JP3036772U - 台間玉貸機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技客の利便性を図ると共に、サービスの提
供を大幅に向上した台間玉貸機を提供する。 【解決手段】 台間玉貸機３に金銭投入部と、会員カー
ドリーダと、入力手段（操作部）１１を設ける。入力手
段（操作部）１１に複数の操作ボタン（テン・キー）１
１Ａ・・・を設ける。それぞれの操作ボタン１１Ａ・・
・とサービス指示信号とを対応させる。制御手段（ホス
トコンピュータ）１７は、会員カードが会員カードリー
ダに挿入されている場合、サービス指示信号を送出す
る。制御手段（ホストコンピュータ）１７は、当該サー
ビスに充当される所定数量の貯玉がある場合、サービス
指示信号を送出する。制御手段（ホストコンピュータ）
１７は金銭投入部６に当該サービスに充当される所定金
額の金銭が投入された場合、サービス指示信号を送出す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パチンコ機などに並設された台間玉貸機等によるパチンコ店のサー ビスに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、パチンコ店（パチンコホール）内に設けられた複数の島部には遊技機と してのパチンコ機が複数並設されている。係るパチンコ店内の一部或いは島部の 一部にはパチンコ玉収容器が設置されており、このパチンコ玉収容器と複数のパ チンコ機とをパチンコ玉が循環している。即ち、これらのパチンコ機はパチンコ 玉収容器内のパチンコ玉を複数のパチンコ機に循環する全店式或いは島還元式等 で構成されている。

【０００３】 該パチンコ店はパチンコ機をできるだけ数多く設置して収益の拡大を図ってお り、これによって島部と島部の間は狭い通路となっている。パチンコ機を楽しむ 遊技客は島部と島部の狭い通路を通って自分の使用するパチンコ機を選び、パチ ンコ機に並設された台間玉貸機の金銭投入部に所定の金銭を投入する。そして、 投入した金額分のパチンコ玉をパチンコ機の前面に設けられたパチンコ玉受皿内 に排出して、パチンコ機のプレーを楽しんでいる。

【０００４】 一方、一日あたり数百人もの遊技客が出入りしているパチンコ店等においては 、何時何処の誰が入店されているのか、また入店した客の職業、年齢等を知る由 もない。そこで、特開平７−４７１６９号公報（Ａ６３Ｆ７／０２）では、会員 カードを発行して遊技客である顧客、或いは一元客等を容易に把握している。

【０００５】 係るパチンコ店内の所定位置には予め会員カード申込書が備え付けられており 、遊技客がパチンコ店の会員となる場合、この会員カード申込書に所定の事項を 記載する。そして、パチンコ店のホストコンピュータに会員カード申込書に記載 された内容及び、会員専用の会員番号、パチンコ店番号等の登録処理が行なわれ 、登録処理が完了したら会員番号が記録された会員カードをカード作製会社等に 依頼し、これにより会員に会員カードが発行されている。

【０００６】 そして、会員が会員カードを使用することによってパチンコ店側が遊技客に充 分なサービスを行う態勢が図られている。この場合、会員が台間玉貸機の前面に 設けられた会員カード挿入口に会員カードを挿入する。そして、会員は台間玉貸 機の前面に設けられた複数の操作ボタンを操作し、パチンコ店のホストコンピュ ータに集計登録された出玉の数量、特賞回数、特賞後スタート回数、特賞後打ち 込み玉数等の確認、或いはポイント数の加算等のサービスが受けられる。これに よって多くの遊技客を確保してパチンコ店の営業の安定化を図っている。

【０００７】 また、パチンコ機を楽しんでいる遊技客は、パチンコ機の前面の棚に私物を置 く等して使用中のパチンコ機を確保し、パチンコ店内に設置された自動販売機で 飲み物を購入したり、パチンコ店の外で飲み物の購入や軽食等を行なって疲労回 復等の一時休息を行なっている。係る遊技客が一時休息を行なうと、パチンコ機 が一時中断してしまい、パチンコ店の売り上げが低下してしまうため近年では遊 技客にコーヒー、コーラ、ウーロン茶、おしぼり或いは軽食等の配達サービスが 行なわれるようになって来ている。

