JP3040116B2 - 食肉の品質改良 - Google Patents

食肉の品質改良

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JP3040116B2
JP3040116B2 JP01218427A JP21842789A JP3040116B2 JP 3040116 B2 JP3040116 B2 JP 3040116B2 JP 01218427 A JP01218427 A JP 01218427A JP 21842789 A JP21842789 A JP 21842789A JP 3040116 B2 JP3040116 B2 JP 3040116B2
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    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • A61K38/22Hormones
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A23KFODDER
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動物の飼料、とりわけ家畜のカ−カス(carc
ass;食用となる動物の胴体)の品質改良に関する。
肉製品の品質は家畜の育て方と飼料の与え方に大きく
影響され、消費者の選択の重要な要因となっている。そ
れぞれの種類の肉の消費者に対する好ましさは価格、肉
の柔らかさおよび外観のようなパラメ−タに左右され
る。
肉の認知された“健全性(healthiness)”を含む栄
養学的要因はこの分野において次第に重要な影響を及ぼ
しつつあり、とりわけ赤身(脂肪のない肉)対脂肪の高
比率が重要となっている。
赤身/脂肪の高比率はまた、大量の脂肪の切り取りお
よび脂肪の廃棄が回避できるので、肉の加工において有
利である。
さらに、高い赤身/脂肪比は、一般に赤身の組織1kg
を沈着させるのに要する飼料の量に比べて、脂肪1kgを
沈着させるのに要する飼料の量が4倍以上であるという
点で、飼料変換(feed conversion)の経済性にとって
も有利である。
多くの国において、飼料原料の性質および動物の遺伝
子型は比較的効率の悪い飼料の変換をもたらし、表面と
筋肉の内部の両方に望ましくない高い割合の脂肪を沈着
させる。
赤身対脂肪の比を改良しようとする試みは慣例的な育
種戦略を用いて行われている。これらは往々にして費用
と時間がかかり、しかも肉の品質低下や対象動物のスト
レスに対する感受性の増加のような望ましくない副作用
を伴う。
例えば、養豚において、体重増加およびカ−カスの品
質改良を促進して飼料変換比を高めるために、成長ホル
モンを毎日投与することが従来技術の分野で知られてい
る。経済学的推測は、ブタを“成長ホルモン”で処置す
ることにより、肉の品質が生産効率およびコストと共に
改良されることを示唆する。このような技術は係属中の
オ−ストラリア特許出願第62522/86号に開示されている
(この全技術内容は参照によりここに引用される)。あ
いにく、天然ブタ下垂体ホルモンの供給は需要においつ
かず、種特異性によって制限を受け、他の天然同族体が
代用品として安価に使用できない。
本発明の目的は、従来技術に関する1つ以上の難点を
克服または少なくとも軽減することである。
本発明の第一の面では、 去勢されていない雄ブタ、雌ブタおよび去勢された雄
ブタより成る群から選ばれる動物、並びに外因性合成ブ
タ成長ホルモン、その類似体、誘導体または断片を用意
し;そして この動物に予め定められた体重で且つ動物の性別に応
じて予め定められた一定の投与量で前記の外因性合成ブ
タ成長ホルモンを投与する(但し、前記の外因性合成ブ
タ成長ホルモンの投与は約35〜100kgの体重で開始さ
れ、ブタが雌または去勢された雄である場合、投与量は
約0.06〜0.10mg/kg(体重)/日であり、そしてブタが
去勢されていない雄である場合、その投与量は約0.10〜
0.15mg/kg(体重)/日である)ことを含む、カ−カス
の品質および飼料変換効率を改良するための動物の処置
方法が提供される。
好ましくは、合成成長ホルモンの供給源は単位剤形の
成長ホルモンである。
より好ましくは、予め定められたほぼ一定の投与量は
約0.06〜0.15mg/kg(体重)/日である。
合成ブタ成長ホルモンの生物学的に活性な断片、類似
体、誘導体または代謝中間体、並びにそれらの獣医学的
に許容しうる塩の使用も本発明の範囲内に含まれること
