JP3038314U - 立体映像鑑賞用めがねの制御装置 - Google Patents

立体映像鑑賞用めがねの制御装置

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JP3038314U
JP3038314U JP1996012298U JP1229896U JP3038314U JP 3038314 U JP3038314 U JP 3038314U JP 1996012298 U JP1996012298 U JP 1996012298U JP 1229896 U JP1229896 U JP 1229896U JP 3038314 U JP3038314 U JP 3038314U
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重三 柳
滋 門田
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株式会社コンセプツ
株式会社ジェイ・シー・エー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体映像信号の取り込み時に雑音等によって
入力映像信号が乱されても、その影響を受けることなく
正確に鑑賞用めがねの制御信号を作成することができる
立体映像鑑賞用めがねの制御装置を提供する。 【解決手段】 立体映像信号を入力する入力端子4と、
その映像信号に基づいて各フィールドが右眼用フィール
ドと左眼用フィールドのいずれに属するものであるかを
判別し、右眼用フィールド中と左眼用フィールド中とで
は互いに異なるレベルのデジタル信号であるフィールド
判別信号を出力するフィールド判別手段11と、そのフ
ィールド判別信号に基づいて鑑賞用めがねの制御信号を
作成する制御信号作成手段12,13,16と、その制
御信号を出力する出力端子5を備え、上記フィールド判
別信号が各フィールドごとに必ず1回のみ反転して出力
されるよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、立体映像鑑賞用めがねの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、立体映像が記録されたビデオテープを再生することによりテレビジョン の画面から立体映像鑑賞用のめがねを介してその映像を鑑賞する、いわゆる立体 映像鑑賞システムが様々な形態で提案されている。それらは一般に、ビデオデッ キ等の映像出力端子に立体映像鑑賞用めがねの制御装置を接続し、その装置から 出力されるめがね制御信号により鑑賞用めがねを制御して立体映像を鑑賞すると いうシステムである。
【0003】 さらに詳しく説明すると、その制御装置内においては映像信号から同期信号を 分離し、さらに奇数フィールドの同期信号と偶数フィールドの同期信号の差異( 例えば垂直帰線消去期間内の等価パルス数の差)を利用して各フィールドが奇数 フィールドおよび偶数フィールドのいずれに属するものかを判別してその判別信 号を作成し、その判別信号に基づいてめがね制御信号を作成するという信号処理 がおこなわれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記しためがね制御装置はビデオデッキ等から接続コードを介して 映像信号を取り込むため、接続状態いかんによってはそこで雑音等が生じて取り 込んだ映像信号に影響し、それによってフィールド判別に重要な同期信号にもズ レや波幅の伸び縮みが生じることがある。このようなことが起きた場合、上記し た判別信号は不正確なものとなり、それに基づくめがね制御信号にも影響が出る 。つまり、めがねの制御に狂いが生じて正確な立体映像を鑑賞することができな くなる。
【0005】 本考案はそのような事情に鑑みてなされたもので、立体映像信号の取り込み時 に雑音等による立体映像信号の乱れがあっても、その影響を受けることなく正確 に鑑賞用めがねの制御信号を作成することができる立体映像鑑賞用めがねの制御 装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の立体映像鑑賞用めがねの制御装置は、立 体映像信号を入力する入力端子と、その映像信号に基づいて各フィールドが右眼 用フィールドと左眼用フィールドのいずれに属するものであるかを判別し、右眼 用フィールド中と左眼用フィールド中とでは互いに異なるレベルのデジタル信号 であるフィールド判別信号を出力するフィールド判別手段と、そのフィールド判 別信号に基づいて立体映像鑑賞用めがねの制御信号を作成する制御信号作成手段 と、その制御信号を出力する出力端子を備え、上記フィールド判別信号が各フィ ールドごとに必ず1回のみ反転して出力されるよう構成されていることを特徴と している。
【0007】 ここで、右眼用フィールドとは、立体映像鑑賞用めがねの右眼接眼部(液晶等 による光シャッタ内蔵)の光シャッタが開いている時間内にテレビジョン等の画 面に映し出されている映像フィールドのことであり、左眼用フィールドとは、左 眼接眼部の光シャッタが開いている時間内に画面に映し出されている映像フィー ルドのことである。