【０００８】 この場合の配達サービスは、店員が島部の間の狭い通路を巡回して注文を受け た後、戻ってから注文の品物を運んで遊技客の所に配達し、そこで遊技客から品 物の代金を受け取っている。このような配達サービス等の充分なサービスを行な うことによりパチンコ店は、より多くの会員を確保して営業の安定化を図ってい る。

【０００９】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、パチンコ機を並設した島部の間の狭い通路を通って配達サービ スの注文を受けたり、注文を受けた品物を運んだりすると共に、注文を受けた品 物の、代金の授受を行なったりする場合、店員は島部の間の狭い通路を何回も往 復して会員に配達サービスを行なう煩わしい問題があった。

【００１０】 また、会員が台間玉貸機で受けられるサービスの特典は、会員カードを使用し てパチンコ機の情報等が得られる特典のみであり、更なるサービスの向上が望ま れていた。

【００１１】 本考案は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、遊技客 の利便性を図ると共に、サービスの提供を大幅に向上した台間玉貸機を提供する ことを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】

即ち、請求項１の台間玉貸機３は、パチンコ機２等の遊技機に並設される台間 玉貸機３において、金銭投入部６と、会員カードリーダと、入力手段と、制御手 段とを備え、この制御手段は、入力手段への所定のサービス要求入力操作に基づ きサービスカウンタに対する所定のサービス指示信号を送出するものである。

【００１３】 また、請求項２の台間玉貸機３は請求項１において、制御手段は、会員カード が会員カードリーダに挿入されている場合に、サービス指示信号を送出するもの である。

【００１４】 また、請求項３の台間玉貸機３は請求項１又は請求項２において、制御手段は 、当該サービスに充当される所定数量の貯玉がある場合に、サービス指示信号を 送出するものである。

【００１５】 更に、請求項４の台間玉貸機３は請求項１又は請求項２において、制御手段は 金銭投入部６に当該サービスに充当される所定金額の金銭が投入された場合に、 サービス指示信号を送出するものである。

【００１６】

【考案の実施の形態】

次に、図面に基づき本考案の実施の形態を詳述する。図１はパチンコ機２に並 設した台間玉貸機３の正面図、図２は本考案の台間玉貸機３の正面図、図３は台 間玉貸機３の操作部１１の拡大正面図、図４は本考案の台間玉貸機３の配達サー ビスのフローチャート図をそれぞれ示している。パチンコ店内の島部（図示せず ）に設置された複数のパチンコ機２（この場合１台のみ図示）の横にはそれぞれ 台間玉貸機３が並設されている。

【００１７】 台間玉貸機３は矩形状を呈しており幅約３０ｍｍ、奥行き約１６０ｍｍ、高さ はパチンコ機２と略同等で、パチンコ機２の横（この場合左側）に並設されてい る。この台間玉貸機３の本体５前面には化粧パネル５Ａが取り付けられており、 化粧パネル５Ａの上方に金銭投入部６が設けられている。

【００１８】 係る金銭投入部６は、紙幣投入口６Ａと硬貨投入口６Ｂとから構成されており 、上側に紙幣投入口６Ａ、下側に硬貨投入口６Ｂが設けられている。また、金銭 投入部６の下方にはパチンコ玉払い出し部８が設けられており、パチンコ玉払い 出し部８の下方には会員カード挿入口１４が設けられている。

【００１９】 係る、パチンコ玉払い出し部８には化粧パネル５Ａよりカバー８Ａが突出して 設けられており、カバー８Ａの上方に前側を傾斜した傾斜部９が設けられている 。該傾斜部９は、表示部７と操作部１１とが設けられており、この傾斜部９は、 上方に７セグメントのＬＥＤ或いは液晶表示装置等による表示部７が設けられ、 下方に入力手段としての操作部１１が設けられている。

