JP3037375B2 - ファイル圧縮処理方法 - Google Patents

ファイル圧縮処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、情報処理装置において、分割順編成ファイ
ル形式で格納されたデータファイルを所定のタイミング
で圧縮処理するファイル圧縮処理方法に関する。
(従来の技術) 情報処理装置が記憶装置内に保持するデータファイル
の中には、更新,その他の処理を行なう度に無駄な領域
が生じるものがある。その無駄な部分を除去するために
は、ファイル圧縮処理が行なわれる。
第2図に、本発明の方法が適用される従来一般のシス
テムのブロック図を示す。
図のシステムは、上位装置10と、通信回線11を介して
接続された下位装置20から成る。上位装置10には、デー
タベース12が接続されている。下位装置20には、バスラ
イン21を介して接続されたプロセッサ22、キーボード2
3、磁気ディスク装置24及びインタフェース(I/F)25が
設けられている。
プロセッサ22は、下位装置20の動作を制御するための
回路である。キーボード23は、オペレータが下位装置20
を制御するために操作する種々のキーを備えている。イ
ンタフェース25は、通信回線11を介して、上位装置10と
の間のデータの授受を制御する回路である。磁気ディス
ク装置24には、この下位装置20で使用するデータファイ
ルを格納するための分割順編成ファイル30が設けられて
いる。
この図中には、プロセッサ22が動作中に直接アクセス
する圧縮元ファイル31と、データファイルの圧縮作業中
に転記を行なう圧縮先ファイル32とが設けられている。
圧縮元ファイル31は即ち実働中のファイルで、圧縮先フ
ァイル32は圧縮処理時のみ作成される仮設ファイルであ
る。
例えば、金融機関の窓口端末や配信データ出力用プリ
ンタ等においては、上記分割順編成ファイル30に、画面
データや帳票データ等を格納しておき、オペレータがキ
ーボード23を操作して種々のデータを入力すると、その
際に得られた可変データと、分割順編成ファイル30に格
納された画面データ又は帳票データとが合成されて、デ
ィスプレイ26に表示又はプリンタ27に印字出力される。
こうして使用される画面データや帳票データ等は、種
々の原因で、一部変更あるいは大幅な変更が行なわれ
る。この場合、上位装置10のデータベース12中に格納さ
れた更新済みの画面データや帳票データが、所定のタイ
ミングで下位装置20に転送され、分割順編成ファイル30
中に格納される。
第3図に、分割順編成ファイルの構成とその圧縮処理
動作説明図を示す。
分割順編成ファイルは、図の上方に示すように、ディ
レクトリ部と実体部とから構成されている。ディレ
クトリ部には、所定のデータファイルA,B,Cの書込み
開始アドレスやデータ長等が格納されている。実体部
には、ディレクトリ部で定義されたデータファイルA,
B,Cが格納されている。
ここで、例えばデータファイルA,B,Cをそれぞれ異な
る画面データとすると、当初これらの画面データは、分
割順編成ファイルの先頭から順に隙間なく書込まれてい
る。しかしながら、一部の画面データが更新等により書
替えられる際には、この分割順編成ファイルの最新に書
込んだデータファイルの次の部分から、新たなデータフ
ァイルの書込み(ダウンロード)が行なわれる。そし
て、ディレクトリ部の、該当するデータファイルの書
込み先頭アドレスを示すポインタを書替える。
分割順編成ファイルはこのように使用され、実際に
は、画面データの更新によって新たな画面データがダウ
ンロードされると、その都度中間に空き領域が生じる。
即ち、図中、ハッチングを付したデータファイル部分
,,の間に、ハッチングのない空き領域が発生す
る。このような空き領域が多数発生した場合には、この
分割順編成ファイルに大きな無駄が生じ、更に新たな更
新を必要とする場合、最新に書込んだデータファイル以
後の空き領域が不足し、ダウンロードが不可能になる場
合がある。
そこで、ファイルを有効利用するために、オペレータ
の指示等により、ファイル圧縮処理が実行される。これ
