JP3038683B2 - 鉄道模型における有蓋貨車 - Google Patents
鉄道模型における有蓋貨車Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は鉄道模型における
有蓋貨車の構造に関し、詳細には例えば各種の貨物を鉄
道輸送する際に使用する車両本体の両側面部に開口部を
形成してなる有蓋貨車の側引き戸を開閉自在とする手段
を備えた鉄道模型における有蓋貨車に関する。
有蓋貨車の構造に関し、詳細には例えば各種の貨物を鉄
道輸送する際に使用する車両本体の両側面部に開口部を
形成してなる有蓋貨車の側引き戸を開閉自在とする手段
を備えた鉄道模型における有蓋貨車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラスチックの成型品からなる鉄
道模型における有蓋貨車は、外観上実車と同様な外形を
有しているが、その側引き戸は開閉することができない
構造となっているのが大半であった。
道模型における有蓋貨車は、外観上実車と同様な外形を
有しているが、その側引き戸は開閉することができない
構造となっているのが大半であった。
【0003】又、側引き戸が開閉できる構造のものも一
部存したが、単に側引き戸をきつめに嵌め込んであるだ
けであって、最初のうちは側引き戸の開閉に難渋を要
し、しかも使用しているうちに次第に嵌着状態が甘くな
り、走行中に振動等により側引き戸が勝手に開いてしま
う等の難点が存し、鉄道模型としての実感性が薄いもの
であった。
部存したが、単に側引き戸をきつめに嵌め込んであるだ
けであって、最初のうちは側引き戸の開閉に難渋を要
し、しかも使用しているうちに次第に嵌着状態が甘くな
り、走行中に振動等により側引き戸が勝手に開いてしま
う等の難点が存し、鉄道模型としての実感性が薄いもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】鉄道模型における顧客
の要望としては、可能な限り実車に近いものが求められ
ており、外観上はもとより構造上においても実感性の高
いものが要望されていた。ところが、プラスチック成型
品においては、外観上の実感性の実現はある程度可能で
あるが、実車からの縮小率がきわめて高い鉄道模型にお
いては、構造上の実感性の忠実な実現は困難であった。
の要望としては、可能な限り実車に近いものが求められ
ており、外観上はもとより構造上においても実感性の高
いものが要望されていた。ところが、プラスチック成型
品においては、外観上の実感性の実現はある程度可能で
あるが、実車からの縮小率がきわめて高い鉄道模型にお
いては、構造上の実感性の忠実な実現は困難であった。
【0005】特に有蓋貨車の側引き戸、すなわち左右両
側に設けられている側引き戸を実車と同様な感覚で円滑
に開閉自在とすることは難しく、側引き戸の嵌着状態が
実車に近く、開閉を円滑に行うことができ、しかも走行
中においても側引き戸の係止状態が実車と同様に確実に
なされており、走行中に振動等により側引き戸が勝手に
開いてしまう等の難点がなく、鉄道模型としてより実感
的な有蓋貨車が求められていた。
側に設けられている側引き戸を実車と同様な感覚で円滑
に開閉自在とすることは難しく、側引き戸の嵌着状態が
実車に近く、開閉を円滑に行うことができ、しかも走行
中においても側引き戸の係止状態が実車と同様に確実に
なされており、走行中に振動等により側引き戸が勝手に
開いてしまう等の難点がなく、鉄道模型としてより実感
的な有蓋貨車が求められていた。
【0006】本発明の目的は、かかる従来技術の問題点
を解決するためになされたもので、有蓋貨車の両側部に
設けた溝型レールに嵌合凹部を設け、この嵌合凹部に側
引き戸に設けた嵌合突部を嵌着自在として構成し、実車
に近い側引き戸の開閉をすることのできる有蓋貨車を提
供することにある。
を解決するためになされたもので、有蓋貨車の両側部に
設けた溝型レールに嵌合凹部を設け、この嵌合凹部に側
引き戸に設けた嵌合突部を嵌着自在として構成し、実車
に近い側引き戸の開閉をすることのできる有蓋貨車を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は鉄道模型におけ
る有蓋貨車であり、前述した目的達成のために以下のよ
うな構成を採用する。すなわち、本発明の鉄道模型にお
ける有蓋貨車は、車両本体の両側面部に開口部を形成し
てなる鉄道模型における有蓋貨車において、屋根部材の
両側端部に側引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部
溝型レールを一体に形成し、床部材の両側端部に側引き
戸下部を嵌合して摺動可能とする下部溝型レールを一体
に形成し、前記下部溝型レールの中央部に係止部を形成
すると共その両側に若干の距離を隔てて係止突起を形成
し、前記側引き戸の下部に嵌合突部を形成し、該嵌合突