【００２０】 係る表示部７は後述する操作ボタン１１Ａが押されると、その押された操作ボ タン１１Ａに対応した内容を表示するように構成されている。また、金銭投入部 ６から投入された紙幣や硬貨に対応した金額（この場合、本体６内部に設けられ た図示しない金銭識別装置で紙幣や硬貨の真偽が識別された後の金額）を表示す るように構成している。

【００２１】 また、カバー８Ａ内部にはパチンコ玉排出口１２が延在自由に取り付けられて おり、このパチンコ玉排出口１２の先端は、後述するパチンコ機２の前面に設け られたパチンコ玉受皿２０の上部まで延在するように構成している。そして、パ チンコ玉排出口１２をパチンコ玉受皿２０の上部まで延在させ、金銭投入部６よ り所定の金銭を投入すると、投入した金額に相当するパチンコ玉がパチンコ玉受 皿２０内に排出されるように構成している。

【００２２】 また、台間玉貸機３の下方に設けられた会員カード挿入口１４は、図示しない 会員カードリーダと対応して設けられており、この会員カードリーダは本体５内 部に取り付けられている。該会員カード挿入口１４に会員カードを挿入すると会 員カードのデータが会員カードリーダで読み込まれる。そして、会員カードのデ ータが会員カードリーダで読み込まれた後、操作ボタン１１Ａを操作することに より、会員がパチンコ店側から所定のサービスを受けられるように構成している 。

【００２３】 また、パチンコ玉排出口１２と会員カード挿入口１４の間には硬貨返却口１３ が設けられている。この硬貨返却口１３は、硬貨投入口６Ｂから投入された硬貨 が金銭識別装置（硬貨識別装置）で識別され、投入された硬貨が偽と判断された 場合硬貨返却口１３から返却するように構成されている。

【００２４】 一方、操作部１１の操作ボタン１１Ａは例えば押しボタンスイッチで構成され ており図３に示す如き縦２列、横８段の合計１６個設けられている。この操作部 １１は上方に操作ボタン１１Ａとしての機能切り替えボタンが複数設けられてお り、機能切り替えボタンを操作することにより全数貯玉、端数貯玉、再プレー、 表示等を切り替え可能に構成されている。

【００２５】 また、操作部１１は下方に操作ボタン１１Ａとしての会員サービス、取消等の ボタンが設けられており、それらの操作ボタン１１Ａ・・・の間には操作ボタン １１Ａとしてのテン・キー（０から９までの数字）が設けられている。そして、 これらの操作ボタン１１Ａ・・・は制御手段としてのホストコンピュータ１７に 接続されている。係る、ホストコンピュータ１７は操作ボタン１１Ａ・・・が押 された場合、それらの操作ボタン１１Ａ・・・に対応した処理を行なうように構 成している。

【００２６】 そして、会員が会員カードを使用して操作ボタン１１Ａ・・・を操作（この場 合パスワード等の入力を催促する等の機能を設けても良い）することにより、全 数貯玉、端数貯玉、再プレー、表示等が行なえるように構成している。また、会 員が会員サービスボタンを押してからテン・キーを操作することにより、パチン コ店のホストコンピュータ１７に集計登録されたサービス情報や配達サービスの 提供が受けられるように構成している。

【００２７】 他方、配達サービスは、パチンコ機２のプレーを楽しんでいる遊技客が操作ボ タン１１Ａを操作することによりパチンコ店より所定の配達サービスを受けられ るもので、飲料水（コーヒー、コーラ、ウーロン茶等）やおしぼり或いは軽食等 の配達サービスが受けられるように構成している。係る配達サービスの注文は会 員が会員カードを使用して所定のテン・キーを操作することにより、テン・キー に対応した飲料水（コーヒー、コーラ、ウーロン茶等）や、おしぼり、或いは、 軽食等がパチンコ機２のプレーを楽しんでいる会員まで配達されるように構成し ている。

