JP3039368U - 再利用可能なペットボトル - Google Patents

再利用可能なペットボトル

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JP3039368U
JP3039368U JP1997000027U JP2797U JP3039368U JP 3039368 U JP3039368 U JP 3039368U JP 1997000027 U JP1997000027 U JP 1997000027U JP 2797 U JP2797 U JP 2797U JP 3039368 U JP3039368 U JP 3039368U
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fitted
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plastic bottle
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JP1997000027U
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朋喜 末次
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朋喜 末次
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクルに好適なペットボトルを提供す
る。 【解決手段】 四角形のペットボトルにおいて、2対の
対峙胴辺面のいずれか一方に交点部1を拡張した縦横ク
ロス溝2,3を内リブ付形にて縦横貫設すると共に、他
の対峙胴辺面には互いに嵌合し得る縦突条4と縦凹溝5
とを夫々縦貫付形したうえ両面に横凹溝6を内リブ付形
にて貫通設し、さらに、底面には頂部盛部7と口栓部8
が嵌合する内リブ凹部9を付形するとして、縦横に相互
組み付けパネル化を可能としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、再利用可能なペットボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ペットボトルのリサイクルについては、以前より問題とされているが、回収コ スト(1キロ約200〜500円)が、一般廃棄物の回収コスト(1キロ約22 〜25円)に比し10〜20倍をもコスト高となることから処理工場の採算も合 わず、リサイクルは進んでいないのが実情である。手間とコストがかかる再生樹 脂は、1キロ120〜130円に比し、新しい樹脂は1キロ100円であり、こ れでは、リサイクルは進む訳がない。
【0003】 この点、アルミ缶の場合では、原料は輸入に頼っており、新しいアルミは高価 で、リサイクルの際にアルミ缶を溶かすのに必要な電気代は、新材料の23分の 1であり、再生品を使った方が安い。 また、再使用のビール瓶の場合は、メーカーが回収して再利用する仕組みが定 着しており、再利用の方が新品より安くなる。
【0004】 このように素材の特性故にリサイクルの進まないペットボトルについては、リ サイクルを促進させるべく、1997年4月には容器包装リサイクル法が施行さ れてはいる。 その内容は、消費者が分別して排出し自治体が分別回収、事業者(ペットボト ル製造者とペットボトルを製品に使っているメーカー)が再商品化する、と定め ている。
【0005】 ペットボトルとしては、丸形のみでなく四角形のものもあり、例えば図8に示 される如き矩形瓶Aも運搬,収容上の観点から多く用いられている。このものは 、胴長短辺面B、B、C、Cはフラットであり、頂部はテーパー状の盛部Dが形 成され、頂点に口栓部Eが設けられている。底部には補強用に内リブ付形Fが施 こされている。矩形のため多数を隣接させると無駄なデットスペースを無くすこ とができる。上下積みでは、該内リブ付形Fに該口栓部Eが嵌合して、不完全な がらずれ止めの係合効果を奏する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、経済原理が働らいていない叙上法の実効には疑問視されており、容器 に特定されることなく何んらかの用途にコスト高を伴なうことなくして再使用可 能なペットボトルが求められているのが実情であるが現状では皆無である。 本考案は、ペットボトルがもつこのような問題点に鑑みてなされたもので、そ の目的とするところは、同じ用途(飲料)に再利用する際に要求されるが如き厳 格な洗浄工程を要せずに、かつ、粉砕等の工程を不要として、そのまま壁,塀等 の建築用素材に転用し得るとした再利用可能なペットボトルを提供しようとする ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のペットボトルは、四角形のペットボトル において、2対の対峙胴辺面のいずれか一方に交点部1を拡張した縦横クロス溝 2,3を内リブ付形にて縦横貫設すると共に、他の対峙胴辺面には互いに嵌合し 得る縦突条4と縦凹溝5とを夫々縦貫付形したうえ両面に横凹溝6を内リブ付形 にて貫通設し、さらに、底面には頂部盛部7と口栓部8が嵌合する内リブ凹部9 を付形するとしたものである。
【0008】 または、上記横凹溝6の付形を省略したものである。
【0009】
【作用】
本考案のペットボトルにあっては、互いに嵌合し得る縦突条4と縦凹溝5との 嵌着により、かつ、頂部盛部7並びに口栓部8と、内リブ凹部9との嵌合により 、本案ボトルを単位体とするブロック積みの組込パネル体が形成される。その表 裏面には縦横クロス溝2、3と拡張交点1が露呈して配線,配管,コンセント, スイッチボックス等の格納スペースを提供し、横凹溝6によって形成のパネル表 裏間貫通孔は単に意匠性のみでなく配線等の連絡孔となり得る。
【0010】 パネルブロック単位体としての本考案ボトルは、真空化して断熱,防音能を付 与しても良し、強度発現材を充填して中実の耐久ブロック材にしても良い。相互 組込を可能とする凹凸付形は、リブ効果でボトルとしての強度を著しく発現させ て好適である。
【0011】
【実施例】
実施例について図を参照して説明する。 図示例は、請求項1記載の本案品を矩形のペットボトルの胴長辺面に縦横クロ ス溝2,3を付形した場合で示している。さらに、横クロス溝3と横凹溝6との レベルを一致させた場合で示している。
【0012】 図1に示す本案ボトル10は、縦突条4と縦凹溝5との嵌着と、内リブ凹部9 と頂部盛部7並びに口栓部8との嵌着との連続によって、図2に示す如きパネル 体11とし得る。この際の縦突条4と縦凹溝5との嵌着を確実にすべく、図3に 示す如く周知の係合用凹凸付形12を施こしておくと良い。 かかるパネル体11には、図2に示す如く、パネル表裏面にはクロス溝2,3 が連続化した溝路が走り、途中には拡張交点1による溜め枡様の組込スペースが 確保されるので、これを利用して図4,5に示す如く、鉛直座屈補強用の鋼製角 パイプ13、電線管若しくはケーブル14の縦配、コンセント若しくはスイッチ アウトレットボックス15を組み付け可能となる。
【0013】 なを、横凹溝6によってパネル表裏間貫通孔(図5)が形成されるが、これは 意匠上斬新性を有すると共に配線や両面連絡材の組み込みに好適である。 なお、請求項2記載の本案品は、当該横凹溝6の付形が省略された点で違うの みであるので図示を省略しているが、このものの場合には上記パネル表裏間貫通 孔の形成がなくなるという点で請求項1のものと違うのみである。
【0014】 図6は、パネル体11の表面化粧例を示し、座屈補強用の鋼製角パイプ13を バックアップ材として化粧用ボード16を貼り付け、アウトレットボックス15 相当部には開口17をし、化粧縁取り18を施こしている。 図中19は鋼製角パイプ13の組み付けを確実にすべく底部に配した薄鋼板を 溝形に曲げたライナーを示す。
【0015】 図7は、パネル体11で塀を構築した態様を示す。この場合、基礎20上には 該内リブ凹部9に一致させて係合用突起21を定間隔付形の土台22を予じめア ンカーボルト23止め等にて固設し、これに載置接合させる。 一方、天端には該頂部盛部7と口栓部8に一致させて係合用凹部24を付形の 笠木25を冠着接合させるとすれば良い。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、以下記載の効果を奏する。 すなわち、ペットボトルの最も簡易にして低コストなリサイクル手段を提供す るので、極めて意義が高い。パネル体の用途は内外を問わず、かつ、転用が極め て簡易なため、子供向け教材に供することが可能であり、類をみない新材の提供 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a〜dは本案品の平,正,右側,底面図であ
る。
【図2】本案ボトルの組み付けで形成されるパネル体の
斜視図である。
【図3】本案品要部の拡大断面図である。
【図4】本案におけるパネル体の利用態様を示す俯瞰図
である。
【図5】本案におけるパネル体の利用態様を示す正面図
である。
【図6】本案におけるパネル体の利用態様を示す側面図
である。
【図7】a,bは本案におけるパネル体を塀に利用した
場合の正,側面図である。
【図8】a〜dは在来の矩形ペットボトル平,正,右
側,底面図である。
【符号の説明】
1 拡張交点 2 縦クロス溝 3 横クロス溝 4 縦突条 5 縦凹溝 6 横凹溝 7 頂部盛部 8 口栓部 9 内リブ凹部 10 ボトル 11 パネル体 12 係合用凹凸付形 13 鋼製角パイプ 14 ケーブル 15 スイッチアウトレットボックス 16 化粧用ボード 17 開口 18 化粧縁取り 19 ライナー 20 基礎 21 係合用突起 22 土台 23 アンカーボルト 24 係合用凹部 25 笠木
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 1/10 B

