JP3040348B2 - 不燃性ガス混合物 - Google Patents

不燃性ガス混合物

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JP3040348B2
JP3040348B2 JP8238992A JP23899296A JP3040348B2 JP 3040348 B2 JP3040348 B2 JP 3040348B2 JP 8238992 A JP8238992 A JP 8238992A JP 23899296 A JP23899296 A JP 23899296A JP 3040348 B2 JP3040348 B2 JP 3040348B2
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flammable
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ロバート・フランシス・ライアン
ハン・フイ・グエン
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ビーオーシー・ガシズ・オーストラリア・リミテッド
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】本発明は、シリンダー中に圧縮するのに適
する燻蒸ガス又は滅菌ガスを含むガス組成物に関するも
のである。
【０００２】多くの燻蒸ガス及び滅菌ガスは易燃性であ
り、これらのガスを市場に供給するためには、少量の前
記ガスを、例えば液体二酸化炭素のような不燃性液体と
組み合わせる必要がある。例えば、ホスフィンは、液体
二酸化炭素（ＣＯ2）中２重量％の組成物として市販さ
れている。適当な圧力下で４８リットルのシリンダー中
に含まれている前記ホスフィン組成物は、典型的には、
周囲温度で、ガスを約１６．５cm3含む。ホスフィン組
成物は気化すると、気化したガスは、典型的には、ＣＯ
2中ＰＨ3を約２．６容量％含む。
【０００３】易燃性の燻蒸ガス又は滅菌ガスを含む液体
二酸化炭素でシリンダーを充填する場合、前記シリンダ
ーは過充填されないことが重要である。なぜならば、液
体ＣＯ2は圧縮することができないので、過剰に液体Ｃ
Ｏ2を含むシリンダーは、温められたときに起こる液体
ＣＯ2の熱膨張によって爆発することがあるからであ
る。過充填が確実に起こらないようにするために、重量
基準で、各シリンダーを独立に充填する必要がある。そ
れは、不効率であり、時間が掛かり、また費用的に見て
有効ではない。
【０００４】易燃性の燻蒸ガス又は滅菌ガスを含むこと
ができ、また、正確に計量された重量を加える必要性無
く、シリンダー中に圧縮することができ、それによって
同時に多数のシリンダーの充填を容易にする不燃性組成
物を発見することが望ましい。
【０００５】本発明の第一の態様に従って、易燃性の滅
菌ガス又は燻蒸ガスの不燃性量；窒素ガス；及び二酸化
炭素ガスを含む、ガス組成物を放出するのに適した容器
中に圧縮することができる不燃性ガス組成物が提供され
る。
【０００６】本発明の第二の態様に従って、第一の態様
に従う圧縮されたガス組成物を含む容器が提供される。
【０００７】本発明の第三の態様に従って、加圧下で容
器中に第一の態様に従うガス組成物を充填する工程を含
む、燻蒸ガス又は滅菌ガスを供給する方法が提供され
る。
【０００８】好ましくは、前記容器は、エダクター管を
備えているシリンダーである。
【０００９】例えばホスフィン（ＰＨ3）、カルボニル
スルフィド（ＣＯＳ）、メチルブロミド（ＣＨ3Ｂ
ｒ）、又はエチレンオキシド（Ｃ2Ｈ4Ｏ）のような任意
の易燃性の燻蒸ガス又は滅菌ガスを用いることができ
る。
【００１０】用いられる燻蒸ガス又は滅菌ガスの量は、
放出されるガス混合物が爆発する危険性の無い量によっ
て限定される。ホスフィンを用いる場合、容量基準によ
る量は、典型的には、放出されるガス組成物中において
２．５％に限定される。
【００１１】本発明のガス組成物は、複数のシリンダ
ー、例えばパレット上にある１２のシリンダーを同時に
充填するのに適しており、それによって生産能力が向上
する。
【００１２】存在している二酸化炭素の量は、液化が起
こる値によって限定される。典型的には、６５容量％以
下の量が用いられる。用いられる二酸化炭素の量は、燻
蒸ガス又は滅菌ガスの量がより多く存在するように、前
記範囲のより高い方の値であることが好ましい。本発明
の窒素ガスは二酸化炭素ガスがその容器中で圧縮された
時液相になるのを防止するために使用される。
【００１３】好ましい組成物は、ホスフィン、二酸化炭
