JP3040288U - コーキングガン - Google Patents

コーキングガン

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JP3040288U
JP3040288U JP1997001029U JP102997U JP3040288U JP 3040288 U JP3040288 U JP 3040288U JP 1997001029 U JP1997001029 U JP 1997001029U JP 102997 U JP102997 U JP 102997U JP 3040288 U JP3040288 U JP 3040288U
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JP
Japan
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shaft
feed plate
plate
frame body
pressure contact
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Application number
JP1997001029U
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English (en)
Inventor
良雄 柳原
Original Assignee
株式会社サヌキ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充填剤カートリッジから吐出されるコーキン
グ剤の吐出きれが良く、液だれの生じないコーキングガ
ンを提供する。 【解決手段】 樋状受け部5の後端部に固着された枠体
部4と、この枠体部4にバネ付勢されたシャフト送り板
3と、シャフト送り板3に挿通配備されるシャフト8
と、シャフト送り板3に連繋配備され、回動によりシャ
フト送り板3を傾斜状に前進させ、前記シャフト8を前
進させる可動ハンドル43とから成るコーキングガンで
あって、前記枠体部4の背面側にはシャフト8に挿通さ
れ常態においてシャフト8に圧接せず、シャフト8の一
定距離の後退を許容するシャフト後退阻止板1が配備さ
れると共に、このシャフト後退阻止板1にはシャフト8
を常時圧接する圧接部材2が一体に取付けられているこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、コーキングガンに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来のコーキングガンを示す正面図である。 このコーキングガンは、樋状受け部5と、この樋状受け部5の一端側に取付けら れた枠体部4と、この枠体部4にバネ6付勢されたシャフト送り板3と、枠体部 4の背面側にバネ71付勢されたバックストッパ7と、上記シャフト送り板3の 貫通孔とバックストッパ7の貫通孔に対し挿通配備されたシャフト(ピストンロ ッド)8とから成る。バネ付勢されたシャフト送り板3は、枠体部4の支え壁4 1と、枠体部4に枢支ピン42で枢支された可動ハンドル43上端の送り軸44 に当接し、常態において垂直状に保持されている。
【0003】 一方、バックストッパ7は、常時、バネ71で後方へ傾斜し、貫通孔がシャフ ト8に圧接状に噛んでいる。いま、ハンドル43を握り回動させると、シャフト 送り板3の下部が送り軸44により前方方向(樋状受け部5側)へ押され、垂直 状態から傾動(後方へ傾斜)する。これにより、シャフト送り板3の貫通孔がシ ヤフト8に圧着する。この状態で、ハンドル43を更に回動させると、シャフト 送り板3は傾斜状態のまま、つまりシャフト8を圧着した状態のまま、バネ6に 抗して前進し、同時にシャフト8を前進させる。つまり、シャフト8に対する送 り板3の摩擦力がバックストッパ7の摩擦力より大きいため、送り板3の前進に よりシャフト8が前進する。この前進により、シャフト8のピストン部81が充 填剤カートリッジ内のコーキング材をノズルから吐出させる。
【0004】 前進が終了し、ハンドル43の握り力を緩めると、バネ6によりシャフト送り 板3が原状位置へ後退復帰する。シャフト送り板3の後退時、バネ71付勢され たバックストッパ7がシャフト8の後退を阻止し、前進したシャフト8の位置が 保持される。つまり、送り板3が後退するとき、シャフト8に対する送り板3の 摩擦力よりバックストッパ7の摩擦力の方が大きいため、シャフト8は静止状態 のまま送り板3のみが原状位置へ復帰する。これは、送り板3の後退でシャフト 8が後退しょうとすると、バックストッパ7には一層後方へ傾斜する方向への力 がかかり、シャフト8に対するバックストッパ7の摩擦力が一層大きくなること による。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のコーキングガンでは、シャフトが送られたのち、シャフト送り板が後退 するとき、シャフトはバックストッパにより全く後退しない。このため、シャフ ト(ピストンロッド)が充填剤カートリッジ内へ深く進入(圧入)した分、充填 剤カートリッジ内には残圧が生じる。この結果、充填剤カートリッジのノズルか ら吐出されるコーキング材の吐出きれが悪く、「液だれ」が生じる。この「液だ れ」コーキング材が余分なところに付着するため、この付着コーキング材の後始 末に手間がかかる許かりでなく、ノズルを目詰まりさせる等の不利があった。