には、図のように、圧縮元ファイル名“AAAAA"のファイ
ル31のデータを順に読出して、圧縮先ファイル名“AAAA
AW"のファイル32に書込む処理を行なう。この場合、空
き領域を詰め、ディレクトリ部のポインタを全て換算
して更新し、実体部の先頭から順に、データファイル
,,が書込まれるようにする。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記のようなファイル圧縮処理は、他の処
理と比較して長時間を必要とする。従って、オペレータ
が適当なタイミングでファイル圧縮処理を起動させる
と、その都度、長時間装置の運用が停止してしまう。従
って、例えば、装置の電源をオンした場合に、ファイル
更新が成されるシステムでは、ファイル更新がある度に
ファイル圧縮処理を強制的に実行させると、装置の運用
を開始するまでに相当の時間を必要とするといった難点
があった。
また、定期的な保守点検作業を行なう際にファイル圧
縮処理を実行させるようにしたシステムでは、作業ミス
等によってそのようなファイル圧縮処理の実行を怠る
と、ファイル更新時にファイルが満杯となって更新不能
となってしまう。これでは、装置の運用上、大きな支障
をきたす。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、運用上
の障害を発生させることなく、所定のタイミングで、他
の処理を妨げずファイル圧縮処理を確実に自動的に実行
することのできるファイル圧縮処理方法を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の第1の方法は、上位装置のデータベースから
所定のデータファイルを読出して、所定のタイミングで
分割順編成ファイルにダウンロードすると共に、当該ダ
ウンロード終了後、最も優先度の低いタスクとして前記
分割順編成ファイルのファイル圧縮処理を実行すること
を特徴とするものである。
また、第2の方法は、実働中の圧縮元ファイルのデー
タを読出して仮設した圧縮先ファイルに書込むことによ
り分割順編成ファイルの圧縮処理を完了後、前記圧縮元
ファイル名と前記圧縮先ファイル名とを交換する場合
に、何れか一方を第3のファイル名に変更し、その後、
他方及び一方の順に目的のファイル名に変更していき、
前記仮設した圧縮先ファイルを実働中のファイルと交換
するまでの間、前記各ファイル名の変更過程毎に、当該
過程を識別するファイル書替中フラグを設定することを
特徴とするものである。
(作用) 本発明の方法においては、データファイルのダウンロ
ードをきっかけとしてファイル圧縮処理を起動する。
尚、このファイル圧縮処理は、最も優先度の低いタスク
として処理が起動される。従って、若し他の処理が要求
された場合には、ファイル圧縮処理は中断し、結果とし
て装置の空き時間を利用して処理が進められることにな
る。
尚、圧縮処理完了後は、圧縮先ファイルのファイル名
を、先に実働中の圧縮元ファイルのファイル名に変更す
る必要があるため、その間の停電等により生じる障害発
生を防止すべく、ファイル名の変更過程を認識できるフ
ァイル書替中フラグを設定する。これにより、空き時間
を利用した長時間のファイル圧縮処理が可能となり、か
つ、作業がファイル名書替中にどこで中断しても、その
中断時点からファイル名の書替えを続行できる。
(実施例) 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明のファイル圧縮処理動作を示すフロ
ーチャートである。
本発明の方法は、既に第2図で示したような装置で実
行される。即ち、上位装置10のデータベース12から所定
のデータファイルを読出して、所定のタイミングで分割
順編成ファイル30にダウンロードし、そのタウンロード
によって生じる空き領域をなくすために、圧縮処理を実
行する。
先ず、装置の電源がオンされると、装置の動作開始に
当たって、ファイルオープン処理が行なわれる(ステッ
プS1)。このファイルオープン処理は、本発明の第2の
方法に関わるため、後で詳述する。実質的には、このス
