JP3099127U - 竹チップ製造装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】竹材を切断し、チップにする装置で、竹材の送り部1と、切断時の竹材が動かないようにすることができる押さえ部2と、切断刃300及び切断された竹材を飛散させチップの受け部に送り込みするガイド部301を有する切断部3と、チップ化された竹材を受けるチップの受け部4とを備え、車両5で移動可能で、索引部6を備えトレーラ、フォークリフト、トラクターなどにより牽引可能である。
【効果】容易なチップ化が図られ、粉末化や乾留化や粉砕化や板化も効率的に出来、竹の有効利用を促進することができる等の効果がある。
【選択図】 図1
【効果】容易なチップ化が図られ、粉末化や乾留化や粉砕化や板化も効率的に出来、竹の有効利用を促進することができる等の効果がある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、竹チップ製造装置に関し、特に、竹材を切断して、例えば竹炭を製造する原材料となるチップを製造できる竹チップ製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
竹は、イネ科タケ亜科の多年生常緑木本の総称で、茎が主材となっており、茎には、木質化し隆起した節があり、当該茎は、地上茎・地下茎に分けられる。
地上茎は、直立叢生、多くは中空で、節部から枝を互生する。地下茎は、節部から根および筍(タケノコ)を生ずる。
竹は、建築・器具製作・細工物・竿などに重用され、筍は食用として重用されている。
竹の幹材を粉末状に加工したものは、化学的な面では、弱アルカリ性であること、抗菌性に優れていること、消臭性に優れていること、薬効成分が豊富なこと、ミネラル分が豊富なこと、栄養価が高い等の特性を有し、種々の分野に利用することが考えられ、例えば、抗菌性を利用して、土壌に混ぜて雑草の成長を抑制したり(防草効果)、害虫を忌避することに使用される。また、クッション性を利用して土砂の代替に利用したり、保湿性に優れていることを利用して競走馬の調教馬場に使用したり(特に故障馬のリハビリ用)、保水性に優れていることを利用して公園等の歩道に使用したり、保肥性に優れていることを利用して緑地帯のマルチングに使用したり、さらには動物飼育における床材(寝床)として使用したり、健康食品分野での使用も考えられている。
一方、竹粉を乾留してなる乾留竹粉(竹炭)は、エチレン、ホルムアルデヒド、アンモニア等の吸着能力に優れている。近時は、健康ブームで、木炭と共に、竹炭のマイナスイオン効果なども注目されている。
又、竹を乾留したときに抽出される乾留成分(乾留抽出成分)、例えば竹酢は、竹粉に含まれる成分の凝縮物であり、竹の含有成分を効率的に有効利用する上で好ましいものとなる。そして、十分に細かい竹粉を乾留することが、得られた乾留竹粉の吸着面積を増大させて大きな吸着能力を得る上で、あるいは乾留成分を短時間で効果的に抽出する等の上で好ましいものとなる。
一方、竹の粉砕片は、土地に敷設等することにより、肥料等に有効に活用できる。
又、竹から得た板は、積層材、集成材等として使用することが出来る。
このように、竹は、各種の有効な用途に使用され、利用価値が大きいのだが、その用途に供する為には、粉末化や乾留化や粉砕化や板化が必要である。
しかるに、竹は、通常の植物の木材と異なり、その繊維が硬く、チップ化が容易ではないという欠点がある。この事は、円形状の断面を持つ硬い竹を加工して板とする場合に、木材の様に回転しながら円周を刃物で削ぎ取り薄板を連続的に生産する手段の利用は難しいこと、又、竹の繊維が硬いため切断等の加工の際に板の加工面にひげや割れを多発して薄板が得られないこと等がそれを物語っている。
一方、竹材を取得する為には、山などの竹林あるいはその付近に移動する必要があるし、又、その場で、チップ片を得るための加工が行えればよい。
その為には、チップを製造できる機械乃至装置をその場に移動できることが望ましい。
他方、竹は成長力が極めて旺盛なため、生えてはならない場所へ屡々その地下茎が侵入し、予想しない場所から突然地上へ伸びるという竹公害を生じており、生えてはならない場所に成育している有害竹木を伐採し、現地から運び出して粉砕機等へ投棄して処理している。
この場合、チップ化が容易になし得れば、前記のような有効利用に結びつけることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、かかる事態に鑑み、かかる事態に答えることができる技術を提供することを目的としたものである。
