JP3038381U - 灰処理付スモーキングホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】喫煙時に煙草に装着して使用し、かつ灰皿機能
も兼ね備えた灰処理付スモーキングホルダーの提供。 【構成】上記スモーキングホルダーはホルダー部とキャ
ップ部とに分れ、それぞれステンレス製の六角筒から成
る。ホルダー部は内筒１、外筒２、ストッパー６より成
り、喫煙時には外筒を内筒から伸長した状態で使用し、
格納時には外筒を内筒にかぶせて短縮化することができ
る。キャップ部は内筒３、外筒４、底蓋５、ストッパー
７より成り、この外筒も内筒にかぶせて短縮化すること
ができる。キャップ内筒の径はホルダー外筒の径より大
きくしてホルダーにキャップをかぶせることができる。
キャップには底蓋が付いているのでこれを灰皿として使
用することができる。キャッ部、ホルダー部をそれぞれ
外筒を内筒にかぶせ、更にキャッ部をホルダー部にかぶ
せれば携帯に便利な格納状態となる。

Description

【考案の詳細な説明】 本、灰処理付スモーキングホルダー（以下、スーキングホルダーと言う。）の 材質は高熱に耐え得る為ステンレス製とし、煙草一本分を包み込み更には伸縮自 在及び安全・安定性を狙いとした４つの異なった六角筒で構成されている。

４つの異なった六角筒は２組に完全分離され、一方の六角筒一対が伸縮自在のス モーキングホルダーで、他の一方の六角筒一対がホルダーキャップを兼ねた伸縮 自在の灰処理用の灰筒皿である。

これらの２つの伸縮自在の各六角筒にはそれぞれ伸縮に似合ったストッパーを兼 ね備え、バラバラに分解されないよう、しかもポケットに無理なくコンパクトに 収納できるよう配慮してある。

煙草に取付けるだけで煙草の火の消し忘れによる危険を排除し、その上、自然安 全消化を可能としており、喫煙者に取っては信頼のおける安全性の高い、安心な るスモーキングホルダーである。

喫煙者の誰もが経験したことがあると予想されるいくつかの現状及び実例を述べ てみよう。

デスクワークで煙草を吹かす時、仕事に夢中でつい煙草の灰の処理が疎かになり デスクに落ちた灰の後始末は無意識に手で払い、所かまわず息を吹きかけ床に落 としてしまうだろう。

それらは未だ初歩的な危険度で、喫煙中、電話等他の用件がこれに重なると時に は火のついた煙草の行方さえも見失う事がある。

床敷は燃えないタイル張りばかりではなくジュータン敷の床であれば当然、黒く 焦げた焼け跡が後に残り過ちは消し去ることができない。

その証拠に我が事務所の床、他社のジュータンの床等に煙草の火で焼け焦げたと 思われる痕跡があちらこちらと見受けられる。

この黒く焦げた焼け跡が大惨事につながる事を想像した時、背筋がゾッと寒くな る思いで、とても安閑としてはおれません。いつか我が身の大惨事を想像せずに はおれません。

重要書類を焦がしてしまう事もたまにあり、いつしか知らず煙草に火を付けて一 服吹かした後はそれっきりで、火のついた煙草は灰皿の上で静かに横たわってい る。

横たわっている内は未だ幸いで灰皿の煙草受けでバランスを失った真っ赤に燃え た高温の煙草はデスク・床、時には畳へと容赦なく転げ落ちてしまい、一瞬にし て取り返しのつかない景観的な悲劇を生む。

一番の問題点は煙草自体が丸いがゆえに小傾斜に弱く、一度転がり始めると止ま る事を知らず、目に見える消耗品であるがゆえに常にアンバランス性を秘めて存 在するところにあり、しかもこの安定性の悪い煙草は火をつけなければ目的を達 成出来ないところに有る。

人気の有る場所での喫煙で己れの衣服はともかく他人様の衣服を焦がすこともた まにあり、又、人体に火傷を負わす事さえも記憶にある。もし、この不手際が他 人様の顔面であったとしたら何とお詫びをしてよいやら、他人までの人生を狂わ しかねい危険極まりない凶器である事を痛感する。

