JP3037012U - クッション - Google Patents

クッション

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JP3037012U
JP3037012U JP1996010525U JP1052596U JP3037012U JP 3037012 U JP3037012 U JP 3037012U JP 1996010525 U JP1996010525 U JP 1996010525U JP 1052596 U JP1052596 U JP 1052596U JP 3037012 U JP3037012 U JP 3037012U
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cushion
cushion body
folded
animal
compartment
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JP1996010525U
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Inventor
孝治 尾崎
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四国団扇株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動物等の顔部が形成されているクッション本
体を折り畳むと共に、係止手段によって前記折り畳み状
態を維持させることにより、縫いぐるみとしても楽しめ
るクッションに関し、製造を容易とするとともに、前記
クッション本体を座布団や背もたれとして使用する場合
には使い心地が良く、折り畳んで縫いぐるみとする場合
には、より縫いぐるみらしく立体的に構成できるように
すること。 【解決手段】 顔部(2) は、クッション本体(1) の一方
面(1a)側の一辺(11)の中央寄りに平面的に設け、その上
端部はクッション本体(1) の一辺(11)に近接させるとと
もに下端部はクッション本体(1) の中心よりも一辺(11)
側寄りに位置する配設態様とし、前記係止手段は、一対
の係止半体(3)(30) から構成され、係止半体(3)(30) の
各々を、クッション本体(1) の一辺(11)の両端にそれぞ
れ設けたこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はクッション、特に、折り畳むことにより縫いぐるみになるクッショ ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
折り畳むことにより動物の縫いぐるみとなるクッションとして、実開平4−4 8862号公報に開示のものがある。このものは、適度な厚みを有する略矩形状 のクッション本体の表面の一辺側に動物の頭部や耳部等を立体的に設けるととも にこれに対向する他辺側に尾部を付加し、前記クッション本体の裏面の、前記両 辺とは異なる他の対向する両側辺の中央部に、一対のマジックテープを設けた構 成のものである。
【0003】 このものでは、前記矩形状クッション本体のままで座布団や背もたれとして使 用することができ、座布団や背もたれとして使用しない時には、前記両側辺が相 互に対向するように前記クッション本体を裏側へ二つ折りにし、前記マジックテ ープを接合させる。これにより、前記クッション本体のうち、前記頭部を設けた 側の一辺の両端を前記動物の前足部と見立て、尾を設けた側の他辺の両端部を後 ろ足部分と見立てることにより、前記クッション本体は縫いぐるみの如くとなり 、室内に飾っておくことができる。
【0004】 このように、一つのクッション本体で、座布団と縫いぐるみの2つの用途に兼 用できるので、面白みがあり、実用性と装飾性を楽しむことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の縫いぐるみ兼用クッションでは、略矩形状クッション本体 を単に裏側へ二つ折りにするだけで縫いぐるみとする構成であるから、前記クッ ション本体に目、鼻等の模様を平面的に描くだけでは、縫いぐるみらしく見えな い。縫いぐるみらしく見せるためには、前記クッション本体に、上記したような 、頭部や耳部及び尾部等を立体的に設ける他、より立体的に見せるために、首部 や尾部の付け根部分を内方へ折り込んで縫い付ける必要もある。
