JP3040261U - ダブルツイスタ型複合合糸機 - Google Patents
ダブルツイスタ型複合合糸機Info
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- JP3040261U JP3040261U JP1997001624U JP162497U JP3040261U JP 3040261 U JP3040261 U JP 3040261U JP 1997001624 U JP1997001624 U JP 1997001624U JP 162497 U JP162497 U JP 162497U JP 3040261 U JP3040261 U JP 3040261U
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- spindle
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 前述の複合撚糸機の効率を高め、しかも糸切
れ時の検出速度を高め、単糸で巻取ることがないように
しなければならない。 【解決手段】 パーンワインダー、又は、ボビンワイン
ダーにおいて、あらゆるモードでの等糸速巻取を実現し
ているのに対して、下からの給糸Aとダブルツイスタ型
ポット内の上からの給糸Bを、ポット下部の丸穴ガイド
の所で、複合撚糸をして、この中空スピンドル回転数
を、スピンドル用モータをインバータにより適切な一定
回転にして、撚数を一定にする。しかも、撚数も巻取速
度も、それぞれのインバータにより、自由に決定できる
ようにする。また、糸走行センサAと特殊な糸走行セン
サBにより、給糸Aと給糸Bの断糸を検出し、カッタで
切るか、両方のモータをすみやかに停止させて、単糸巻
取を防止している。
れ時の検出速度を高め、単糸で巻取ることがないように
しなければならない。 【解決手段】 パーンワインダー、又は、ボビンワイン
ダーにおいて、あらゆるモードでの等糸速巻取を実現し
ているのに対して、下からの給糸Aとダブルツイスタ型
ポット内の上からの給糸Bを、ポット下部の丸穴ガイド
の所で、複合撚糸をして、この中空スピンドル回転数
を、スピンドル用モータをインバータにより適切な一定
回転にして、撚数を一定にする。しかも、撚数も巻取速
度も、それぞれのインバータにより、自由に決定できる
ようにする。また、糸走行センサAと特殊な糸走行セン
サBにより、給糸Aと給糸Bの断糸を検出し、カッタで
切るか、両方のモータをすみやかに停止させて、単糸巻
取を防止している。
Description
【0001】
本考案は、パーンワインダー、又は、ボビンワインダーにおける、あらゆるモ ードの等糸速巻に対して、下からの給糸側に、高速回転する中空のスピンドルを 設けて、その中を通ってくる給糸Aと、ダブルツイスタ型のポット内の給糸B用 ボビンからの給糸Bを、上部のダブルツイスタ用キャップの上部から中空スピン ドルの中を通して、ポット下部の丸穴ガイドへ導き、この後、複合撚糸されたバ ルン糸となり、撚数を一定にして所定の形状に巻取る技術に関するものである。
【0002】
従来、複合撚糸をする場合には、合撚機や、特殊な複合撚糸専用機において、 直接、合糸して糸に撚をかけて、巻取りは、ほとんど、アルミのシリンダに巻取 っていた。また、給糸Bをパーンなどにして、中空スピンドル上で回転させる方 式の場合には、、撚数が、回転数に対して1回しか入らない欠点があった。
【0003】 したがって、複合撚糸する糸の巻取速度は、せいぜい、分速にして、数メート ルから、数十メートル、あるいは最大でも200メートルぐらいが限度で、非常 に効率が悪いという欠点があった。しかも、糸切れ検出をするためのセンサの設 置は、錘間ピッチが少ないことや、機械自身の構造上の問題から、これらも取付 けが困難であるという欠点があった。
【0004】
前述の複合撚糸機の効率を高め、しかも糸切れ時の検出速度を高め、単糸で巻 取ることがないようにしなければならない。
【0005】 そこで、本考案の目的は、上記の課題を解決し、効率が高く、しかも単糸での 巻取りが、ほとんどなくなるような信頼性の高いセンサを用いて、もし、どちら かの給糸に糸切れが発生したら、すぐにカッタなどによって糸を切ってしまうか 、両方のモータを、すみやかに停止させることにある。
【0006】 上記目的を達成するために、本考案のダブルツイスタ型複合合糸機において、 パーンワインダーや、ボビンワインダーのあらゆる等糸速巻取に対して、下から の給糸A側は、高速に回転する中空のスピンドルを用いて、一定回転させ、その スピンドル内を下から上へ通る給糸Aを、ポット下部の丸穴ガイドに導くと同時 に、ポット内からの給糸Bをダブルツイスタ用キャップの上部の穴から中空スピ ンドルの中を通して、同じくポット下部の丸穴ガイドへ導き、その後のバルン糸 は、ここで複合撚糸されて、バルンガイドBと特殊な糸走行センサBとフィード ローラを経由して、巻取ドラムによってクレードル内のチューブやボビンに所定 の形状に巻取られる。どちらかの給糸に糸切れが発生すると、図示していないが 、カッタなどですぐに糸を切ってしまうか、巻取モータとスピンドル用モータを 停止させる。また、スピンドルの回転数は、スピンドル用モータ速度設定器でセ ットされた周波数で、スピンドル用モータのインバータが出力し、もちろん、巻 取モータも同様に、インバータによって自由に変速できるようにしておけば、複 合撚糸の撚数は、自由に選択することが可能である。