部を前記係止部と係止突起との間に形成された嵌合凹部
に嵌着係止自在としたことを特徴とする。
る有蓋貨車であり、前述した目的達成のために以下のよ
うな構成を採用する。すなわち、本発明の鉄道模型にお
ける有蓋貨車は、車両本体の両側面部に開口部を形成し
てなる鉄道模型における有蓋貨車において、屋根部材の
両側端部に側引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部
溝型レールを一体に形成し、床部材の両側端部に側引き
戸下部を嵌合して摺動可能とする下部溝型レールを一体
に形成し、前記下部溝型レールの中央部に係止部を形成
すると共その両側に若干の距離を隔てて係止突起を形成
し、前記側引き戸の下部に嵌合突部を形成し、該嵌合突
部を前記係止部と係止突起との間に形成された嵌合凹部
に嵌着係止自在としたことを特徴とする。
【0008】
【0009】又、本発明の鉄道模型における有蓋貨車
は、車両本体の両側面部に開口部を形成してなる鉄道模
型における有蓋貨車において、屋根部材の両側端部に側
引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部溝型レールを
一体に形成し、床部材の両側端部に側引き戸下部を嵌合
して摺動可能とする下部溝型レールを一体に形成し、前
記上部溝型レールの中央部に係止部を形成すると共その
両側に若干の距離を隔てて係止突起を形成し、前記側引
き戸の上部に嵌合突部を形成し、該嵌合突部を前記係止
部と係止突起との間に形成された嵌合凹部に嵌着係止自
在としたことを特徴とする。
は、車両本体の両側面部に開口部を形成してなる鉄道模
型における有蓋貨車において、屋根部材の両側端部に側
引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部溝型レールを
一体に形成し、床部材の両側端部に側引き戸下部を嵌合
して摺動可能とする下部溝型レールを一体に形成し、前
記上部溝型レールの中央部に係止部を形成すると共その
両側に若干の距離を隔てて係止突起を形成し、前記側引
き戸の上部に嵌合突部を形成し、該嵌合突部を前記係止
部と係止突起との間に形成された嵌合凹部に嵌着係止自
在としたことを特徴とする。
【0010】又、本発明の鉄道模型における有蓋貨車
は、車両本体の両側面部に開口部を形成してなる鉄道模
型における有蓋貨車において、屋根部材の両側端部に側
引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部溝型レールを
一体に形成し、床部材の両側端部に側引き戸下部を嵌合
して摺動可能とする下部溝型レールを一体に形成し、前
記上部溝型レール及び下部溝型レールの中央部に係止部
を形成すると共その両側に若干の距離を隔てて係止突起
を形成し、前記側引き戸の上部及び下部に嵌合突部を形
成し、該嵌合突部を前記係止部と係止突起との間に形成
された嵌合凹部に嵌着係止自在としたことを特徴とす
る。
は、車両本体の両側面部に開口部を形成してなる鉄道模
型における有蓋貨車において、屋根部材の両側端部に側
引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部溝型レールを
一体に形成し、床部材の両側端部に側引き戸下部を嵌合
して摺動可能とする下部溝型レールを一体に形成し、前
記上部溝型レール及び下部溝型レールの中央部に係止部
を形成すると共その両側に若干の距離を隔てて係止突起
を形成し、前記側引き戸の上部及び下部に嵌合突部を形
成し、該嵌合突部を前記係止部と係止突起との間に形成
された嵌合凹部に嵌着係止自在としたことを特徴とす
る。
【0011】更に、本発明の鉄道模型における有蓋貨車
は、鉄道模型における有蓋貨車において、該貨車の両側
の側面部の中央部を広く開口して貨物の積下ろし用の開
口部を形成し、この開口部を左右2枚の側引き戸で開閉
自在としたことを特徴とする。
は、鉄道模型における有蓋貨車において、該貨車の両側
の側面部の中央部を広く開口して貨物の積下ろし用の開
口部を形成し、この開口部を左右2枚の側引き戸で開閉
自在としたことを特徴とする。
【0012】更に又、前記側引き戸の上部又は/及び下
部に設けた嵌合突部又は/及び案内体とで側引き戸を上
下の溝型レール内を摺動自在に案内したことを特徴とす
る。
部に設けた嵌合突部又は/及び案内体とで側引き戸を上
下の溝型レール内を摺動自在に案内したことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鉄道模型における
有蓋貨車を図に示される実施の形態について更に詳細に
説明する。図1、図2、図3、図4及び図5には、本発
明の一実施の形態に係る鉄道模型における有蓋貨車1が
示されている。この有蓋貨車1は、20両、30両編成
として機関車その他の動力車(図示せず)に牽引されて
