JP3037569U - 蓋付き包装容器 - Google Patents
蓋付き包装容器Info
- Publication number
- JP3037569U JP3037569U JP1996012012U JP1201296U JP3037569U JP 3037569 U JP3037569 U JP 3037569U JP 1996012012 U JP1996012012 U JP 1996012012U JP 1201296 U JP1201296 U JP 1201296U JP 3037569 U JP3037569 U JP 3037569U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- packaging container
- peripheral edge
- knob piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1の課題は容器を安定した状態で容易に且
つ確実に蓋をあけることが出来、中の収容物の飛び出し
を防ぐ蓋付き包装容器を提供する。第2の課題はつまみ
片が邪魔になることなく他と物品と接触状態に並べて展
示・搬送することが出来、場所をとることなく展示・搬
送できることとする。 【解決手段】 上面が開口された容器2の開口周縁に二
軸延伸ポリスチレンシート製の蓋3を嵌合し、蓋の周縁
の一部につまみ片6を設けた。
つ確実に蓋をあけることが出来、中の収容物の飛び出し
を防ぐ蓋付き包装容器を提供する。第2の課題はつまみ
片が邪魔になることなく他と物品と接触状態に並べて展
示・搬送することが出来、場所をとることなく展示・搬
送できることとする。 【解決手段】 上面が開口された容器2の開口周縁に二
軸延伸ポリスチレンシート製の蓋3を嵌合し、蓋の周縁
の一部につまみ片6を設けた。
Description
【0001】
本考案は上面が開口されその中に肉じゃが・ひじき・漬け物・御飯等食品や針 ・釘・その他の小形の物品等(本明細書中収容物と総称する。)を収容する容器 の開口周縁に嵌合させた蓋を手で破壊して容器から取り外す蓋付き包装容器に関 する。
【0002】
従来、上面が開口された容器の開口周縁に蓋を着脱自在に嵌合させた蓋付き包 装容器では、蓋を容器から取り外す場合、容器の底を手の平に載せるようして一 方の手で容器を握り、他方の手で蓋の嵌合を解きながら蓋を容器から取り外して いくものであった。 収容物を収容した蓋付き包装容器は流通過程及び展示販売中に蓋が容器から外 れて商品価値が無くなることを防ぐため、容器と蓋とを強く嵌合させている。 このため、従来の蓋付き包装容器では蓋を容器から取り外す際に容器のバラン スを崩さないように注意しながら蓋の嵌合を片手で徐々に解かなけらばならず、 大変手間がかかるものである。 しかも、容器と蓋との嵌合が強いため、蓋を外した反動で容器のバランスが崩 れ易く、容器内の収容物が外へ飛び出すという問題がある。
【0003】 又、従来の蓋付き包装容器には、蓋に2つのつまみ片を設け、この2つのつま み片をそれぞれつまみ、一方のつまみ片を上へ他方のつまみ片を下へ押し下げて 2つのつまみ片間から蓋の周縁を破り、蓋を容器から外していく構成の蓋付き包 装容器がある。 しかし、つまみ片を両手でつまみ蓋を破断していくため、容器の把持が行えず 、蓋を破断した際に生じる反動で容器のバランスが崩れ易く、容器内の収容物が 外へ飛び出すという問題点がある。
【0004】
本考案が解決しようとする第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、容器 を安定した状態で容易に且つ確実に蓋をあけることが出来、中の収容物の飛び出 しを防ぐ蓋付き包装容器を提供することにある。 第2の課題はつまみ片が邪魔になることなく他と物品と接触状態に並べて展示 ・搬送することが出来、場所をとることなく展示・搬送できることとすることに ある。
【0005】
かかる課題を解決した本考案の構成は、 1) 上面が開口された容器の開口周縁に蓋を嵌合した蓋付き包装容器において 、 前記蓋を二軸延伸ポリスチレンシート製とし、同蓋の周縁の一部につまみ片を突 出させたことを特徴とする蓋付き包装容器 2) 蓋付き包装容器の平面形状を略四角形状とし、しかも少なくとも一つの隅 を大きくくぼむように形成し、同くぼませた部分の蓋の周縁に蓋の側辺の延長線 を越えない長さのつまみ片を設けた前記1)記載の蓋付き包装容器 3) つまみ片の根元付近の蓋の周縁に開封切端を設けた前記1)又は2)記載 の蓋付き包装容器 にある。