が理解されるであろう。
先に述べたように、本発明方法はトランスジェニック
(transgenic)動物に適用できる。この種の動物の場
合、成長ホルモンの投与は成長ホルモン遺伝子に融合さ
れたイニシエ−タ(プロモ−タ−、エンハンサ−)の制
御された使用をともなう。
さらに、組換え成長ホルモンは好適である。メチオニ
ルAA1−190およびAA4−190から選ばれる組換え成長ホル
モンはブタ、ヒツジ、ウシを含めた大部分の家畜に適し
ていることが分かった。
組換え成長ホルモンであるメチオニルAA1−190および
AA4−190の製法は英国特許出願第8701848号(あるい
は、1988年8月4日公開のオーストラリア出願AU−A−
10906/88)に記載されている(この全技術内容は参照に
よりここに引用される)。メチオニルAA1−190が好まし
い。
発明はブタ、ヒツジおよびウシに関して詳述される
が、当業者は、他の家畜(例えばスイギュウ、ウマ、ヤ
ギ、シカまたはウサギ、あるいはニワトリ、アヒル、ガ
チョウおよび七面鳥のような鳥類、もしくは魚類)も成
長ホルモンに応答するので、これらすべてに本発明方法
を適用しうることを容易に理解するであろう。
一般に、飼育可能な動物、鳥または魚はどれも本発明
の目的のために使用できる。
成長ホルモン(GH)は正常な成長のコントロ−ルにお
いて重要な役割を演ずることがよく知られているが、家
畜の成長および代謝のコントロ−ルにおけるその明確な
役割は十分に理解されていない。しかしながら、一般に
外因性GHの投与は研究したすべての種において成長速度
をはやめる傾向があることが知られている。家畜に対す
るGHの割合はC.G.scanes,:Monasanto Symposium on Pre
sent and Future Trends in Animal Nutrition and Fee
d Manufacturing Technology(動物の栄養および飼料製
造技術における現在および未来の傾向に関するモナサン
トシンポジュ−ム)、Arkansas、1983に概括的に報じら
れている。
ブタは現在のところ大多数の国々において次第に重要
な肉供給源になっている。通常の慣例によれば、体重25
〜30kgの離乳したばかりのブタが飼育小屋に移される。
体重30〜90kgの間では成長速度が比較的一定であるが、
飼料消費量は有意に増加する。従って、飼料交換の経済
性は、動物が約90〜110kgの屠殺体重に近づくにつれて
次第に低下する。後者の成長期(60〜110kg)の間に、
カ−カスはその最終特徴を現わし、体重の漸増が脂肪に
よってもたらされる。脂肪の生成に要するエネルギ−は
赤身組織の生成に要するエネルギ−よりも約2.4倍大き
いから、もしも赤身組織の生成の方法へ代謝的変換が達
成されるならば、明らかに有利であるだろう。
いくつかの実験は、結果にかなりの変動を伴うが、ブ
タに対するGHの影響を研究している。
TurmanおよびAndrews(J.Animal sci.(1955)44 7)
は45kgのブタにブタGHを毎日注射し、そして処置群のブ
タは対象群よりも効率のよい飼料変換を示し且つより脂
肪の少ないカ−カスをもたらすが、全体的な体重の増加
は観察されないことを見出した。さらに、処理群の11匹
のブタのうち4匹は、肝臓および腎臓の組織変性(退
化)の結果として実験中に死亡した。別の実験(K.D.Li
nd,R.D.Howard,D.H.Kropf and B.A.Koch:J.Animal Sci.
(1968)27 1763)はブタGH処置による72kgのブタに対
する影響を何も明らかにしなかった。
より詳細な一連の実験において、初期体重が約45kgの
ブタは、それらが約95kgの体重になるまで、ある範囲の
GH濃度(L.J.Machlin:J.Animal Sci.(1972)35 794)
で毎日処理した。0.22または1.10mg/kg(体重)/日の
ブタGHの筋肉内注射は肝臓および腎臓の組織変性、胃の
出血、浮腫および関節炎をもたらし、高い死亡率へ導い
た。0.033、0.066または0.132mg/kg/日の投与量は改良
された1日の平均体重増加、飼料変換効率および赤身/
脂肪比をもたらしたが、差の有意性は可変的であった。
さらに、制限された高タンパク飼料を与えられた95kgの
ブタの場合は、0.13mg/kg/日のGH処置により、未処理対
照群と比較して体重増加の比率が改良された。
比較的最近になって、初期体重が32kgの雄ブタに0.02
2mg/kg(体重)のGHを30日間毎日筋肉内注射することに
