JP3037131U - 点滴注射監視器 - Google Patents

点滴注射監視器

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JP3037131U
JP3037131U JP1996010715U JP1071596U JP3037131U JP 3037131 U JP3037131 U JP 3037131U JP 1996010715 U JP1996010715 U JP 1996010715U JP 1071596 U JP1071596 U JP 1071596U JP 3037131 U JP3037131 U JP 3037131U
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signal
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battery
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玉 柱 王
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億威電子系統股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光感知部材により点滴注射の流速や流量を検
知して、所定範囲から外れた場合に、指示灯に警告させ
又はブザーにより警告音声を発生させる点滴注射監視器
を提供する。 【解決手段】 本考案に係る点滴注射監視器は、光感知
部材21により点滴による遮断信号を増幅手段30に送
り、機能キー50により適当な点滴流速を入力設定し、
マイクロ処理手段40の判断を経た後、表示器70に機
能キー50の設定及びマイクロ処理手段40の処理結果
を表示させて、同時にマイクロ処理手段40の処理結果
を信号伝送手段90によりナースステーションに伝送
し、かつ、点滴の流速又は流量が設定値から外れたとき
は、マイクロ処理手段40から信号を出力して警報手段
60を起動し、指示灯61が明滅しブザー62が警告音
声を発するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は点滴注射監視器に係り、特に検知回路を備えた点滴注射監視器に関す る。
【0002】
【従来の技術】
医師は患者の病状に応じて点滴注射を処方することがあり、この点滴注射は患 者の身体具合や病状により点滴速度を調整されるが、人体の循環系統に対応して 、通常、長時間を要する場合が多く、不注意により注射液が切れると危険なので 、注意を怠ることが許されない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、注射液の残存量が少なくなった時に看護者の交替時間が重なっ た場合、特にそれが深夜であるときは、安全の面から見ても人手を節減する面か ら見ても、なお大いに改善すべき課題が残されている。
【0004】 本考案は上記課題に鑑みてなされたもので、光感知部材により点滴注射の流速 や流量を検知して、所定範囲又は許容範囲から外れた場合に、指示灯を明滅させ 又はブザーにより警報を発生させる点滴注射監視器を提供することを目的とする 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る点滴注射監視器は、 全体のシステム回路に給電するための電源手段と、 ほぼ中央部に点滴の滴カップを挟持する貫通孔状の挟持溝が設けられ、挟持溝 周壁に少なくとも1セットの光感知部材が埋設され、光感知部材が光による信号 を感知したときは信号を出力する感知手段と、 感知手段の出力信号を受信して、出力信号の比較器による増幅及び集積回路に よる波形整形を経た後、増幅信号として出力する増幅手段と、 押圧スイッチであって、必要な数値を設定できる複数の機能キーと、 所定のヒューマンマシンインタフェース及び信号処理プログラムが組み込まれ 、増幅手段及び機能キーからの信号を受けて所定の判断をした後にその結果を出 力するマイクロ処理手段と、 指示灯及びブザーを有し、マイクロ処理手段の判断した結果を指示灯及びブザ ーに表示させる警報手段と、 機能キー及びマイクロ処理手段により出力した結果の信号を表示する表示器と 、 電池の電圧を検知できる電圧検知器であって、電池の電圧が降下してバッテリ 電力下限値よりも低くなったことを検知したときは、表示器に所定の表示をさせ て使用者に電池の交換を促す電池検知手段と、 信号伝送器であって、マイクロ処理手段の処理した結果をナースステーション へ伝送する信号伝送手段とを備え、 感知手段によりセンサユニットを構成し、電源手段、増幅手段、マイクロ処理 手段、複数の機能キー、警報手段、表示器、電池検知手段及び信号伝送手段によ りモニタユニットを構成して、センサユニットとセンサユニットとを組合せてな る。