【0006】
本考案では蓋を二軸延伸ポリスチレンシート製としているので破断し易くなっ ていて、蓋の周縁に設けたつまみ片をつまんで上へ引き上げるだけで蓋の周縁を 小さな力で破ることが出来る。このため、蓋付き包装容器を横から片手で把持し 蓋の上面から容器の下面までを片手で支持した状態のまま、残りの手でつまみ片 を引き上げて蓋の周縁を破っていくことが出来、蓋を破る際に生じる反動で容器 のバランスが崩れることが防がれる。 破かれた蓋は容器との係止力が小さくなり簡単に容器から取り外すことが出来 、収容物が外へ飛び出すことはない。 請求項2記載の発明では、一つの隅をくぼむように形成した位置の蓋の周縁に つまみ片を設けているので、展示・搬送の際に他の本発明や他の物品を接触状態 に並設してもつまみ片が周りの物品に接触することがない。 このため、つまみ片の破損、及びつまみ片が周りの物品にひっかかって押し上 げられることにより蓋が破られるといったことが防止される。 請求項3記載の発明では、つまみ片の根元付近の蓋の周縁に開封切端を設けて いるので、小さな力で蓋の周縁をスムーズに破ることが出来る。
【0007】
本発明の平面形状は略四角形が一般的であり、且つ四隅を大きくくぼむように 形成した平面形状が望ましいが、三角形・四角形・五角形等の多角形や楕円形・ 円形等の平面形状の場合もある。蓋のつまみ片の根元の周縁に開封切端を設けな い場合と設ける場合とがある。容器は発泡樹脂製・プラスチック製等が一般的で ある。 蓋は透明体・半透明体・不透明体のものがある。 蓋の嵌合箇所は容器の開口周縁の所定箇所である場合と全周である場合とがある 。
【0008】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は実施例1の斜視図、図2は実施例1の正面図、図3は実施例1の左側面図 、図4は実施例1の背面図、図5は図1でのA−A断面図、図6は実施例1で蓋 を開ける状態を平面から見た説明図、図7は実施例1の展示・搬送状態を示す平 面図、図8は実施例2の斜視図である。
【0009】 ;実施例1(図1〜7参照) 図中1は蓋付き包装容器、2は略四角形状でしかも四隅をくぼませ又上面が広 く開放された発泡樹脂製の容器、3は容器2の開口周縁に下端が嵌合する透明な 二軸延伸ポリスチレンシート製の蓋、4は容器2の開口周縁から外方向へ張り出 した張出片、5は蓋3の下端内周縁に設けた容器2の張出片4が係止する係止溝 、6はくぼませた隅部分の蓋3の周縁に設けた外へ広く張り出したつまみ片、8 は手で破った蓋3の切断線、9は収容物、10は右手、11は左手である。
【0010】 図1〜7に示す実施例1の蓋付き包装容器1について蓋3の開け方の一例を説 明する。 右手10で蓋付き包装容器1を横から把持すると共に右手10の薬指と小指で 容器2の下面を支持し、且つ右手10の親指の付根で蓋3の上面を容器2側へ押 圧するように把持する。しかも右手10の親指と人差し指とでつまみ片6近くの 蓋3と容器2との嵌合部分を押圧するようにして強くつまむ。 容器2は傾かないように右手10で水平状態に保持する。 次につまみ片6を左手11でつまみ、そのままつまみ片6を上へ引き上げて蓋 3の中央部分まで蓋3を徐々に破る。蓋3を破ることで容器2と嵌合する蓋3の 下端周縁の引張が解け、蓋3の下端周縁を押し広げることで蓋3の係止溝5を容 器2の開口周縁の張出片4から小さな力で簡単に切り離すことが出来、蓋3と容 器2との嵌合は簡単に解け、蓋3を簡単に開けることが出来る。 容器2は右手10で把持しているので、蓋3を破って開ける間も安定した状態 で保持出来、容器2が傾いて中の収容物9が外へ飛び出すということがない。 このため、大人・老人・子供でも失敗することなく簡単に蓋3を開けることが 出来、取り扱いがし易いものとなった。
【0011】 蓋3の周縁に設けたつまみ片6は、くぼませた隅部分に設けているので、展示 ・搬送のために複数の蓋付き包装容器1を図7に示すように接触させた状態で並 設しても、つまみ片6は周囲から押圧されることがなく、破損防止が図れる。又 いずれかの蓋付き包装容器1を取り出す際に他の蓋付き包装容器1のつまみ片6 が引っかかることもなく、展示中又は搬送途中に蓋付き包装容器1が破損して商 品価値が無くなることはない。
