JP3038615U - スケーティングボード - Google Patents

スケーティングボード

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JP3038615U
JP3038615U JP1996013268U JP1326896U JP3038615U JP 3038615 U JP3038615 U JP 3038615U JP 1996013268 U JP1996013268 U JP 1996013268U JP 1326896 U JP1326896 U JP 1326896U JP 3038615 U JP3038615 U JP 3038615U
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JP1996013268U
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茂 小田巻
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株式会社サンキ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】悪路用の従来のスケーティングボードは、ブレ
ーキが無く、ボードと車軸との間に脚を落し易く、ステ
アリング機構の組立てや保守が面倒であった。 【解決手段】ボード27の前後両端部43はシャーシ2
9の前後両端部より先まで延びてステアリング機構31
を覆い、ステアリング機構31の弾発部材にはゴムブロ
ック57を用い、後輪37を制動するワイヤ操作式のブ
レーキ機構39を備え、流れ防止ベルト41のグリップ
107をブレーキレバー113のグリップとして兼用し
た。従って、危険が少なく、操作性に優れ、ステアリン
グ機構31の組立てや保守を容易に行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、スケーティングボードに係り、特に、オフロード等悪条件のグラン ドを走るのに適したタイプのスケーティングボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車輪付きのボードに乗って重心を移動しながらステアリング走行するスポーツ 器具の一つにスケーティングボードがある。このスケーティングボードには幾つ かの種類があり、その一つに、山肌等凹凸が激しくあるいは傾斜が大きなグラン ドを走行するのに適したタイプのものがある。
【0003】 図1はそのようなタイプのスケーティングボードの一例1を示すものである。 このスケーティングボード1は、鋼管製のシャーシ3と、シャーシ3の先上がり に傾斜した前後両端部5に設けられたステアリング機構7と、中間部がステアリ ング機構7に支持された車軸9と、車軸9に支持された前後各2つのタイヤ11 と、シャーシ3に上から固定されたボード13とから構成されており、ボード1 3はシャーシ3の前後両端部5の間の部分に配置されている。
【0004】 ステアリング機構7はシャーシ3に固定された固定側プレート15と、枢軸1 7を介して固定側プレート15に回動自在に結合された可動側プレート19と、 枢軸17の左右両脇にあって固定側プレート15と可動側プレート19との間に 介挿されたコイルスプリング21とから成り、車軸9の中間部は可動側プレート 19に固定されている。 23は流れ防止ベルトを示し、流れ防止ベルト23は一端部がシャーシ3に固 定され、他端部がループになっており、通常、この流れ防止ベルト23を掴んで 走行する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 このスケーティングボード1にはブレーキ手段が無いので、咄嗟の間に危険を 回避することができないという重大な問題がある。公園内の道路等平坦であって 周囲に危険の少ない場所での使用を目的とした一般的なスケーティングボードに あってはブレーキが無くても危険を回避することはそれほど困難で無いが、山肌 やシーズンオフのゲレンデ等を滑降することを主たる目的としているタイプのス ケーティングボードにブレーキ手段が無いということは危険極まり無いことであ る。
【0006】 この問題を解決するためには、何らかのブレーキ手段を設ければ良いのである が、そうすると、ブレーキ手段の操作部と流れ防止ベルト23の両方を掴んでい なければならないことになるため、バランスの取り方等操縦の自由が制約された り、危険回避の措置に手間取ったりするという別の問題が生じる。