より、成長速度が約10%はやまり、しかも飼料効率が改
良されることが判明した。処置群と対照群の間には、食
肉となる部分の百分率(dressing percentage)、マ−
ブリングスコア(marbling score)、ロイン・アイ・エ
リア(Loin eye area)、または背脂肪(backfat)、の
厚さに関して差異が見られなかったが、longissiums筋
の脂質百分率は増加した。動物に対する処置の副作用は
何もなかった。
本発明者らは、今や、ブタにあるレベルの成長ホルモ
ンを補給すると、背脂肪の厚さ、脂肪および赤身の百分
率、またはロイン・アイ・エリアにより評価して、カ−
カスの品質が改良され、場合によっては飼料変換効率が
高められることを見出した。
動物の健康への有害な影響は全く観察されず、このこ
とは動物の全組織の病理学的試験により確認した。
好適な実施態様において、合成成長ホルモンの投与は
約35〜100kg(より好ましくは50〜100kg)の体重で開始
される。
好適な開始範囲内では、カ−カスの品質改良は長期に
わたって達成されたものと本質的に類似している。飼料
変換効率のより大きい相対的改良も得られる。
カ−カスの品質改良は赤身組織対脂肪組織の比率の増
加と共に、赤身組織含量の全体的増加として測定するこ
とができ、全体的な成長速度の増加、同化作用またはこ
れらの組合せのためであると考えられる。
赤身組織対脂肪組織の比率の増加は、同化作用と赤身
組織含量の減少の両方のためであると考えられる。
本発明者らは、驚いたことに、GHの投与量と、処置開
始時期と、処置時間の長さと、飼料のエネルギ−供給量
と、ブタの性別との間には以前に予測できなかった重大
な相互作用があることを見出した。雌および去勢された
ブタ、ヒツジおよびウシにおけるカ−カスの品質改良
は、通常それらが去勢されていない雄よりも容易に脂肪
を沈着しやすく品質の劣った肉をもたらすので、特に意
外であった。
我々の研究は、本発明による処置が対照群に比べて処
置群の動物の成長速度をはやめることを示した。さら
に、カ−カスの品質が非常に改良され、動物の飼料消費
量は、GH処置動物による効率のよい飼料利用の結果とし
て、より少なくなる。最適投与量以上のGHでは、明らか
に食欲抑制作用が限定的になるので、成長速度はそれ以
上増加しない。
ブタの体重が50〜60kgであるときにGHの投与を開始す
る場合のカ−カスの品質の点での結果は、長期間にわた
って(例えば35kgから)処置した場合に見られる結果と
本質的に類似している。驚いたことに、比較的短期間で
カ−カスの品質を同様に改良するために、GHの投与量を
増す必要がない。しかしながら、飼料効率の向上は35〜
60kgの範囲の処置動物においてより明らかである。
本発明者らは、処置群のブタにおいて赤身の肉の割合
が著しく増加することを見出した。60〜65kgの重さのカ
−カスにおいて、これは肉(特にカ−カスの商業的に価
値ある部分)の量が5〜6kg増加することを表す。この
ような改良の経済的有利性は明白である。
先に論じたように、意外にも、特定動物に対して指定
したパラメ−タ−の範囲内において、赤身組織対脂肪組
織の比率の増加と共に赤身組織含量の増加が達成されう
ることが判明した。
好ましくは、動物が雌または去勢された雄のブタであ
る場合、投与量は約0.06〜0.10mg/kg(体重)/日であ
る。
本発明の別の面では、 去勢されていない雄ブタ、雌ブタおよび去勢された雄
ブタより成る群から選ばれた動物、並びに外因性合成ブ
タ成長ホルモン、その類似体、誘導体または断片を用意
し;そして この動物に前記の外因性合成ブタ成長ホルモンをほぼ
一定の投与量で投与する(但し、動物が雌ブタである場
合、その投与量は約0.06〜0.1mg/kg(体重)/日であ
り、処置は屠殺前の約20日間続けられ;動物が去勢され
ていない雄ブタである場合、その投与量は約0.1〜0.15m
g/kg(体重)/日であり、処置は屠殺前の約20日間続け
られ;そして動物が去勢された雄ブタである場合、その
投与量は約0.06〜0.1mg/kg(体重)/日であり、処置は
屠殺前の少なくとも約10日間続けられる)ことを含む、
動物の肉の脂肪含量を低下させる方法が提供される。
特に好適な実施態様において、この処置は徐放形体、
例えば移植可能なペレット、注入可能なペレットまたは
注入可能なエマルジョンの形で投与される。
本発明の好適な面において、動物が去勢された雄ブタ
である場合、処置は屠殺前の少なくとも約20日間続けら
れる。
前記方法はカ−カスの品質を非常に改良するが、合成