線路上を走行するものであり、当該有蓋貨車1の車両本
体29の両側の側面部の中央部付近は、広く開口されて
貨物の積下ろし用の開口部16が形成されている。この
開口部16は左右2枚の側引き戸4a、4bで開閉自在
とされており、この開口部16の左右両側には側板17
が設けられている。
有蓋貨車を図に示される実施の形態について更に詳細に
説明する。図1、図2、図3、図4及び図5には、本発
明の一実施の形態に係る鉄道模型における有蓋貨車1が
示されている。この有蓋貨車1は、20両、30両編成
として機関車その他の動力車(図示せず)に牽引されて
線路上を走行するものであり、当該有蓋貨車1の車両本
体29の両側の側面部の中央部付近は、広く開口されて
貨物の積下ろし用の開口部16が形成されている。この
開口部16は左右2枚の側引き戸4a、4bで開閉自在
とされており、この開口部16の左右両側には側板17
が設けられている。
【0014】図1、図2及び図3に示されるように、前
記有蓋貨車1の屋根部材2の両側端部3a、3bには、
側引き戸4a、4bの上部を嵌合して摺動可能とする上
部溝型レール5a、5bが、側板17の外側にせり出す
ようにして屋根部材2と一体に形成されている。この上
部溝型レール5a、5bは、屋根部材2と一体に形成で
きるほか、当該上部溝型レール5a、5bを別体として
屋根部材2の端部に設けることもできる。
記有蓋貨車1の屋根部材2の両側端部3a、3bには、
側引き戸4a、4bの上部を嵌合して摺動可能とする上
部溝型レール5a、5bが、側板17の外側にせり出す
ようにして屋根部材2と一体に形成されている。この上
部溝型レール5a、5bは、屋根部材2と一体に形成で
きるほか、当該上部溝型レール5a、5bを別体として
屋根部材2の端部に設けることもできる。
【0015】床部材6の両側端部7a、7bには、側引
き戸4a、4bの下部を嵌合して摺動可能とする下部溝
型レール8a、8bが、側板17の外側にせり出すよう
にして床部材6と一体に形成されている。この下部溝型
レール8a、8bは、床部材6と一体に形成できるほ
か、当該下部溝型レール8a、8bを別体として床部材
6の端部に設けることもできる。
き戸4a、4bの下部を嵌合して摺動可能とする下部溝
型レール8a、8bが、側板17の外側にせり出すよう
にして床部材6と一体に形成されている。この下部溝型
レール8a、8bは、床部材6と一体に形成できるほ
か、当該下部溝型レール8a、8bを別体として床部材
6の端部に設けることもできる。
【0016】図1に示されるように前記下部溝型レール
8a、8bの中央部には、係止部9が突設されていると
共に該係止部9の両側には、若干の距離を隔てて係止突
起10、11が突設されている。この係止部9と係止突
起10、11とで嵌合凹部12a、12bが形成され、
この嵌合凹部12a、12bには、前記側引き戸4a、
4bの下部に形成された嵌合突部13a、13bが側引
き戸閉鎖時に嵌着して係止自在とされている。
8a、8bの中央部には、係止部9が突設されていると
共に該係止部9の両側には、若干の距離を隔てて係止突
起10、11が突設されている。この係止部9と係止突
起10、11とで嵌合凹部12a、12bが形成され、
この嵌合凹部12a、12bには、前記側引き戸4a、
4bの下部に形成された嵌合突部13a、13bが側引
き戸閉鎖時に嵌着して係止自在とされている。
【0017】この前記側引き戸4a、4bの下部の一端
に形成された嵌合突部13a、13bは、前記のように
側引き戸閉鎖時の係止体としての作用を有するほか、前
記側引き戸4a、4bの下部の他端に形成された下部案
内体14a、14b及び前記側引き戸4a、4bの上部
中央部に形成された上部案内体15a、15bと協働し
て側引き戸4a、4bを上部溝型レール5a、5b及び
下部溝型レール8a、8b内を円滑に摺動自在に案内し
ている。
に形成された嵌合突部13a、13bは、前記のように
側引き戸閉鎖時の係止体としての作用を有するほか、前
記側引き戸4a、4bの下部の他端に形成された下部案
内体14a、14b及び前記側引き戸4a、4bの上部
中央部に形成された上部案内体15a、15bと協働し
て側引き戸4a、4bを上部溝型レール5a、5b及び
下部溝型レール8a、8b内を円滑に摺動自在に案内し
ている。
【0018】図2は本発明の他の実施の形態を示すもの
であり、係止部18を上部溝型レール5a、5bの中央
部に形成すると共に該係止部18の両側に、若干の距離
を隔てて係止突起19、20を形成して、この係止部1
8と係止突起19、20とで嵌合凹部21a、21bを
形成し、この嵌合凹部21a、21bに、前記側引き戸
4a、4bの上部に形成した嵌合突部22a、22bを
側引き戸閉鎖時に嵌着して係止自在とすることもでき
る。
であり、係止部18を上部溝型レール5a、5bの中央
部に形成すると共に該係止部18の両側に、若干の距離
を隔てて係止突起19、20を形成して、この係止部1