本考案の他の目的および新規な特徴は以下の明細書の記載からも明らかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、竹材を切断し、チップにする装置で、竹材の送り部と、切断時の竹材が動かないようにすることができる押さえ部と、切断刃及び切断された竹材を飛散させチップの受け部に送り込みするガイド部を有する切断部と、チップ化された竹材を受けるチップの受け部とを備え、移動可能に構成されていることを特徴とする竹チップ製造装置に係わるものである。
本考案の好ましい実施態様は、上記竹チップ製造装置において、牽引部を有し、トレーラ、フォークリフト、トラクターなどの牽引車両又は装置との間で牽引可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の詳細を適宜その実施例を示す図面を参照しつつ説明する。
図1は、本考案の実施例を示す竹チップ製造装置の側面図、図2(A)及び(B)は、それぞれ同竹チップ製造装置における竹材の送り部と切断時の竹材が動かないようにする押さえ部の側面図、図3は、同竹チップ製造装置の正面図、図4は、同竹チップ製造装置の平面図、図5は、同竹チップ製造装置のチップ化された竹材を受けるチップの受け部の説明図、図6は、同竹チップ製造装置の切断部の説明図、図7は、同竹チップ製造装置における竹材の切断と受け部へのチップの移送状態の説明図、図8は、同竹チップ製造装置の牽引状態の説明図である。
【0006】
【実施例】
図1〜図4に示すように、竹チップ製造装置Tの送り部1は、ケース100に複数の送りローラ101が適宜間隔を空けて架設されている。当該送りローラ101は、鼓状のローラと円筒状のローラとが交互に配設されている。
当該送りローラ101の上部には、エンドレスベルト102が設けられている。
当該下部の送りローラ101と上部のエンドレスベルト102との間に、竹材Bが挿入され、竹チップ製造装置の切断部へと送り込まれる。
竹材Bは、図4に示すように、斜め方向から当該竹チップ製造装置Tに送り込まれる。これにより、竹材は、その繊維が硬く、チップ化が容易ではない欠点を解消し、又、当該繊維に沿って円滑に切断し、チップ化することができる。
当該エンドレスベルト102は、油圧モータ103を駆動源とし、当該油圧モータ103の作動により、スプロケット104内部のチェーン105の駆動を介して、駆動される。
当該エンドレスベルト102は、速度制御部106によりその速度を制御できるようになっている。又、後述のように、当該油圧モータ103の油圧圧力なども制御できるようになっている。
竹チップ製造装置Tの押さえ部2は、リンク200、201及び操作バー202を備えて構成されている。図2に示すように、油圧モータ103の下部の載置台107と前記ケース100の外側上部中央部との間は、上記2個のリンク200、201により接続され、一方のリンク200は、操作バー202に固着されている。
当該操作バー202を操作すると、図2に示すように、リンク200、201及び操作バー202を備えたリンク機構が働き、竹材Bを押さえ、竹材Bの送りを円滑にし、又、切断時の竹材Bが動かないようにすることができる。 竹材の暴れを押さえ、竹材繊維に沿って竹材を円滑に切断し、チップ化することができる。
【0007】
図5〜図7に示すように、竹チップ製造装置Tの本体部内部には、図6に示すような切断部3が設けられ、当該切断部3は切断刃300及び切断された竹材を飛散させ後述のチップの受け部に送り込みするガイド部301を有してなっている。当該切断部3は、チップの受け部4のカバー部400の内側に設けられている。チップの受け部4のカバー部400の前面には、竹材の挿入穴401が設けられている。チップの受け部4は、当該カバー部400とチップの出口部402とを備えてなっている。
上記切断刃300及びガイド部301は、図6に示すように、各々回転円盤303に固着され、当該回転円盤303は、回転軸304の回転により回転するようになっている。
前記の竹チップ製造装置Tの送り部1から送られ、前記挿入穴401から挿入されてきた竹材は、切断部3の切断刃300で切断され、その切断された竹材は、当該カバー部400内部でガイド部301で飛散して、チップの受け部4に送り込みされ、チップの受け部4のチップの出口部402で外部に排出される。 これにより、チップの受け部4のチップの出口部402で袋や箱などにより、チップCを受けるようにすれば、チップ化された竹材を自動的に受けることができる。