友人宅で麻雀等を楽しんでいる最中、勝負に気を取られ、煙草の火で友人宅の自 慢なる新築の畳を焦がした苦い経験もあり、以後は招かざる客となってしまった 。

雨降りの喫煙時には雨に濡れた煙草は恨めしく心行く迄愛煙家の気持ちを満足さ せてくれないばかりか、尚更イライラが募るばかりである。

外出時の喫煙に於いては空間が多いせいか、ついマナーに反し煙草の吸い殻を路 上で踏み潰し、そのまま知らん顔してその場を立ち去って行く。

私はやらないが、もっとひどいのが自家用車等からの火のついた煙草の投げ捨て である。

言うまでもないがこれによって大火災となった例も一件や二件程度ではない。

山火事に於いては煙草の不始末による原因が大半で、煙草一本の不手際で予想を はるかに超える大パニックとなり、自らの不注意で自らの頭上に大きな不幸を招 く事になる。

又、寝煙草の不始末は長年苦労して建てたローン返済中の我が家のみか他人の家 まで一瞬にして焼き尽くしてしまう。

一歩間違えばこの小さな計量なる一本の煙草が人生最大級の不幸を招いてしまい 、一般スモーカーに於いてはそんな危険な物体を毎日２０回程度は取り扱ってい ることを再認識し、改めて万全を期さなければならない事を痛感する。

その取り扱い次第で一瞬にして恐い凶器と化す本来の喫煙の在り方を見直し、ご く手短かで簡単な手段を施す事により安心して喫煙できる習慣を身につけ、それ を実行させ、よりシビアな安全性を高める事を目的として考案したのが本スモー キングホルダーである。

本スモーキングホルダーはキャップ付きでそのキャップが灰皿を兼ねており、 喫煙時にはキャップを取り外し、取り外したキャップは灰皿として使用する。外 出中又は灰皿がない場合はこのキャップ用灰皿に灰を収納し、満杯となった場合 にはスライドさせて伸ばして使用し、後に他の灰皿等に吸い殻を捨てる。

この灰皿は２本分の吸い殼収納容量に止どめ、それ以上は吸い殻入れとして使用 できない為、マナーを守りつつ煙草の本数を減らすきっかけにも役立てるであろ う。

このスモーキングホルダーを使用する事によって吸い殼の路上への投げ捨ては従 来に比べはるかに減少するであろし、しかも低コストで火災等の危険から保護さ れ、まさに一石二鳥である。

一本の煙草を吸う度に本スモーキングホルダーを取り付け喫煙する習慣をつけれ ば、従来考えられたさまざまな煙草一本による小さなハプニングから大惨事迄、 余す事無く、必ず未然に防いでくれるであろう。

車を運転中に喫煙する際にもこの習慣が身についておれば必ず停車し喫煙準備を する事に繋がるので不慮の交通事故も必然的に避ける事が出来る。

スモーキングホルダーを取り付け喫煙する事が面倒なる者はこの危険なる煙草を 吸う資格なき者と言わざるを得ないであろう。

このスモーキングホルダーは丸くしかも計量なる煙草をステンレス製の六角筒で 包み込んでしまう為、灰皿の上に置き忘れた煙草の消耗によるバランスの不均衡 も生じる事なく、従って灰皿の上で常に安定良く居座り、しかも煙草の火に対す る自然消化の役割も果たしてくれる。

更にスライド式にてスモーキングホルダーの長さを調整する為、火をつけた煙草 には必ず細かい配慮がなされ、デスク上はいつも整理整頓された安全な能率の良 い職場環境を生み出すことも予感させる。

雨降りによる外出時の喫煙に於いてもスモーキングホルダーが雨水から保護され 煙草自体が全く濡れる事なく、従来考えられなかったズブ濡れになりながら煙草 を満喫することも十分可能であり、次なる行動・仕事への活力にもなり、暫らく は集中力も発揮できそうである。

以上の如く、本スモーキングホルダーの特長は本スモーキングホルダーを取り付 ける事により灰皿をも代用し、又、喫煙状態を吸い始めから吸い終わる迄管理監 督する役目を担い、放置した状態に於いても火のついた煙草を安全に自然消化を 成さしめ、煙草一本に対する細かい配慮と不慮の被害を未然に防ぐ為の安全保護 管理を目的とするところにある。

言い換えれば釣り船に於ける救命胴衣、家屋に於ける消火器、危険物取り扱いに 対する安全装具のようなもので、危険の生じる可能性の有る物には必然的に安全 装具を装備する義務があるように本スモーキングホルダーは煙草一本に対するな くてはならないコンパクトな安全保護装具である。

この考案を開発し実用化された場合、その効果は百円ライターに匹敵するもの で近年危惧される産業の空洞化対策にも小規模ながら一役を担え、煙草の在る所 、すなわち世界的な産業を生み出す可能性があることを確信する。