テップS1完了後、第2図に示したような磁気ディスク装
置24中の圧縮元ファイル31が、実働中のファイルとして
オープンされる。
次に、ダウンロードが必要か否かが判断される(ステ
ップS2)。ダウンロードが不要な場合には、装置は通常
の処理にそのまま移行する。一方、ダウンロードが必要
な場合には、ステップS3において、ダウンロードによる
ファイル更新が行なわれる。これは、第2図に示した上
位装置10が、データベース12から所定のデータファイル
を読出して下位装置20に転送し、該当する圧縮元ファイ
ル31中に更新すべきデータファイルを格納することによ
り行なわれる。
尚、上記ステップS2において、ダウンロードが必要か
否かを判断する場合には、端末で保持している画面デー
タ,帳票データ等のバージョン番号と、上位装置10が保
持しているこれらのデータのバージョン番号との突合わ
せが行なわれる。そして、両者のバーション番号が一致
していれば、ダウンロード不要と判断し、不一致の場
合、ダウンロードが必要と判断する。このような判断
は、電源オン等の直後に実行される。
ダウンロードの具体的な手順は、既に第3図で説明し
た通りである。
その後、ファイル圧縮処理の起動が行なわれる(ステ
ップS4)。
即ち、本発明においては、ダウンロードが実行される
と、それをきっかけとしてファイル圧縮処理が自動的に
起動される。そして、この場合、ファイル圧縮処理プロ
グラムは、第2図に示した下位装置20のその他の各種処
理と比較した場合に、最も優先度の低いタスクとして起
動される。
従って、例えば、第2図のキーボード23を用いて、オ
ペレータが入出金処理等を実行する場合、その都度、圧
縮処理が中断され、又、その後の空き時間を待って、圧
縮処理が再開されて続行される。このような条件設定を
行なうことによって、ファイル圧縮処理は、自動的に無
条件に実行され、かつ、他の如何なる処理も妨げること
なく自動的に完了する。従って、その後、新たなダウン
ロード要求があった場合に、分割順編成ファイルの空き
領域が不足するといった事態が防止される。
尚、このファイル圧縮処理は、第2図に示した実働中
の圧縮元ファイル31と、仮設された圧縮先ファイル32を
用いて実行されるが、電源が断されたり、新たなダウン
ロードが実行されたりして、そのファイル圧縮処理が中
断したまま無効となってしまうこともある。このような
場合、ダウンロードによるファイル更新終了後、再びフ
ァイル圧縮処理が改めて起動されることになる。
第1図に戻って、ファイル圧縮処理の動作説明を続け
る。
ファイル圧縮処理が開始されると、先ず、第3図に示
したディレクト部のポインタ等の初期化が行なわれる
(ステップS5)。そして、圧縮元ファイル“AAAAA"31か
ら1ブロックのデータが読出される(ステップS6)。次
に、そのデータが、圧縮先ファイル“AAAAAW"32へ1ブ
ロック書込まれる(ステップS7)。その後、ポインタの
更新を行ない(ステップS8)、圧縮が終了したか否かが
判断される(ステップS9)。そして、ステップS6からス
テップS9までの処理を繰返し、全ての圧縮処理が完了す
ると、ファイル圧縮完了フラグをオンにする(ステップ
S10)。
第1図に示した手順で、ファイル圧縮が完了すれば、
装置は、圧縮後の圧縮先ファイル32(第2図)を、新た
な実働中のファイルに切替えて処理を開始する。この時
点で、既にあった圧縮元ファイルは消滅する。
さてここで、第2の発明の説明を行なう。
先に説明したような圧縮処理が完了すると、圧縮元フ
ァイルに予め付けられていたファイル名を、圧縮先ファ
イルのファイル名と交換する作業を必要とする。
このようなファイル名交換を必要とするのは、システ
ム自身は、圧縮元ファイルのファイル名を元に、種々の
処理を実行しているからである。また、圧縮処理のため
のプログラムは、圧縮元ファイルと圧縮先ファイルの名
称を特定して動作するからである。
先に説明したように、ファイル圧縮処理中に、何等か
の原因で動作が中断され、圧縮処理が無効となった場合
でも、圧縮元ファイル31に、まだ新たなダウンロードが
可能な程度の空き領域がある限り放置しても不都合は生