【0006】 そして、センサユニットを構成する感知手段におけるセットをなす光感知部材 は、発光素子及び光検出素子により構成され、挟持溝の一方側壁に3個の発光素 子が埋設され、挟持溝の他方側壁に発光素子と対応する3個の光検出素子が埋設 されてなるものとすると一層好ましい。
【0007】 上記のように構成された本考案に係る点滴注射監視器は、以下のように動作す る。即ち、センサユニットを点滴の滴カップ周囲に挟着させて、電源を全体のシ ステム回路に供給すると、該滴カップに滴下した点滴がセンサユニットの発光素 子と光検出素子との間を通過したときに感知手段の光感知部材が遮断信号を検知 する。該光検出素子が直ちにその信号を増幅手段の比較器に出力して増幅させた 後、集積回路の波形整形を経て、その信号をマイクロ処理手段に送る。そして、 機能キーにより必要な点滴チューブの形態及び点滴の流速を該マイクロ処理手段 に入力して、該マイクロ処理手段が処理判断した後、その結果を警報手段又は液 晶表示器に出力する。
【0008】 該マイクロ処理手段によりある時間内に感知手段からの点滴速度がマイクロ処 理手段内の設定値に適合しないと判断されたとき、該マイクロ処理手段は信号を 出力して警報手段を起動し、その結果を液晶表示器に表示させると共に、その内 部の設定値と対比して設定値範囲から外れたときは、指示灯を明滅させブザーに 警告音声を発生させ、同時に該マイクロ処理手段の処理した結果を信号伝送手段 によりナースステーションへ伝送する。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る点滴注射監視器の実施の形態について図面を参照しながら 具体的に説明するが、本考案はこの実施の形態の例のみに限定されない。
【0010】 図1に示すように、本考案の比較的好ましい実施の形態に係る点滴注射監視器 は、電源手段10、感知手段20、増幅手段30、マイクロ処理手段40、複数 の機能キー50、警報手段60、電池検知手段80、信号伝送手段90及び表示 器70を組合わせてなる。
【0011】 該電源手段10は、図2に示すように、電池又はその他の電源により全体のシ ステム回路に給電する。
【0012】 該感知手段20は、3セットの光感知部材21により構成され、各セットの光 感知部材21はそれぞれ発光素子211及び光検出素子212を備えている。点 滴が滴カップを通過すると、該光感知部材21(ここでは赤外線光源)が遮断信 号を感知して、出力信号を送出する。
【0013】 該増幅手段30は、上記感知手段20が送出した出力信号を受信すると、比較 器31により増幅した後、さらに集積回路32を経て波形整形された増幅信号を 送出する。
【0014】 該マイクロ処理手段40は、必要なヒューマンマシンインタフェース及び信号 処理プログラムを備え、その中に設定された全パラメータには、単位体積(1c c)当たりにどの程度の滴数があるか、各滴の滴下間隔時間及び滴下量の総計は 何ccか等が含まれ、上記増幅手段30及び機能キー50からの信号に応じて判 断した後に出力する。
【0015】 該複数の機能キー50は、それぞれ押圧スイッチであって、可撓性点滴チュー ブの形態や点滴の流速を選択設定することができ、機能キー50によりマイクロ 処理手段40へ入力する。その点滴チューブの規格には2種類あり、第1種が薬 液の単位体積(1cc)を20滴で滴下することができ、第2種は薬液の単位体 積(1cc)を60滴で滴下することができる。
【0016】 該警報手段60は、指示灯61及びブザー62により構成され、点滴の流速又 は流量が設定値から外れると、マイクロ処理手段40が信号を出力して、ブザー 62を起動し警告音声を発生させると共に指示灯61を明滅させて警告し、かつ 音量調節スイッチ63によりブザー62の警告音声の大小を調節する。
【0017】 該表示器70は、液晶表示器71であって、機能キー50及びマイクロ処理手 段40が出力した信号の結果を表示する。
【0018】 該電池検知手段80は、電圧検知器81であって、電池の電圧を検知し、その 検知した結果をマイクロ処理手段40に送って処理し、かつ結果を表示器71に 表示させる。
【0019】 該信号伝送手段90は、信号伝送器91であって、マイクロ処理手段40の処 理した結果をナースステーションへ伝送する。