8と係止突起19、20とで嵌合凹部21a、21bを
形成し、この嵌合凹部21a、21bに、前記側引き戸
4a、4bの上部に形成した嵌合突部22a、22bを
側引き戸閉鎖時に嵌着して係止自在とすることもでき
る。
【0019】この前記側引き戸4a、4bの上部に形成
された嵌合突部22a、22bは、前記のように側引き
戸閉鎖時の係止体としての作用を有するほか、上部案内
体23a、23b及び下部案内体24a、24bと協働
して側引き戸4a、4bを上部溝型レール5a、5b及
び下部溝型レール8a、8b内を円滑に摺動自在に案内
している。
された嵌合突部22a、22bは、前記のように側引き
戸閉鎖時の係止体としての作用を有するほか、上部案内
体23a、23b及び下部案内体24a、24bと協働
して側引き戸4a、4bを上部溝型レール5a、5b及
び下部溝型レール8a、8b内を円滑に摺動自在に案内
している。
【0020】又、この係止部9、18と係止突起10、
11、19、20は、上部溝型レール5a、5b及び下
部溝型レール8a、8bの両方に形成してもよく、ある
いは上記の実施形態のように何れか一方だけに形成して
もよい。
11、19、20は、上部溝型レール5a、5b及び下
部溝型レール8a、8bの両方に形成してもよく、ある
いは上記の実施形態のように何れか一方だけに形成して
もよい。
【0021】このように、係止部9、18と係止突起1
0、11、19、20が、上部溝型レール5a、5b及
び下部溝型レール8a、8bの両方に形成された場合に
は、それに対応して側引き戸4a、4bには、嵌合突部
13a、13b、22a、22b及び上下の案内体14
a、14b、23a、23bがそれぞれ形成される。
0、11、19、20が、上部溝型レール5a、5b及
び下部溝型レール8a、8bの両方に形成された場合に
は、それに対応して側引き戸4a、4bには、嵌合突部
13a、13b、22a、22b及び上下の案内体14
a、14b、23a、23bがそれぞれ形成される。
【0022】25、26、27、28は側板17に設け
られたストッパーであり、側引き戸4aの外端は、この
ストッパー25、26に係止して停止し、それ以上の移
動を規制されている。又、4bの外端は、前記ストッパ
ー27、28に係止して停止し、それ以上の移動を規制
されている。
られたストッパーであり、側引き戸4aの外端は、この
ストッパー25、26に係止して停止し、それ以上の移
動を規制されている。又、4bの外端は、前記ストッパ
ー27、28に係止して停止し、それ以上の移動を規制
されている。
【0023】図3において、29は車両本体、30は屋
根部材2の前後の両端に設けた車両本体29との連結部
であり、屋根部材2はこのようにその前後の両端部だけ
で車両本体29に連結されているため、屋根部材2の中
央部で上方向への付勢が作用した場合、屋根部材2は容
易に撓むことができ、又、その付勢が解消した場合に
は、容易に元の状態に復帰することができる。この撓み
の動作は、車両本体29の両側面部の中央部付近が、広
く開口されて貨物の積下ろし用の開口部16が形成され
ているため、より容易に行うことができる。
根部材2の前後の両端に設けた車両本体29との連結部
であり、屋根部材2はこのようにその前後の両端部だけ
で車両本体29に連結されているため、屋根部材2の中
央部で上方向への付勢が作用した場合、屋根部材2は容
易に撓むことができ、又、その付勢が解消した場合に
は、容易に元の状態に復帰することができる。この撓み
の動作は、車両本体29の両側面部の中央部付近が、広
く開口されて貨物の積下ろし用の開口部16が形成され
ているため、より容易に行うことができる。
【0024】同図において31はシャーシー32の前後
の両端部近傍に設けた連結具であり、床部材6は、当該
連結具31で車両本体29に連結されている。床部材6
はこのようにその前後の両端部近傍だけで車両本体29
に連結されているため、床部材6の中央部で下方向への
付勢が作用した場合、床部材6は、容易に撓むことがで
き、又、その付勢が解消した場合には、容易に元の状態
に復帰することができる。る。この撓みの動作は、車両
本体29の両側面部の中央部付近が、広く開口されて貨
物の積下ろし用の開口部16が形成されているため、よ
り容易に行うことができる。
の両端部近傍に設けた連結具であり、床部材6は、当該
連結具31で車両本体29に連結されている。床部材6
はこのようにその前後の両端部近傍だけで車両本体29
に連結されているため、床部材6の中央部で下方向への
付勢が作用した場合、床部材6は、容易に撓むことがで
き、又、その付勢が解消した場合には、容易に元の状態
に復帰することができる。る。この撓みの動作は、車両
本体29の両側面部の中央部付近が、広く開口されて貨
物の積下ろし用の開口部16が形成されているため、よ
り容易に行うことができる。
