JP3038657U - コンクリート製柱機 - Google Patents

コンクリート製柱機

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JP3038657U
JP3038657U JP1996012625U JP1262596U JP3038657U JP 3038657 U JP3038657 U JP 3038657U JP 1996012625 U JP1996012625 U JP 1996012625U JP 1262596 U JP1262596 U JP 1262596U JP 3038657 U JP3038657 U JP 3038657U
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Japan
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mold
concrete pillar
bearing
machine
rotating shaft
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JP1996012625U
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Inventor
忠之 西野
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忠之 西野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業運転前の点検を必要とせずに安全性の向
上を図り、しかも、耐摩耗強度の向上を図ったコンクリ
ート製柱機を提供する事である。 【解決手段】架台2上に適宜の間隔をおいて並列且つ架
橋状に配されて円筒状の柱成形型3を載承せしめた状態
で高速回転させる左右一対の動力回転シャフト1に、前
記柱成形型3を回転可能に載承させる複数の型載承タイ
ヤ4が適宜の間隔をおいて同軸状に定着されてなるコン
クリート製柱機に於いて、動力回転シャフト1の型載承
タイヤ4の定着部位に低温肉盛溶射を施し、この肉盛部
5に型載承タイヤ4のボス部4-1 を焼ばめ固定すること
で、作業運転前の点検を必要とせずに安全性の向上を図
り得るようにしたことである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、生コンクリートを円筒状の柱成形型に流し込み、該柱成形型の高速 回転に伴う遠心力を利用してコンクリート製電柱やコンクリート製パイル(杭) 等のその他の円筒中空柱を製作するコンクリート製柱機に係り、特に動力回転シ ャフトに対する型載承タイヤの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコンクリート製柱機の動力回転シャフトに対する型載承タイヤ の固定構造としては例えば図4に例示した構造が一般的に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来では動力回転シャフト10の型載承タイヤ20の定着部位に、該型 載承タイヤ20のボス部20-1の幅にてその両側にクランプロック21を嵌め込み定着 させる環状の凹み22を設ける一方で、型載承タイヤ20のボス部20-1には該凹み22 とに亘りクランプロック21の嵌め込む凹欠部23を設けて、動力回転シャフト10の 凹み22とボス部20-1の凹欠部23とを連結するようにクランプロック21を装着する ことで、動力回転シャフト10に対して型載承タイヤ20を取り付けてなる固定構造 であることから、その保守管理が面倒であるばかりか、その保守管理に掛かる費 用も大きかった。つまり、クランプロック21はネジ24止めによる取り付けである ことから、従来ではネジ24の緩みがないか否かの安全点検を作業運転前に時間を 掛けてかならず行わなければならなかった、又、動力回転シャフト10にクランプ ロック21が軸方向に移動しないように凹み22を設けることから、当該凹み22部分 のシャフトが細くなり、その分、シャフト強度が低下して折れ易くなって生産に 大きく影響することがあった。
【0004】 本考案はこの様な従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、作 業運転前の点検を必要とせずに安全性の向上を図り、しかも、耐摩耗強度の向上 を図ったコンクリート製柱機を提供する事である。
【0005】
【課題を達成するための手段】
課題を達成するために本考案は、架台上に適宜の間隔をおいて並列且つ架橋状 に配されて円筒状の柱成形型を載承せしめた状態で高速回転させる左右一対の動 力回転シャフトに、前記柱成形型を回転可能に載承させる複数の型載承タイヤが 適宜の間隔をおいて同軸状に定着されてなるコンクリート製柱機に於いて、動力 回転シャフトの型載承タイヤの定着部位に低温肉盛溶射を施し、この肉盛部に型 載承タイヤのボス部を焼ばめしたことである。 斯る技術的手段によれば、製柱機製作時における型載承タイヤのボス部は回転 シャフトの肉盛部に焼ばめによりしっかりと固定される。しかも、製柱機の回転 シャフトの型載承タイヤの定着部位は肉盛部によって強度が増す。更に、肉盛部 を動力回転シャフトに低温溶射することにより施してなることから、製柱機製作 時に動力回転シャフトに熱影響を与えることはない。
【0006】 又、上記動力回転シャフトを磨丸材から形成する一方、型載承タイヤを高クロ ーム鋳鉄から形成してなることである。 斯る技術的手段によれば、動力回転シャフトに磨丸材を採用した事により、円 筒中空柱製造時における高速回転でのバランスが良く、しかも、強度の向上が図 られる。又、型載承タイヤに高クローム鋳鉄を採用した事により、柱成形型との 耐摩耗性が図れることから、柱成形型を長期に亘り安定良く高速回転させる事が できる。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の具体例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案コンクリート製柱機の実施の一例を示し、1は床上に所要の間隔 をおいて設置された架台2上に並列且つ架橋状に配されて円筒状の柱成形型3を 載承せしめた状態で高速回転させる左右一対の動力回転シャフト、4は動力回転 シャフト1に適宜の間隔をおいて同軸状に定着されて柱成形型3を回転可能に載 承する複数の型載承タイヤであり、この型載承タイヤ4を動力回転シャフト1に 低温肉盛溶射により施した肉盛部5に焼ばめ固定してなる。。