ブタ成長ホルモンは通常約30日またはそれ以上にわたっ
て単位用量を毎日投与する必要があるので、合成ブタ成
長ホルモンの利用は時間がかかりすぎ、しかも極めて高
価である。
従って、本発明の別の面では、 去勢されていない雄ブタ、雌ブタおよび去勢された雄
ブタ、去勢されていない雄ヒツジ、雌ヒツジおよび去勢
された雄ヒツジ、去勢されていない雄ウシ、雌ウシおよ
び去勢された雄ウシより成る群から選ばれた動物、並び
に外因性合成ブタ成長ホルモン、その類似体、誘導体ま
たは断片を用意し;そして この動物に予め定められた体重で且つ予め定められた
ほぼ一定の用量で、前記の外因性合成成長ホルモンを、
少なくとも1日置きに投与することを含む、カ−カスの
品質および/または飼料変換効率を改良するための動物
の処置方法が提供される。
驚いたことに、投与の周期性を変更すると、対照と比
べて成長挙動の有意な改良が得られることが分かった。
我々は理論によって制限されることを望まないが、投与
の周期性の変更は、脂肪組織および筋肉組織のそれぞれ
に対する合成成長ホルモンの相対的な抗脂質生成作用お
よびタンパク質促進作用の変更へ導くと考えられる。さ
らに、毎日投与される高用量の合成成長ホルモンは、そ
れに伴う成長速度の増加が一般的に小さすぎて、しばし
ば見出せない程度にまで、脂質生成および飼料摂取を抑
制すると推測される。
周期性を1日、2日または3日置きである2日、3日
または4日ごとの投与に変更することによって、他のホ
ルモン(インシュリン様成長因子1)により仲介される
タンパク質促進作用は保持されるが、直接的である抗脂
質生成作用は低下すると考えられる。
好適な実施態様において、投与は約35〜100kg(より
好ましくは50〜100kg)の比較的少ない体重で開始され
る。約60kgの体重で投与を開始することが最も好まし
い。
より好ましくは、約10mgの外因性合成ブタ成長ホルモ
ンが約10〜30日間(より好ましくは30日)にわたって2
日、3日または4日こどに投与される。
外因性合成成長ホルモンは、処置しようとする動物の
種に応じて、外因性の合成ブタ、ヒツジまたはウシ成長
ホルモンでありうる。
成長速度を最大にするには、約10mgの用量を2日ごと
に投与するのが特に好適である。4日ごとの投与は対照
と比べて成長速度の有意な増加をもたらすが、より頻繁
な投与と同じ程度ではない。しかしながら、飼料変換効
率は対照と比べて4日ごとの投与処置によって改良され
る。
本発明のさらに好適な面において、予め定められたほ
ぼ一定の投与量は、従来技術の分野で通常用いられる量
よりも少ない量でありうる。
例えば、約10mg/日の投与量がこの産業界で標準的で
ある場合、この用量は標準投与量の約50%またはそれ以
下にまで少なくすることができる。意外にも、このよう
な投与量の減少は、前記の高用量での対照と比較して、
成長速度に対し同様の作用を及ぼすどころか、増強され
た作用を及ぼすことが分かった。さらに、飼料変換効率
も有意に改良される。
従って、投与量の変更と投与の周期性の変更との組合
せは合成速度、飼料変換効率およびカ−カスの品質(脂
肪含量など)に対する合成成長ホルモンの相対的作用を
変更するために使用される。こうして、この処置はブ
タ、ヒツジおよびウシを含めた異なる種類(遺伝子型、
種族および性別)の動物に合わせることが可能である。
従って、本発明のさらに好適な面では、 その後外因性合成ブタ成長ホルモンを増加した用量で
毎日、予め定められた期間にわたって投与し続ける ことを含む、処置すべき動物の成長挙動をさらに高める
方法が提供される。
特に好適な実施態様において、外因性合成ブタ成長ホ
ルモンは、初めに約4〜8mgの用量で1日、2日または
3日置きに約10〜25日間投与され、その後約6〜10mgの
増加した用量で毎日、さらに約5〜15日間投与し続け
る。
驚いたことに、前記の投与処置は全成長期間にわたっ
て成長速度および飼料変換効率のさらに有意な増加へ導
くが、合成成長ホルモンを毎日投与する後期の期間はま
た脂肪含量のさらに有意な減少へ導き、従って屠殺前の
カ−カスの品質を改良できることが分かった。
好ましくは、処置の前期期間は約10〜25日間、より好
ましくは15〜20日間でありうる。十分な用量を投与する
後期の期間は約5〜15日間、より好ましくは10日間であ
りうる。
本発明のさらに別の面では、前記方法に従って生産さ
れた動物のカ−カスまたはその一部分が提供される。
前記の処置方法は、約3.3〜6.6mg/mlの合成成長ホル
モン、その類似体、誘導体または塩の水性緩衝溶液を含
む獣医学的組成物を用いて行われる。