【0008】 この構成によれば、フィールド判別手段から出力されるフィールド判別信号は 各フィールドごとに必ず1回のみ反転して出力されるデジタル信号であるので、 制御信号作成手段はその判別信号に基づいて、右眼用フィールドと左眼用フィー ルドとでは波形が異なるめがね制御信号を作成することが可能となり、それによ って鑑賞用めがねの接眼部に対し、右眼用フィールドと左眼用フィールドとでは 異なった制御を確実におこなうことができる。
【0009】 また、さらなる構成として、上記フィールド判別手段は、映像信号に基づく信 号が入力される第1の双安定記憶エレメントと、その第1の双安定記憶エレメン トの出力側に接続された第2の双安定記憶エレメントとを備え、上記第1の双安 定記憶エレメントの出力信号がフィールドごとに反転する場合、上記第2の双安 定記憶エレメントの出力信号もフィールドごとに必ず1回のみ反転するよう構成 されていることが好ましい。ここでいう双安定記憶エレメントとは、シーケンス 回路等においてデジタル記憶素子として用いられる、いわゆるフリップフロップ のことを指す。
【0010】 この構成によれば、第1の双安定記憶エレメントによって各フィールドが右眼 用フィールドと左眼用フィールドのいずれであるのかを判別できた場合、第2の 双安定記憶エレメントはその情報をそのまま次の制御信号作成手段へ出力するこ とができる。なお、第1の双安定記憶エレメントによって正確なフィールド判別 をおこなうことができるのは、通常、入力される信号が正常な映像信号に基づい て作成されている場合である。
【0011】 また、さらなる構成としては、上記第1の双安定記憶エレメントの出力信号が 各フィールドごとに反転する、しないにかかわらず、上記第2の双安定記憶エレ メントの出力信号はフィールドごとに必ず1回のみ反転するよう構成されている ことが好ましい。
【0012】 この構成によれば、第1の双安定記憶エレメントがフィールドの左右を判別で きなかったとしても、第2の双安定記憶エレメントがその判別の失敗をフォロー して、フィールドの左右を正確に判別することができるので、それによって正確 な判別信号を出力することができる。なお、第1の双安定記憶エレメントがフィ ールド判別を誤ることが起きるのは、たいてい、入力される信号が異常な映像信 号(同期信号が雑音などの影響でズレている場合など)に基づいて作成されてい る場合である。
【0013】 また、さらなる構成としては、上記第1の双安定記憶エレメントは、D端子を 備えたD型の双安定記憶エレメントであるとともに、上記第2の双安定記憶エレ メントは、J端子とK端子を備えたJK型の双安定記憶エレメントであることが 好ましい。
【0014】 この構成によれば、T端子の入力信号が立ち上がるときにD型双安定記憶エレ メントの出力が反転する場合は、JK型双安定記憶エレメントの出力はセット, リセットの機能によって反転し、T端子の入力信号が立ち上がるときにD型双安 定記憶エレメントの出力が反転しない場合は、JK型双安定記憶エレメントの出 力はJK型双安定記憶エレメントの特徴的機能である反転機能によって反転する ので、D型双安定記憶エレメントの出力レベルにかかわらず、T端子の入力信号 が立ち上がるときにJK型双安定記憶エレメントの出力は必ず反転する。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を、以下、図面を参照しながら説明する。図1は本考案の 実施の形態を説明するシステム構成図であり、図2は図1で用いられる立体映像 鑑賞用めがねの制御装置のブロック図である。
【0016】 図1に示すように、ビデオデッキ2の映像出力端子には本願考案の制御装置3 の映像信号入力端子4が接続され、制御信号出力端子5には立体映像鑑賞用めが ね6の制御信号入力端子が接続されている。鑑賞用めがね6の左右の接眼部には それぞれ液晶が封入され、その液晶を挟むように液晶制御電極が設けられている 。なお、この制御装置3は電源として交流100VをACアダプタ30により直 流12Vに変換して用いている。
【0017】 このような構成において、立体映像が記録されたビデオテープ1をビデオデッ キ2に挿入して再生すると、鑑賞用めがね6を介してテレビジョン7の画面に映 し出された映像を立体映像として鑑賞することができる。
【0018】 次に、図2を用いて制御装置3について説明する。まず、映像信号入力端子4 から入力された立体映像信号は同期信号分離回路8に入力され、映像信号から同 期信号が分離される。その同期信号は2つに分岐されたのち一方は水平同期タイ マ回路9、他方は垂直同期タイマ回路10へ出力される。水平同期タイマ回路9 は、分離された同期信号のうち水平同期信号がもつ情報をフィールド判別回路1 1へ出力し、垂直同期タイマ回路10は同期信号のうち垂直同期信号がもつ情報 をフィールド判別回路11へ出力する。