【００２８】 また、図示しないパチンコ店のサービスカウンタにはホストコンピュータ１７ と連動してホストコンピュータ１７よりのデータを表示するためのＣＲＴが設け られている。そして、会員が配達サービスの提供を受ける場合、テン・キーを操 作をするとパチンコ店のサービスカウンタに設けられたＣＲＴに配達サービスの 注文が表示される。係るＣＲＴには会員番号、パチンコ機２の台番号、注文の品 物が表示される。これを店員が確認して所定の配達サービスを行なうように構成 している。

【００２９】 ここで、パチンコ機２はパチンコ玉を操作して発射する操作ダイヤル２２と、 遊技盤２３とから構成されており、遊技盤２３の面にはガイドレール２４が設け られている。尚、１８はアウト穴、２１はパチンコ玉下受皿であり、パチンコ機 ２はマイクロコンピュータ１７に接続されている。

【００３０】 該、遊技客が金銭投入部６に所定の金銭を投入してパチンコ玉下受皿２１内に パチンコ玉を排出して、操作ダイヤル２２を操作すると、図示しないパチンコ玉 発射装置によってパチンコ玉が一個一個ガイドレール２４に沿って発射される。 発射されたパチンコ玉が図示しない入賞穴に入ると、所定量のパチンコ玉がパチ ンコ玉受皿２０内に排出され、これが自分の持玉数に加算される。これによって 遊技客はパチンコ機２のプレーを楽しむ。また、入賞穴に入らないパチンコ玉は 遊技盤２３下方のアウト穴１８に入りパチンコ玉収納容器に循環するように構成 されている。

【００３１】 以上の構成で次に図４のフローチャートを使用して台間玉貸機３の実施の形態 を説明する。島部のパチンコ機２・・・には台間玉貸機３が並設されており、各 パチンコ機２・・・及び各台間玉貸機３・・・はパチンコ店内のホストコンピュ ータ１７に接続されているものとする。尚、会員には予め会員カードが発行され ており、所定量の貯玉を有しているものとする。また、テン・キーが押された場 合、図３に示す如き１はコーヒー、２はコーラ、３はウーロン茶、４はお茶に対 応して設けられているものとし、一度に要求できる配達サービスは１件のみとす る。

【００３２】 まず、会員は使用するパチンコ機２が決定したらステップＳ１でパチンコ機２ の左側に設置された台間玉貸機３の会員カード挿入口１４に会員カードを挿入す る。会員カードが挿入されると本体５内部に設けられた会員カードリーダで会員 カードのデータが読み込まれ、パチンコ店に登録された会員であればステップＳ ２に進む。また、ステップＳ１で挿入されたカードが会員カードと異なる場合（ この場合会員カードのデータが異なったり、他のカードが挿入された場合等）挿 入されたカードを戻して会員カードの挿入を待つ。

【００３３】 そして、ステップＳ２で操作ボタン１１Ａ（この場合の会員サービスボタン） を押すと、表示部７に会員サービスボタンが押されたことを意味する『Ｓ． 』を表示してステップＳ３に進む。そこで配達サービスを受ける品物に相当する 金銭を金銭投入部６に投入すると、金銭識別装置で金銭が識別され、投入された 金銭が真である場合、表示部７に投入された金銭の金額を表示してステップＳ４ に進む。また、金銭投入部６に投入した金銭が偽である場合、投入された金銭を 戻してステップＳ２に戻り操作ボタン１１Ａが押されるのを待つ。

【００３４】 また、ステップＳ３で会員に貯玉が有る場合ステップＳ４に進み、貯玉がない 場合操作ボタン（取消ボタン）１１Ａを押してステップＳ２に戻り、操作ボタン １１Ａが押されるのを待つ。次に、ステップＳ４でテン・キー「１」を押すと表 示部７には『Ｓ．１』が表示される。この場合、配達サービスの１番が選択され たことを表示しステップＳ５に進む。