本発明の好適な面において、合成成長ホルモンは持続
放出形体で提出される。持続放出をもたらす適当なデリ
バリ−システムはどれも使用できる。従って、本発明は 少なくとも部分的に可溶性の担体、 その中に埋め込まれた多数の少なくとも部分的に可溶
性のマイクロカプセル、および マイクロカプセル内の、有効量の合成成長ホルモンま
たはその類似体、誘導体、断片もしくは塩、を含む持続
放出性獣医学的製剤を提供する。
持続放出性獣医学的製剤の少なくとも部分的に可溶性
の担体はポリマ−製品でありうる。このポリマ−製品は
移植片または丸剤の形をとることができる。
合成成長ホルモンの補助剤として機能するポリマ−が
用いられる。水溶性ポリマ−を使用してもよい。好まし
くは、ポリマ−製品は動物の体内に入った後約8〜24時
間で分解するものである。ポリビニルピロリドン系のポ
リマ−を使用することができる。ポリビニルピロリドン
ポリマ−またはコポリマ−が用いられる。ポリマ−は所
定のデリバリ−システムの衝撃に絶えるだけの十分な衝
撃強さをもつように選ばれるべきである。他の標準配合
成分をポリマ−基材中に添加してもよい。このような配
合成分には充填剤や増量剤(エキステンダ−)が含まれ
る。ポリマ−基材は他の活性成分をさらに含んでいても
よい。抗生物質、飼料用補給剤(サプルメント)、水薬
なども含みうる。
ポリマ−製品は適当な方法で成形される。ポリマ−製
品は射出成形技術を用いて成形することができる。
先に述べたように、本発明のこの面による持続放出性
移植片は、担体内に埋め込まれた多数の少なくとも部分
的に可溶性のマイクロカプセルを含む。
多数のマイクロカプセルは重合工程の間にそのポリマ
−製品中に組み込まれるか、あるいは、マイクロカプセ
ルは成形段階で組み込まれる。例えば、ポリマ−製品は
打錠技術を用いて所望の形状に圧縮することができる。
打錠機(tablet press)が用いられる。マイクロカプセ
ルとポリマ−は成形前に混合してもよい。
マイクロカプセルは適当な少なくとも部分的に可溶性
のポリマ−材料から作られる。ポリエステルポリマ−が
用いられる。ヒドロキシ酸およびその誘導体のポリマ−
およびコポリマ−が好適である。
好適な面において、マイクロカプセルはグリコ−ル
酸、乳酸、その誘導体またはそれらの混合物から成る比
較的低分子量の第一のポリマ−またはコポリマ−、およ
びグリコ−ル酸、乳酸、その誘導体またはそれらの混合
物から成る比較的高分子量の第二のポリマ−またはコポ
リマ−から形成される。より好ましくは、多数の生体分
解性マイクロカプセルは少なくとも2種類の粒径で形成
される。さらに、好適な面において、多数の生体分解性
マイクロカプセルは比較的短い分解速度または中程度の
分解速度もしくは比較的長い分解速度をもつマイクロカ
プセルまたはこれらの混合物を含む。先に論じたよう
に、分解速度ひいてはその中に含まれる生理学的に活性
な成分の放出速度は、異なるポリマ−生成物を利用する
か、または用いるポリマ−の分子量を変えることによっ
て変更することができる。
合成成長ホルモンは前記のように合成ブタ、ヒツジま
たはウシ成長ホルモンでありうる。
合成成長ホルモンは適当な方法でマイクロカプセル内
に封入される。カプセル封入方法は適当な溶媒中で合成
成長ホルモンとポリエステルまたはコポリエステルとを
混合し、ポリエステルを沈殿させることを含む。
本発明は今や実施例によって一層詳しく説明されるで
あろう。しかしながら、以下の説明は単に例示するため
のものであって、本発明の原理に対する制限として解釈
されるべきでないことを理解すべきである。
本発明は以下の非限定的実施例によって例示されるで
あろう。
ここで用いる略語は次のように定義される: GH 成長ホルモン ADG 1日の平均体重増加(g/日) FCR 飼料変換比(kg飼料/kg体重増加) ADFC 1日の平均飼料消費量(kg/日) P2背脂肪 P2位置での背脂肪の深さ(mm) 赤身組織% 頭部、内臓、骨および脂肪を取り除 いた後のカ−カスの百分率 食肉調整(%) 供給したてのカ−カスの重量/屠殺 (dressing) 前の最終体重の比 各実験において、ブタGHは0.05M Na2Co3および0.05M
NaHCO3を含む緩衝液(pH10〜11)に溶解し、筋肉内注射
によって投与した。対照群の動物は1%ラクト−スを含
む同一緩衝液を筋肉内に注射した。特に明記しない限
り、ブタには14.3MJ/kgを供給する標準高エネルギ−飼
料を自由に与えた。処置は動物がそれぞれの場合に示し
た体重にほぼ等しくなった時点で開始し、それらが屠殺
体重になるまで続けた。動物には屠殺前の24時間のあい