【0007】
パーンワインダー、又は、ボビンワインダーにおいて、あらゆるモードでの等 糸速巻取に対して、自由な撚数の複合撚糸が実現できるので、効率の高い、しか も、ほとんど単糸巻取のない所定の形状の巻取りが可能になり、次工程の撚糸機 において、高付加価値の製品を作ることができる。また、ポット内のボビンを、 パーンやチーズにすることもできるし、巻取側も選択できるから、ボビン用の撚 糸機にもパーン用の撚糸機にも使用することが可能である。また、スピンドル上 で、ボビンやパーン回転させる複合撚糸機に対して、カベ撚が非常に少なくなる 利点がある。
【0008】
図1は、本考案のダブルツイスタ型の複合合糸機の構成図である。 この図1によって本考案の実施例を説明する。 パーンワインダーやボビンワインダーにおいて、あらゆるモードでの等糸速巻取 に対し、特に図1の例では、巻取ミゾドラムによって巻取りしているので、必然 的に等糸速巻取が実施され、巻太りに従って、31のクレードルが、32のクレ ードル支点ピンを中心にして上部へ上がっていく。33の巻取ミゾドラムは、図 示していないが、ベルトを介して35の巻取モータによって回転する。もちろん 、巻取モータ用のインバータを装備すれば、自由な巻取速度が得られる。
【0009】 一方、1の給糸Aからの糸は、3のヒステリシステンサーなどを通った後、適 度な張力が与えられ、次に4の糸走行センサAを通り、これによって1の給糸A の糸切れを検出する。そして7のローラガイドAを通り、8の高速回転する中空 スピンドル内の中空部を下から上に通って、ポット下部の16の丸穴ガイドに導 かれる。同時に、20のポット内の21の給糸B用ボビンからの22の給糸Bは 、23のダブルツイスタ用キャップの上部の穴から中空スピンドルの中を通って 、ポット下部の16の丸穴ガイドに導かれ、ここで、下からの1の給糸Aと複合 撚糸されて19のバルン糸になって、24のバルンガイドBに導かれる。
【0010】 この24のバルンガイドBのすぐ上には、25の特殊な糸走行センサBによっ て、22の給糸Bの糸切れを検出する。これは、給糸AとBの糸が複合撚糸され た糸の太さを100パーセントとすると、約5パーセント以上、糸の太さが、細 くなると、給糸Bの糸切れと判定して出力信号を出すものである。何パーセント 以上というのを、ボリュームやデジタルスイッチで設定できるようにしておけば 、より操作が簡単で、単糸巻取の確率も低くすることができる。どちらかの給糸 に糸切れが発生すると、図示していないが、カッタなどが糸を切ってしまって、 糸端をストッパーにより保持するか、又は、35の巻取モータを14のサブ電気 ボックス内のリレーによって、停止させる。ダイナミックブレーキを使用すれば 、非常に速く巻取モータを停止させることができるし、同時に、12のスピンド ル用モータを、6と5の運転ボタンと停止ボタンの付いたボックス内の運転リレ ーをオフにすると同時に、ダイナミックブレーキ用リレーをオンさせて、12の スピンドル用モータにブレーキをかけて、速く停止させて、撚ムラが発生するの を防止している。ダイナミックブレーキは、タイマーによって適切な時間経過の 後に解除されて、スピンドル用モータはフリーになる。
【0011】 図示していないが、35の巻取モータにも、運転−停止ボックスを使用してい るので、12のスピンドル用モータの運転−停止ボックスと双方向で制御できる ようにしておけば、巻取モータを運転すれば、スピンドル用モータも自動で連動 運転が可能になる。
【0012】 35の巻取モータで駆動される33の巻取ミゾドラムは、あらゆるモードでの 等糸速巻取が可能なので、12のスピンドル用モータを、例えばインバータなど で制御して、適切な値の一定速度で回転させれば、8の中空スピンドルも一定回 転するので、複合撚糸完了糸の19のバルン糸は、一定の撚数で所定の形状に巻 取られる。もちろん、35の巻取モータもインバータによって任意に可変速され るので、複合完了糸の撚数は、35の巻取モータの回転速度と8の中空スピンド ルの回転数によって自由に決定でき、甘撚から中程度の撚まで可変できる。
【0013】 これに、33の巻取ミゾドラムの代わりに、単なる巻取ドラムを使用して、ト ラバースは、別のトラバース装置によって駆動すれば、ワインド数も、巻初めか ら終了まで一定の等糸速等糸ピッチの複合撚糸機又は、本考案のダブルツイスタ 型複合合糸機が実現できるので、非常に付加価値の高い糸を作ることができる。 トラバース装置には、ACサーボモータやDCサーボモータ、その他に油圧シリ ンダ型のものも使用が可能である。
【0014】
以上説明したように、本考案によれば、従来の合撚機や複合撚糸専用機に比べ て、効率を高くできるばかりでなく、22の給糸Bは、ボビンばかりでなく、チ ーズやパーンでもよく、巻取側も選択できるから、ボビン用の撚糸機でも、パー ンを利用するダブルツイスタにも使用できるのが大きな特徴である。また、4の 糸走行センサAと25の特殊な糸走行センサBを、信頼性の高いものを使用すれ ば、単糸巻取りを、ほとんどなくすことが可能である。 そして、複合撚糸完了糸の撚数も、それの巻取速度も、かなり広範囲に自由に 選択できるのも利点である。