【0019】 フィールド判別回路11は入力されたそれらの信号を基にして各フィールドが 右眼用フィールドと左眼用フィールドのどちらに属するものかを判別してその判 別信号を2つ出力する。そのうち一方は、例えば、右眼用フィールドでHレベル 、左眼用フィールドでLレベルの判別信号であり、めがね制御信号作成回路12 へ出力される。他方は、例えば、右眼用フィールドでLレベル、左眼用フィール ドでHレベルの判別信号であり、めがね制御信号作成回路13へ出力される。
【0020】 また、垂直同期タイマ回路10の出力信号は液晶駆動用パルス発振回路14へ リセット信号として出力される。これにより、発振回路14で所定の液晶駆動用 パルス(2kHz)が垂直信号に同期して作成され、その信号は1/2分周回路 15へ出力される。分周回路15は入力された信号を整形してHレベルとLレベ ルの幅が等しいパルス波(1kHz)を作成し、その信号を左右共通制御信号作 成回路16へ出力する。
【0021】 制御信号作成回路12,13のうち、いずれか一方がめがねの右眼接眼部の制 御信号を作成し、他方が左眼接眼部の制御信号を作成する。なお、この例では制 御信号作成回路12が左眼接眼部の制御信号を作成するものとし、制御信号作成 回路13が右眼接眼部の制御信号を作成するものとする。共通制御信号作成回路 16は、右眼接眼部と左眼接眼部に共に必要とされる制御信号を作成する。それ ら3つの信号はそれぞれ制御信号出力端子5を介してめがねの接眼部へ出力され る。また、共通制御信号作成回路16には反転スイッチ17が接続されており、 そのスイッチを開閉することによって共通制御信号作成回路16の出力は反転す る。
【0022】 図3に図2の各箇所(a〜n)における信号波形のタイムチャートを示す。な お、図3の(a)〜(n)は図2の各点a〜nに対応している。 まず、入力端子4から図3(a)に示す映像信号が入力され、その信号は同期 信号分離回路8を経て(b)に示す信号となる。そしてその信号は水平同期タイ マ回路9を経て(c)と(d)の信号となる。水平同期タイマ回路9は、2種類 の水平同期タイマから構成されており、一方は水平同期信号の1/2周期または 1周期に同期する信号を出力し、他方は水平同期信号の1周期に同期する信号を 出力する。前者の信号波形が(d)であり、後者の信号が(c)である。
【0023】 (b)の信号は垂直同期回路10へも出力されて(e)の信号となり、その信 号は(c)の信号とともにフィールド判別回路11を経て(h)と(i)の信号 となり、これらは互いの位相が逆になっている。また、(e)の信号はインバー タおよびコンデンサを経て(j)の信号となり、リセット信号としてパルス発振 回路14へ入力され、さらに分周回路15を経て(k)の信号となる。そして、 (h)と(k)の信号がともに制御信号作成回路12へ入力されて(l)の信号 となり、(i)と(k)の信号がともに制御信号作成回路13へ入力されて(m )の信号となり、また(k)の信号は共通制御信号作成回路16を経て(n)の 信号となる。なお、図2では反転スイッチ17が閉じた状態を示しているが、反 転スイッチ17を開くと(n)の信号は反転する。また(k)〜(n)の波形は 簡単のために波幅を誇張して示してある。
【0024】 図4に、本考案の特徴的部分であるフィールド判別回路11の回路構成を示し 、図5〜図8に図4の各箇所における信号波形のタイムチャートを示す。なお、 図5,6には映像信号が正常な場合を示し、図7,8には映像信号が雑音等によ って乱されている場合を示す。
【0025】 図4に示すように、フィールド判別回路11はD型フリップフロップ18(以 下、フリップフロップをFFとする)、JK型FF19、NANDゲート20, 21、およびインバータ22から構成されている。DT型FF18のD端子は水 平同期タイマ回路9の出力側に接続され、T端子は垂直同期タイマ回路9の出力 側に、またQ端子はNANDゲート20を介してJK型FF19のJ端子に、− Q端子はNANDゲート21を介してJK型FF19のK端子へ接続されている 。さらに、JK型FF19のQ端子は制御信号作成回路12へ、−Q端子は制御 信号作成回路13へ接続されている。
【0026】 このような回路構成において、まず、正常な映像信号が入力されている場合に ついて説明する。なお、図5の波形(c)〜(k)は、図4の各点c〜kに対応 している。いま、図2に示す同期信号分離回路8から図5(a)の信号が出力さ れ、さらに水平同期タイマ回路9から垂直同期タイマ回路10へ(b)の信号が 入力される。すると、(c)の信号がD型FF18のD端子へ入力され、(d) の信号がそのT端子へ入力されて、そのQ端子からは(e)の信号、−Q端子か らは(f)の信号が出力される。そしてNANDゲートを経てそれぞれ(h), (i)の信号となって、J,K端子に入力される。またJK型FF19のT端子 には(d)の信号が入力され、それによってそのQ端子からは(j)の信号、− Q端子からは(k)の信号が出力される。なお、(g)の信号は(c)の信号が インバータ22によって反転された状態を表す。
