JP3038005U - お茶入れ器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押した力がお茶入れコップの軸線上の中央で
偏らず、お茶入れ器具が加えた力の不当によって傾斜し
て倒れることなく、安全なお茶入れ器具を提供する。 【解決手段】 一つのお茶入れのコップ２と一つの飲用
コップ３を含む構造で、該お茶入れコップ２は飲用コッ
プ３の頂端の開口の中にはめ置かれて、且つお茶入れコ
ップ２の底面には一つの水出穴２２があって、飲用コッ
プ３に連通し、水出穴２２の上側にはお茶葉を突き止め
る水出穴２２のフィルタネット２３があって、並びにお
茶入れコップ２の中心軸線の位置に設けた制御機構４で
該水出穴２２の開閉を制御して、お茶を飲用コップ３の
中に流し込み、お茶葉をお茶入れコップ２の中に残す構
成である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、お茶入れ器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般にお茶を入れる時に使用している茶器具は、比較的長い準備作業が必要で 、すぐにお茶葉を入れて迅速にお茶入れをすることができない。尚且つ茶壺の容 量も少なくて、お茶水も少ないので、同時に多数人の飲用を供給することができ ない。

【０００３】 このために市場では一種の多量のお茶水を供給することができ、且つ構造も簡 単であるお茶入れ器具が販売されている。図１から図３で示す従来のお茶入れ器 具は、一つのお茶入れコップ１１を縦向に一つの飲用コップ１２の上側の開口の 中にはめ込んでいる。該お茶入れコップ１１には一つのコップ蓋１３があって、 茶入れコップ１１の底面は水出穴１４によって飲用コップ１２と連通している。 且つ水出穴１４の上側には一つのフィルタネット１５がある。お茶入れコップ１ １の内側の辺縁に一本の押し棒１６が設けられていて、該押し棒１６は定位部１ ７の中に貫通してあって縦向の移動をすることができる。その頂端１６１はコッ プ蓋１３の貫通穴１３１に伸出している。底端１６２は一本のはね棒１８の一端 と接触し、該はね棒１８の別の一端はスチールボール１９の頂端に連結している 。これで、押し棒１６を押し圧することによって底端１６２ははね棒１８を押し 下げて、別のスチールボール１９ははね上がり、水出穴１４を離れる。これでお 茶入れコップ１１と飲用コップ１２は互いに連通する。押し棒１６を押すのをや めた時には、該スチールボール１９は落ちてはね棒１８は押し棒１６を突き上げ て、その頂端１６１をコップ蓋１３の貫通穴１３１の外に伸出する。

【０００４】 上記お茶入れ器具は大量のお茶を作ることができる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のお茶入れ器具は、実際の操作では重量が重くて、押し棒 はコップの辺縁にあって、施力点は軸心から偏移して遠く離れているので操作に 慣れない使用者は容易に押し棒を押した力が大きすぎてお茶入れ器具を倒すこと が起きて、沸騰したお茶水が外にあふれて危険を生ずる。

【０００６】 本考案の目的は、上記の欠点を解決するお茶入れ器具を提供することである。 本考案の別の目的は、お茶入れコップの軸線上に設けた制御機構で押し圧の力は お茶入れコップの軸線の中央で、傾く偏移もなくて、お茶器具が施力の不当によ って傾斜することがないお茶入れ器具を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

一つのお茶入れコップと一つの飲用コップを含む構造で、該お茶入れコップは 飲用コップの頂端の開口の中にはめ置かれて、並びにお茶入れコップの開口には 一つのコップ蓋があり、その底面の水出穴の上側に一つのフィルタネットがある 。該水出穴は飲用コップと貫通して並びに一つの制御機構で開閉を可能にしてい る。