【0007】 更に、このスケーティングボード1にあっては、ボード13と車軸9との間の 空間が上に向かって露出しているため、走行中、誤ってこの空間に脚を落してし まうと大怪我をするという危険がある。
【0008】 また、図を見て分かるように、ボード13が車軸9と略同じ高さにあって車高 が低いため、少し大き目の凸部を股いだり超えたりしようとすると、往々にして シャーシ3をこすってしまい、それによってシャーシ3等が損傷したり操縦のバ ランスを崩してしまうという問題があった。
【0009】 そして、このスケーティングボード1におけるステアリング機構7には、弾発 部材としてコイルスプリング21を用いているため、部品コストが高くつき、組 込みや保守に専門的な技術と多くの手間を要するという問題があった。
【0010】 本考案は上記した従来の問題点に着目してなされたものであり、危険が少なく 、操作性に優れ、組立てや保守を容易に行うことができるスケーティングボード を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、前後方向に長いボードと、前記ボードの下面に固定された シャーシと、前記シャーシの前後両端部に下方から設けられたステアリング機構 と、前記ステアリング機構に支持された車軸と、前記車軸に回転自在に支持され た前後各2つのタイヤと、流れ防止ベルトと、少なくとも後輪を制動するブレー キ機構とを備え、ボードの前後両端部は車軸より先まで延びて車軸及びステアリ ング機構を覆っていることを特徴とするスケーティングボードである。
【0012】 請求項2の考案は、請求項1に記載したスケーティングボードにおいて、ステ アリング機構は、シャーシに固定された固定側プレートと、前記固定側プレート に枢軸を介して回動自在に結合された可動側プレートと、これら固定側プレート と可動側プレートとの間に介挿されたゴムブロックとから成ることを特徴とする スケーティングボードである。
【0013】 請求項3の考案は、請求項2に記載したスケーティングボードにおいて、ゴム ブロックの硬度を調整する調整手段を設けたことを特徴とするスケーティングボ ードである。
【0014】 請求項4の考案は、請求項1又は2又は3に記載したスケーティングボードに おいて、ブレーキ機構がワイヤ操作式のものであって、ブレーキレバーの回動支 点部を流れ防止ベルトに設けたグリップに支持させたことを特徴とするスケーテ ィングボードである。
【0015】 請求項5の考案は、請求項4に記載したスケーティングボードにおいて、グリ ップの流れ防止ベルト上での位置を調整自在にしたことを特徴とするスケーティ ングボードである。
【0016】 請求項6の考案は、請求項4又は5に記載したスケーティングボードにおいて 、シャーシの前後方向から見た形状が略逆U字形を為し、ブレーキ機構のワイヤ のうちボードの下に位置した大部分をシャーシの内側に通したことを特徴とする スケーティングボードである。
【0017】 請求項7の考案は、請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載したスケ ーティングボードにおいて、流れ防止ベルトの一端部をボードの前端部側に固定 し、前記流れ防止ベルトの自由端を係脱自在に係止する係止部をボードの後端部 側に設けたことを特徴とするスケーティングボードである。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態に係るスケーティングボード25を図1から図7 に従って説明する。 スケーティングボード25は、前後方向に長いボード27と、ボード27の下 面に固定されたシャーシ29と、シャーシ29の前後両端部に設けられたステア リング機構31と、前後2本の車軸33と、車軸33の両端に支持された前輪3 5及び後輪37と、後輪37にブレーキをかけるためのブレーキ機構39と、流 れ防止ベルト41等から構成されている。以下、これら各部を順次説明する。
【0019】 ボード27は前後両端部43を除く部分45が平板状を為し、前後両端部43 は略半円形を為し且つ先上がりに緩く湾曲している。 シャーシ29は前後方向に長く、同方向から見て、下に向かって開口した略逆 U字形をしており、その左右両側壁47の下側面の前後両端部は水平面に対して 略30°の角度で先上がりに傾斜している(図4参照)。 このシャーシ29はボード27の前後両端部43を除く部分45の下面の幅方 向における中間部に固定され、その固定は中間部においては2本のネジ49によ り、前後両端寄りの位置においては後述する別のネジによりそれぞれ行われてい る。