【0008】
本考案の竹チップ製造装置Tは、図示のように、下部に車輪5を有し、移動可能に構成されている。エンジン駆動などで自走可能とすることができる。
又、図示のように、牽引部6を有しているので、図8に例示するように、フォークリフト、トレーラ、トラクターなどの牽引車両又は装置Fと連結して、当該牽引車両又は装置Fにより牽引させることができる。
上記の移動可能に又牽引可能等により、山などの竹林あるいはその付近に移動して、その場で、チップ片Cを得るための加工を行うことができる。
図8に示すように、油圧装置7を備えた牽引車両又は装置Fと連結して、その油圧装置7と竹チップ製造装置Tの前記油圧モータ103と接続ケーブル108にて接続して、当該油圧モータ103を駆動し、前記チップの製造を行うことが出来る。その際に、図8に示すように、牽引車両又は装置Fの油圧装置7から制御用ケーブル109を引き延ばして、当該油圧モータ103の圧力などを制御できるようになっている。
【0009】
以上本考案者によってなされた考案を実施例にもとずき具体的に説明したが、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0010】
【考案の効果】
本願において開示される考案のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本考案によれば、竹は、通常の植物の木材と異なり、その繊維が硬く、チップ化が容易ではないという欠点があるが、それにもかかわらずに、容易なチップ化が図られ、当該チップ化により、粉末化や乾留化や粉砕化や板化も効率的に出来、竹の有効利用を促進することができる。
本考案の竹チップ製造装置は、移動可能に又牽引可能等に構成されており、より、山などの竹林あるいはその付近に移動して、その場で、チップ片を得るための加工を行うことができる。
又、竹は成長力が極めて旺盛なため、生えてはならない場所へ屡々その地下茎が侵入し、予想しない場所から突然地上へ伸びるという竹公害を生じており、生えてはならない場所に成育している有害竹木を伐採し、現地から運び出して粉砕機等へ投棄して処理しているが、この場合、本考案の竹チップ製造装置によれば、チップ化が容易になし得るので、有効利用に結びつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の実施例を示す竹チップ製造装置の側面図である。
【図2】図2(A)及び(B)は、それぞれ同竹チップ製造装置における竹材の送り部と切断時の竹材が動かないようにする押さえ部の側面図である。
【図3】図3は、同竹チップ製造装置の正面図である。
【図4】図4は、同竹チップ製造装置の平面図である。
【図5】図5は、同竹チップ製造装置のチップ化された竹材を受けるチップの受け部の説明図である。
【図6】図6は、同竹チップ製造装置の切断部の説明図である。
【図7】図7は、同竹チップ製造装置における竹材の切断と受け部へのチップの移送状態の説明図である。
【図8】図8は、同竹チップ製造装置の牽引状態の説明図である。
【符号の説明】
1…送り部
2…押さえ部
3…切断部
4…チップの受け部
5…車輪
6…牽引部
7…油圧装置
C…チップ
F…牽引車両又は装置
T…竹チップ製造装置
【考案の属する技術分野】
本考案は、竹チップ製造装置に関し、特に、竹材を切断して、例えば竹炭を製造する原材料となるチップを製造できる竹チップ製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
竹は、イネ科タケ亜科の多年生常緑木本の総称で、茎が主材となっており、茎には、木質化し隆起した節があり、当該茎は、地上茎・地下茎に分けられる。
地上茎は、直立叢生、多くは中空で、節部から枝を互生する。地下茎は、節部から根および筍(タケノコ)を生ずる。
竹は、建築・器具製作・細工物・竿などに重用され、筍は食用として重用されている。
竹の幹材を粉末状に加工したものは、化学的な面では、弱アルカリ性であること、抗菌性に優れていること、消臭性に優れていること、薬効成分が豊富なこと、ミネラル分が豊富なこと、栄養価が高い等の特性を有し、種々の分野に利用することが考えられ、例えば、抗菌性を利用して、土壌に混ぜて雑草の成長を抑制したり(防草効果)、害虫を忌避することに使用される。また、クッション性を利用して土砂の代替に利用したり、保湿性に優れていることを利用して競走馬の調教馬場に使用したり(特に故障馬のリハビリ用)、保水性に優れていることを利用して公園等の歩道に使用したり、保肥性に優れていることを利用して緑地帯のマルチングに使用したり、さらには動物飼育における床材(寝床)として使用したり、健康食品分野での使用も考えられている。