【０００８】 その特徴は、該制御機構には一つのフィルタネットの中央から上側に向かって 延長した中空殻体があって、該殻体はフィルタネットの下側の水出穴と連通して いる。殻体内には一つの主動部品と一つの従動部品があって、該主動部品の頂端 はコップ蓋の中央の貫通穴に伸出して、従動部品の底端は一つの水出穴を突き止 める水止部品と結合する。且つ該主動部品と従動部品の間には一つの連動部品が あって、該連動部品は、径向に枢接して殻体の軸棒の上に貫通して設けている。 これで主動部品と従動部品に縦向きの相対運動を発生させる。以上の構成により 、安全なお茶入れ器具を提供する。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図４は、本考案の第一実施例のお茶入れ器具で、一つのお茶入れコップ２と一 つの飲用コップ３を含む。該お茶入れコップ２と飲用コップ３は各々頂面が開口 であって、お茶入れコップ２の開口にはコップ蓋２１があり、底面には一つの水 出穴２２と水出穴２２の上側に設けたフィルタネット２３があって、該フィルタ ネット２３の中央にも水出穴２２と連通した貫通穴２４がある。且つフィルタネ ット２３の外縁には凹み部２３１が設けていて、リング形の弾性リング２５をは め込んで、弾性リング２５とお茶入れコップ２の内側壁は接触してあて止め体を 形成してお茶粕が飲用コップ３の中に落ちるのをさける。該お茶入れコップ２は 飲用コップ３の開口の中にはめ置かれて、上層がお茶入れコップ２で、下層が飲 用コップ３の組合せ型のお茶入れ器具になる。且つ該水出穴２２は一つの制御機 構４によって開閉を制御する。

【００１０】 本実施例では、該制御機構４はお茶入れコップ２の軸線の位置に設けていて、 一つの殻体４１、一つの水止部品４２、一つの従動部品４３、一つの連動部品４ ４と一つの主動部品４２等の部品によって水出穴２２の開閉の制御を可能にする 。 該殻体４１は、フィルタネット２３の中央と一体で連結して並びに上に向かっ て延長して、中空形になり、並びに頂、底端に貫通する。その頂端には一つの拡 径部４１３があってつめ取りを容易にさせる。お茶入れコップ２のコップ蓋２１ とフィルタネット２３の間には、該殻体４１の内部がフィルタネット２３の中央 の貫通穴２４を貫通して、下側の水出穴２２と互いに連通する。該殻体４１の頂 端はお茶入れコップ２の開口よりも高くして、並びに拡径部４１３に一つの蓋体 ４６をはめ設ける。該蓋体４６は並びに一つの穴４６１があって、主動部品４５ の頂端４５１の伸出をさせる。

【００１１】 該従動部品４３は、縦向に殻体４１の中にあって、並びに殻体４１の側壁を突 き止めて縦向の移動を行って且つ縦向ギヤ４３１があり、そして底端は、下に向 かってフィルタネット２３の中に伸入して該水止部品４２と結合する。本実施例 中で、該水止め部品４２は一つのスチールボールで、該スチールボールは、水出 穴２２の上にあって且つ直径で、該スチールボールは、水出穴２２の上にあって 且つ直径も水出穴２２よりも大きい。このスチールボールで水出穴２２を塞ぎ止 める。

【００１２】 該主動部品４５は、縦向で殻体４１の中にあって、並びに同じように殻体４１ を突き当てて、別の一側の壁はこれによって縦向の移動をすることができる。そ の頂端４５１は殻体４１の蓋体４６の外に伸出して、またコップ蓋２１の貫通穴 ２１１の上側に伸出する。底端には縦向に配列したギヤ４５２がある。 該連動部品４４は、一本の軸４７の上に設けられていて、本実施例の中では、 該連動部品４４は一つのギヤで、該軸４７は径向に殻体４１に貫通してあり、そ の一端は比較的大きい径４７１で殻体４１の一つの貫通穴を突き止める。別の一 端は断面溝がある錐頭形の掛柱４７２で別の一側の貫通穴を貫通した後で、掛柱 ４７２の拡大部４７３で突き止めてそして定位する。該軸は従動部品４３の頂端 と主動部品４５の底端の間にあって、並びに同時に従動部品４３のギヤ４３１と 主動部品４５のギヤ４５２と噛み合い、水止部品４２の重量が従動部４３を下に 向けて退いた時では、該主動部品４５はギヤ４４の回転によって上に向かってコ ップ蓋２１の外に伸出して押し圧を行うことができる。

【００１３】 図５および図６を参照すると、本考案の第一実施例のお茶入れ器具は、お茶入 れコップの軸線の中央にある制御機構によって、上層のお茶入れコップのお茶入 れは下層の飲用コップに流れる。それは、コップ蓋２１の外の主動部品４５の頂 端４５１に突き出しているのを押し圧して下に向かって移動させ、その底端のギ ヤ４５２で連動部品４４を逆時計の回転にはね動かして、連動部品４４が別の一 側の従動部４３を連動させて上に向かって移動し、進んで水止部品４２を連動し て上に向かって水出穴２２を離れ、お茶水を飲用コップ３の中に流す。主動部品 ４５をゆるめた時では、従動部品４３は水止部品４２の重量によって下に向かっ て引いて移動させて連動部品４４を引き動かして回転し、別の一側の主動部品４ ５を上に向けて移動させ、且つその頂端４５１はコップ蓋２１の上側に伸出する 。