【0020】 ステアリング機構31(図3から図7を参照)は、固定側プレート51及び可 動側プレート53と、これら固定側プレート51と可動側プレート53とを回動 自在に結合した枢軸55と、弾発部材としてのゴムブロック57と、ゴムブロッ ク57の弾発力を調節するための調節ネジ59等から構成されている。
【0021】 固定側プレート51は、左右方向から見た形状が略h字形を為し、その下半部 を為す前後2つの片61は前後方向から見て略逆台形状をしている。この前後2 つの片61の中央部には円形のブッシュ嵌込み孔63が形成されている。 65は固定側プレート51用の取付ベースを示し、取付ベース65は長方形の 平板状をしており、この取付ベース65の下面に固定側プレート51の上端部と 角部が溶接されている。 取付ベース65は、その4つの隅角部が、ボード27及びシャーシ29を通さ れたネジ67によってシャーシ29の上面壁69の下面の前後両端部に固定され る。従って、前後の固定側プレート51はシャーシ29に垂直な方向に対して略 30°互いに前後反対側へ傾いた姿勢で設けられている。
【0022】 可動側プレート53は、左右方向から見て略U字形を為し、前後方向から見た 形状は左右方向に長い台形状をしており、その前後2つの片71の上端部寄りの 位置に円形のブッシュ嵌込み孔73が形成されている。可動側プレート53の底 片75の左右方向における中間部には互いに間隔を置いて位置した左右2つの調 整ネジ挿通孔77が形成されている。 79はブッシュを示し、このブッシュ79は滑り性の良い合成樹脂によりリン グ状に形成され、その厚み方向における中間部は両脇の嵌合部81より大径にな っている。
【0023】 固定側プレート51と可動側プレート53は次のようにして結合される。即ち 、ブッシュ79の一方の嵌合部81を可動側プレート53のブッシュ嵌込み孔7 3に嵌合し、その状態から可動側プレート53の上端部を固定側プレート51の 2つの片61の間に挿入しながら、ブッシュ79の他方の嵌合部81を固定側プ レート51のブッシュ嵌込み孔63に嵌合し、この状態でブッシュ79に枢軸5 5を挿通し、枢軸55の先端部にナット83を螺合する。 これにより、固定側プレート51と可動側プレート53とが回動自在に結合さ れ、可動側プレート53の回動は水平方向への成分を含む方向へ行われることに なる。
【0024】 ゴムブロック57(主として図6、図7を参照)は60から80程度の硬度を 有したウレタンゴムにより、左右方向に長い直方体状を為すように形成されてい る。ゴムブロック57の下側の一つの角部は左右方向から見て円弧状を為す切欠 き85になっている。そして、ゴムブロック57には中央部を前後方向へ貫通し た孔87と底面89に左右に並んで配置された穴91が形成されている。
【0025】 93はゴムブロック57の底面に重ねられたナットプレートを示し、穴91と 対応した位置に螺孔95が形成されている。 調整ネジ59は皿ネジ形をしており、その首部は小径な係合部97になってい る。この調整ネジ59は可動側プレート53の調整ネジ挿通孔77を外側から挿 通され、その係合部97には可動側プレート53の内側において抜止め部材99 が係合され、それにより、調整ネジ59は回転のみ可能な状態で可動側プレート 53に支持される。 ナットプレート93の螺孔95には調整ネジ59が螺合され、調整ネジ59の 大部分は穴91に収まる。
【0026】 このようにしてゴムブロック57が可動側プレート53の内側に組み込まれ、 固定側プレート51と可動側プレート53とが結合される際、ゴムブロック57 の孔87には枢軸55が挿通され、それにより、ゴムブロック57が固定側プレ ート51と可動側プレート53との間に収納状に設けられる。 従って、可動プレート53の回動はゴムブロック57の左半部又は右半部を圧 縮しながら行われることになり、この圧縮の反力によって可動側プレート53が 固定側プレート51に正対した中立位置へ向けて押圧される。
【0027】 ゴムブロック57の硬度は調整ネジ59によって調整することができる。即ち 、調整ネジ59を捩じ込むとゴムブロック57が圧縮されてその硬度が高められ 、調整ネジ59を捩じ戻すとゴムブロック57ら対する圧縮が弱められてその硬 度が低くされる。