だ餌と水を与えず、空腹時の体重を測定した。
実 施 例 1 天然および組換え成長ホルモンによる処置結果の比較 表1は、雌ブタにより得られた結果が、処置のために
天然または組換えブタ成長ホルモンを用いるかによっ
て、わずかに相違することを示している。全体的な体重
増加は天然pGHよりも組換えpGHを用いる方が大きい。
実 施 例 2 ここで用いた略語は次のように定義される: pGH ブタ成長ホルモン(合成) g/d グラム/日 特に明記しない限り、ブタには14.3J/kgを供給する標
準高エネルギ−飼料を自由に与えた。
実験結果を表2に要約する。実験は5mgおよび10mgの
ブタ成長ホルモン(pGH)投与量を含み、pGHは60〜90kg
に成長した雌ブタに毎日、2日ごと、3日ごとまたは4
日ごとに投与した。対照群(2日ごとに緩衝溶液を注
射)として10匹のブタを、そして用量×投与処置(2×
4要因配列)のそれぞれに対して6匹のブタを使用し
た。
これらの結果は、低用量(5mg)を2日ごとまたは3
日ごとに投与することによって、毎日投与(ブタに対し
現在用いられている技術)と同じ成長速度の改良が達成
でき、しかも必要とされる物質の量がそれぞれ1/2およ
び2/3に低減できることを示している。5mg用量の2日ご
との投与はまた毎日投与と同様の飼料:体重増加の改良
を可能にする。
高用量(10mg)において、投与を毎日から2日ごとに
変えると、実際に毎日投与よりも対照に対して成長速度
のより速やかな増加および改良が得られ、2日ごとの投
与処置は10mgまたは5mgのブタ成長ホルモンの毎日投与
と比べて、飼料:体重増加のわずかに高い比例した改良
をもたらす。
これらの結果に基づくと、本発明の好適な使用は2日
ごとに5mgのpGHを用いるか、あるいは3日ごとに高用量
を用いることであり、これにより成長速度または飼料:
体重増加の点での最大限度の改良、および毎日投与の場
合に現在必要とされるコストよりもかなり低いコストが
得られるであろう。あまり制限的でない基準の上に立っ
て、好適な技術は関与するブタのタイプ(出発体重、種
族、性別および遺伝子型が含まれるであろう)に関して
成長速度、飼料:体重増加およびカ−カスの品質の改良
を最大限にすべく、投与量および投与頻度を変更するこ
とであるだろう。
結果は、さらに10mg pGHの2日ごとの投与が、毎日投
与と比べて、成長の初期段階の間のより小さい抗脂質生
成作用による成長速度の改良をもたらし、驚いたこと
に、5mgの毎日投与よりもカ−カスP2の脂肪厚さの改良
および10mgの毎日投与と同程度のP2脂肪厚さをもたらす
ことを示している。この発見はPSTの使用の経済性およ
び投与の容易性(5mg/d等量の毎日投与ではなく2日ご
との投与)に関して明かな意味を有している。
この発見はまた、飼料:体重増加およびP2脂肪の厚さ
を低下させる投与頻度のより少ない処置の効果が毎日投
与に比べて衰退することを示している。このことは、投
与頻度のより少ない処置の抗脂質生成作用が成長の後期
段階で低下するためであると予測され、なぜなら、脂肪
の沈着が全成長の次第に大きい割合を占めるようになっ
て、増加した脂肪:タンパク質比およびあまり効率的で
ない成長(より高い飼料:体重増加)並びに脂肪のより
多いカ−カスをもたらす時点で、単位体重あたりの投与
量が連続的に低下するからである。
しかしながら、このことは10mg用量の2日ごとの投与
の場合には起こらなかった。なぜなら、恐らく、この用
量では脂肪の沈着が十分に抑制されるか、あるいは脂
肪:タンパク質比が全成長期間にわたって(しかし、14
日の前および後の初期成長と後期成長とでは恐らく相違
する)10mgのpGHを毎日投与されたブタの前記比と同様
になる程度にタンパク質の沈着が高められるからであろ
う。
結果はさらに、5mg/ブタでの2日ごと、3日ごとおよ
び4日ごとの処置、並びに10mg/ブタでの3日ごとおよ
び4日ごとの処置が飼料:体重増加およびカ−カス脂肪
の厚さの比例的により小さい改良をもたらす(しかし、
それらはすべて両方の点で対照よりも有意に優れてい
る)ことを示している。
この発見は他の意味を有していることがここに示され
る−なぜなら、ある情況下では、より少ないpGHを用い
て、成長およびカ−カス品質の最大限の改良を必ずしも
達成しないことがより経済的でありうる。例えば、あな
た方が非常に脂肪分の少ない遺伝子型のブタまたは去勢
されていない雄ブタをpGHで処置しようとする場合、あ
なた方は脂肪分の多い遺伝子型のブタまたは雌ブタと比
較して、これらの脂肪分の少ない動物において20%の減