一方、竹粉を乾留してなる乾留竹粉(竹炭)は、エチレン、ホルムアルデヒド、アンモニア等の吸着能力に優れている。近時は、健康ブームで、木炭と共に、竹炭のマイナスイオン効果なども注目されている。
又、竹を乾留したときに抽出される乾留成分(乾留抽出成分)、例えば竹酢は、竹粉に含まれる成分の凝縮物であり、竹の含有成分を効率的に有効利用する上で好ましいものとなる。そして、十分に細かい竹粉を乾留することが、得られた乾留竹粉の吸着面積を増大させて大きな吸着能力を得る上で、あるいは乾留成分を短時間で効果的に抽出する等の上で好ましいものとなる。
一方、竹の粉砕片は、土地に敷設等することにより、肥料等に有効に活用できる。
又、竹から得た板は、積層材、集成材等として使用することが出来る。
このように、竹は、各種の有効な用途に使用され、利用価値が大きいのだが、その用途に供する為には、粉末化や乾留化や粉砕化や板化が必要である。
しかるに、竹は、通常の植物の木材と異なり、その繊維が硬く、チップ化が容易ではないという欠点がある。この事は、円形状の断面を持つ硬い竹を加工して板とする場合に、木材の様に回転しながら円周を刃物で削ぎ取り薄板を連続的に生産する手段の利用は難しいこと、又、竹の繊維が硬いため切断等の加工の際に板の加工面にひげや割れを多発して薄板が得られないこと等がそれを物語っている。
一方、竹材を取得する為には、山などの竹林あるいはその付近に移動する必要があるし、又、その場で、チップ片を得るための加工が行えればよい。
その為には、チップを製造できる機械乃至装置をその場に移動できることが望ましい。
他方、竹は成長力が極めて旺盛なため、生えてはならない場所へ屡々その地下茎が侵入し、予想しない場所から突然地上へ伸びるという竹公害を生じており、生えてはならない場所に成育している有害竹木を伐採し、現地から運び出して粉砕機等へ投棄して処理している。
この場合、チップ化が容易になし得れば、前記のような有効利用に結びつけることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、かかる事態に鑑み、かかる事態に答えることができる技術を提供することを目的としたものである。
本考案の他の目的および新規な特徴は以下の明細書の記載からも明らかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、竹材を切断し、チップにする装置で、竹材の送り部と、切断時の竹材が動かないようにすることができる押さえ部と、切断刃及び切断された竹材を飛散させチップの受け部に送り込みするガイド部を有する切断部と、チップ化された竹材を受けるチップの受け部とを備え、移動可能に構成されていることを特徴とする竹チップ製造装置に係わるものである。
本考案の好ましい実施態様は、上記竹チップ製造装置において、牽引部を有し、トレーラ、フォークリフト、トラクターなどの牽引車両又は装置との間で牽引可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の詳細を適宜その実施例を示す図面を参照しつつ説明する。
図1は、本考案の実施例を示す竹チップ製造装置の側面図、図2(A)及び(B)は、それぞれ同竹チップ製造装置における竹材の送り部と切断時の竹材が動かないようにする押さえ部の側面図、図3は、同竹チップ製造装置の正面図、図4は、同竹チップ製造装置の平面図、図5は、同竹チップ製造装置のチップ化された竹材を受けるチップの受け部の説明図、図6は、同竹チップ製造装置の切断部の説明図、図7は、同竹チップ製造装置における竹材の切断と受け部へのチップの移送状態の説明図、図8は、同竹チップ製造装置の牽引状態の説明図である。
【0006】
【実施例】
図1〜図4に示すように、竹チップ製造装置Tの送り部1は、ケース100に複数の送りローラ101が適宜間隔を空けて架設されている。当該送りローラ101は、鼓状のローラと円筒状のローラとが交互に配設されている。
当該送りローラ101の上部には、エンドレスベルト102が設けられている。
当該下部の送りローラ101と上部のエンドレスベルト102との間に、竹材Bが挿入され、竹チップ製造装置の切断部へと送り込まれる。
竹材Bは、図4に示すように、斜め方向から当該竹チップ製造装置Tに送り込まれる。これにより、竹材は、その繊維が硬く、チップ化が容易ではない欠点を解消し、又、当該繊維に沿って円滑に切断し、チップ化することができる。