【0020】 次に、図3に示すように、本考案の比較的好ましい実施の形態の点滴注射監視 器は、概略センサユニット100及びモニタユニット110(図4参照)で上記 回路を構成して組み立てられている。該センサユニット100は弾性プラスチッ ク成型の座体をなし、そのほぼ中央部には点滴の滴カップ120(図7参照)を 挟着する貫通孔状の挟持溝101が設けられ、該挟持溝101の一方側壁には3 つの発光素子211が埋設され、他方側壁には該3つの発光素子211と対応す る3つの光検出素子212が埋設されている。また、該センサユニット100に は連動桿102が内装され、該連動桿102前端には押ボタン103が固設され ると共に、該連動桿102後端内側は該光検出素子212からの基板に固接され ている。さらに、該連動桿102後端外側にはばね104の一端が固装され、該 ばね104他端は該センサユニット100内側面に固着され、該センサユニット 100下端には導線及び導電プラグ105が延設される(図5参照)。
【0021】 そして、図5、図6に示すように、該モニタユニット110は、ほぼ矩形状筐 体をなし、その正面に機能キー50、指示灯61、液晶表示器71及びブザー1 11が設けられ、かつその一方側面に電源スイッチ112及び電源ソケット11 3が設けられて、他方側面に音量調節スイッチ115、データ伝送孔116及び 導電ソケット114(図5参照)が配設されている。該センサユニット100の 導電プラグ105は、該導電ソケット114に挿嵌されてモニタユニット110 と導通している。該モニタユニット110には、背面に電池座117(図4参照 )が設けられ、該電池座117に内装した電池(図示せず)により全体回路のす べての電源が供給される。該モニタユニット110には、更に基座118が設け られ、該基座118には円孔部118Aが形成され(図7参照)、該円孔部11 8Aを通じて該モニタユニット110全体を点滴支持ロッド130の適当な高さ に滑らせてボルト119で締付け固定する。
【0022】 以上、本考案の比較的好ましい実施の形態の各部材及びその関連位置について 述べたが、次に使用上の組立操作及び作動状態について説明する。
【0023】 図3、図7に示すように、まずセンサユニット100の押ボタン103を押圧 して、連動桿102によりばね104を押圧して挟持溝101を拡径させ(図3 参照)、かつ該挟持溝101に点滴の滴カップ120を入れて押ボタン103へ の押圧を解除すると、ばね104が原位置に弾性復帰しようとして、該挟持溝1 01が縮径して点滴の滴カップ120を挟持固定させる。一方、モニタユニット 110は、その基座118の円孔部118Aに点滴支持ロッド130を内挿して 、該円孔部118Aを通じて該点滴支持ロッド130の適当な高さにボルト11 9で締付け固定され、しかる後に、センサユニット100の導電プラグ105を 該モニタユニット110の導電ソケット114に挿し込んで組立が完成する。
【0024】 その作動状態は、以下の通りである。電源手段10により全体回路の必要な電 源を供給し、感知手段20の光感知部材21が遮断信号を検知したとき(点滴が 発光素子211と光検出素子212との間を通過したとき)、該発光素子211 がすぐに信号を発信して、該光検出素子212がそれ受信すると直ちに信号を増 幅手段30の比較器31に出力して増幅する。その後、集積回路32の波形整形 を経て、その信号をマイクロ処理手段40へ送り、かつ機能キー50により必要 な点滴チューブの形態及び点滴の流速を該マイクロ処理手段40に入力して、該 マイクロ処理手段40の判断処理を経た後、その結果を警報手段60又は液晶表 示器71に出力する。
【0025】 そして、マイクロ処理手段40が、ある時間内に感知手段20からの点滴速度 がマイクロ処理手段40内の設定値に適合しない(流速が速すぎる、遅すぎる又 は滴下しない)と判断したときは、該マイクロ処理手段40が信号を出力して警 報手段60を起動し、その結果を液晶表示器71に表示させると共に、該マイク ロ処理手段40は光感知部材21の検知した点滴の滴数を計算処理して、液晶表 示器71に点滴薬液瓶内の残存している薬液容量を表示させる。さらに、その内 部の設定値と対比して、設定値範囲から外れたときは、該マイクロ処理手段40 が信号を出力して警報手段60を起動し、指示灯61が明滅してブザー62が警 報音声を発し、該マイクロ処理手段40の処理した結果は同時に、信号伝送手段 90を通してデータとしてナースステーションに伝送されるので、一層高い安全 性を確保することができる。
【0026】
【考案の効果】
上記のように構成された本考案に係る点滴注射監視器は、下記のような利点及 び効果がある。