【0025】このため、例えば、側引き戸閉鎖時に嵌合
突部13a、13bが、係止突起10、11を乗り越え
て嵌合凹部12a、12bに嵌着する際に、屋根部材2
及び床部材6の中央部がそれぞれ上下方向に若干撓むた
め、嵌着動作は支障なく行うことができる。
突部13a、13bが、係止突起10、11を乗り越え
て嵌合凹部12a、12bに嵌着する際に、屋根部材2
及び床部材6の中央部がそれぞれ上下方向に若干撓むた
め、嵌着動作は支障なく行うことができる。
【0026】次に本発明の有蓋貨車の側引き戸4a、4
bの開閉動作を説明すると、図1の状態において、側引
き戸4aは、側板17に設けたストッパー25、26に
係止しており、側引き戸4aを閉じる場合、側引き戸4
aを左方向に摺動させると、側引き戸4aは上部溝型レ
ール5a及び下部溝型レール8a内を、嵌合突部13
a、下部案内体14a及び上部案内体15aにそれぞれ
案内されて円滑に移動する。そして更に左方向に移動さ
せると、嵌合突部13aが係止突起10を越えて嵌合凹
部12aに嵌着して係止する。側引き戸4aを開く場合
には、前記したのと逆の動作をすることにより行うこと
ができる。
bの開閉動作を説明すると、図1の状態において、側引
き戸4aは、側板17に設けたストッパー25、26に
係止しており、側引き戸4aを閉じる場合、側引き戸4
aを左方向に摺動させると、側引き戸4aは上部溝型レ
ール5a及び下部溝型レール8a内を、嵌合突部13
a、下部案内体14a及び上部案内体15aにそれぞれ
案内されて円滑に移動する。そして更に左方向に移動さ
せると、嵌合突部13aが係止突起10を越えて嵌合凹
部12aに嵌着して係止する。側引き戸4aを開く場合
には、前記したのと逆の動作をすることにより行うこと
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有蓋貨車の左右の両側部に設けた側引き戸が、実車と同
様に開閉自在とされているため、実車に近い有蓋貨車を
得ることができ、実感的な趣味感を満足させることがで
きる。
有蓋貨車の左右の両側部に設けた側引き戸が、実車と同
様に開閉自在とされているため、実車に近い有蓋貨車を
得ることができ、実感的な趣味感を満足させることがで
きる。
【0028】又、本発明の有蓋貨車の側引き戸、すなわ
ち左右両側に設けられている側引き戸は、実車と同様な
感覚で円滑に開閉自在とすることができ、しかも側引き
戸の嵌着状態が実車に近く、開閉作業が円滑かつ容易に
行うことができるばかりでなく、走行中においても側引
き戸の係止状態が実車と同様に確実になされており、走
行中に振動等により側引き戸が勝手に開いくおそれはな
い。
ち左右両側に設けられている側引き戸は、実車と同様な
感覚で円滑に開閉自在とすることができ、しかも側引き
戸の嵌着状態が実車に近く、開閉作業が円滑かつ容易に
行うことができるばかりでなく、走行中においても側引
き戸の係止状態が実車と同様に確実になされており、走
行中に振動等により側引き戸が勝手に開いくおそれはな
い。
【図1】本発明の一実施の形態に係る鉄道模型の有蓋貨
車の側断面図である。
車の側断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る鉄道模型の有蓋
貨車の側断面図である。
貨車の側断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る鉄道模型の有蓋貨
車の各構成部分を示す斜面図である。
車の各構成部分を示す斜面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る鉄道模型の有蓋貨
車の各構成部分を示す斜面図である。
車の各構成部分を示す斜面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る鉄道模型の有蓋貨
車の側面図である。
車の側面図である。
1 有蓋貨車 2 屋根部材 3a、3b 屋根部材の両側端部 4a、4b 側引き戸 5a、5b 上部溝型レール 6 床部材 7a、7b 床部材の両側端部 8a、8b 下部溝型レール 9 係止部 10、11 係止突起 12a、12b 嵌合凹部 13a、13b 嵌合突部 14a、14b 下部案内体 15a、15b 上部案内体 16 開口部 17 側板 18 係止部 19、20 係止突起 21a、21b 嵌合凹部 22a、22b 嵌合突部 23a、23b 上部案内体 24a、24b 下部案内体 25、26、27、28 ストッパー 29 車両本体 30、31 連結部 32 シャーシー
Claims (5)
- 【請求項1】 車両本体の両側面部に開口部を形成して
なる鉄道模型における有蓋貨車において、屋根部材の両
側端部に側引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部溝
型レールを一体に形成し、床部材の両側端部に側引き戸