少を必要とするにすぎない目的の脂肪含量を達成するた
めに、カ−カスp2を30〜40%まで減少させることを望ま
ないかもしれない。この場合、10mg/ブタのpGHを3日ご
と30日間投与することは、これらの結果に基づいて、成
長速度を11.4%改良し且つ飼料:体重増加(飼料の使用
量)およびカ−カスP2脂肪の厚さをそれぞれ13.1および
10.4%減少させ、そして合計でたった50mgのpGHを必要
とするにすぎないであろう。従って、このデ−タは、投
与量および投与頻度が異なる種属、遺伝子型および異な
る経済的情況(pGHの価格および成長速度、飼料:体重
増加およびカ−カス脂肪の厚さの改良の相対的結果に左
右される)にpGH技術を合わせるための手段として使用
し得ることを示している。
実施例 3 成長挙動およびカ−カス脂肪の厚さに対するpGH投与
の影響は投与頻度が少なくなるにつれて衰退するので、
2番目の実験は別の投与戦略(4、6および8mg/ブタの
投与量および種々の投与頻度を使用し、60kgで開始して
30日間行う)を研究するために実施した、基本的な計画
は、投与頻度のより少ない方法の場合の成長の後期段階
における抗脂質生成作用の若干の低下が、30日間の最後
の10日間(未処置ブタでは通常脂肪の沈着が次第に増え
るであろう)毎日投与処置を施すことによってくいとめ
られるかどうかを研究することであった。この可能性を
試験するために使用された種々の処置を以下に示す: 処 置 (1) 対照−30日間毎日緩衝液を注射 (2) 4.0mg pGH/ブタ−30日間毎日 (3) 4.0mg pGH/ブタ−30日間2日ごと (4) 4.0mg pGH/ブタ−20日間2日ごと、および6mg を10日間毎日 (5) 6.0mg pGH/ブタ−30日間毎日 (6) 6.0mg pGH/ブタ−30日間2日ごと (7) 6.0mg pGH/ブタ−30日間3日ごと (8) 6.0mg pGH/ブタ−20日間3日ごと、および6mg を10日間毎日 (9) 8.0mg pGH/ブタ−30日間毎日 (10) 8.0mg pGH/ブタ−20日間3日ごと (11) 8.0mg pGH/ブタ−20日間3日ごと、および6mg を10日間毎日 30日間で使用したブタ1匹あたりのpGHの合計量は次
の通りであった: 処 置 pGH(mg/ブタ) 1 0.0 2 120 3 60 4 80 5 180 6 90 7 60 8 102 9 140 10 80 11 116 体重60kgの雌ブタ7匹をそれぞれの処置に割り当て
た。それらには単一の飼料を自由に与え、体重増加およ
び飼料の摂取量を毎週記録した。各ブタは30日間の処置
後に屠殺し、カ−カス脂肪の厚さをP2位置(最後の肋骨
のレベルで正中線から6.5cm)で測定した。
成長挙動およびカ−カスP2脂肪の厚さについての結果
を表3に示す。
実験中のコンフロバクタ−(comphlobacter)の発生
のために、多数のブタが激しい下痢症状を示し、実験か
ら引き抜いて抗生物質で治療しなければならなかった。
これらの動物の挙動は結果に含まれていない。実験を成
し遂げた動物の数は表3のかっこの中に示す。
実施例3に概説した実験からの全体的な発見は以下の
通りである: (i) 投与量または投与頻度にかかわりなく、pGH
投与は対照と比べて成長挙動を改良し且つカ−カスP2脂
肪の厚さを減少させた。
(ii) 高用量での2日ごとのpGH投与は毎日投与よ
りも比例的に成長速度を改良し、飼料:体重増加の同様
の改良をもたらすという以前の主張の確認。これは、2
日ごとに投与したブタのP2値を毎日投与したブタのP2値
と比較して抗脂質生成作用の若干の低下があったが、6m
g pGH投与から明らかである。
(iii) 実験した3種の投与量において、20日間投与
頻度を少なくし(2日または3日ごと)、その後30日間
の最後の10日間毎日投与(6mg/ブタ)する方法は、30日
間毎日pGHを投与したブタのレベルに戻るカ−カス脂肪
の厚さおよび飼料:体重増加を全期間にわたってもたら
した。
意外にも、試験した最も低い用量(4mg/ブタ)におい
て、20日間2日ごとに投与しその後最後の10日間6mg/ブ
タを毎日投与する方法は、30日間の毎日投与と比較し
て、飼料:体重増加およびカ−カスP2脂肪のわずかな改
良をもたらした。
結局、これらの結果は20日間の低頻度の投与(2日ま
たは3日ごと)、それに続く最後の10日間の毎日投与か
ら成る好適な投与処置が、毎日投与により達成されるも
のに類似した成長挙動およびカ−カス品質(少ない脂
肪)の改良を可能にし、しかもpGHの使用量を著しく低