【0028】 車軸33は基本的には円柱状をしているが、両端部を除く部分を占める溶接部 101は外周面を一部切削することで形成された互いに直交する2つの平面を有 しており、この溶接部101の2つの平面が可動側プレート53の上側の隅角面 に接した状態で可動側プレート53に溶接され、これにより、車軸33が可動側 プレート53に固定される。 車軸33の可動側プレート53に対する溶接はこのように行われるため、この 溶接は作業がし易く、強度が高いものになる。 可動側プレート53にゴムブロック57が組み込まれた状態では、溶接部10 1の中間部がゴムブロック57の切欠き85に収まる(図6を参照)。 前輪35及び後輪37はチューブ入りのタイヤであり、これら前輪35及び後 輪37は車軸33の両端部に回転自在に支持されている。
【0029】 103は掛け止め金具を示し、この掛け止め金具103はボード27の上面の うち前後両端部43に各別に寄った位置に固定されている。 流れ防止ベルト41(図2にのみ示してある)は、その一端部が前側の掛け止 め金具103に結ばれ、他端部にはロッキングタイプのフック105が結ばれて いる。 107は流れ防止ベルトのグリップを示し、このグリップ107はアルミニュ ウム製のパイプから成り、流れ防止ベルト41の他端部寄りの部分がこのグリッ プ107をきつめに通されている。従って、グリップ107はある程度強く引っ 張ることで流れ防止ベルト41上での位置を変更することができる。
【0030】 ブレーキ機構39(図2から図5を参照)はワイヤ操作式のものであり、ブレ ーキハウジング109と、ブレーキドラム111と、ブレーキレバー113と、 ブレーキワイヤ115等から成る。 ブレーキハウジング109は円形の深皿状をしており、その中心部が後側の車 軸33の両端部寄りの位置に固定されている。
【0031】 117は後輪37のハブ119から互いに内側へ向けて突出した円筒状のボス を示し(図5に一方のボス117のみ示してある)、ボス117の先端部にブレ ーキドラム111が固定され、このブレーキドラム111はブレーキハウジング 109内に位置している。 121はブレーキハウジング109の外側面に回動自在に支持されたブレーキ シューレバーを示し、このブレーキシューレバー121はブレーキハウジング1 09内に設けられた図示しないブレーキシューと連結されている。
【0032】 123はブレーキレバー113が回動自在に支持された取付けステーを示し、 この取付けステー123は流れ防止ベルト41のグリップ107の反フック10 5側の端部に固定されている。従って、流れ防止ベルト41のグリップ107は ブレーキレバー113用のグリップも兼ねている。
【0033】 ブレーキワイヤ115は、一端がブレーキレバー113に連結され、中間部は 流れ防止ベルト41が結ばれた方の掛け止め金具103とボード27及びシャー シ29を貫通した図示しない孔を通され、シャーシ29の下に位置した部分の先 端はリング状のワイヤジョイント125に固定されている。そして、このワイヤ ジョイント125とブレーキシューレバー121とがジョイントワイヤ127に よって連結されている。従って、ブレーキレバー113を握るとブレーキシュー レバー121が回動されて後輪37を制動することになる。
【0034】 129はブラケット取付け金具を示し、ブラケット取付け金具129は前後方 向から見て略U字形を為し、シャーシ29の両側壁47に跨るように取り付けら れている。 131はワイヤ通しブラケットを示し、その取付部133がブラケット取付け 金具129に固定され、この取付部133の一端からシャーシ29の内側に突出 した腕135に形成された図示しない孔にブレーキワイヤ115が通されている 。従って、ブレーキワイヤ115のうちボード27の下に位置した部分はシャー シ29の内側を通され、それにより、ブレーキワイヤ115が岩等に接触するの を防止できる。
【0035】 次に、以上のように構成されたスケーティングボード25の使用方法の一例を 説明する。 最初は、片手で流れ防止ベルト41のグリップ107を掴んで、試しにボード 27に乗ってみて、ボード27上での安定なポジションをとる。このとき、流れ 防止ベルト41が長いと感じた場合は、グリップ107を移動して流れ防止ベル ト107の有効長さを調節する。この調節は同時にブレーキレバー113の位置 調節にもなる。
【0036】 ステアリングはボード27の幅方向へ重心を移動することによって行う。即ち 、重心を左へ移動してボード27を図5に2点鎖線で示すように傾けると車軸3 3が図2に実線で示すように回動されて左回りに舵がとられ、重心を右へ移動し てボード27を図5に1点鎖線で示すように傾けると車軸33が図2に2点鎖線 で示すように回動されて右回りに舵がとられる。