下部を嵌合して摺動可能とする下部溝型レールを一体に
形成し、前記下部溝型レールの中央部に係止部を形成す
ると共その両側に若干の距離を隔てて係止突起を形成
し、前記側引き戸の下部に嵌合突部を形成し、該嵌合突
部を前記係止部と係止突起との間に形成された嵌合凹部
に嵌着係止自在としたことを特徴とする鉄道模型におけ
る有蓋貨車。 - 【請求項2】 車両本体の両側面部に開口部を形成して
なる鉄道模型における有蓋貨車において、屋根部材の両
側端部に側引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部溝
型レールを一体に形成し、床部材の両側端部に側引き戸
下部を嵌合して摺動可能とする下部溝型レールを一体に
形成し、前記上部溝型レールの中央部に係止部を形成す
ると共その両側に若干の距離を隔てて係止突起を形成
し、前記側引き戸の上部に嵌合突部を形成し、該嵌合突
部を前記係止部と係止突起との間に形成された嵌合凹部
に嵌着係止自在としたことを特徴とする鉄道模型におけ
る有蓋貨車。 - 【請求項3】 車両本体の両側面部に開口部を形成して
なる鉄道模型における有蓋貨車において、屋根部材の両
側端部に側引き戸上部を嵌合して摺動可能とする上部溝
型レールを一体に形成し、床部材の両側端部に側引き戸
下部を嵌合して摺動可能とする下部溝型レールを一体に
形成し、前記上部溝型レール及び下部溝型レールの中央
部に係止部を形成すると共その両側に若干の距離を隔て
て係止突起を形成し、前記側引き戸の上部及び下部に嵌
合突部を形成し、該嵌合突部を前記係止部と係止突起と
の間に形成された嵌合凹部に嵌着係止自在としたことを
特徴とする鉄道模型における有蓋貨車。 - 【請求項4】 鉄道模型における有蓋貨車において、該
貨車の両側の側面部の中央部を広く開口して貨物の積下
ろし用の開口部を形成し、この開口部を左右2枚の側引
き戸で開閉自在としたことを特徴とする請求項1、2又
は3に記載の鉄道模型における有蓋貨車。 - 【請求項5】 前記側引き戸の上部又は/及び下部に設
けた嵌合突部又は/及び案内体とで側引き戸を上下の溝
型レール内を摺動自在に案内したことを特徴とする請求
項1、2、3又は4に記載の鉄道模型における有蓋貨
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9137907A JP3038683B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 鉄道模型における有蓋貨車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9137907A JP3038683B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 鉄道模型における有蓋貨車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309383A JPH10309383A (ja) | 1998-11-24 |
JP3038683B2 true JP3038683B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=15209476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9137907A Expired - Fee Related JP3038683B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 鉄道模型における有蓋貨車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038683B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010035799A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Tomy Co Ltd | 模型コンテナ車 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP9137907A patent/JP3038683B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010035799A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Tomy Co Ltd | 模型コンテナ車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10309383A (ja) | 1998-11-24 |
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