又、近年社会問題として提議されている無人用ガソリンスタンドの火災予防にも 一役担えるであろう事も併せて確信するものである。

４．用途及び手順の説明 本スモーキングホルダーは１の小六角筒と２のの大六角筒が一対となり構成さ れる。

キャップは３の小六角筒と４の大六角筒により構成され、キャップには底蓋５が 取り付けられており灰皿の役目も兼ねる。

１・２のスモーキングホルダー及び３・４のキャップの双方共スライドによる伸 縮が可能である。

保管状態すなわち使用しない状態に於けるスモーキングホルダーの姿は２を６の ストッパーの位置までスライドさせ、付属品８のホルダー栓をセットする。３も 同様７のストッパーの位置までスライドされた状態で２に差し込み一体化させて 縮小コンパクト状態で保管する。（詳細図参照） 喫煙状態に入る時、２に差し込んだ３及び４の一対のキャップを抜き取りスライ ドさせ伸ばした状態で灰皿として使用する。（詳細図参照） 煙草を消す時は煙草自体をこのキャップに差し込んだまま放っておき自然消化を 待ち、使用後は付属品９のキャップ栓を差し込んでキャップ内に溜まった吸い殼 を他の場所で処理する。

１と２をスライドさせ引き伸ばした状態で煙草自体のフィルター方向から煙草の 頭が少しでる程度まで１及び２の一対のスモーキングホルダーを差し込み喫煙状 態に入る。（詳細図参照） 煙草に火をつけ灰の消耗度に合わせ２をスライドさせ長さを調整しつつ、これを １、２度繰り返し喫煙を行なう。

調整が面倒で火をつけたままの状態で放置しておけば本考案の狙いである火のつ いた煙草は自然消化してしまう。

喫煙が終了したら手で火を消さずそのままで自然消化を待ち次の喫煙状態に入る 時、吸い殻を処理し、再びスモーキングホルダー１及び２を煙草に差し込んで喫 煙を行なう。

以上のような簡単な手段を施す事により喫煙状態から吸い殻の処理に至まで、い ずれも安全にしかも明快に危険等から回避する事が出来る。

実用化に伴う試作も低コストの上、簡単明瞭で百円ライターと同様、消耗品とし て定義し、廃品回収後はこれを溶かし再製品化も十分可能である為環境問題にお いても何ら問題はない。

煙草の火によるさまざまな後悔、被害、一生に一度起こり得る事も充分予想され る煙草の火の後始末による大惨事、これらの喫煙に伴う思いもよらない不幸を救 う為、本スモーキングホルダーが実用化され、大量生産され、愛煙家の誰もが不 幸を招く事なく安心して使用し喫煙できる事を期待するものである。

【図面の簡単な説明】 は 喫煙使用状態の側面図を示す。は スモーキン
グホルダーとキャップの分解側面図を示す。は 格納
状態の断面図を示す。は 格納状態の側面図を示す。 １．は 小六角筒 （ホルダー用） ２．は 大六角筒 （ホルダー用） ３．は 小六角筒 （キャップ用） ４．は 大六角筒 （キャップ用） ５．は 底 蓋 （キャップ用） ６．は ストッパー（ホルダー用） ７．は ストッパー（キャップ用） 付属品 ８．は スモーキングホルダー用栓 ９．は キャップ用栓 その他の付属品 クリーン用ブラシ 本体用ケース

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【手続補正書】

【提出日】平成８年１２月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】喫煙使用状態側面図

【図２】分解側面図

【図３】格納状態断面図

【図４】格納状態側面図

【符号の説明】 １、は 小六角筒 （ホルダー用） ２、は 大六角筒 （ホルダー用） ３、は 小六角筒 （キャップ用） ４、は 大六角筒 （キャップ用） ５、は 底 蓋 （キャップ用） ６、は ストッパー （ホルダー用） ７、は ストッパー （キャップ用） 付属品 ８、は スモーキングホルダー用栓 ９、は キャップ用栓 その他の付属品 クリーン用ブラシ 本体用ケース

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 煙草の投げ捨て、煙草の火による火災防止等喫煙に伴う
   さまざまなる不慮の惨事を未然に防ぐ為の安全保護具
   で、喫煙段階に於ける管理監督及び自然消化を目的とし
   た、六角形の灰処理付（灰皿）スライド型スモーキング
   ホルダー。