【0006】 このように、従来の縫いぐるみ兼用クッションでは、製作が面倒である。 又、前記クッションでは、クッション本体の内部に、頭部や耳部等が立体的に 突設する構成であることから、前記クッション本体を座布団や背もたれとして使 用した場合、前記立体部分が邪魔になって、座り心地或はもたれ心地の悪いもの となり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0007】 請求項1記載の考案は、略矩形状のクッション本体に、動物等の顔部が形成さ れているとともに、前記クッション本体を折り畳み状態に維持するための係止手 段が設けられ、折り畳むことにより縫いぐるみとしても楽しめるクッションであ って、製造を容易とするとともに、前記クッション本体を広げて座布団や背もた れとして使用する場合には使い心地が良く、折り畳んで縫いぐるみとする場合に は、より縫いぐるみらしく立体的に構成できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために、本考案の請求項1記載の考案は、『前記顔部 は、前記クッション本体の一方面の一辺の中央寄りに平面的に設けられ、その上 端部は前記一辺に近接して位置させるとともに下端部は前記クッション本体の中 心よりも前記一辺側寄りに位置する配設態様とし、前記係止手段は、一対の係止 半体から構成されると共に、前記係止半体の各々を、前記クッション本体の前記 一辺の両端にそれぞれ設けたこと』を特徴としたものである。
【0009】 前記クッション本体を広げた状態では略矩形状であるから、通常の座布団や背 もたれ等として使用できる。このとき、前記クッション本体の一方面側に設けた 動物等の顔部は平面的に構成したから、前記クッション本体の内側には、何ら突 出部は存在しない。 次に、このクッション本体を縫いぐるみにするには、まず、前記顔部の下端部 に相当し且前記一辺に平行な線を第1折り畳み線として、これに沿って前記クッ ション本体を他方面側へ二つ折りにする。前記顔部の下端部は、前記クッション 本体の中心よりも、前記一辺側に寄った位置に配設されていることから、前記第 1折り畳み線で前記クッション本体を二つ折りにすると、前記一辺は、これに対 向する前記他辺に重なることなく、前記他辺よりも前記クッション本体の中心寄 りに位置する折り畳み態様となる。
【0010】 前記クッション本体において、前記第1折り畳み線から前記一辺に至る部分を 、第1クッション部とし、残りの部分を、第2クッション部とする。 この折り畳み状態における前記第1クッション部の前記一方面中央には、前記 顔部のみが表れることとなり、前記一辺側が頭頂部側となり、前記第1折り畳み 線側が口部側となる。又、前記一辺の両端には、前記係止手段を構成する一対の 係止半体がそれぞれ設けられていることとなる。
【0011】 そして、前記一辺と前記第1折り畳み線の中心を通る線を第2折り畳み線とし 、これに沿って、前記第1クッション部の前記顔部が表れている面が外面側とな るように、前記二つ折り状態のクッション本体を、さらに二つ折りにする。 これにより、前記クッション本体は部分的に四つ折り状態となる。 このとき、前記各係止半体は、二つ折り状態にある前記第2クッション部を介 して対向する関係となる。前記係止半体を相互に係止させるために、前記第2ク ッション部を強制的に押さえ付けて略扁平化させるとともに、前記係止半体を相 互に近接するように引っ張りながら両者を係止させる。前記係止半体が相互に係 止されることにより、前記クッション本体は、前記折り畳み状態を維持すること ができる。これが縫いぐるみとした状態である。
【0012】 すなわち、前記四つ折り状態において、前記顔部が描かれている第1クッショ ン部が、動物等の頭部となり、前記第1折り畳み線の両端がその前足部となる。 そして、前記第2クッション部のうち、前記第1クッション部に重なっていない 部分が動物等の胴部となり、前記他辺中央が尻部となり、その両端が後ろ足部と なる。
【0013】 前記第1折り畳み線は、前記クッション本体の中心よりも前記一辺側へずれた 位置に設定したから、前記折り畳み状態においては、前記頭部となる前記第1ク ッション部とこれに重なって位置する前記第2クッション部の一部分が四重とな るが、前記胴部となる前記第1クッション部に重ならない前記第2クッション部 の他の部分は二重である。