素４５ − ６５容量％、及び窒素３５ − ５５容量％含
む。
【００１４】明確には、用いられる実際の量は、シリン
ダーの大きさ及び最大圧力に左右される。
【００１５】実施例 二酸化炭素６０容量％と窒素４０容量％との混合物中ホ
スフィン２．４％v/v含む組成物を調製し、４８リット
ルシリンダーの中に圧力１６３バールまで圧縮した。使
用時にシリンダーから放出されるガスは一貫してＰＨ3
を２．４％v/v含む。使用時には、現存の２．６％v/vホ
スフィン／液体ＣＯ2混合物の２つのシリンダーの代わ
りに、ホスフィンガスの等量を供給するために、本発明
組成物の３つのシリンダーを用いる必要がある。しかし
ながら、複数のシリンダーにおいて前記ガスを圧縮する
ことができるという利点は、シリンダー数のこの小さな
増加よりも重要である。
【００１６】選択した実施例及び好ましい態様のみを参
照して本発明を説明したが、本発明は多くの他の形態で
具体化することができることは当業者には承認される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ａ０１Ｎ 59/04 Ａ０１Ｎ 59/04 59/26 59/26 (73)特許権者 596132754 799 Ｐａｃｉｆｉｃ Ｈｉｇｈｗａｙ, Ｃｈａｔｓｗｏｏｄ，Ｎｅｗ Ｓｏｕｔ ｈ Ｗａｌｅｓ 2057，Ａｕｓｔｒａｌ ｉａ (72)発明者 ハン・フイ・グエン オーストラリア連邦ニュー・サウス・ウ ェールズ州2200，ハーストヴィル，クロ スビー・アベニュー 16 (56)参考文献 特開 昭63−2910（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−268106（ＪＰ，Ａ) 特表 平７−507552（ＪＰ，Ａ) 英国特許出願公開2177004（ＧＢ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01N 25/00 A01N 29/02 A01N 59/02 A01N 59/04 A01N 59/26 C01B 25/06 ＣＡＰＬＵＳ（ＳＴＮ) ＲＥＧＩＳＴＲＹ（ＳＴＮ) ＷＰＩＤＳ（ＳＴＮ)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 易熱性の滅菌ガス又は燻蒸ガスの不燃性
    量；窒素ガス；及び二酸化炭素ガスを含む不燃性ガス組
    成物を放出するのに適した容器中に圧縮することがで
    き、前記窒素ガスはその二酸化炭素ガスがその容器中で
    圧縮された時液相になるのを防止するために十分な濃度
    で存在する不燃性ガス組成物。
  2. 【請求項２】 燻蒸ガス又は滅菌ガスが、ホスフィン
    （ＰＨ3）、カルボニルスルフィド（ＣＯＳ）、メチル
    ブロミド（ＣＨ3Ｂｒ）、又はエチレンオキシド（Ｃ2Ｈ
    4Ｏ）である請求項１記載の組成物。
  3. 【請求項３】 ガスがホスフィンであり、且つ前記ホス
    フィンが、放出されるガス組成物中において２．５％以
    下で存在している請求項１記載の組成物。
  4. 【請求項４】 二酸化炭素が６５容量％以下の量で存在
    している請求項１記載の組成物。
  5. 【請求項５】 ホスフィン、二酸化炭素４５−６５容量
    ％及び窒素３５−５５容量％含む請求項１記載の組成
    物。
  6. 【請求項６】 請求項１記載の圧縮ガス組成物を含む容
    器。
  7. 【請求項７】 エダクター管を備えているシリンダーの
    形態の請求項６記載の容器。
  8. 【請求項８】 加圧下で容器中に請求項１記載のガス組
    成物を充填する工程を含む、燻蒸ガス又は滅菌ガスを供
    給する方法。
  9. 【請求項９】 該容器が、エダクター管を備えているシ
    リンダーである請求項８記載の方法。
  10. 【請求項１０】 複数の容器が、同時に充填される請求
    項８記載の方法。
JP8238992A 1995-09-11 1996-09-10 不燃性ガス混合物 Expired - Fee Related JP3040348B2 (ja)

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AUPN5609A AUPN560995A0 (en) 1995-09-25 1995-09-25 Non-flammable gaseous mixture
AU5609 2000-02-14

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