【００３５】 ここで、配達サービス（テン・キー「１」を押した後）の注文を途中で打ち切 ったり、テン・キーの番号を誤って入力した場合、操作ボタン（取消ボタン）１ １Ａを押してステップＳ２に戻る。また、ステップＳ５で操作ボタン（会員サー ビスボタン）１１Ａが押されるとステップＳ６に進む。ここでホストコンピュー タ１７は注文の品物に相当する貯玉があることや、注文の品物に対応する金銭が 投入されたのを認識すると共に、何処のパチンコ機２の会員からコーヒーの注文 があったか否を認識してステップＳ７に進む。

【００３６】 係るホストコンピュータ１７はサービスカウンタに設けられたＣＲＴにパチン コ機２の台番号とコーヒーの配達サービスの注文があったことを表示して、パチ ンコ店の店員に知らせる。この場合、ＣＲＴに配達サービスの注文があったこと を表示してステップＳ８に進む。この場合、ＣＲＴに配達サービスの注文を表示 すると共に、ブザーや音声等でパチンコ店の店員に知らせるようにしても良い。

【００３７】 そして、ＣＲＴの表示や、ブザー、音声等で配達サービスの注文を受けた店員 は注文の品物やワゴンに載せたり、釣り銭がある場合釣り銭を持って、ＣＲＴに 表示されたパチンコ機２の台番号の場所に届けステップＳ９に進む。この場合、 パチンコ機２の上部に呼び出し用のランプを設けて点灯させ配達員に配達場所を 分かり易くしても良い。

【００３８】 このように、会員が会員カードを使用して、配達サービスの商品に相当する貯 玉を有する場合、配達サービスの商品に相当する金銭を金銭投入部６に投入して から、操作部１１の操作ボタン１１Ａを操作する。これにより、パチンコ機２の 前から離れることなく所定の配達サービスを受けることができ、大幅に会員の利 便性を向上することができる。

【００３９】 これにより、店員が島部の狭い通路を、注文を受けにまわったり、注文の品物 を運んだり何回も往復する煩わしさもなく、会員に所定の配達サービスを行なう ことができる。また、貯玉の引き落としにより配達サービスを行なったり、金銭 投入部に所定金額の金銭が投入された場合配達サービスを行なっているので、配 達サービス注文を行なった後パチンコ機の前から席を外してしまってもパチンコ 店が不利益を生じるようなこともない。従って、パチンコ店の店員も時間の余裕 ができ、その時間他の仕事を行なうことができるので、その分工数が削減されて パチンコ店の営業の安定化を図ることができる。

【００４０】 また、パチンコ店が配達サービスを行なうことにより、会員もパチンコ機２の プレーを楽しみながら飲み物を飲んだり軽食等を行なうことができるので、会員 はパチンコ機２のプレーを飽きることなく楽しむことができる。従って、会員が パチンコ機２の面の棚に私物を置く等して使用中のパチンコ機２を確保して自動 販売機に出向いて行ったり、パチンコ店の外に出向く必要もなくなるので、パチ ンコ機２の一時中断を阻止することができる。これにより、パチンコ店の会員数 も増大してパチンコ店は大幅に収益向上を図ることができるようになる。

【００４１】 一方、ステップＳ２で操作ボタン１１Ａ（会員サービスボタン以外のボタン） を押した場合ステップＳ１０に進む。この場合ステップＳ２でテン・キー（この 場合会員サービスボタンは押さない）を押してパスワードを入力してステップＳ １０に進む。ここで、パチンコ店の情報サービスが受けられ貯玉や再プレーを行 なうことができる。