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形のペットボトルにおいて、2対の
    対峙胴辺面のいずれか一方に交点部を拡張した縦横クロ
    ス溝を内リブ付形にて縦横貫設すると共に、他の対峙胴
    辺面には互いに嵌合し得る縦突条と縦凹溝とを夫々縦貫
    付形したうえ両面に横凹溝を内リブ付形にて貫通設し、
    さらに、底面には頂部盛部と口栓部が嵌合する内リブ凹
    部を付形するとしたことを特徴とする再利用可能なペッ
    トボトル。
  2. 【請求項2】 四角形のペットボトルにおいて、2対の
    対峙胴辺面のいずれか一方に交点部を拡張した縦横クロ
    ス溝を内リブ付形にて縦横貫設すると共に、他の対峙胴
    辺面には互いに嵌合し得る縦突条と縦凹溝とを夫々縦貫
    付形し、さらに、底面には頂部盛部と口栓部が嵌合する
    内リブ凹部を付形するとしたことを特徴とする再利用可
    能なペットボトル。
JP1997000027U 1997-01-08 1997-01-08 再利用可能なペットボトル Expired - Lifetime JP3039368U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2415941A1 (fr) * 2010-08-03 2012-02-08 Bio Braine Procédé et kit pour la construction d'un mur vertical en béton
JP2013527087A (ja) * 2010-04-29 2013-06-27 アントニオ ヴァレシーニ ゲーゲンバウエル ルイス コンパクト化して組み立て用ブロックとして再使用できるパッケージシステム、及び組み立て済みアセンブリ
WO2015151406A1 (ja) * 2014-04-01 2015-10-08 ビーエルデーオリエンタル株式会社 連結具、組立容器、組立容器操作装置、商品陳列販売方法
KR20220053411A (ko) * 2020-10-22 2022-04-29 충북대학교 산학협력단 페트병을 이용한 조적 조립체 및 그 제조 방법

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