【0027】 第1に、センサユニットの本体は弾性プラスチック成型体であって、重量が極 めて軽く、かつばねの弾力によって固持されるので、取付け・取外しが非常に容 易で、点滴の滴カップに挟着すると離脱落下するおそれがない。
【0028】 第2に、該センサユニットには、3組の光感知部材(即ち、3つの発光素子及 び3つの光検出素子)が挟持溝の周壁に水平配設されているので、検知範囲が広 く、その検知は高精度であり、流速に異常があれば、該警報手段が直ちに警告を 発し、患者に対して高い安全性を提供することができる。
【0029】 第3に、電池検知手段は、電圧検知器を利用して、電池の電圧が降下してバッ テリ電力下限値よりも低くなると、液晶表示器に“L”字形を表示させ、使用者 に電池の取換えを促すことができる。
【0030】 第4に、給電ソース(Feed Source )は2通りに設計されており、一方が例え ば交流アダプタ(AD Adaptor)で、他方が電池であり、通常、AC電源で給電し 、病人を長距離移動する場合は電池で給電できるので、給電が断絶されるおそれ がない。
【0031】 第5に、検知したデータ信号を信号送電手段を介してナースステーションに送 るので、安全性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る点滴注射監視器おける比較的好ま
しい実施の形態の作動段階ブロック図。
【図2】上記実施の形態における電気回路図。
【図3】上記実施の形態におけるセンサユニットを上か
ら見た断面図。
【図4】上記実施の形態におけるモニタユニットの背面
図。
【図5】上記モニタユニットの第1の立体斜視図。
【図6】上記モニタユニットの第2の立体斜視図。
【図7】上記実施の形態の使用状態を示す説明図。
【符号の説明】
10 電源手段 20 感知手段 21 光感知部材 211 発光素子 212 光検出素子 30 増幅手段 31 比較器 32 集積回路 40 マイクロ処理手段 50 機能キー 60 警報手段 61 指示灯 62 ブザー 70 表示器 71 液晶表示器 80 電池検知手段 81 電圧検知器 90 信号伝送手段 91 信号伝送器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体のシステム回路に給電するための電源
    手段と、 ほぼ中央部に点滴の滴カップを挟持する貫通孔状の挟持
    溝が設けられ、前記挟持溝周壁に少なくとも1セットの
    光感知部材が埋設され、前記光感知部材が光による信号
    を感知したときは信号を出力する感知手段と、 前記感知手段の出力信号を受信して、前記出力信号の比
    較器による増幅及び集積回路による波形整形を経た後、
    増幅信号として出力する増幅手段と、 押圧スイッチであって、必要な数値を設定できる複数の
    機能キーと、 所定のヒューマンマシンインタフェース及び信号処理プ
    ログラムが組み込まれ、前記増幅手段及び前記機能キー
    からの信号を受けて所定の判断をした後にその結果を出
    力するマイクロ処理手段と、 指示灯及びブザーを有し、前記マイクロ処理手段の判断
    した結果を前記指示灯及び前記ブザーに表示させる警報
    手段と、 前記機能キー及び前記マイクロ処理手段により出力した
    結果の信号を表示する表示器と、 電池の電圧を検知できる電圧検知器であって、前記電池
    の電圧が降下してバッテリ電力下限値よりも低くなった
    ことを検知したときは、前記表示器に所定の表示をさせ
    て使用者に前記電池の交換を促す電池検知手段と、 信号伝送器であって、前記マイクロ処理手段の処理した
    結果をナースステーションへ伝送する信号伝送手段とを
    備え、 前記感知手段によりセンサユニットを構成し、前記電源
    手段、前記増幅手段、前記マイクロ処理手段、前記複数
    の機能キー、前記警報手段、前記表示器、前記電池検知
    手段及び前記信号伝送手段によりモニタユニットを構成
    して、前記センサユニットと前記センサユニットとを組
    合せてなることを特徴とする点滴注射監視器。
  2. 【請求項2】前記センサユニットを構成する前記感知手
    段におけるセットをなす前記光感知部材は、発光素子及
    び光検出素子により構成され、前記挟持溝の一方側壁に
    3個の前記発光素子が埋設され、前記挟持溝の他方側壁
    に前記発光素子と対応する3個の前記光検出素子が埋設
    されてなることを特徴とする請求項1に記載の点滴注射
    監視器。
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