【0012】 ;実施例2(図8参照) 図8中13はつまみ片6の根元付近の蓋3の周縁に設けた開封切端である。 図8に示す実施例2ではつまみ片6の根元付近に開封切端を設けているので、 つまみ片6を上へ押し上げることで蓋3の周縁が開封切端から破かれ、小さな力 で簡単に蓋3を破くことが出来る。 その他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0013】
本考案によれば、蓋を二軸延伸ポリスチレンシート製としているので、蓋を手 で破って容器から取り外すことが大変簡単に行え、しかも小さな力で行える。 このため、蓋と容器とを片手で把持し、容器を安定状態に保持したまま他の片 手で蓋をあけることが出来るものとなり、蓋を開けた際に容器内から収容物が飛 び出すことがなくなり、周囲を汚すこともない。又蓋の周縁を破ることで容器と の嵌合力を小さく出来、蓋と容器との嵌合を容易に且つ確実に小さな力で解くこ とが出来るので、老人・子供等力の弱い人でも失敗せず容易に且つ確実に蓋を開 けることが出来、大変取り扱いし易いものとなった。 請求項2記載の発明では、つまみ片を展示中や搬送中でも周囲の物品と接触し ずらい蓋の周縁位置に設けているので、つまみ片の破損防止が図れ、又展示中・ 搬送中に蓋が外れて商品価値がなくなることを防止している。 又請求項2記載の考案では、つまみ片は蓋の製作において破棄される部分で製 作できるのでコストアップにはならない。
【図1】実施例1の斜視図である。
【図2】実施例1の正面図である。
【図3】実施例1の左側面図である。
【図4】実施例1の背面図である。
【図5】図1でのA−A断面図である。
【図6】実施例1で蓋を開ける状態を平面から見た説明
図である。
図である。
【図7】実施例1の展示・搬送状態を示す平面図であ
る。
る。
【図8】実施例2の斜視図である。
1 蓋付き包装容器 2 容器 3 蓋 4 張出片 5 係止溝 6 つまみ片 7 欠番 8 切断線 9 収容物 10 右手 11 左手 12 欠番 13 開封切端
Claims (3)
- 【請求項1】 上面が開口された容器の開口周縁に蓋を
嵌合した蓋付き包装容器において、前記蓋を二軸延伸ポ
リスチレンシート製とし、同蓋の周縁の一部につまみ片
を突出させたことを特徴とする蓋付き包装容器。 - 【請求項2】 蓋付き包装容器の平面形状を略四角形状
とし、しかも少なくとも一つの隅を大きくくぼむように
形成し、同くぼませた部分の蓋の周縁に蓋の側辺の延長
線を越えない長さのつまみ片を設けた請求項1記載の蓋
付き包装容器。 - 【請求項3】 つまみ片の根元付近の蓋の周縁に開封切
端を設けた請求項1又は2記載の蓋付き包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012012U JP3037569U (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 蓋付き包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012012U JP3037569U (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 蓋付き包装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037569U true JP3037569U (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=43172285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996012012U Expired - Lifetime JP3037569U (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 蓋付き包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037569U (ja) |
-
1996
- 1996-11-08 JP JP1996012012U patent/JP3037569U/ja not_active Expired - Lifetime
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