じない。即ち、次のダウンロードの際に改めて圧縮処理
を実行すればよい。
しかしながら、圧縮元ファイル31と圧縮先ファイル32
の名称を書替える作業中に、障害等が発生して処理が中
断すると、最悪の場合には、何れのファイルも使用不能
となってしまうことがある。
第2の発明は、この問題を解決するためになされたも
のである。
この場合に、本発明の第2の方法においては、ファイ
ル名の変更過程を区分し、各変更過程毎に、その過程を
識別するファイル書替中フラグを設定し、若し、その変
更過程中に障害が発生した場合には、ファイル書替中フ
ラグにより指定された状態から、書替処理を続行できる
ようにしている。
装置全体が通常の動作を行なっている場合、圧縮元フ
ァイルの名称と圧縮先ファイルの名称とを、一時的にも
同一名称とすることは許されない。そのために、次のよ
うな手順でファイル名の書替えが行なわれるのである。
実施例では、ファイル名の変更を装置の電源断の際に
行なうものとする。装置の電源を正常に断にする場合、
通常、装置の各部の動作の後処理が実行される。この後
処理の中に、ファイル名変更処理を含める。従って、装
置の電源がオンされ、ダウンロードが行なわれると圧縮
処理が実行され、その圧縮後のファイルは装置の電源が
断となる際に名称書替えが行なわれる。装置の動作中、
頻繁にダウンロードが行なわれるようなことがなけれ
ば、このような方法が、圧縮処理の自動化には最も適し
ているといえる。
第4図に、そのようなファイル書替中フラグの設定動
作を説明するフローチャートを図示した。
この処理は、先に説明したように、第2図に示した下
位装置20の電源が断とされる旨の指示が入力した場合に
実行される。
即ち、先ず、ファイル圧縮完了フラグがオンか否かが
判断される(ステップS1)。ファイル圧縮完了フラグが
オンでない場合には、たとえそれまでファイル圧縮処理
が進められていたとしても無視される。ファイル圧縮完
了フラグがオンになっている場合には、ファイル書替中
フラグを“1"にする(ステップS2)。ここで、圧縮元フ
ァイルのファイル名を、“AAAAA"から第3のファイル名
“AAAAAR"に変更する(ステップS3)。
次に、ファイル書替中フラグを“2"にする(ステップ
S4)。今度は、圧縮先ファイル名を、“AAAAAW"から“A
AAAA"に変更する(ステップS5)。そして、ファイル書
替中フラグを“3"にする(ステップS6)。次に、第3の
ファイル名に変更していた圧縮元ファイルのファイル名
を、“AAAAAR"から“AAAAAW"に変更する(ステップS
7)。その後、ファイル書替中フラグを“0"とし、ファ
イル圧縮完了フラグをオフにする(ステップS8)。
以上のような処理を実行することによって、圧縮元フ
ァイルと圧縮先ファイルのファイル名の交換が完了す
る。その後、自動的に電源が断される(ステップS9)。
これによって、新たに装置が起動された場合には、圧縮
処理完了後の分割順編成ファイルをベースとして、処理
が実行されることになる。
第4図に示した処理は、装置の電源断直前に実行され
るため、一時的に実働中のファイル名が消滅しても支障
はない。また、一旦、一方を第3のファイル名に変更し
た後、ファイル名交換を行なうため、同一のファイル名
が重複して付けられるといった障害は発生しない。
装置が正常に電源断となれば、このようにファイル名
の書替えが完了するが、この間に障害が発生したような
場合には、ファイル名の書替えが全く行なわれないか、
又、書替え途中の状態のまま終了することもあり得る。
そこで、第1図に示したファイルオープン処理(ステ
ップS1)において、ファイル状態を正常な状態に戻すよ
うにする。
即ち、始めに、圧縮元ファイルと圧縮先ファイルのフ
ァイルをオープンし、そのファイル名が如何なる状態に
あるかによって、中断したファイル名の書替えを正常に
完了させる。
第5図に、ファイル名変更処理のリカバーのための処
理動作説明図を示す。図は、第4図の処理が対応し、そ
の縦方向に動作が進行するものとする。
即ち、ファイル圧縮完了フラグは当初オフとされてお
り、ファイル圧縮が実行されるとオンとなり、ファイル
