JP3037650U - 真珠入り衣類 - Google Patents

真珠入り衣類

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JP3037650U
JP3037650U JP1996011480U JP1148096U JP3037650U JP 3037650 U JP3037650 U JP 3037650U JP 1996011480 U JP1996011480 U JP 1996011480U JP 1148096 U JP1148096 U JP 1148096U JP 3037650 U JP3037650 U JP 3037650U
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pearl
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Inventor
研治 田中
Original Assignee
ミナミナイロン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独創性に富むとともに、保温効果に優れた衣
類を提供する点にある。 【解決手段】 衣類の繊維1表面に真珠の粉状体又は真
珠貝の粉状体2を付着させたことを特徴としてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、体に直接着けるとともに、少なくとも一部が外部に露呈した状態で 使用されるパンティストッキング、ソックス、タイツ、手袋、帽子等に真珠の粉 状体又は真珠貝の粉状体を付着させてなる真珠入り衣類に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような衣類は、色や柄、あるいは形状等に独創性を持たすことにより、 購買意欲を高めるようにしている。 しかしながら、近年、より独創性のある衣類も求められる傾向があり、特にパ ンティストッキング、ソックス、タイツ等においては、形状を変更することがで きず、上記のように色や柄に変化を持たせるだけであり、大きな独創性を得るこ とができないものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、独創性に富むととも に、保温効果に優れた衣類を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題解決のために、衣類の繊維表面に真珠の粉状体又は真珠 貝の粉状体を付着させてなる真珠入り衣類を着けることによって、付着した真珠 の粉状体又は真珠貝の粉状体の光沢が外部に露呈されるとともに、真珠又は真珠 貝が本来持っている保温効果を衣類に付与することができる。
【0005】 衣類の繊維表面に真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を付着させるとともに、そ の付着量を前記衣類の重量に対して3重量%に設定することによって、高価な真 珠の粉状体又は真珠貝の粉状体が発する光沢効果及び保温効果を発揮させながら も、コスト面での大幅なアップを抑制することができる。
【0006】 衣類の原料となる合成繊維中に真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を混入させ、 この混入された多数の合成繊維から、真珠入り衣類を構成することによって、真 珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を合成繊維表面に付着させる工程を不要にするこ とができるだけでなく、付着させた場合における真珠の粉状体又は真珠貝の粉状 体の剥がれ等の心配がない。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1に、衣類の一例であるストッキングAが示されている。このストッキング Aは、ポリアミド系合成高分子からなる合成繊維1の多数から構成されている。 本発明に使用できる衣類としては、ソックス、タイツ、手袋、帽子等、体に直接 着けるとともに、少なくとも一部が外部に露呈した状態で使用されるもの全てに 適応することができる。
【0008】 図2及び図3にも示すように、前記ストッキングAの繊維表面には、真珠の粉 状体又は真珠貝の粉状体を付着させており、ストッキングAを着けることによっ て、光の反射により真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体の光沢が強調され、独創性 に富んだものにすることができるとともに、保温効果を発揮させることができる 。
【0009】 前記保温効果について説明すれば、ストッキングAの繊維表面に真珠の粉状体 又は真珠貝の粉状体を付着させたものと、付着させていないものとを用意し、室 内の温度から24.4度上昇させた場合と、室内の温度から22.8度下降させ た場合のストッキングAの内部温度を熱電対等の温度センサにより測定して作成 したヒストグラムから面積を取り出した結果を表1に示した。
【0010】
【表1】
【0011】 表1から明らかなように、24.4度上昇させた場合には、真珠の粉状体又は 真珠貝の粉状体を付着させたものが43%で、付着させていないものが55%に なり、真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を付着させたものの温度上昇が少ないこ とがわかり、又、22.8度下降させた場合には、真珠の粉状体又は真珠貝の粉 状体を付着させたものが55%で、付着させていないものが23%になり、真珠 の粉状体又は真珠貝の粉状体を付着させたものの温度下降が少ないことがわかる 。従って、真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を付着させることによって、保温効 果が発揮されることになる。