当該エンドレスベルト102は、油圧モータ103を駆動源とし、当該油圧モータ103の作動により、スプロケット104内部のチェーン105の駆動を介して、駆動される。
当該エンドレスベルト102は、速度制御部106によりその速度を制御できるようになっている。又、後述のように、当該油圧モータ103の油圧圧力なども制御できるようになっている。
竹チップ製造装置Tの押さえ部2は、リンク200、201及び操作バー202を備えて構成されている。図2に示すように、油圧モータ103の下部の載置台107と前記ケース100の外側上部中央部との間は、上記2個のリンク200、201により接続され、一方のリンク200は、操作バー202に固着されている。
当該操作バー202を操作すると、図2に示すように、リンク200、201及び操作バー202を備えたリンク機構が働き、竹材Bを押さえ、竹材Bの送りを円滑にし、又、切断時の竹材Bが動かないようにすることができる。 竹材の暴れを押さえ、竹材繊維に沿って竹材を円滑に切断し、チップ化することができる。
【0007】
図5〜図7に示すように、竹チップ製造装置Tの本体部内部には、図6に示すような切断部3が設けられ、当該切断部3は切断刃300及び切断された竹材を飛散させ後述のチップの受け部に送り込みするガイド部301を有してなっている。当該切断部3は、チップの受け部4のカバー部400の内側に設けられている。チップの受け部4のカバー部400の前面には、竹材の挿入穴401が設けられている。チップの受け部4は、当該カバー部400とチップの出口部402とを備えてなっている。
上記切断刃300及びガイド部301は、図6に示すように、各々回転円盤303に固着され、当該回転円盤303は、回転軸304の回転により回転するようになっている。
前記の竹チップ製造装置Tの送り部1から送られ、前記挿入穴401から挿入されてきた竹材は、切断部3の切断刃300で切断され、その切断された竹材は、当該カバー部400内部でガイド部301で飛散して、チップの受け部4に送り込みされ、チップの受け部4のチップの出口部402で外部に排出される。 これにより、チップの受け部4のチップの出口部402で袋や箱などにより、チップCを受けるようにすれば、チップ化された竹材を自動的に受けることができる。
【0008】
本考案の竹チップ製造装置Tは、図示のように、下部に車輪5を有し、移動可能に構成されている。エンジン駆動などで自走可能とすることができる。
又、図示のように、牽引部6を有しているので、図8に例示するように、フォークリフト、トレーラ、トラクターなどの牽引車両又は装置Fと連結して、当該牽引車両又は装置Fにより牽引させることができる。
上記の移動可能に又牽引可能等により、山などの竹林あるいはその付近に移動して、その場で、チップ片Cを得るための加工を行うことができる。
図8に示すように、油圧装置7を備えた牽引車両又は装置Fと連結して、その油圧装置7と竹チップ製造装置Tの前記油圧モータ103と接続ケーブル108にて接続して、当該油圧モータ103を駆動し、前記チップの製造を行うことが出来る。その際に、図8に示すように、牽引車両又は装置Fの油圧装置7から制御用ケーブル109を引き延ばして、当該油圧モータ103の圧力などを制御できるようになっている。
【0009】
以上本考案者によってなされた考案を実施例にもとずき具体的に説明したが、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0010】
【考案の効果】
本願において開示される考案のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本考案によれば、竹は、通常の植物の木材と異なり、その繊維が硬く、チップ化が容易ではないという欠点があるが、それにもかかわらずに、容易なチップ化が図られ、当該チップ化により、粉末化や乾留化や粉砕化や板化も効率的に出来、竹の有効利用を促進することができる。
本考案の竹チップ製造装置は、移動可能に又牽引可能等に構成されており、より、山などの竹林あるいはその付近に移動して、その場で、チップ片を得るための加工を行うことができる。