名の書替えが完了すると再びオフとなる。
これらの過程でファイル名書替え中は、先に第4図を
用いて説明したように、ファイル書替中フラグが順に1,
2,3,0と書替えられていく。この場合、圧縮元ファイル
名は、“AAAAA"から“AAAAAR",“AAAAAW"というように
書替えられる。また、圧縮先ファイル名は、“AAAAAW"
から“AAAAA"のように書替えられる。
第1図に示したファイルオープン処理(ステップS1)
においては、上記ファイル書替中フラグとオープンされ
た圧縮元ファイル名及び圧縮先ファイル名が参照され
る。その結果、例えばファイル書替中フラグが“1"、圧
縮元ファイル名が“AAAAA"、圧縮先ファイル名が“AAAA
AW"の場合には、第4図に示すステップS3が完了し、ま
だステップS4が実行されていないと判断し、ステップS3
からステップS8までを実行して、リカバーすることにな
る。
以上のようにすれば、データファイルのダウンロード
の際に、ファイル圧縮処理が開始され、一旦ファイル圧
縮処理が終了すれば、その後の電源断の際に、ファイル
名の書替えが行なわれ、たとえその書替えが何等かの原
因で中断したとしても、次の装置の電源投入後、ファイ
ル名書替え処理が正常に終了し、圧縮後の新たなファイ
ルを用いて処理の実行を開始することができる。
本発明は以上の実施例に限定されない。
上記実施例では、圧縮元ファイル名を一旦第3ファイ
ル名に変更し、その後、圧縮先ファイル名を、圧縮元フ
ァイル名に変更した後、圧縮元ファイル名圧縮はファイ
ル名に変更するようにしている。
しかしながら、圧縮先ファイル名のほうを、一旦、第
3のファイル名に変更してから名称交換を行なっても差
し支えない。
また、ファイル名の付け方,ファイル書替中フラグの
形式等は、その目的に応じて自由に変更して差し支えな
い。
(発明の効果) 以上説明した本発明のファイル圧縮処理方法によれ
ば、上位装置のデータベースからデータファイルをダウ
ンロードする際、自動的にファイル圧縮処理が開始さ
れ、かつ、その処理は最も優先度の低いタスクとして実
行される。従って、他の処理を妨げることなく、確実に
ファイルの圧縮が行なわれ、オペレータの負担を防止
し、ファイルの更新の障害を防止することができる。ま
た、ファイル圧縮完了後、圧縮元ファイルと圧縮先ファ
イルのファイル名を交換する際、そのファイル名の変更
過程毎に、当該過程を識別するファイル書替中フラグを
設定したので、何等かの障害が発生し、あるいは強制的
な電源断によりファイル名の変更処理が中断した場合で
も、リカバーを可能とし、自動的なファイルの圧縮処理
に伴なうオペレーションミス等によるファイルの破壊を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のファイル圧縮処理方法を説明する動作
フローチャート、第2図は本発明の方法が適用されるシ
ステムブロック図、第3図は分割順編成ファイルの圧縮
処理動作説明図、第4図はファイル書替中フラグの設定
動作フローチャート、第5図はファイル名変更処理リカ
バー動作説明図である。 10……上位装置、12……データベース、20……下位装
置、30……分割順編成ファイル、31……圧縮元ファイ
ル、32……圧縮先ファイル。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実働中の圧縮元ファイルのデータを読出し
    て仮設した圧縮先ファイルに書込むことにより分割順編
    成ファイルの圧縮処理を完了後、前記圧縮元ファイル名
    と前記圧縮先ファイル名とを交換する場合に、何れか一
    方を第3のファイル名に変更し、その後、他方及び一方
    の順に目的のファイル名に変更していき、前記仮設した
    圧縮先ファイルを実働中のファイルと交換するまでの
    間、前記各ファイル名の変更過程毎に、当該過程を識別
    するファイル書替中フラグを設定することを特徴とする
    ファイル圧縮処理方法。
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