【0027】 つまり、T端子の入力が立ち上がるときにはD端子の入力はLレベルなので、 その出力Q,−Qはそれぞれ反転し、またNANDゲートを通過後もT端子の入 力が立ち上がるときにおいてはその状態が維持されているので、JK型FF19 の出力Q,−Qはそれぞれ反転される(JK型FFのリセット機能)。
【0028】 ここには奇数(左眼用)フィールドから偶数(右眼用)フィールドに切り換わ る時について説明したが、偶数(右眼用)フィールドから奇数(左眼用)フィー ルドに切り換わる時についても図6に示しておく。この時にも、図から明らかな ようにJK型FF19の出力Q,−Qはそれぞれ反転される(JK型FFのセッ ト機能)。
【0029】 次に、異常な映像信号が入力されている場合について説明する。なお、図7の 波形(c)〜(k)は、図4の各点c〜kに対応している。いま、同期信号分離 回路8から図7(a)の信号が出力され、さらに水平同期タイマ回路9から垂直 同期タイマ回路10へ(b)の信号が入力される。ただし、正常時には破線部に あるはずの信号が左へズレている。この場合、図7(e),(f)に示すように 、フィールドが切り換わってもD型FFの出力は反転されない。しかしNAND ゲートを経た信号は(d)の立ち上がり時には共にHレベルになっているので、 JK型FF19を経ることにより出力Q,−Qはそれぞれ反転する(JK型FF の反転機能)。
【0030】 ここには奇数(左眼用)フィールドから偶数(右眼用)フィールドに切り換わ る時について説明したが、偶数(右眼用)フィールドから奇数(左眼用)フィー ルドに切り換わる時についても図8に示しておく。この時にも、図から明らかな ようにJK型FF19の出力Q,−Qはそれぞれ反転する(JK型FFの反転機 能)。
【0031】 なお、D型FF18およびJK型FF19の出力レベルの変化はそれぞれ、T 端子の立ち上がり入力に対して少し遅延しているが、これはこれらFFの特性と しておよそ200nsecの遅れとなっている。
【0032】 以上に説明したように、映像の乱れによって同期信号の一部(垂直同期パルス の前の等価パルス)の位置がズレても、フィールド判別回路11の出力はフィー ルドが切り換わる付近で必ず1回反転する。また、同期信号に雑音等の影響でパ ルスが付加されたり、等価パルスの波幅が伸縮しても、その反転動作は必ずおこ なわれる。
【0033】 図9に図2における制御信号作成回路12,13および共通制御信号作成回路 16の回路構成を示す。 図9に示すように、制御信号作成回路12は例えば、イクスクルーシブ・オア ・ゲート,インバータ,コンデンサ,および抵抗から構成され、制御信号作成手 段13も同様にそれらから構成されている。共通制御信号作成手段16もそれら とほぼ同じ構成となっているが、イクスクルーシブ・オア・ゲートの入力端子の 1つが切り換えスイッチ17と接続されている。
【0034】 これらの回路を経ることによってどのように各入力信号が変化するのかを図1 0を参照して以下に説明する。図3に示した信号(l)と(n)は、この例では めがねの左眼接眼部へ出力され、その接眼部に備えられた制御電極へそれぞれの 信号が電圧として付加されることにより、図10(b)に示すような制御電圧が その電極間にかかることになり、従って、偶数フィールドにおいて液晶による光 シャッタは閉じ、奇数フィールドにおいては開くことになる。また、図3に示し た信号(m)と(n)は、例えばめがねの右眼接眼部へ出力され、その接眼部に 備えられた制御電極へそれぞれの信号が電圧として付加されることにより、図1 0(b)に示すような制御電圧がその電極間にかかることになり、従って、奇数 フィールドにおいて液晶による光シャッタは閉じ、偶数フィールドにおいては開 くことになる(無電圧で透過、交流電圧の印加で不透過となる液晶を使用するこ とによる)。
【0035】 そして、テレビジョンの画面には奇数フィールドで左眼用映像、偶数フィール ドで右眼用映像が映し出されているので、上記した光シャッタの開閉によって、 その映像を乱れのない、整った立体映像として鑑賞することができる。
【0036】 また、仮に奇数フィールドに右眼用映像、偶数フィールドに左眼用映像が映し 出されている場合には、めがねの制御を逆転させる必要があるので、切り換えス イッチ17を閉じた状態から開いた状態にすることによりその逆転を行えばよい 。
【0037】 なお、本発明の実施の形態においては、上記したものに限ることはなく、例え ば、制御信号作成手段の出力側に例えばオペアンプ等によって構成されたドライ バ回路を接続してもよく、またD型FFやJK型FFをそれぞれ上記した機能を もつ回路であるならば置き換えてもよい。そしてD型FFとJK型FFの間のゲ ートに関しても、上記した機能を備えているならば、置き換えても構わない。
【0038】
【考案の効果】
本考案の立体映像鑑賞用めがねの制御装置によれば、立体映像信号の取り込み 状態が悪いためにその映像信号に含まれる同期信号等にひずみが生じても、映像 信号のフィールドが切り換わるごとにその切り換わりを正確に判別し、それに応 じた制御信号を立体鑑賞用めがねへ出力することかできるので、左右の映像に対 してめがねの光シャッタを常に正確に制御することができ、従って常に安定した 状態で正確な立体映像を鑑賞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態のシステム構成図である。