下させることを示している。
この結果は恐らく、成長の後期段階における高用量の
頻繁な投与が、この期間に通常起こる脂肪沈着の著しい
増加を抑制して、脂肪分の少ない効率の良い成長を可能
にしたために、達成されたと考えられる。
最後に、ここに説明した本発明の精神から逸脱するこ
となく、いろいろな他の修飾および/または変更がなさ
れうることを理解すべきである。
フロントページの続き (72)発明者 ロジャー・グレゴリー・キャンベル オーストラリア連邦ニュー・サウス・ウ ェールズ州 2646,コロワ,ヒューム・ ストリート 174 (56)参考文献 特開 昭59−144743(JP,A) 特開 昭61−251628(JP,A) 特開 昭63−133951(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の工程: 去勢されていない雄ブタ、雌ブタ、去勢された雄ブタ、
    去勢されていない雄ヒツジ、雌ヒツジ、去勢された雄ヒ
    ツジ、去勢されていない雄ウシ、雌ウシおよび去勢され
    た雄ウシからなる群から選択される動物;並びに、外因
    性合成ブタ成長ホルモンまたは成長ホルモン活性を有す
    るその類似体、誘導体または断片を用意し、そして 予め定められた体重で且つ動物の性別に応じて予め定め
    られた一定の投与量で、外因性合成成長ホルモンを1日
    おき、2日おきまたは3日おきに動物に投与すること からなる、食用動物胴体(carcass)の品質および/ま
    たは試料変換効率を改良するための動物の処置方法。
  2. 【請求項2】動物がブタである、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】合成成長ホルモンがメチオニルAA1−119お
    よびAA4−190から選択される組換え成長ホルモンであ
    る、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】約50kg〜100kgの体重で投与を開始する、
    請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】投与量が約10mgの外因性合成成長ホルモン
    であって、1日おき、2日おきまたは3日おきに、約10
    から30日間にわたって投与する、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】次の工程: 去勢されていない雄ブタ、雌ブタ、去勢された雄ブタ、
    去勢されていない雄ヒツジ、雌ヒツジ、去勢された雄ヒ
    ツジ、去勢されていない雄ウシ、雌ウシおよび去勢され
    た雄ウシからなる群から選択される動物;並びに、外因
    性合成ブタ成長ホルモンまたは成長ホルモン活性を有す
    るその類似体、誘導体または断片を用意し、 予め定められた体重で且つ動物の性別に応じて予め定め
    られた一定の投与量で、外因性合成成長ホルモンを1日
    おき、2日おきまたは3日おきに動物に投与し始め、そ
    して さらに投与量を増加させて、予め定められた一定の期
    間、外因性合成成長ホルモンを投与し続けること からなる、食用動物胴体の品質および/または飼料変換
    効率を改良するための動物の処置方法。
  7. 【請求項7】外因性合成成長ホルモンを約10〜25日間に
    わたり1日おき、2日おきまたは3日おきに約4〜8mg
    の投与量で動物に投与し始め、そして さらに約5〜15日間にわたり1日おき、2日おきまたは
    3日おきに約6〜10mgの投与量で投与し続けること からなる、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】外因性合成成長ホルモンを約20日間にわた
    り1日おきまたは2日おきに動物に投与し始め、そして さらに、約10日間にわたり毎日投与し続けること からなる、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】動物がブタであり、そして外因性合成ブタ
    成長ホルモンを投与する、請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】合成成長ホルモンがメチオニルAA1−190
    およびAA4−190から選択される組換え成長ホルモンであ
    る、請求項9記載の方法。
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