JP3038467U - 自走式粉砕機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、クローラで走行移動する自走式の樹
木やワラ等の粉砕機に関する。 【解決手段】走行装置としてゴムタイヤに代えてクロー
ラを設け軟弱な地面や凹凸の多い果樹園や圃場でも自由
に走行して剪定枝やワラ等を粉砕することができ能率よ
り効果的に使用することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案はクローラで自由に移動走行する樹木やワラ等の粉砕機に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

タイヤを設けて移動走行する粉砕機は現在使用されているが荒地や凹 凸の多い農地などでは走行が困難であった。

【０００３】 また本願の粉砕機は先に出願人の開発に係るもので、回転するフリー ハンマー式の構成であって果樹などの剪定枝等を粉砕してチップ状とし て堆肥とすること、あるいは稲ワラを細断して飼料や堆肥とするもので 、一般にはトラクターで運ばれて作業場に据え置きにして使用するもの である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この種の粉砕機は前述のように果樹等の剪定枝の廃棄処理としてチッ プ状に粉砕することや、刈り取られた稲ワラを粉砕するため果樹園や圃 場内を何箇所か移動できることが作業上便利である。このため出願人は 車輪を付けた粉砕機も開発したが、果樹園や圃場内は地盤が軟弱でしか も凹凸が多いため通常のゴムタイヤでは走行移動が困難である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、車輪に代えてクローラを設けた粉砕機で、この粉砕機によ って自由に移動走行を可能とするもので、この粉砕機Ａは果樹園や圃場 内を自由に移動できる。

【０００６】

【考案の実施の形態】 添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図１は本考案のク ローラを設けた粉砕機Ａの側面図である。

【０００７】

【実施例】

図においてこの粉砕機はハンマーミルによる粉砕カッターおよび作動 するエンジン内蔵部（３）があり、投入口（１）から剪定枝やワラ等を 投入すると粉砕されて排出口（２）からチップ状に細断されて排出され る。（４）は排出口（２）に設けたゴム板であって、排出したチップを 直下に落とすときは図示のようにゴム板（４）を取り付け、チップを遠 くに飛ばすときはゴム板（４）を外すことができる。（５）は図中では 直線で表しているが無限帯のクローラである。

【０００８】 本考案は、図示されているような粉砕機であって図１に示すように駆 動輪としてクローラ（５）を設けた構成であるため果樹園や圃場内を自 由に走行移動するものである。図中の符号（７）はクローラの駆動輪、 （９）はハンドル。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は上記のように荒地や湿地でも自由に走行移動できるクローラ 付きの粉砕機で随所に移動を可能とするため、従来の粉砕機に比較して 多様に使用できるという卓越した作業上の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の側面図

【符号の説明】

（１）…投入口 （２）…排出口 （３）…エンジン及びカッター内蔵部 （４）…ゴム板 （５）…クローラ （７）…駆動輪 （９）…把手

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】走行用クローラを設けたことを特徴とした
   自走式の粉砕機。