【0014】 よって、四重に折り畳まれてなる前記頭部は、二重でしかない前記胴部よりも 前記クッション本体の肉厚分高く隆起することとなる。又、前記係止半体を係止 させるために、前記頭部と背部との境界部分の下端部が強制的に押さえ付けられ てくびれることにより、その前後に位置する前記第1折り畳み線の両端と、前記 他辺の両端が、前記係止部分よりも左右に広がった状態となり、それぞれ動物等 の前足部、後ろ足部らしく見える。
【0015】 又、請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の構成のうち、『前記クッシ ョン本体の前記一辺から耳部を外方へ突設させるとともに、前記一辺に対向する 他辺からは尾部を外方へ突設させた』ことを特徴とする。 このクッション本体を広げた状態とすると、前記一辺から耳部が、他辺から尾 部がそれぞれ外方に突出し、前記クッション本体の内側には何ら突出しない。
【0016】 このクッション本体を、前記請求項1記載のものと同様に四つ折り状態に折り 畳むと、前記頭頂部となる前記一辺から耳部が突出し、前記尻部となる前記他辺 から尾部が突出する態様となる。 又、前記係止半体としては、請求項3記載のもののように、『ボタンと、前記 ボタンに係止する環状体を採用』しても良い。
【0017】 請求項4記載の考案は、上記課題を解決する為に、『折り畳み自在のシート状 のクッション本体を折り畳むことによって動物等を立体的に表すことができるク ッションであって、前記クッション本体を第1の境界線で2つの大小区画に分け 、前記区画の小区画を動物等の顔部とし、前記区画の大区画を動物等の胴部とし て構成し、前記小区画を前記第1の境界線で折り返して前記大区画の一部に重ね 、さらに、前記第1の境界線のほぼ中央部で且前記第1の境界線に交差する第2 の境界線で前記小区画及び前記大区画を共に前記大区画側に折り畳み、その状態 を保持できる』ことを特徴とする。
【0018】 前記クッション本体はシート状であるから、折り畳み前の前記クッション本体 は、略扁平状である。そのクッション本体を、大区画と小区画に分ける第1の境 界線で二つ折りにする。この状態において前記小区画の外側となる面に動物等の 顔部を設けておく。そして、この部分的に二つ折り状態となった前記クッション 本体を、第2の境界線でさらに前記大区画側に二つ折りにする。これにより、前 記クッション本体のうち、前記小区画と大区画の重なり部分は四つ折り状態とな り、それに続く大区画のみの部分は二つ折り状態となる。すなわち、前記四つ折 り状態の部分は、二つ折り状態の部分よりも、前記小区画の肉厚分盛り上がるこ ととなる。
【0019】 前記小区画は、上記したように、動物等の顔部となっており、それに続く大区 画は、胴部として構成されているから、上記したように折り畳まれたクッション 本体は、前記胴部から前記顔部が盛り上がった立体的な動物等が表されることと なる。尚、その状態は保持できる。 請求項5記載の考案は、請求項4記載の考案の構成のうち、『前記クッション 本体の形状を多角形形状』としたものであり、前記クッション本体の平面形状と しては、矩形や三角形、台形等種々採用可能である。どの形状に構成した場合で も、請求項4記載の考案に記載されているように折り畳んで、その折り畳み状態 を保持させれば、立体的な縫いぐるみを構成することができる。
【0020】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案のうち請求項1記載の考案は、前記クッション本 体を、前記第1、第2折り畳み線でそれぞれ折り畳んで部分的に四つ折り状態と するとともに、前記係止手段を係止させて前記折り畳み状態を維持させると、動 物等の顔部が描かれてなる頭部が、その後方に位置する胴部よりも前記クッショ ン本体の肉厚分盛り上がった状態となるとともに、前足部、後ろ足部も左右に張 り出すように構成となる。このように、略矩形状のクッション本体を折り畳むだ けで、より縫いぐるみらしく立体的となるから、前記クッション本体に、頭部や 耳部等を立体的に設けたり、部分的に縫い込んだりする必要がない。よって、前 記クッション本体の製作が容易となる。