【図1】本考案を実施するためのダブルツイスタ型複合
合糸機の制御糸を示す構成図である。
合糸機の制御糸を示す構成図である。
1 給糸A 2 バルンガイドA 3 ヒステリシステンサー 4 糸走行センサA 5 停止ボタン(スピンドル用モータ用) 6 運転ボタン(スピンドル用モータ用) 7 ローラガイドA 8 中空スピンドル 9 スピンドルホルダー 10 スピンドル用平ベルト 11 スピンドル用モータプーリ 12 スピンドル用モータ 13 スピンドル用モータ給電線 14 サブ電気ボックス 15 中空スピンドル駆動部 16 丸穴ガイド 17 樹脂カバー 18 マグネテックポットストッパー(ディスク) 19 バルン糸 20 ポット 21 給糸B用ボビン 22 給糸B 23 ダブルツイスタ用キャップ(テンションヘッド) 24 バルンガイドB 25 糸走行センサB 26 ローラガイドB 27 フィードローラ 28 巻取糸 29 巻取ボビンキャップ 30 クレードルハンドル 31 クレードル 32 クレードル支点ピン 33 巻取ミゾドラム 34 ピローブロック 35 巻取モータ 36 巻取モータ給電線 37 巻取部取付ベース 38 フレーム
Claims (1)
- 【請求項1】 パーンワインダー、又は、ボビンワイン
ダーにおいて、パーン、又はチーズによる給糸を、テン
サーや糸走行センサAを通った後に、高速に回転する中
空スピンドルの中を下から通して、ポット下部の丸穴ガ
イドへ導き、同時に、給糸B用ボビンからの給糸Bを、
ダブルツイスタ用キャップの上部の穴から中空スピンド
ルの中を通して、ポット下部の丸穴ガイドへ導き、下か
らの給糸Aとからみ合わせて、バルン糸となり、バルン
ガイドBを通って、糸走行センサBから、フィードロー
ラを通り、巻取ドラムによりチューブ又はボビンに巻取
られ、この時、巻取ドラムにより等糸速巻取をしている
ので、中空スピンドル回転数を一定にすれば、巻取糸の
撚数は一定になり、また、糸切れを検知するために、給
糸Aには、糸走行センサAをつけ、給糸Bの上部には、
特殊な糸走行センサBをつけて、断糸検出をし、どちら
かの給糸に糸切れがあると、その出力で、スピンドルモ
ータ運転−停止ボックス内の運転リレーをオフすると同
時に、ダイナミックブレーキ用リレーをオンさせて、ス
ピンドル用モータに、ブレーキをかけて、スピンドルを
速く停止させ、その後タイマーにて、ダイナミックブレ
ーキを解除してスピンドル用モータをフリーにし、以上
のようなシステムで、巻取糸に一定の撚をかけるように
したダブルツイスタ型複合合糸機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001624U JP3040261U (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | ダブルツイスタ型複合合糸機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001624U JP3040261U (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | ダブルツイスタ型複合合糸機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3040261U true JP3040261U (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=43174843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997001624U Expired - Lifetime JP3040261U (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | ダブルツイスタ型複合合糸機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040261U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102409441A (zh) * | 2011-09-16 | 2012-04-11 | 江苏华宇机械有限公司 | 一种倍捻机 |
CN108060478A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-05-22 | 泉州精准机械有限公司 | 一种捻纱装置 |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP1997001624U patent/JP3040261U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102409441A (zh) * | 2011-09-16 | 2012-04-11 | 江苏华宇机械有限公司 | 一种倍捻机 |
CN108060478A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-05-22 | 泉州精准机械有限公司 | 一种捻纱装置 |
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