JP3038130U - 車両用油圧制動システムの検査装置 - Google Patents

車両用油圧制動システムの検査装置

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JP3038130U
JP3038130U JP1996012041U JP1204196U JP3038130U JP 3038130 U JP3038130 U JP 3038130U JP 1996012041 U JP1996012041 U JP 1996012041U JP 1204196 U JP1204196 U JP 1204196U JP 3038130 U JP3038130 U JP 3038130U
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瑞養 蕭
炳輝 蕭
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瑞養 蕭
炳輝 蕭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制動油圧回路に油圧ゲージを有するバイパスを
設け、随時に当該制動油圧回路の油圧値を容易に検査で
き、安全性に優れた車両用制動システムの検査装置を提
供する。 【解決手段】ブレーキペダル60を踏むことによって二
つの制動油圧回路22,23,24をコントロールする
車両用油圧制動システムに用いられるものであって、上
記二つの制動油圧回路22,23,24にそれぞれ設け
られたバイパス30と、これらのバイパス30にそれぞ
れ配置された油圧ゲージ31とを有し、上記ブレーキペ
ダル60を踏むことによって油圧ゲージ31から各油圧
回路22,23,24における油圧の値を検査する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本考案は、車両用油圧制動システムに油圧回路が設けられ、運転者又は修理者 が該油圧回路が正常に作用するかを容易に検査できる車両用油圧制動システムの 検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
従来、車両には油圧制動システムが採用されている。一般的にこの油圧システ ムの故障時のその原因としては、油圧媒体の漏洩によるものが大部分である。ま た、前記油圧制動システムにおける油圧回路にある油圧媒体は使用頻度が高すぎ たり、或いは不正常使用されると、沸騰する可能性があり、これによって気泡が 生じて油圧パイブを封塞してしまい、制動不能という事態を起こすことがよくあ った。
【0003】 本考案は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、二つのそ れぞれ独立した油圧回路にそれぞれバイパスが設けられ、各バイパスに油圧ゲー ジが配直されることによってブレーキペダルを踏む時に油圧ゲージから各油圧回 路における圧力値を検査することができる車両用制動システムの検査装置を提供 することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案に係わる車両用油圧制動システムの検査装 置は、ブレーキペダルを踏むことによって二つの制動油圧回路をコントロールす る車両用油圧制動システムに用いられるものであって、上記二つの制動油圧回路 にそれぞれ設けられたバイパスと、これらのバイパスにそれぞれ配置された油圧 ゲージとを有し、上記ブレーキペダルを踏むことによって油圧ゲージから各油圧 回路における油圧の値を検査可能としたことを特徴とする。
【0005】 上記バイパスは、制動油圧回路に連通する主油圧シリンダーに設けられてもよ い。
【0006】 上記構成に係わる車両用油圧制動システムの検査装置において、ブレーキペダ ルが踏まれると、制動油圧回路のバイパスに配置された油圧ゲージに油圧の値が 示されるので、制動の効き目を了解することができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案及びその目的、作用、効果をより明確化するために、次に添付図面を参 照して本考案の好適な実施例についてより詳細に説明する。
【0008】 図1〜図3は考案者がかつて考案した3系統油圧制動装置に本考案を用いた状 態の説明図である。この3系統油圧制動装置は、独立した第1油圧回路22およ び第2油圧回路23に油圧力を付与する双回路主油圧シリンダー20と、独立し た第3油圧回路24に油圧力を付与する1回路主油圧シリンダー21を備え、上 記独立した3系統の油圧回路を車両の車輪40,41に配置した制動機のホイー ルシリンダーに接続して制動機を駆動するように構成されたものである。
【0009】 図1に示すように、本考案に関連する油圧制動装置は、固定フレーム10を有 し、この固定フレーム10に固定管12が設けられる。この固定管12の両側に それぞれスリット14が開設され、リンク16がこれらのスリット14を貫通し て固定管12の軸方向に移動自在に設けられている。このリンク16の両端には それぞれ押圧杆18が固定されている。なお、上記固定管12内にはブレーキペ ダルによってコントロールされるコントロール杆61が抽通されている。
【0010】 また、上記固定フレーム10の一側には双回路主油圧シリンダー20と1回路 主油圧シリンダー21が設けられ、これらの主油圧シリンダー20,21は上記 回路22,23,24を経由して前後輪40,41に設けられた制動機のホイー ルシリンダーと接続されている。上記双回路主油圧シリンダー20と1回路主油 圧シリンダー21の上側にそれぞれ油槽25,26が配置される。又、それぞれ の一端(外端)にはバイパス30が設けられ、このバイパス30には油圧ゲージ 31が配置されている。