【0037】 走行してみた結果、ステアリングの重さが合わないと感じたときは、調整ネジ 59を前記したように操作してゴムブロック57の硬度を調節する。即ち、ステ アリングが軽過ぎる場合は調整ネジ59を捩じ込み、ステアリングが重過ぎる場 合は調整ネジ59を緩める。 走行を停止するとき又は走行中に危険を感じたら、グリップ107を掴んでい る手でブレーキレバー113を握って制動する。
【0038】 流れ防止ベルト41は、スケーティングボード25を運搬するとき、フック1 05を後側の掛け止め金具103に掛けることで手提ベルトとして用いる。 そして、ゴムブロック57が破損したり弾力が劣化したときは、ステアリング 機構31を分解してゴムブロック57を交換する。このとき、予め調整ネジ59 をある程度緩めておくと枢軸55の抜取り等を簡単に行うことができる。
【0039】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 例えば、実施の形態においては、ゴムブロックの硬度をネジによって調整する ようにしたが、この調整手段がネジ式のものにかぎられることは無い。
【0040】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係るスケーティングボードにあっては、ボード及びシ ャーシが車軸よりある程上に位置した車高の高い形態になるので、凸部や段差を 超えたり股いだりする際にシャーシをこする惧れを小さくすることができる。 また、ボードの前後両端部は車軸より先まで延びて車軸及びステアリング機構 を覆っているので、ボードと車軸との間に脚を落してしまう危険が無く、且つ、 運搬等に際してステアリング機構を何かにぶつける惧れが小さくなり、その上、 少なくとも後輪を制動するブレーキ機構を備えているので咄嗟の間に危険を回避 することができ、これらによって、より安全な走行を保証することができる。
【0041】 請求項2の考案では、ステアリング機構の弾発部材としてゴムブロックを用い ているので、ステアリング機構を低コストでしかも組立てや保守が容易な構造に することができる。
【0042】 請求項3の考案では、ゴムブロックの硬度を調整する調整手段を設けたので、 乗る者の体重や使い勝手に合わせてステアリングの重さを調節することができる 。
【0043】 請求項4の考案では、ブレーキ機構がワイヤ操作式のものであって、ブレーキ レバーの回動支点部を流れ防止ベルトに設けたグリップに支持させたので、流れ 防止ベルトの把持とブレーキレバーの把持が片手で済むために、操縦性を損なう こと無くブレーキ操作も行うことができ、ブレーキレバーと対を為す専用のグリ ップが不要である分、部品点数とコストを抑えることができる。
【0044】 請求項5の考案では、グリップの流れ防止ベルト上での位置を調整自在にした ので、乗る者の体形や走行条件等に応じてボード上での安定なポジションを任意 に調節することができる。
【0045】 請求項6の考案では、シャーシの前後方向から見た形状が略逆U字形を為し、 ブレーキ機構のワイヤのうちボードの下に位置した大部分をシャーシの内側に通 したので、特別な保護部材を用いなくてもワイヤの保護を図ることができる。
【0046】 請求項7の考案では、流れ防止ベルトの自由端を係止部に係止することにより 、流れ防止ベルトを運搬用の手提ベルトとして機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るスケーティングボー
ドを一部省略して示す斜視図である。
【図2】図1に示すスケーティングボードの平面図であ
る。
【図3】図1に示すスケーティングボードの底面図であ
る。
【図4】図2のA−A線に沿って切断した断面図であ
る。
【図5】図1に示すスケーティングボードを一部切り欠
いて示す拡大背面図である。
【図6】図3のB−B線に沿って切断した要部拡大断面
図である。
【図7】図1に示すスケーティングボードのステアリン
グ機構を分解して示す拡大斜視図である。
【図8】従来のスケーティングボードの一例を示す概略
側面図である。
【符号の説明】