【0021】 又、前記クッション本体を広げて座布団や背もたれとして使用する場合にはそ の表面に何ら立体的なものが突出しないから心地良く使用することができる。 請求項2記載の考案は、請求項1に記載の考案の効果に加えて、前記一辺から 耳部を、他辺から尾部をそれぞれ外方に突出させることにより、縫いぐるみ状態 に折り畳んだ時に、より立体的で縫いぐるみらしくなるという効果が加わったも のである。
【0022】 請求項4記載の考案は、前記クッション本体は、略扁平なシート状としたから 、これを広げて、座布団や背もたれとして使用する場合においては、使い易く且 使い心地の良いものとなる。 又、縫いぐるみとするときは、前記第1及び前記第2の境界線で、前記クッシ ョン本体をそれぞれ所定の方向に折り畳むことにより、動物等の顔部となる前記 小区画が、動物等の胴部となる前記大区画の部分よりも、前記クッション本体の 肉厚分隆起させた状態で保持させることができるから、前記クッション本体を折 り畳むだけで、より立体的な縫いぐるみを構成することができる。
【0023】 このように、シート状のクッション本体を各境界線で折り畳むだけで、立体的 な縫いぐるみを構成することができるとともに、その状態を保持することができ るので、前記クッション本体に、耳部や鼻部等を別途立体的に設けたり、部分的 に縫いこんだりする必要がなく、前記クッション本体の製作が容易となる。
【0024】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の実施の形態を、図示例と共に説明する。 図1に示すものは、本考案の第1番目の実施の形態に係るクッション本体(1) の平面図である。 クッション本体(1) は、ボア、ジャージー、トリコット等の生地からなる2枚 の正方形状のシートの間に、所定の肉厚を有する正方形状のウレタンスポンジ体 を挟むとともに周囲を縫い付けてなるもので、この実施の形態では、クッション 本体(1) の表面(1a)にライオンの顔部(2) を設ける構成とする。
【0025】 顔部(2) は、たてがみ部(2a)、目部(2b)及び鼻口部(2c)からなり、たてがみ部 (2a)は、クッション本体(1) を構成する生地と同じ材質で且色違いの生地を、内 周が略円弧状で且外周が前記内周に沿った鋸刃状に形成されてなる略C字状体に 裁断するとともにこれを2枚重ねて縫い合わせて製作したものとし、目部(2b)及 び鼻口部(2c)は、フェルトなどの生地を所定形状に裁断してなるものとする。
【0026】 たてがみ部(2a)は、クッション本体(1) の表面(1a)を構成する前記シートの中 心(5) から第1辺(11)寄りに、その開放部が、第1辺(11)に対向する位置にある 第2辺(12)側に向くように配設されるとともに、前記内周に沿ってのみ前記シー トに縫い付けられている。そして、目部(2b)及び鼻口部(2c)は、たてがみ部(2a) で囲まれる範囲内の所定の位置に配設され接着剤等で接着されている。このとき 、鼻口部(2c)の下端部は、クッション本体(1) の中心(5) よりも、第1辺(11)寄 りに位置するように、たてがみ部(2a)の大きさ及び鼻口部(2c)の配設位置を設定 しておく。
【0027】 又、前記生地により、2つの耳部(21)と尾部(22)とを別途製作しておき、前記 2枚の正方形状のシートの周囲を前記ウレタンスポンジを介して縫い合わせる時 に、第1辺(11)側には耳部(21)の基端部を、これに対向する第2辺(12)の中央に は尾部(22)の基端部を縫いつけておく。 そして、第1辺(11)の両端には、クッション本体(1) の折り畳み状態を維持す るために設ける係止手段としての、ボタン(3) と、環状紐体(30)とをそれぞれ縫 い付けておく。
【0028】 以上が、本考案の第1番目の実施形態のクッション本体(1) の全体構造である 。 このクッション本体(1) を、座布団や背もたれとして使用するには、図1に示 した状態のまま使用すれば良い。この場合、たてがみ部(2a)はクッション本体(1 ) の表面(1a)に別途縫い付けられているため、やや盛り上がった状態となるが、 たてがみ部(2a)は、所定形状に裁断した前記シートを二枚重ねて縫い合わせてあ るだけのものなので、表面(1a)からの突出度合いは前記シート2枚分の肉厚に過 ぎず、座布団や背もたれとして使用する際に邪魔になるようなことはない。他の 構成要素である目部(2b)及び鼻口部(2c)はフェルトを接着しただけのものである から平面的であり、邪魔になるといった問題はない。