【0012】 次に、真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体をストッキングA表面に付着させる付 着方法について説明する。まず、真珠又は真珠貝を研磨したのち、洗浄し、粗砕 、中粉砕、細粗砕を経て超微粉砕機等により数ミクロン(例えば2.2ミクロン )の粒子に微粉末化し、さらに殺菌処理する。そして、ストッキングAの生地と なる合成繊維1を例えば100Kgに対して水200Kg(1:200の関係) 、微粉末化した真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を3%(3Kg)、粉状体を合 成繊維1表面に結着させるためのウレタン系のバインダー3%(3Kg)を混ぜ 合わせ、この混ぜ合わせた溶液中(溶液温度40度)に合成繊維1をつけ込み、 20分後に取り出し、遠心脱水機の中に入れて2分間脱水して不要な液体を合成 繊維1から取り除いて表面に真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体が付着されたスト ッキングAを得ることができる。図2に、多数の合成繊維1表面に真珠の粉状体 又は真珠貝の粉状体2が付着した状態を示し、図3では、それの拡大図を示して いる。
【0013】 前記真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体の大きさは、上記大きさに限定されるも のでない。又、合成繊維1に対して真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を3%にす る他、3%以下又は3%を越える値に設定してもよく、真珠の粉状体又は真珠貝 の粉状体の量は自由に変更できる。尚、3%を越える値に設定した場合には、保 温効果が更に一層高まる利点があることは勿論である。又、合成繊維1の表面全 体に略均一に真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体が付着するように構成する他、部 分的に真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を集中させて付着させてもよい。尚、真 珠及び真珠貝の両方を粉状体にして付着させる他、いずれか一方のみを粉状体に して付着させるようにしてもよい。
【0014】 前記実施例では、合成繊維1の表面に真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を付着 させるものを示したが、合成繊維1を製造する製造工程中に真珠の粉状体又は真 珠貝の粉状体を混入させて合成繊維1を構成してもよい。この場合、前述のよう な合成繊維1表面に真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を付着させる工程を不要に することができるとともに、合成繊維1の表面から付着させた真珠の粉状体又は 真珠貝の粉状体が剥がれ落ちる心配がない。尚、この場合、合成繊維1を透明度 の高いものにすることによって、真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体の光沢が合成 繊維1の表面に付着させる場合と同等に外部に露呈されることになる。
【0015】
【考案の効果】
請求項1によれば、従来において高価な真珠又は真珠貝を粉状体にするという 考えもつかなかったことを考え出し、この真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を衣 類の表面に付着させることによって、独創性に富んだ衣類にすることができるだ けでなく、真珠又は真珠貝自身が持っている保温効果をも有効利用することがで きる有用性の高い衣類を提供することができる。
【0016】 請求項2によれば、請求項1で示した効果を発揮させるものでありながら、高 価な真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体の量をできるだけ抑えることによって、コ スト面での大幅なアップを抑制させることができ、購買意欲を高めることができ る。
【0017】 請求項3によれば、合成繊維自身に真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を混入さ せることによって、真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体を衣類の表面に付着させる 工程を不要にすることができる製造コスト面で有利にすることができるとともに 、付着させた場合における真珠の粉状体又は真珠貝の粉状体の剥がれ等がなく、 耐久性において優れたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストッキングの斜視図
【図2】多数の合成繊維の拡大図
【図3】1本の合成繊維の拡大図
【符号の説明】
1 合成繊維 2 粉状体又は真珠貝の粉状体 A ストッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 23/08 D06M 23/08 // A41B 17/00 A41B 17/00 Z D06M 11/00 Z

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類の繊維表面に真珠の粉状体又は真珠
    貝の粉状体を付着させてなる真珠入り衣類。
  2. 【請求項2】 衣類の繊維表面に真珠の粉状体又は真珠
    貝の粉状体を付着させるとともに、その付着量を前記衣
    類の重量に対して3重量%に設定してなる真珠入り衣
    類。
  3. 【請求項3】 衣類の原料となる合成繊維中に真珠の粉
    状体又は真珠貝の粉状体を混入させ、この混入された多
    数の合成繊維からなる真珠入り衣類。
JP1996011480U 1996-11-11 1996-11-11 真珠入り衣類 Expired - Lifetime JP3037650U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012516951A (ja) * 2009-02-04 2012-07-26 ダラス,ティエリー 光を分解するための布帛

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