1 スケーティングボード 3 シャーシ 5 (シャーシの前後の)端部 7 ステアリング機構 9 車軸 11 タイヤ 13 ボード 15 (ステアリング機構の)固定側プレート 17 (ステアリング機構の)枢軸 19 (ステアリング機構の)可動側プレート 21 (ステアリング機構の)コイルスプリング 23 流れ防止ベルト 25 スケーティングボード 27 ボード 29 シャーシ 31 ステアリング機構 33 車軸 35 前輪 37 後輪 39 ブレーキ機構 41 流れ防止ベルト 43 (ボードの前後の)端部 45 (ボードの)前後両端部を除く部分 47 (シャーシの)側壁 49 (シャーシ固定用の)ネジ 51 固定側プレート 53 可動側プレート 55 枢軸 57 ゴムブロック 59 調整ネジ 61 (固定側プレートの)前後の片 63 (固定側プレートの)ブッシュ嵌込み孔 65 取付けベース 67 ネジ 69 (シャーシの)上面壁 71 (可動側プレートの)前後の片 73 (可動側プレートの)ブッシュ嵌込み孔 75 (可動側プレートの)底片 77 (可動側プレートの)調整ネジ挿通孔 79 ブッシュ 81 (ブッシュの)嵌合部 83 ナット 85 (ゴムブロックの)切欠き 87 (ゴムブロックの)孔 89 (ゴムブロックの)底面 91 (ゴムブロックの)穴 93 ナットプレート 95 (ナットプレートの)螺孔 97 (調整ネジの)係合部 99 抜止部材 101 (車軸の)溶接部 103 掛け止め金具 105 (流れ防止ベルトの)フック 107 (流れ防止ベルトの)グリップ 109 ブレーキハウジング 111 ブレーキドラム 113 ブレーキレバー 115 ブレーキワイヤ 117 (後輪の)ボス 119 (後輪の)ハブ 121 ブレーキシューレバー 123 取付けステー 125 ワイヤジョイント 127 ジョイントワイヤ 129 ブラケット取付金具 131 ワイヤ通しブラケット 133 (ワイヤ通しブラケットの)取付部 135 (ワイヤ通しブラケットの)腕

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に長いボードと、前記ボードの下
    面に固定されたシャーシと、前記シャーシの前後両端部
    に下方から設けられたステアリング機構と、前記ステア
    リング機構に支持された車軸と、前記車軸に回転自在に
    支持された前後各2つのタイヤと、流れ防止ベルトと、
    少なくとも後輪を制動するブレーキ機構とを備え、ボー
    ドの前後両端部は車軸より先まで延びて車軸及びステア
    リング機構を覆っていることを特徴とするスケーティン
    グボード。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したスケーティングボード
    において、ステアリング機構は、シャーシに固定された
    固定側プレートと、前記固定側プレートに枢軸を介して
    回動自在に結合された可動側プレートと、これら固定側
    プレートと可動側プレートとの間に介挿されたゴムブロ
    ックとから成ることを特徴とするスケーティングボー
    ド。
  3. 【請求項3】請求項2に記載したスケーティングボード
    において、ゴムブロックの硬度を調整する調整手段を設
    けたことを特徴とするスケーティングボード。
  4. 【請求項4】請求項1又は2又は3に記載したスケーテ
    ィングボードにおいて、ブレーキ機構がワイヤ操作式の
    ものであって、ブレーキレバーの回動支点部を流れ防止
    ベルトに設けたグリップに支持させたことを特徴とする
    スケーティングボード。
  5. 【請求項5】請求項4に記載したスケーティングボード
    において、グリップの流れ防止ベルト上での位置を調整
    自在にしたことを特徴とするスケーティングボード。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載したスケーティング
    ボードにおいて、シャーシの前後方向から見た形状が略
    逆U字形を為し、ブレーキ機構のワイヤのうちボードの
    下に位置した大部分をシャーシの内側に通したことを特
    徴とするスケーティングボード。
  7. 【請求項7】請求項1又は2又は3又は4又は5又は6
    に記載したスケーティングボードにおいて、流れ防止ベ
    ルトの一端部をボードの前端部側に固定し、前記流れ防
    止ベルトの自由端を係脱自在に係止する係止部をボード
    の後端部側に設けたことを特徴とするスケーティングボ
    ード。
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