【0029】 次に、クッション本体(1) を縫いぐるみに折り畳む工程を説明するが、説明し 易いように、図1の二点鎖線に示すように、クッション本体(1) の鼻口部(2c)の 下端部に沿い且第1辺(11)に平行な線を第1折り畳み線(41)とし、第1辺(11)及 び第2辺(12)の中心を通る線を第2折り畳み線(42)とする。 又、第1折り畳み線(41)から第1辺(11)に至る部分を、第1クッション部(4a) とし、第1折り畳み線(41)から第2辺(12)に至る部分を、第2クッション部(4b) とする。
【0030】 クッション本体(1) を折り畳む第1の工程として、まず、図2に示すように、 第1折り畳み線(41)に沿って、クッション本体(1) を裏面(1b)側へ二つ折りにす る。 このとき、第1折り畳み線(41)は、クッション本体(1) の中心よりも第1辺(1 1)寄りに位置するように設定されているから、クッション本体(1) を第1折り畳 み線(41)に沿って二つ折りにした場合、第1辺(11)と第2辺(12)とは一致せず、 第2クッション部(4b)の一部分に第1クッション部(4a)が重なる態様となる。こ のとき、第1クッション部(4a)が重ならない第2クッション部(4b)の他の部分を 第3クッション部(4c)とする。
【0031】 そして、この二つ折り状態のクッション本体(1) を、顔部(2) が外側に位置す るように、第2折り畳み線(42)に沿って、さらに二つ折りにする(図3参照)。 すると、図3の底面図である図4に示すように、第1クッション部(4a)は、四重 構造となるが、第3クッション部(4c)は、二重構造となる。 よって、図3に示すように、第1クッション部(4a)の上面が、それの後方に位 置する第3クッション部(4c)の上面よりも、クッション本体(1) の肉厚分高く位 置することとなる。第1クッション部(4a)は、顔部(2) が形成され且第1辺(11) からは耳部(21)を突出させていることから、ライオンの頭部を構成することとな り、第3クッション部(4c)は、前記頭部となる第1クッション部(4a)よりも後方 に位置し且最後端部である第2辺(12)からは尾部(22)を突出させていることから 、ライオンの背部から尻部に至る部分を構成することとなる。
【0032】 又、上記したように、折り畳み状態を維持する為の係止手段であるボタン(3) と環状紐体(30)は第1辺(11)の両端に設けられていることから、図3及び図4に 示すような折り畳み状態においては、ボタン(3) と環状紐体(30)は、第1クッシ ョン部(4a)と第3クッション部(4c)の境界部分(4d)に位置することとなる。 最後に、図5に示すように、境界部分(4d)を強制的に押さえ付けて略扁平化す るとともに、ボタン(3) と環状紐体(30)を近接する方向に引っ張って両者を係止 させれば、図6に示すようなライオンの縫いぐるみ(10)が完成する。
【0033】 このものでは、上記したように、境界部分(4d)に相当する第1辺(11)の両端部 を縫いぐるみ(10)の下方で相互に近接する方向に強制的に引っ張って、ボタン(3 ) と環状紐体(30)とを係止させる構成としたから、境界部分(4d)が縫いぐるみ(1 0)の下方においてくびれた形状となる。これにより、第1クッション部(4a)の前 方端である第1折り畳み線(41)の両端の開き具合いと、第3クッション部(4c)の 後方端である第2辺(12)の両端の開き具合とが強調され、第1折り畳み線(41)の 両端が前足部(23)となり、第2辺(12)の両端が後ろ足部(24)として機能すること となる。
【0034】 このものでは、座布団や背もたれとして実用的な略扁平形状のクッション本体 (1) を、所定の位置で四つ折りとするとともにボタン(3) と環状紐体(30)とを係 止させるだけで、立体的で可愛らしい縫いぐるみとなるので、単なるクッション ではなく、用途が広がり、遊び心のある楽しい商品となる。 尚、上記実施の形態では、ライオンの縫いぐるみ(10)が構成できるようにした が、耳部(21)及び尾部(22)の形、顔部(2) の構成要素等を変更すれば、猫(図7 の(a) )、くま(図8の(a) )、犬(図9の(a) )、パンダ(図10の(a) )、 とら(図11の(a) )等、種々の動物をイメージさせたクッション本体(1) が考 えられる。そして、クッション本体(1) を上記した第1番目の実施の形態と同じ 要領で折り畳むことにより、各図(b) に示すように、縫いぐるみ(10)となる。
