JP3039303U - 電気送風式安全マスク - Google Patents

電気送風式安全マスク

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JP3039303U
JP3039303U JP1996011491U JP1149196U JP3039303U JP 3039303 U JP3039303 U JP 3039303U JP 1996011491 U JP1996011491 U JP 1996011491U JP 1149196 U JP1149196 U JP 1149196U JP 3039303 U JP3039303 U JP 3039303U
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慶 華 陳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は電気送風式安全マスクに関し、使用
者に十分な空気と使用の快適さを提供し、マスクの最適
使用効果を完全に発揮するようにすることを課題とす
る。 【解決手段】 マスク本体50と流通蓋23との結合か
らなる。流通蓋23には濾過缶22が取付けられてい
る。マスク本体50は、中空の構造で、流通部30及び
覆体部40の前後2つに分けられている。流通部30
は、マスクの前方に位置し、下側に、ファン25が収ま
っている円形のファン室301が配置してある。流通部
30は横隔板303によって左右2つのU形蛇腰状の導
流通304に隔てられている。横隔板303の上側中間
個所には導流弧片305が設けてあり、導流弧片305
が気流を吸気バルブの柵口306を通って覆体部40の
内部に進入するよう案内する。覆体部40の内部は杯を
ひっくり返した大きい空間を有する構造である。排気バ
ルブは覆体部40の下側に設けられて、覆体部40の下
側外縁にはモータ室405が設けてある構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は電気送風式安全マスクに関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、吸気量を増し、マスク内の空間を大きくし、並びに導流通内 において大量の濾過空気を貯留し、使用者に十分な空気と使用の快適さを提供し 、マスクの最適使用効果を完全に発揮することが出来るようにすることにある。 そこで、本考案は上記課題を解決した電気送風式安全マスクを提供することを 目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、マスク本体と流通蓋との結合からなり、該流通蓋には濾過缶が取付 けられ、マスク本体は、中空の構造で、流通部及び覆体部の前後2つに分けられ ており、該流通部は、マスクの前方に位置し、下側に、ファンが収まっている円 形のファン室が配置してあり、流通部は横隔板によって左右2つのU形蛇腰状の 導流通に隔てられ、横隔板の上側中間個所には導流弧片が設けてあり、該導流弧 片が気流を吸気バルブの柵口を通って覆体部の内部に進入するよう案内し、該覆 体部の内部は杯をひっくり返した大きい空間を有する構造(覆杯構造)であり、 排気バルブは覆体部の下側に設けられて、覆体部の下側外縁にはモータ室が設け てある構成としたものである。
【0004】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の一実施例の電気送風式安全マスクの斜視図、図2は図1の電気 送風式安全マスクの分解斜視図、図3は図1の電気送風式安全マスクを手前側に 倒した姿勢で示す斜視図、図4は図3の電気送風式安全マスクの分解斜視図であ る。
【0005】 図1乃至図4を参照するに、電気送風式安全マスク20は、前部の流通部30 と後部の覆体部40の二つの部分に分けられる。 図2から分かるように、流通部30は、濾過缶蓋21、濾過缶22、流通蓋2 3、ファン蓋24、マスク本体50等より成る。図4から分かるように、マスク 20の覆体部40は、吸気バルブシート42、モータカバー43、排気バルブカ バー44、排気バルブシート45等より成る。
【0006】 図2に示すように、流通蓋23は一枚の板であり、この流通蓋23より突き出 して短い円筒形状の濾過缶取付座231が形成してある。濾過缶取付座231は 、空気を濾過する濾過缶22が取付けられる。 図2、図4に示すように、マスク本体50は中空の構造である。流通部30は 、マスク本体50の前方に位置し、流通部30の下側には円形のファン室301 があり、ファン室301の後側にはモータ室405が設けてあり、モータ室40 5の中にファンモータ46が組み込まれている。ファンモータ46のスピンドル シャフト461は、ファン室301の底部の壁を貫通しており、スピンドルシャ フト461にはファン25が取り付けてある。マスク20の正面側から見て、フ ァン25の中心はファン室301の中心から少し左に偏移しており、ブロワのよ うな構造を有しており、空気は順調にファン室301内に吸い込まれ、更には、 上側の流通内に送り込まれる。