【0006】 この考案は、以上のような課題を解消させ、充填剤カートリッジから吐出され るコーキング材の吐出きれが良く、液だれの生じないコーキングガンを提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成させるために、この考案のコーキングガンは、次のような構成 としている。 コーキングガンは、樋状受け部の後端部に固着された枠体部と、この枠体部に 垂直状にバネ付勢されたシャフト送り板と、シャフト送り板の貫通孔に挿通配備 されるシャフトと、上記シャフト送り板に連繋配備され、回動によりシャフト送 り板を傾斜状に前進させ、前記シャフトを前進させる可動ハンドルとから成るも のであって、前記枠体部の背面側にはシャフトに挿通され常態においてシャフト に圧接せず、シャフトの一定距離の後退を許容するシャフト後退阻止板が配備さ れると共に、このシャフト後退阻止板にはシャフトを常時圧接する圧接部材が一 体に取付けられていることを特徴としている。
【0008】 このような構成を有するコーキングガンでは、シャフト後退阻止板は、常態に おいて垂直状で、シャフトに圧接せず(噛まず)フリー状態となっている。更に 、このシャフト後退阻止板にはシャフトを常時、圧接する圧接部材(Oリング) が一体にとりつけられている。 可動ハンドルを操作してシャフト送り板を動かすと、送り板が傾斜してシャフ トに圧接状に噛み、送り板の前進でシャフトが前進する。シャフトに対する送り 板の摩擦力がOリングの圧接力より大きいため、シャフトが前進する。この前進 により、充填剤カートリッジ内のコーキング剤がノズルより吐出する。
【0009】 シャフトの前進が終了し、送り板が後退し始めると、この後退初期段階ではシ ャフトに対する送り板の摩擦力が、Oリングの摩擦力より大きいため、シャフト は後退する。 シャフトの後退によって、シャフトを締め付けているOリングと一体である後 退阻止板が後方へ傾斜する。つまり、後退阻止板は上部に止点があるため下部が 後方へ移動し、垂直状態から傾動する。これにより、後退阻止板の貫通孔がシャ フトに圧接状に喰い込む。シャフトに対する後退阻止板の摩擦力が、送り板の摩 擦力より大きいため、シャフトのそれ以上の後退は阻止され、送り板のみが原状 位置へ復帰する。
【0010】 上記シャフトの僅かな後退(後退阻止板の摩擦力が送り板の摩擦力より大とな るまでの間の後退)により、充填剤カートリッジ内が減圧することとなり、カー トリッジ内は無残圧となるから、充填剤(コーキング材)の吐出きれが良くなり 、「液だれ」現象を防止し得る。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本考案に係るコーキングガンの具体的な実施の形態を説明 する。
【0012】 図2は、コーキングガンを示す正面図である。 コーキングガンは、樋状受け部5と、この樋状受け部5の基端側に取付けられた 枠体部4と、この枠体部4にバネ6付勢されたシャフト送り板3と、このシャフ ト送り板3の貫通孔31に対し挿通配備されたシャフト(ピストンロッド)8と 、圧接部材2を備えるシャフト後退阻止板1とから成る。
【0013】 シャフト8は、実施の形態では6角柱状に形成され、先端のピストン部81が 樋状受け部5内に位置する状態で、枠体部4に貫通状に配備されている。 シャフト送り板3は、図3で示すように、一定厚みを有する矩形平板状の金属 板で、面内に4角形状(菱型形状)の貫通孔31が開設してあり、シャフト8が 挿通されている。 上記枠体部4には、下部に握り部45が延長突設されると共に、枢支ピン42 を介して可動ハンドル(ハンドルレバー)43が取付けられている。そして、前 記バネ6付勢されたシャフト送り板3は、上部が枠体部4のストッパ(支え壁) 41に当接し、下部がハンドル43上端の送り軸44に当接しており、常態にお いて垂直状態が保持されている。
【0014】 図4は、シャフト後退阻止板1と圧接部材2との関係を示す説明図である。 シャフト後退阻止板1は、下部が後方へ屈曲した矩形平板状の金属板で、上部に スリット状の切欠き溝部11を設け、面内中央にシャフト8を貫通させる6角形 状の貫通孔12を開設している。
【0015】 また、圧接部材2は、例えばプラスチック材等で成型された一定厚みを有する 8角形状のケース体21で、このケース体21には厚み中央に上下方向へ貫通す る後退阻止板挿入用の貫通孔22を開設すると共に、前面壁23には窓孔23a を貫通形成すると共に、後面壁24にもシャフト8を挿通させる窓孔24aを形 成している。そして、上記前面壁23の窓孔23aの内側には挿通するシャフト 8を常時圧接するOリング25が取付け配備してある。