【００４２】 即ち、会員は会員カードを使用してパスワードを入力することにより貯玉を引 き出してパチンコ機２のプレーを行なうことができる。また、予め表示内容と対 応した操作ボタン（テン・キー）１１Ａ・・・を操作する事により、ホストコン ピュータ１７に集計登録された全数貯玉、端数貯玉、ポイント数、特賞回数（図 柄が揃ったり、数字が揃ったりした場合の大当たりを特賞と云う）、特賞後スタ ート回数等の表示を行ないパチンコ店から所定のサービス提供を受ける事ができ る。

【００４３】 そして、会員はこれらの情報により使用するパチンコ機２を決めてパチンコ機 ２のプレーを多いに楽しむことができる。係る、会員がパチンコ機２の操作ダイ ヤル２２を操作するとパチンコ玉受皿２０内のパチンコ玉が図示しないパチンコ 玉発射装置によって一個一個ガイドレール２４に沿って発射される。そして、発 射されたパチンコ玉が図示しない入賞穴に入ると所定量のパチンコ玉がパチンコ 玉受皿２０内に排出されこれが自分の持玉数に加算される。

【００４４】 また、入賞穴に入らないパチンコ玉はアウト穴１８に入りパチンコ玉収納容器 に循環する。これによって会員はパチンコ機２のプレーを楽しんでいる。そして 、会員がパチンコ機２のプレーを楽しんでいるとき、喉の渇きや空腹等が発生し たときは前述の説明の如き操作部１１の操作ボタン１１Ａを操作して配達サービ スを受ける。これにより会員はパチンコ機２を離れることなくプレーを楽しむこ とができる。

【００４５】 尚、実施の形態では台間玉貸機に設けた操作部１１を操作することにより配達 サービスを行なうようにしたがこれに限らず、様々の券を販売する券売機に所定 の操作部を設け、この操作部を操作することにより所定の配達サービスを行なっ ても本考案は有効である。

【００４６】 また、貯玉や金銭等により所定品物の配達サービスをパチンコ店の会員に行な ったがこれに限らず、金銭投入部６に金銭を投入し、その金額が所定品物の金額 に達している場合、非会員に所定の配達サービスを行なうようにしても差し支え ない。

【００４７】 また、貯玉や金銭等により所定品物の配達サービスを行なったがこれに限らず 、遊技客（非会員含む）の持玉数をホストコンピュータで管理し、その持玉数の 中から配達サービスの品物に相当するパチンコ玉を引き落として所定の配達サー ビスを行なうようにしても差し支えない。

【００４８】 更に、操作ボタン１１Ａを操作することによりコーヒー、コーラ、ウーロン茶 、お茶等の配達サービスを行なうようにしたがこれに限らず、パチンコ機２等の 不具合い、おしぼりや水等のサービスを行なうようにしても差し支えない。

【００４９】 更にまた、操作ボタン１１Ａのテン・キーの１〜４に所定の配達サービスの品 物を対応させたがこれに限らず、テン・キーの１〜４に他の配達サービスの品物 を対応させても差し支えない。また、１から４のテン・キーに限らず、それ以外 の数字（例えば５〜９或いは２桁の数字）に所定の配達品物を対応させても差し 支えない。

【００５０】

【考案の効果】

以上詳述した如く請求項１の考案によれば、金銭投入部と、会員カードリーダ と、入力手段と、制御手段とを備え、この制御手段は、入力手段への所定のサー ビス要求入力操作に基づきサービスカウンタに対する所定のサービス指示信号を 送出するようにしているので、パチンコ店の店員はＣＲＴに表示された注文の品 物を注文のあったパチンコ機の前の遊技客に、容易に配達サービスを行なうこと ができるものである。

【００５１】 これにより、パチンコ店の店員はパチンコ機を並設した島部の狭い通路を何回 も往復して配達サービスを行なう煩わしさから解消される。従って、パチンコ店 の店員も余った時間で他の仕事を行なうことができ、パチンコ店は利益の向上を 図ることができると共に、大幅に営業の安定化を行なうことができるようになる ものである。

