JP3040232U - 製氷用袋 - Google Patents

製氷用袋

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JP3040232U
JP3040232U JP1997000853U JP85397U JP3040232U JP 3040232 U JP3040232 U JP 3040232U JP 1997000853 U JP1997000853 U JP 1997000853U JP 85397 U JP85397 U JP 85397U JP 3040232 U JP3040232 U JP 3040232U
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ice
synthetic resin
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JP1997000853U
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Inventor
一浩 上中
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アオト印刷株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷塊を取り出すべく製氷用袋を破いた時に合
成樹脂フィルムが氷塊から容易に剥離でき、氷塊表面に
合成樹脂フィルムが残ることのない製氷用袋を提供す
る。 【解決手段】 合成樹脂フィルムを重ね合わせて融着す
ることにより相互に連通した多数の氷成形室2を形成し
た製氷用袋において、氷成形室2の壁面4をなす合成樹
脂フィルムには細微な凹凸部5を多数形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、合成樹脂フィルムで成形される使い捨ての製氷用袋に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、製氷用袋としては、二枚の合成樹脂フィルムを重ね合わせて融着し、連 通した多数の氷成形室を形成したものが提供されている。この製氷用袋は、氷成 形室に連通する端部注水口から水を注いで氷成形室に水を充填し、冷凍室で冷凍 した後、製氷用袋を破いて氷塊を取り出すものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の製氷用袋は、冷凍時に氷成形室を形成している合成樹脂フィ ルムが氷塊に凍り付きやすく、薄い合成樹脂フィルムの場合、氷塊を取り出すべ く製氷用袋を破いた時に合成樹脂フィルムの破片が氷塊側にくっついたまま残っ てしまうことがしばしばあった。そして、透明な合成樹脂フィルムは氷塊の表面 に残っていても見分けにくいため、そのまま氷を使用する飲料等に合成樹脂フィ ルムの小片が混入してしまうことになった。
【0004】 そこで、本考案は、上述した不都合な点等に鑑み、氷塊を取り出すべく製氷用 袋を破いた時に合成樹脂フィルムが氷塊から容易に剥離でき、氷塊表面に合成樹 脂フィルムが残ることのない製氷用袋を提供することを課題として案出されたも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、合成樹脂フィルムを重ね合わせて融着することにより相互 に連通した多数の氷成形室を形成した製氷用袋において、氷成形室の壁面をなす 合成樹脂フィルムには細微な凹凸部を多数形成したことにより上記課題を解決す る。
【0006】
【考案の実施の形態】 【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明すると次の通りである。 符号1は、製氷用袋であり、合成樹脂フィルムを二枚重ね合わせ、適宜箇所を 熱融着することにより、熱融着部分9以外の部分に相互に連通した多数の氷成形 室2と端部に開口して氷成形室2の一つに連通する注水部3とを形成している。
【0007】 基材である合成樹脂フィルムには、予めエンボス加工によって多数の細微な凹 凸を形成しており、これを熱融着すると成形後は各氷成形室2の壁面4にこの細 微な凹凸部5が残ることになる。
【0008】 注水部3と氷成形室2の連通部6の左右両側には、上下に適宜間隔をあけて平 行に配した二本のミシン目7を形成しており、このミシン目7を切り離すと注水 部3を縛るための結束帯8が形成される。
【0009】 しかして、使用時はまずミシン目7を切り離して結束帯8を形成し、注水部3 から水を注いで氷成形室2に水を充填した後、左右の結束帯8で注水部3を縛っ て冷凍室に入れて凍らせる。凍結したら適当な部分にはさみを入れ、そこから製 氷用袋1の熱融着部分9を剥がすようにして破り氷塊を取り出すものである。尚 、注水部3の閉塞手段はこれに限定されるものではなく、輪ゴムや紐、クリップ 等を使用する等してもよい。
【0010】 氷成形室の壁面の細微な多数の凹凸部5は、氷成形室の外側向きに突出する略 ピラミッド形の凸部5a(氷成形室内側から見れば窪んでいる)とその谷間であ る凹部5b(氷成形室内側から見れば突出している)との連続によって形成され ている。そして、水が凍結して膨脹した時に、従来品のように氷成形室の壁面を 平滑な合成樹脂フィルムで形成した場合、その膨脹圧力によって合成樹脂フィル ムの材質自体が伸ばされて薄くなり、その薄くなった部分が氷塊取り出し時に氷 塊側に凍り付いてちぎれて氷塊表面に残ることになるが、本考案のように氷成形 室2の壁面4をなす合成樹脂フィルムに凹凸部5を形成した場合には、氷成形室 の壁面4が膨脹により押圧されると、氷成形室2の内側に突出している凹部5b が外側に押し上げられ、且つ、凹凸部5の隣接する凸部5aと凹部5bの間隔が 広がるように壁面が構造的に伸長することにより、合成樹脂フィルムの材質自体 は伸ばされて薄くなることがなくなり、氷塊取り出し時に合成樹脂フィルムが氷 塊側に凍り付いて残るのを防ぐことができる。
【0011】 尚、凹凸部の形状、寸法は、何等これに限定されるものではなく、例えば、合 成樹脂フィルムに一方面側に突出した適宜形状の凸部を多数形成すれば、凸部以 外の部分は凹部として形成される。
【0012】 尚、製氷用袋の材質、寸法、形状、構成、氷成形室の寸法、形状、数、構成、 注水部の寸法、形状、数、構成等は、前述した実施例に限定されないことは言う までもない。
【0013】
【考案の効果】
従って、前述のごとく構成した本考案の製氷用袋1によれば、氷成形室2に水 を充填して凍結させた後、氷塊を取り出すときに、氷成形室2の壁面4をなす合 成樹脂フィルムが氷塊に凍り付いたまま氷塊側に残るようなことがく、常にきれ いに氷を取り出すことができる。
【0014】 そして、氷成形室2の壁面4の合成樹脂フィルムは、凹凸部5の構造的な伸長 によって材質自体の伸びが防止されるので、合成樹脂フィルムは相当薄くても氷 塊に付着残留することがなくなるから、製氷用袋1を製造する上で合成樹脂フィ ルムのスリム化を実現でき、製氷用袋1の安価な提供とごみの減殺にも貢献する ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す平面図である。
【図2】製氷用袋の要部平面図である。
【図3】氷成形室の壁面の凹凸部を示す要部拡大斜視図
である。
【図4】氷成形室の壁面の凹凸部を示す要部拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 製氷用袋 2 氷成形室 3 注
水部 4 壁面 5 凹凸部 5a 凸
部 5b 凹部 6 連通部 7
ミシン目 8 結束帯 9 熱融着部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂フィルムを重ね合わせて融着す
    ることにより相互に連通した多数の氷成形室を形成した
    製氷用袋において、氷成形室の壁面をなす合成樹脂フィ
    ルムには細微な凹凸部を多数形成したことを特徴とする
    製氷用袋。
JP1997000853U 1997-02-04 1997-02-04 製氷用袋 Expired - Lifetime JP3040232U (ja)

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