【0016】 前記シャフト後退阻止板1は、この圧接部材(Oリング収納ケース体21)2 の貫通孔22を上下方向へ挿通した状態で、上部スリット溝部11が前記枠体部 4の係止板部46に嵌着して保持される。この係止板部46対し係合した状態に おいて、シャフト8は一体である圧接部材2とシャフト後退阻止板1とを貫通し ている。そして、シャフト後退阻止板1は垂直状態であり、シャフト8には圧接 せず(噛まず)、フリー状態となっている。
【0017】 このような構成を有するコーキングガンでは、シャフト後退阻止板1は常態に おいて垂直状でシャフト8に圧接せず(喰い込まず)フリー状態にあり、Oリン グケース体21のOリング25のみが常時シャフト8に圧接している。 図5で示すように、可動ハンドル43を操作してシャフト送り板3を動かすと 、送り板3が傾斜し貫通孔31がシャフト8に圧接状に噛み、バネ6に抗して前 進する送り板3と共にシャフト8が前進する。つまり、シャフト8に対する送り 板3の摩擦力が、Oリング25の圧接力より大きいため、シャフト8が前進する 。シャフト8の前進により、ピストン部81が充填材カートリッジA内を進行し (カートリッジ内の底板A1を前進させ)、内部のコーキング剤Bをノズルから 吐出させる。
【0018】 図6で示すように、シャフト8の前進が終了し、可動ハンドル43の握り力を ゆるめると、バネ6により送り板3が後退し始める。この後退初期段階では、シ ャフト8に対する送り板3の摩擦力が、Oリング25の摩擦力より大きいため、 シャフト8は後退する(図6で図示する後退隙間H)。
【0019】 シャフト8の後退によって、Oリング25でシャフト8を締め付けているOリ ングケース体21と、これと一体である後退阻止板1が後方へ傾動する。つまり 、後退阻止板1は上部に止点(係止部46)があるため下部が後方へ移動し、垂 直状態から傾動する。これによって、後退阻止板1の貫通孔12がシャフト8に 圧接状に噛む。シャフト8に対する後退阻止板1の摩擦力が、送り板3の摩擦力 より大きいため、シャフト8のそれ以上の後退は阻止され、送り板3のみが原状 位置へ復帰する。 上記シャフト8の僅かな後退(後退阻止板1の摩擦力が送り板3の摩擦力より 大となるまでの間の後退)により、充填材カートリッジA内が減圧することとな り、カートリッジA内は無残圧となるから、ノズルから吐出される充填剤(コー キング材)Bの吐出きれが良くなり、「液だれ」現象を防止し得る。
【0020】
【考案の効果】
この考案では、以上のように、常態においてシヤフトに対しフリーな状態にあ るシャフト後退阻止板に、シャフトを常時圧接する圧接部材を配備することとし たから、シャフトを前進させたシャフト送り板が後退する初期段階において、シ ャフトが送り板と共に僅かに後退する。これにより、充填剤カートリッジ内に負 圧が生じることで、カートリッジ内は無残圧となる。従って、充填剤の吐出きれ が良好となり、「液だれ」現象の不利が解消される。従って、従来のような「液 だれ」による不必要な箇所への充填剤の付着による不利がない許かりでなく、カ ートリッジノズルの目づまり等の不利も解消される等、考案目的を達成した優れ た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コーキングガンの要部を示す説明図である。
【図2】コーキングガンを示す正面図である。
【図3】コーキングガンのシャフト送り板を示す斜視図
である。
【図4】シャフト後退阻止板と圧接部材の関係を示す説
明図である。
【図5】コーキングガンのシャフト送り状態を示す説明
図である。
【図6】コーキングガンのシャフト後退状態を示す説明
図である。
【図7】従来のコーキングガンを示す正面図である。
【符号の説明】
1 シャフト後退阻止板 2 圧接部材 3 シャフト送り板 4 枠体部 5 樋状受け部 6 付勢バネ 8 シャフト 21 Oリングケース体 25 Oリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋状受け部の後端部に固着された枠体部
    と、この枠体部に垂直状にバネ付勢されたシャフト送り
    板と、シャフト送り板の貫通孔に挿通配備されるシャフ
    トと、上記シャフト送り板に連繋配備され、回動により
    シャフト送り板を傾斜状に前進させ、前記シャフトを前
    進させる可動ハンドル部とから成るコーキングガンにお
    いて、 前記枠体部の背面側には、シャフトに挿通され常態にお
    いてシャフトに圧接せず、シャフトの一定距離の後退を
    許容するシャフト後退阻止板が配備されると共に、この
    シャフト後退阻止板にはシャフトを常時圧接する圧接部
    材が一体に取付けられていることを特徴とするコーキン
    グガン。
JP1997001029U 1997-02-06 1997-02-06 コーキングガン Expired - Lifetime JP3040288U (ja)

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