又、竹は成長力が極めて旺盛なため、生えてはならない場所へ屡々その地下茎が侵入し、予想しない場所から突然地上へ伸びるという竹公害を生じており、生えてはならない場所に成育している有害竹木を伐採し、現地から運び出して粉砕機等へ投棄して処理しているが、この場合、本考案の竹チップ製造装置によれば、チップ化が容易になし得るので、有効利用に結びつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の実施例を示す竹チップ製造装置の側面図である。
【図2】図2(A)及び(B)は、それぞれ同竹チップ製造装置における竹材の送り部と切断時の竹材が動かないようにする押さえ部の側面図である。
【図3】図3は、同竹チップ製造装置の正面図である。
【図4】図4は、同竹チップ製造装置の平面図である。
【図5】図5は、同竹チップ製造装置のチップ化された竹材を受けるチップの受け部の説明図である。
【図6】図6は、同竹チップ製造装置の切断部の説明図である。
【図7】図7は、同竹チップ製造装置における竹材の切断と受け部へのチップの移送状態の説明図である。
【図8】図8は、同竹チップ製造装置の牽引状態の説明図である。
【符号の説明】
1…送り部
2…押さえ部
3…切断部
4…チップの受け部
5…車輪
6…牽引部
7…油圧装置
C…チップ
F…牽引車両又は装置
T…竹チップ製造装置
Claims (2)
- 竹材を切断し、チップにする装置で、竹材の送り部と、切断時の竹材が動かないようにすることができる押さえ部と、切断刃及び切断された竹材を飛散させチップの受け部に送り込みするガイド部を有する切断部と、チップ化された竹材を受けるチップの受け部とを備え、移動可能に構成されていることを特徴とする竹チップ製造装置。
- 請求項1に記載の竹チップ製造装置において、牽引部を有し、トレーラ、フォークリフト、トラクターなどの牽引車両又は装置との間で牽引可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の竹チップ製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004041U JP3099127U (ja) | 2003-07-09 | 2003-07-09 | 竹チップ製造装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003004041U JP3099127U (ja) | 2003-07-09 | 2003-07-09 | 竹チップ製造装置 |
Publications (1)
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JP3099127U true JP3099127U (ja) | 2004-03-25 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013154588A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Institute Of National Colleges Of Technology Japan | 竹チップ作成装置及び竹チップ作成方法 |
JP2017154300A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | 株式会社タケックス・ラボ | パーティクルボード |
JP2020011431A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 株式会社バンブーケミカル研究所 | 竹割り装置 |
-
2003
- 2003-07-09 JP JP2003004041U patent/JP3099127U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013154588A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Institute Of National Colleges Of Technology Japan | 竹チップ作成装置及び竹チップ作成方法 |
JP2017154300A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | 株式会社タケックス・ラボ | パーティクルボード |
JP2020011431A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 株式会社バンブーケミカル研究所 | 竹割り装置 |
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