【0008】 動力回転シャフト1は、S45Cの磨丸材からなり、その軸方向の型載承タイヤ4 の定着部位に低温肉盛溶射により肉盛部5を施してなる。
【0009】 肉盛部5は、ニッケルとアルミニウムとの複合材料からなる溶射結合材層5-1 と高クロームステンレス鋼層5-2 からなり、型載承タイヤ4のボス部4-1 を焼ば め固定するように形成してなる。つまり、ボス部4-1 の幅に相当する幅にて動力 回転シャフト1の表面に低温肉盛溶射にて施してなる。 因みに、溶射結合材層5-1 は型載承タイヤ4のボス部4-1 を焼ばめ固定する高 クロームステンレス鋼層5-2 の動力回転シャフト1の表面に対する結合の促進と その結合強度を図るもので、厚さは0.08〜0.1mm である。一方、高クロームステ ンレス鋼層5-2 の厚さは 0.4〜0.45mmであり、この高クロームステンレス鋼層 5-2 の硬さ(Hs )は73〜79である。
【0010】 型載承タイヤ4は、耐摩耗性に優れた高クローム鋳鉄からなり、柱成形型3と の接触摩耗が少なく、柱成形型3を長期に亘り安定良く高速回転し得るように形 成してなる。
【0011】 而して、以上の如く構成した本考案のコンクリート製柱機によれば、動力回転 シャフト1の低温肉盛溶射により施された肉盛部5に型載承タイヤ4のボス部 4-1 を焼ばめにより取り付ける事で、型載承タイヤ4を動力回転シャフト1にし っかりと固定する事ができる。又、回転シャフト1の型載承タイヤ4の定着部位 は肉盛部5によって強度が増す。更に、肉盛部5を動力回転シャフト1に低温溶 射により施してなることから、動力回転シャフト1に熱影響を与えることはない 。つまり、熱影響により動力回転シャフト1の強度を低下させる心配はない。更 には動力回転シャフト1に磨丸材を採用した事により、高速回転でのバランスが 良く、しかも、耐強度の向上が図られる。又、型載承タイヤ4に高クローム鋳鉄 を採用した事により、柱成形型3との耐摩耗性が図れることから、柱成形型3を 長期に亘り安定良く高速回転させる事ができる等の数々の効果が期待できる。
【0012】
【考案の効果】
本考案のコンクリート製柱機は叙上の如く構成してなるから、下記の作用効果 を奏する。 .請求項1によれば、製柱機製作時における型載承タイヤのボス部は回転シャ フトの肉盛部に焼ばめによりしっかりと固定される。しかも、製柱機の回転シャ フトの型載承タイヤの定着部位は肉盛部によって強度が増す。更に、肉盛部を動 力回転シャフトに低温溶射により施してなることから、製柱機製作時に動力回転 シャフトに熱影響を与えることはない。
【0013】 .請求項2によれば、動力回転シャフトに磨丸材を採用した事により、円筒中 空柱製造時における高速回転でのバランスが良く、しかも、強度の向上が図られ る。又、型載承タイヤに高クローム鋳鉄を採用した事により、柱成形型との耐摩 耗性が図れることから、柱成形型を長期に亘り安定良く高速回転させる事ができ る。
【0014】 従って、本考案によれば、クランプロックによる固定方法を採用している従来 の固定構造に対して作業運転前の点検を必要とせずに、焼ばめ固定により安全性 の向上を図り得ることから、点検等による経費の削減を図り得、しかも作業性の 合理化が期待できる。更には動力回転シャフト並びに型載承タイヤの材料の選定 により耐摩耗強度の向上を図ったコンクリート製柱機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案コンクリート製柱機の実施の一例を示
した要部の斜視図
【図2】 図1のII−II線縦断正面図
【図3】 同側面図
【図4】 従来のコンクリート製柱機を示した縦断正面
【符号の説明】
1…動力回転シャフト 2…架台 3…柱成形型 4…型載承タ
イヤ 4-1 …ボス部 5…肉盛部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台上に並列且つ架橋状に配されて円筒
    状の柱成形型を載承せしめた状態で高速回転させる左右
    一対の動力回転シャフトに、前記柱成形型を回転可能に
    載承させる複数の型載承タイヤが適宜の間隔をおいて同
    軸状に定着されてなるコンクリート製柱機に於いて、 動力回転シャフトの型載承タイヤの定着部位に低温肉盛
    溶射を施し、この肉盛部に型載承タイヤのボス部を焼ば
    めしたことを特徴とするコンクリート製柱機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート製柱機にお
    いて、 動力回転シャフトをS45Cの磨丸材から形成する一方、型
    載承タイヤを高クローム鋳鉄から形成してなることを特
    徴とするコンクリート製柱機。
JP1996012625U 1996-12-11 1996-12-11 コンクリート製柱機 Expired - Lifetime JP3038657U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1996012625U JP3038657U (ja) 1996-12-11 1996-12-11 コンクリート製柱機

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JP1996012625U JP3038657U (ja) 1996-12-11 1996-12-11 コンクリート製柱機

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JP3038657U true JP3038657U (ja) 1997-06-24

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ID=43173326

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