【００５２】 また、請求項２の考案によれば請求項１において、制御手段は、会員カードが 会員カードリーダに挿入されている場合に、サービス指示信号を送出するように しているので、会員としての特典を大幅に向上することができる。従って、遊技 客がパチンコ店の会員となることで、所定のコーヒー、コーラ、ウーロン茶、お 茶等の配達サービスの提供を受けることができるものである。

【００５３】 特に、会員カードの使用により配達サービスを行なうようにしているので、配 達サービス注文を行なう会員の身元も判明しており、配達サービス注文を行なう だけでパチンコ機の前から席を外してしまういたずら等を阻止でき、パチンコ店 の会員も増大して利益の向上が図れると共に、大幅に営業の安定化を図ることが できるようになるものである。

【００５４】 また、請求項３の考案によれば請求項１又は請求項２において、制御手段は金 銭投入部に当該サービスに充当される所定金額の金銭が投入された場合に、サー ビス指示信号を送出するようにしているので、会員は自動販売機などに出向いて 行って所定のコーヒー、コーラ、ウーロン茶、お茶等を金銭で買わなくても、そ れらの配達サービスの提供を受けることができ、パチンコ機プレーを休むことな く楽しむことができるようになるものである。

【００５５】 特に、制御手段は金銭投入部に所定金額の金銭が投入された場合、配達サービ スを行なうようにしているので、配達サービス注文を行なった後パチンコ機の前 から席を外してしまってもパチンコ店が不利益を生じることもない。これにより パチンコ店の利益の向上が増すと共に、大幅に営業の安定化を図ることができる ようになるものである。

【００５６】 更に、請求項４の考案によれば請求項１、請求項２において、制御手段は、当 該サービスに充当される所定数量の貯玉がある場合に、サービス指示信号を送出 するようにしているので、会員は金銭を所持していなくてもコーヒー等の配達サ ービスの提供を受けることができる。従って、釣り銭等がなく大幅に配達サービ スの効率が向上するものである。

【００５７】 特に、貯玉の引き落としにより配達サービスを行なうようにしているので、配 達サービス注文を行なった後パチンコ機の前から席を外してしまってもパチンコ 店が不利益を生じることもない。これによりパチンコ店の利益の向上が増すと共 に、大幅に営業の安定化を図ることができるようになるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】パチンコ機に並設した台間玉貸機の正面図であ
る。

【図２】本考案の台間玉貸機の正面図である。

【図３】台間玉貸機の操作部の拡大正面図である。

【図４】本考案の台間玉貸機の配達サービスのフローチ
ャート図である。

【符号の説明】

２ パチンコ機 ３ 台間玉貸機 ６ 金銭投入部 ７ 表示部 ８ パチンコ玉払い出し部 １１ 操作部 １１Ａ 操作ボタン １４ 会員カード挿入口 １４Ａ 会員カードリーダ １７ ホストコンピュータ ２２ 操作ダイヤル

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ機等の遊技機に並設される台間
   玉貸機において、 金銭投入部と、会員カードリーダと、入力手段と、制御
   手段とを備え、この制御手段は、前記入力手段への所定
   のサービス要求入力操作に基づき、サービスカウンタに
   対する所定のサービス指示信号を送出することを特徴と
   する台間玉貸機。
2. 【請求項２】 制御手段は、会員カードが会員カードリ
   ーダに挿入されている場合に、サービス指示信号を送出
   することを特徴とする請求項１の台間玉貸機。
3. 【請求項３】 制御手段は金銭投入部に当該サービスに
   充当される所定金額の金銭が投入された場合に、サービ
   ス指示信号を送出することを特徴とする請求項１又は請
   求項２の台間玉貸機。
4. 【請求項４】 制御手段は、当該サービスに充当される
   所定数量の貯玉がある場合に、サービス指示信号を送出
   することを特徴とする請求項１又は請求項２の台間玉貸
   機。