【0007】 流通部30の内の上側は、横隔板303によって左右2つのU形蛇腰状の導流 通304に隔てられている。横隔板303の上側中間の左右には、気流が吸気バ ルブの棚口306を通って覆体部40の内部に進入することを案内する湾弧状の 導流弧片305が夫々設けてある。 ファン室301の周囲には、数個の十字溝付きキー302が設けてある。十字 溝付きキー302は、円柱体の端部に球状体が突き出して設けてあり、この球状 体に十字形の切り溝が形成してある構成である。
【0008】 ファン25の外観形状は、円板体と円板体の板面より突き出ている多数枚のブ レード251とよりなる形状である。各ブレード251は、側面から見ると翼形 252を呈する。 図4に示すように、マスク本体50の覆体部40は、中空の構造であり、外縁 は使用者の顔の形に合った形状を有し、周縁には厚くて柔らかいシリコンゴム製 の接顔片41が設けてある。接顔片41は上側と下側の接顔片固定体401、4 02によって取り付けてある。
【0009】 接顔片41が使用者の顔面に押し当たることによって、覆体部40の内部の空 気は外に漏れなくなる。接顔片41が厚くて柔らかいシリコンゴム製であるため 、使用者はマスク20を装着しても快適に感じ、長い時間装着していても、覆体 部40の周縁の硬い材質の部材が当たって痛く感じることがない。 覆体部40の前側には、吸気バルブの柵口306と、これに組み付けられてい る吸気バルブシート42が設けてある。柵口306と吸気バルブシート42とが 吸気バルブを構成し、気流が流通部30から覆体部40への方向にだけ流れ、こ れとは逆の方向には流れないように制御される。
【0010】 図4に示すように、覆体部40の下側には、排気バルブ口404が設けてある 。この排気バルブ口404に排気バルブシート45が組み付けられて、排気バル ブが構成されている。排気バルブは、これをを通って、空気が覆体部40から流 れ出し、逆に、外部の空気が覆体部40内に流れ込まないようになっている。 覆体部40の外縁下側には、ファンモータ46が設けてある。ファンモータ4 6はモータカバー43によってカバーされており、保護されている。モータカバ ー43は、モータ室405を形成する。ファンモータ46から電源線47が引き 出されている。電源線47を電源に接続すると、外部から電力が供給され、ファ ンモータ46が駆動されてファン25が回転する。
【0011】 次に、上記構成の電気送風式安全マスク20の組立順序について説明する。 図2に示すように、濾過缶22を濾過缶蓋21に取付け、濾過缶蓋21内のね じによって濾過缶蓋21を流通蓋23の濾過缶取付座231に取り付ける。マス ク本体50と流通蓋23とは超音波溶接によって一体に連結されている。ファン 25をファンモータ46のスピンドルシャフト461に取り付ける。ファンカバ ー24のキー孔241をファン室301の周囲に設けてある十字溝付きキー30 2に合わせて押し込む。十字溝付きキー302は頭部が大きくて末端が小さく、 且つ、頭部に十字の切り溝が形成してある。よって、上記の押し込む操作をする と、十字溝付きキー302の球体の径が縮小して、ファンカバー24のキー孔2 41内に相対的に入り込み、ファンカバー24の板が通り過ぎると、十字溝付き キー302は自身の弾性力によって球体が膨張して元の大きさに戻る。よって、 ファンカバー24は十字溝付きキー302の根元にしっかりと固定されて、外れ ないようになる。
【0012】 更に、図4に示すように、吸気バルブシート42を、吸気バルブの柵口306 のキー凸体403に取り付ける。排気バルブシート45を、その中心凸体を排気 バルブ404の中心に組み込んで固定する。モータカバー43は、ファンモータ 46を覆い被せ、ファン室301の周囲の凸縁によって嵌合させて取り付ける。 排気バルブカバー44は、モータカバー43に組み合わせて、モータカバー43 の上側の凸縁及び吸気バルブ口周囲の嵌合止め凸体構造を利用し、モータカバー 43、排気バルブカバー44をマスク本体50に緊密に嵌め付ける。