【図2】本考案の立体視用めがね制御装置のブロック図
である。
【図3】本考案の立体視用めがね制御装置の作用を説明
するタイムチャートである。
【図4】図2に示すフィールド判別回路の一例を示す回
路構成図である。
【図5】図2に示すフィールド判別回路の作用を説明す
るタイムチャートである。
【図6】図2に示すフィールド判別回路の作用を説明す
るタイムチャートである。
【図7】図2に示すフィールド判別回路の作用を説明す
るタイムチャートである。
【図8】図2に示すフィールド判別回路の作用を説明す
るタイムチャートである。
【図9】図2に示す制御信号作成回路12,13、共通
制御信号作成回路16および切り換えスイッチ17の回
路構成図である。
【図10】図2に示す制御信号作成回路12,13およ
び共通制御信号作成回路16の作用を説明する波形図で
ある。
【符号の説明】
1 立体映像の記録されたビデオテープ 3 立体映像鑑賞用めがねの制御装置 4 映像信号の入力端子 5 めがね制御信号の出力端子 6 立体映像鑑賞用めがね 11 フィールド判別回路 12,13 制御信号作成回路 16 共通制御信号作成回路 17 切り換えスイッチ 18 D型フリップフロップ 19 JK型フリップフロップ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体映像信号を入力する入力端子と、そ
    の映像信号に基づき各フィールドが右眼用フィールドと
    左眼用フィールドのいずれに属するものであるかを判別
    し、右眼用フィールド中と左眼用フィールド中とでは互
    いに異なるレベルのデジタル信号であるフィールド判別
    信号を出力するフィールド判別手段と、その判別信号に
    従い立体映像鑑賞用めがねの制御信号を作成する制御信
    号作成手段と、その制御信号を出力する出力端子を備
    え、上記フィールド判別信号が各フィールドごとに必ず
    1回のみ反転して出力されるよう構成されていることを
    特徴とする立体映像鑑賞用めがねの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記フィールド判別手段は、上記映像信
    号を基に作成された信号が入力される第1の双安定記憶
    エレメントと、その第1の双安定記憶エレメントの出力
    側に接続された第2の双安定記憶エレメントとを備え、
    上記第1の双安定記憶エレメントの出力信号がフィール
    ドごとに反転する場合には、上記第2の双安定記憶エレ
    メントの出力信号もフィールドごとに必ず1回のみ反転
    するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の立体映像鑑賞用めがねの制御装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の双安定記憶エレメントの出力
    信号がフィールドごとに反転する、しないにかかわら
    ず、上記第2の双安定記憶エレメントの出力信号はフィ
    ールドごとに必ず1回のみ反転するよう構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の立体映像鑑賞用めが
    ねの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の双安定記憶エレメントは、D
    端子を備えたD型の双安定記憶エレメントであるととも
    に、上記第2の双安定記憶エレメントは、J端子とK端
    子を備えたJK型の双安定記憶エレメントであることを
    特徴とする請求項2または3に記載の立体映像鑑賞用め
    がねの制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8816996B2 (en) 2008-08-18 2014-08-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Barrier panel device for 3D image reproduction, and method of driving same

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US8816996B2 (en) 2008-08-18 2014-08-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Barrier panel device for 3D image reproduction, and method of driving same

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