されていれば、その効果は変わらないので形状は２の部 分を少なく１、３の部分を多くして肌への接着性を向上させるこ とが出来る。 本貼付剤は皮膚を通して身体の深部まで遠赤外線（特に９μｍ前 後の育成光線）が到達するので従来の貼付剤より更に効果的であ る。身体の筋肉疲労やコリを改善するのに全面的に貼付する必要 はなく、治療すべき場所の一点に貼付すれば十分な効果が得られ る利点がある。 又、『【図２】』の如く全面に遠赤外線放射体２を塗布したもの を『【図４】』、『【図５】』、『【図６】』、『【図７】』、 の様にスポット的に２を塗布したものでも、その効果は殆んど差 がなく好結果が得られた。 該無機粉末は１例を示せば、ランニウム、ラジウム、トリウム、 ウラン、アクチニウム等の放射性元素を全く含有しないので人体 に放射能汚染害を起こす、α線、β線、γ線等は放出しないので 安心して利用出来る。 【考案の効果】 【０００８】 実施例に見られる如く本考案の貼付剤の特徴は １ 救急傷絆創膏の様に患部の中心部分にスポット的に貼付する だけで十分な効果を得ることが出来る。 ２ 湿布薬の様に患部全体に大きく貼付する必要もなく貼付する のが簡単である。 ３ 患部にスポット的に貼付するので手や足の屈曲部分に貼付し ても剥離しにくい。 ４ 医薬品を含有した貼付剤に比較して無香性なので不快感を与 えない。 ５ 入浴時でも貼付した状態で、剥がれない利点がある。 ６ 遠赤外線放射体が半固形状の為、支持体が離脱しにくく安全 性が高い。 ７ 遠赤外線が身体の深部まで浸透し細胞を活性化し、又、血流 効果を良くするので、温湿布や冷湿布の両面に一種類で効果 を発揮することが出来る。 ８ 従来の貼付剤の様に臭いがしたり、金属の跡が肌に残らない 。

【図面の簡単な説明】 【図１】本実用新案登録の構成を示した断面図である 【図２】本実用新案登録の構成を示した断面図である 【図３】本実用新案登録の構成を示した断面図である 【図４】本実用新案登録の形状の平面図である 【図５】本実用新案登録の形状の平面図である 【図６】本実用新案登録の形状の平面図である 【符号の説明】 １ 支持体 ２ 遠赤外線放射体 ３ 皮膚粘着用接着剤 ４ 剥離紙

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【手続補正書】 【提出日】平成９年３月３日 【手続補正１】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】図７ 【補正方法】追加 【補正内容】 【図７】 ［図面］ページ（２）の［図７］は本実用
新案登録の形状の平面図である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】遠赤外線４μｍ〜１４μｍの電磁波を放射
   する無機物質の粉末を含有することを特徴とする貼付
   剤。 【請求項２】前記粉末が、天然の石英斑岩、花崗岩、緑
   泥石、雲母、長石、流紋岩、安山岩類や又、無機物のア
   ルミナ、シリカ、プラチナ、及び鉄等の酸化物を有効成
   分とするものであることを特徴とする『 【請求項１】』記載の貼付剤。 【請求項３】前記無機物の粉末粒径が０．１μｍ〜１、
   ０００μｍであることを特徴とする『 【請求項１】』『 【請求項２】』記載の貼付剤。