【0013】 上記の様に組み立てられたマスク20は、覆体部40を使用者の顔面の口及び 鼻部に覆い被せ、ヘッドバンド31を頭部及び頸部に掛け、しっかり装着して、 ファンモータ46を駆動させて使用される。 図5中、矢印はマスク本体50の内部の気流の方向を示す。ファンモータ46 を始動すると、空気は外部から濾過缶22を経てファン室301内に吸い込まれ 、空気は更にファン25によって上側の流通内に送り込まれる。流通内に送り込 まれた空気は、左右2つのU形蛇腰状の導流通304に流れ込み、更に、導流弧 片305に案内されて吸気バルブの棚口306を通り、覆体部40の内部に進入 して使用者の呼吸に使用される。使用者の口及び鼻から吐き出された空気は、排 気バルブ口404を経て排気バルブカバー44の外へ排出され、大気中に拡散さ れる。
【0014】
【考案の効果】
上述の如く、本考案の電気送風式安全マスクによれば、マスク本体と流通蓋と の結合からなり、該流通蓋には濾過缶が取付けられ、マスク本体は、中空の構造 で、流通部及び覆体部の前後2つに分けられており、該流通部は、マスクの前方 に位置し、下側に、ファンが収まっている円形のファン室が配置してあり、流通 部は横隔板によって左右2つのU形蛇腰状の導流通に隔てられ、横隔板の上側中 間個所には導流弧片が設けてあり、該導流弧片が気流を吸気バルブの柵口を通っ て覆体部の内部に進入するよう案内し、該覆体部の内部は杯をひっくり返した大 きい空間を有する構造であり、排気バルブは覆体部の下側に設けられて、覆体部 の下側外縁にはモータ室が設けてある構成としたため、吸気量を増し、マスク内 の空間を大きくし、並びに導流通内において大量の濾過空気を貯留し、使用者に 十分な空気と使用の快適さを提供し、マスクの最適使用効果を完全に発揮するこ とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の電気送風式安全マスクの斜
視図である。
【図2】図1の電気送風式安全マスクの分解斜視図であ
る。
【図3】図1の電気送風式安全マスクを手前側に倒した
姿勢で示す斜視図である。
【図4】図3の電気送風式安全マスクの分解斜視図であ
る。
【図5】ファン及び流通部内の空気の流れを示す図であ
る。
【符号の説明】
20 電気送風式安全マスク 21 濾過缶蓋 22 濾過缶 23 流通蓋 231 濾過缶取付座 24 ファン蓋 241 キー孔 25 ファン 251 ブレード 252 翼形 30 流通部 301 ファン室 302 十字溝付きキー 303 横隔板 304 左右2つのU形蛇腰状の導流通 305 導流弧片 306 吸気バルブの柵口 40 覆体部 401、402 接顔片固定体 403 キー凸体 404 排気バルブ口 405 モータ室 41 接顔片 42 吸気バルブシート 43 モータカバー 44 排気バルブカバー 45 排気バルブシート 46 ファンモータ 461 スピンドルシャフト 47 電源線 50 マスク本体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク本体(50)と流通蓋(23)と
    の結合からなり、該流通蓋(23)には濾過缶(22)
    が取付けられ、マスク本体(50)は、中空の構造で、
    流通部(30)及び覆体部(40)の前後2つに分けら
    れており、 該流通部(30)は、マスクの前方に位置し、下側に、
    ファン(25)が収まっている円形のファン室(30
    1)が配置してあり、流通部(30)は横隔板(30
    3)によって左右2つのU形蛇腰状の導流通(304)
    に隔てられ、横隔板(303)の上側中間個所には導流
    弧片(305)が設けてあり、該導流弧片(305)が
    気流を吸気バルブの柵口(306)を通って覆体部(4
    0)の内部に進入するよう案内し、該覆体部(40)の
    内部は杯をひっくり返した大きい空間を有する構造であ
    り、排気バルブは覆体部(40)の下側に設けられて、
    覆体部(40)の下側外縁にはモータ室(405)が設
    けてある構成としたことを特徴とする電気送風式安全マ
    スク。
  2. 【請求項2】 上記マスク本体のファン室(301)
    は、ブロウ構造を有し、且つ、内部にファン(25)を
    有し、該ファンのロータには翼形のブレード(251)
    が設けてある構成としたことを特徴とする請求項1記載
    の電気送風式安全マスク。
  3. 【請求項3】 上記マスク本体のファン室(301)
    は、周囲に多数個の十字形切り溝を有する十字溝付きキ
    ー(302)を有する構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の電気送風式安全マスク。
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