【００１４】 図７に示すように、本考案の第二実施例の連動部品５は、一本の横棒で、第一 実施例と同じように殻体４１の軸４７の上に枢接し、その一端は主動部品５１の 底端に枢接されている。別の一端は、従動部品５２の頂端に枢接して、該連動部 品５に挺子の作用を生じさせる。その作動は主動部品５１を押し圧して下に向け て移動させ、連動部品５を振り動かして従動部品５２を動かして上に向けて移動 させて水止部品５３を水出穴２２から離す。

【００１５】

【考案の効果】

上記のように本考案はお茶入れコップの軸線上に設けた制御機構によって、押 し圧の力がお茶入れコップの軸線の中央にあって傾かず、お茶入れ器具が加える 力の不当によって傾斜して倒れることがない安全なるお茶入れの環境を提供する ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のお茶入れコップの立体分解図である。

【図２】従来のお茶入れ器具の組合せ断面図である。

【図３】従来のお茶入れ器具の操作を示す図である。

【図４】本考案の第一実施例の組合せ断面図である。

【図５】本考案の第一実施例の操作図である。

【図６】図５のVI−VI線の断面図である。

【図７】本考案の第二実施例の組合断面及び操作図であ
る。

【符号の説明】

２ お茶入れコップ ２１ コップ蓋 ２１１ 貫通穴 ２２ 水出穴 ２３ フィルタネット ２３１ 凹み部 ２４ 貫通穴 ２５ 弾性リング ３ 飲用コップ ４ 制御機構 ４１ 殻体 ４１３ 拡径部 ４２ 水止部品 ４３ 従動部品 ４３１ ギヤ ４４ 連動部品 ４５ 主動部品 ４５１ 頂端 ４５２ ギヤ ４６ 蓋体 ４６１ 穴 ４７ 軸 ４７１ 大きい径 ４７２ 掛柱 ４７３ 拡大部 ５ 連動部品 ５１ 主動部品 ５２ 従動部品 ５３ 水止部品

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一つのお茶入れコップと一つの飲用コッ
   プを含む構造で、 該お茶入れコップは飲用コップの頂端の開口の中にはめ
   置かれて、並びにお茶入れコップの開口には一つのコッ
   プ蓋があり、お茶入れコップの底面の水出穴の上側に一
   つのフィルタネットがあり、該水出穴は飲用コップと貫
   通して並びに一つの制御機構で開閉可能で、 該制御機構にはフィルタネットの中央から上側に向かっ
   て延長した中空の殻体があって、該殻体はフィルタネッ
   トの下側の水出穴と連通していて、殻体内には一つの主
   動部品と一つの従動部品が設けられていて、該主動部品
   の頂端はコップ蓋の中央の貫通穴に伸出して、従動部品
   の底端は水出穴を突き止める水止部品と結合し、且つ該
   主動部品と従動部品の間には一つの連動部品があって、
   該連動部品は径口に枢接して殻体の軸棒の上に貫通して
   設けていて、これで主動部品と従動部品に縦向の相対運
   動を発生させることを特徴とするお茶入れ器具。
2. 【請求項２】 前記連動部品は、一つのギヤで、その一
   側は主動部品の縦向のギヤと噛み合い、別の一側は従動
   部品の縦向のギヤと噛み合って、主動部品が下に向かっ
   て移動したときにギヤを回転させ、従動部品を駆動させ
   て上昇させ、これによって従動部品の底端の水止部品を
   水出穴から離し、 該ギヤは一本の軸上に設けられていて、該軸は径向に殻
   体に貫通してあり、その一端は比較的大きい径で殻体の
   一つの貫通穴を突き止め、別の一端は断面溝の錐頭形の
   掛柱があって別の一側の貫通穴を貫通した後で掛柱の拡
   大部で突き止めて定位させることを特徴とする請求項１
   項記載のお茶入れ器具。
3. 【請求項３】 前記フィルタネットの外縁には凹み部が
   あって、リング形の弾性リングを嵌め込み、弾性リング
   とお茶入れコップの内側壁が接触してお茶のかすが飲用
   コップの中に落ち入るのをさけることを特徴とする請求
   項１記載のお茶入れ器具。
4. 【請求項４】 前記連動部品は一本の横棒で、且つ中心
   が軸上に枢接されて、その一端は主動部品の底端に枢接
   して別の一端は従動部品の頂端に枢接されていることを
   特徴とする請求項１項記載のお茶入れ器具。