【0011】 図2に示すように、双回路油圧シリンダー20は回路22を経由して前輪40 の制動機に接続され、もう一方は他の回路23を経由して後輪41の制動機に接 続される。なお、1回路油圧シリンダー21は回路24を経由して前後輪40, 41の制動機に接続される。上記のように、双回路油圧シリンダー20には二つ のバイパス30が設けられ、これらのバイパス30にはそれぞれ油圧ゲージ31 が配置される。又、1回路油圧シリンダー21にもバイパス30が設けられ、こ のバイパス30には、一つの油圧ゲージ31が配置される。
【0012】 図3は二つのブレーキライニング52,54と一つのブレーキディスク50と の関係を説明するための説明図である。ここでは前輪40に用いられるものにつ いて説明する。上記ブレーキディスク50には一対のブレーキライニング52, 54が設けられ、これらのブレーキライニング52,54はそれぞれ独立したホ イールシリンダー51,53に駆動される。すなわち、この一対のブレーキライ ニング52,54はそれぞれ回路22,24を介して双回路主油圧シリンダー2 40,1回路主油圧シリンダー21にコントロールされる。
【0013】 上記配置により運転者がブレーキペダル60を踏むと、コントロール杆61と リンク16を介して二つの押圧杆18を押し進めることにより同時に双回路主油 圧シリンダー20と1回路主油圧シリンダー21を駆動する。これにより回路2 2,23,24を経由して前後輪40,41に設けられた8個の制動機を作動さ せて元来の制動作用を発揮する。もし一つの回路に油漏洩があった場合でも、他 の回路は依然として作用しているので、安全性を確保することが可能である。又 、上記油圧ゲージ31によって運転者が制動システムが正常であるかどうかを検 査できる。正常の使用状態においては、運転者がブレーキペダル60を踏むと、 油圧回路における圧力の値は約700psi(約50kg/cm2 ,定数ではなく、 車両の類別によって設定可能)であり、油漏洩があると、又は油圧回路に気泡が あると、当該圧力値が下がってくるので、簡単に検査できる。
【0014】 図4に示すのは、本件の他の実施例である。この実施例では、本件を一般的な 車両の双回路制動システムに適用する例を示す。図に示すように、主油圧シリン ダー70に二つのバイパス71,72が設けられ、一つのバイバス71が前輪に 接続した油圧回路と連通し、もう一つのバイバス72が後輪に接続した油圧回路 と連通するようにした。この二つのバイパス71,72にはそれぞれ油圧ゲージ 73が配置され、前記検査を上記のように行なうことができる。
【0015】 また、ブレーキライニング或いはブレーキディスクが磨損した場合におけるホ イールシリンダーの押圧力が元来の反力を受けないことによる油圧力の低下も上 記油圧ゲージによって検査できる。故に、本考案により適当に前記ブレーキライ ニング或いはブレーキディスクをチェックすることも可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明の通り、本考案に係わる車両用油圧制動システムの検査装置はブレー キペダルが踏まれると、油圧ゲージに油圧の値が示されるので、制動システムが 正常に働くかどうかすぐ検査できるため、車両の運行の安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる車両用制動システムの検査装置
の好適な実施例の外観斜視図。
【図2】上記実施例の制動油圧回路の配置を説明するた
めの説明図。
【図3】車両の車輪の制動機を示す分解斜視図。
【図4】本考案の他の実施例の外観斜視図。
【符号の説明】 10 固定フレーム 12 固定管 14 スリット 16 リンク 18 押圧杆 20 双回路主油圧シリンダー 21 回路主油圧シリンダー 22 第1油圧回路 23 第2油圧回路 25,26 油槽 30 バイパス 31 油圧ゲージ 40,41 車輪 50 ブレーキディスク 51,53 ホイールシリンダー 52,54 ブレーキライニング 60 ブレーキペダル 61 コントロール杆 72,73 バイパス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルを踏むことによって二つ
    の制動油圧回路をコントロールする車両用油圧制動シス
    テムに用いられるものであって、上記二つの制動油圧回
    路にそれぞれ設けられたバイパスと、これらのバイパス
    にそれぞれ配置された油圧ゲージとを有し、上記ブレー
    キペダルを踏むことによって油圧ゲージから各油圧回路
    における油圧の値を検査可能としたことを特徴とする車
    両用油圧制動システムの検査装置。
  2. 【請求項2】 上記バイパスは、制動油圧回路に連通す
    る主油圧シリンダーに設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の車両用油圧制動システムの検査装置。
JP1996012041U 1996-11-25 1996-11-25 車両用油圧制動システムの検査装置 Expired - Lifetime JP3038130U (ja)

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