【0035】 尚、上記実施の形態では、前記クッション本体(1) の形状を正方形状としたが 、この形状は限定されるものではなく、長方形や円形等、他の形状でも良い。 又、係止手段も、ボタン(3) と環状紐体(30)の他、マジックテープを設ける等 としても良い。 (注)考案の詳細な説明中マジックテープは登録商標である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1番目の実施の形態のクッション本体
(1) の展開状態の平面図。
【図2】図1のクッション本体(1) を、第1折り畳み線
(41)で二つ折にした状態を示す斜視図。
【図3】図2のクッション本体(1) を、第2折り畳み線
(42)でさらに折り畳んだ状態を示す側面図。
【図4】図3の底面図。
【図5】図4の状態から、ボタン(3) と環状紐体(30)と
を係止させた状態を示す説明図。
【図6】本考案第1番目の実施の形態のクッション本体
(1) を折り畳んで縫いぐるみとした状態を示す斜視図。
【図7】本考案第2番目の実施の形態のクッション本体
(1) を示す展開状態の平面図とそれを折り畳んだ状態を
示す斜視図。
【図8】本考案第3番目の実施の形態のクッション本体
(1) を示す展開状態の平面図とそれを折り畳んだ状態を
示す斜視図。
【図9】本考案第4番目の実施の形態のクッション本体
(1) を示す展開状態の平面図とそれを折り畳んだ状態を
示す斜視図。
【図10】本考案第5番目の実施の形態のクッション本
体(1) を示す展開状態の平面図とそれを折り畳んだ状態
を示す斜視図。
【図11】本考案第6番目の実施の形態のクッション本
体(1) を示す展開状態の平面図とそれを折り畳んだ状態
を示す斜視図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・・・クッション本体 (1a)・・・・・・・クッション本体の一方面 (11)・・・・・・・1辺 (2) ・・・・・・・顔部 (3) ・・・・・・・ボタン (30)・・・・・・・環状紐体 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形状のクッション本体に、動物等の
    顔部が形成されているとともに、前記クッション本体を
    折り畳み状態に維持するための係止手段が設けられたク
    ッションであって、 前記顔部は、前記クッション本体の一方面の一辺の中央
    寄りに平面的に設けられ、その上端部は前記一辺に近接
    して位置させるとともに下端部は前記クッション本体の
    中心よりも前記一辺側寄りに位置する配設態様とし、 前記係止手段は、一対の係止半体から構成されると共
    に、前記係止半体の各々を、前記クッション本体の前記
    一辺の両端にそれぞれ設けたことを特徴とするクッショ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記クッション本体の前記一辺から耳部
    を外方へ突設させるとともに、前記一辺に対向する他辺
    からは尾部を外方へ突設させた請求項1記載のクッショ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記係止半体として、ボタンと、前記ボ
    タンに係止する環状体を採用した請求項1又は2に記載
    のクッション。
  4. 【請求項4】 折り畳み自在のシート状のクッション本
    体を折り畳むことによって動物等を立体的に表すことが
    できるクッションであって、前記クッション本体を第1
    の境界線で2つの大小区画に分け、前記区画の小区画を
    動物等の顔部とし、前記区画の大区画を動物等の胴部と
    して構成し、前記小区画を前記第1の境界線で折り返し
    て前記大区画の一部に重ね、さらに、前記第1の境界線
    のほぼ中央部で且前記第1の境界線に交差する第2の境
    界線で前記小区画及び前記大区画を共に前記大区画側に
    折り畳み、その状態を保持できるクッション。
  5. 【請求項5】 前記クッション本体の形状を多角形形状
    とした請求項4記載のクッション。
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