JP3036760U - 青果物包装体及び青果物用包装材 - Google Patents

青果物包装体及び青果物用包装材

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JP3036760U
JP3036760U JP1996010267U JP1026796U JP3036760U JP 3036760 U JP3036760 U JP 3036760U JP 1996010267 U JP1996010267 U JP 1996010267U JP 1026796 U JP1026796 U JP 1026796U JP 3036760 U JP3036760 U JP 3036760U
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vegetables
fruits
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JP1996010267U
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Inventor
健司 吉川
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株式会社精晃商会
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 青果物を確実に保護し、安価に且つ省資源に
包装することを課題とする。 【解決手段】 内部に青果物5 が収納されたシール可能
なシート材からなる包装体本体1 の側部に、内側に保形
性を有して突出するガゼット3 が形成され、該ガゼット
3 が青果物5 を両側から固定していることを解決手段と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として野菜や果物等の青果物を収納するための青果物用包装材及 び青果物包装体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、きのこ、葉物等の野菜や果物等の青果物を店頭販売用に包装するには、 図6に示すように、野菜や果物等の青果物21を発泡スチロール等の合成樹脂用ト レー20に収納し、さらに青果物21の上面から透明フィルム22等で被覆して包装さ れている。
【0003】 このような青果物は、軟らかくキズが尽きやすいため、ある程度保形性のある 容器であって、移送や陳列時にも衝撃等から保護できることが必要であるため、 上記のようなトレー包装体23が広く使用されてきた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記トレー包装体23はトレー20があるため嵩張り、また使用後 には不要なゴミとなるものであり、このような家庭ゴミは近年増加していて社会 的な問題となっている。 従って、包装資材等であって家庭ゴミとなるものはなるべく量や体積を減らす ことが業者に要求されるようになってきている。
【0005】 また、上記のようなトレー20に透明フィルム22を被覆した容器は製造コストや 包装コストが高く、不経済であった。
【0006】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、青果物を確実 に保護し、安価に且つ省資源に包装することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決せんとして青果物包装体及び青果物用包装材 としてなされたもので、その青果物包装体としての課題を解決するための手段は 、内部に青果物5 が収納されたシール可能なシート材からなる包装体本体1 の側 部に、内側に保形性を有して突出するガゼット3 が形成され、該ガゼット3 が青 果物5 を両側から固定していることにある。
【0008】 また、別の手段としては、内部に青果物5 が収納されたシール可能なシート材 からなる包装体本体1 の側部に、内側に保形性を有して突出するようなガゼット 3 が形成され、該ガゼット3 の先端部においてシート材がシールされており、且 つ該ガゼット3 によって前記青果物5 が両側から固定されていることにある。
【0009】 さらに、別の手段としては内部に青果物5 が収納されたシール可能なシート材 からなる包装体本体1 の外面に表示部6 を有するヘッダー部7 が取り付けられ、 且つ該包装体本体1 の側部に、内側に保形性を有して突出するようなガゼット3 が形成され、該ガゼット3 の先端部においてシート材がシールされており、且つ 該ガゼット3 によって前記青果物5 が両側から固定されていることにある。
【0010】 また、青果物用包装材としての特徴は、内部に青果物5 が収納されるシール可 能なシート材11の側部に、青果物5 を収納した際に該青果物5 を固定可能な保形 性を有して内側に突出するガゼット3 が形成されたことにある。
【0011】 本考案は上述のように、シート材からなる包装体本体1 の側部に、内側に保形 性を有して突出するガゼット3 が形成されているため、該ガゼット3 によって内 部の青果物5 を両側から固定可能な包装体を容易に形成することができる。 従って、このような簡易な包装体であっても内部の青果物5 が内部で移動して がたつくことを防止できる。 また、シート材から青果物5 を固定できる容器を製造できるため経済的である と同時に使用後の範囲処分が容易にできる。
【0012】 また、ガゼット3 の先端部をシールした場合には、ガゼット3 が広がりにくく 内側に突出しているガゼット3 の形状を保持しやすくなり、また該ガゼット3 の 先端部が補強される。 従って、青果物5 を固定するのに必要な強度をガゼット3 に容易に付与するこ とができる。
【0013】 また、包装体本体1に表示部7を有するヘッダー部6を取り付けた場合には、 柔軟なシート材からなる包装体本体1にも必要な表示等を印刷やその他の手段に よって容易に施すことができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面に従って説明する。 図1及び図2に示す1は、両端部を背面の重合部9で張り合わせて筒状に形成 された透明な合成樹脂製フィルムから成る包装体本体で、該包装体本体1の両側 部1a,1b には内側に突出するように折り畳まれて形成されたガゼット3が形成さ れている。
【0015】 包装体本体1はある程度張りや強度を有する合成樹脂フィルム等のシート材か ら形成されており、任意の文字やデザイン等を施したり、あるいは着色されてい てもよい。
【0016】 前記ガゼット3は図2に示すように、包装体本体1の側部が内側に折り畳まれ た上下片3a,3b から形成され、該上下片3a,3b はガゼット3の先端部4をヒート シールされている。 さらに、ガゼット3が折り畳まれている折り目部分2,2 においても上下に接触 している包装体本体1のシート材と各上下片3a,3b がをヒートシールされている 。
【0017】 5は包装体本体1内に収納された野菜や果物或いはしめじやしいたけ等のキノ コ類等の青果物で、該青果物5は前記ガゼット3の先端部4によって両側部から 支持されて、横方向に移動できないように固定されている。
【0018】 6は包装体本体1の上端部の外面に接着剤等で貼着された紙製シートからなる へッダー部で、該ヘッダー部6には商品名やバーコード表示等の表示部7が形成 されている。
【0019】 8は包装体本体1内の青果物5を密封すべく包装体本体1の上下に形成された ヒートシール部である。
【0020】 次に、このような構成からなる青果包装体10を形成する場合について説明する 。 まず、長尺状の合成樹脂製シート材11を図3に示すように長手方向の側縁部に 内側に向かって突出するようなガゼット3を形成して折り畳む。 この時、ガゼット3の先端部4及びシート材11の折り目部分2,2 において、上 下に重なっているシート材11を僅かにヒートシールする。
【0021】 このようなヒートシールを施した場合には、内部に高さの或る青果物5を収納 して包装体本体1の内部が広がった場合にも、ガゼット部3は形状が崩れること がなく、常に該ガゼット3の先端部4で該青果物5を側方から支持することがで きる。
【0022】 さらに、シート材11の長手方向の端部を背面の重合部9において合掌貼りにし てヒートシール或いは接着して、筒状に形成する。
【0023】 そして、図4に示すように、該筒状のシート材11の内部に端部から順次青果物 5を収納して、端部をヒートシールしてさらに所定位置で切断する。 このようにして、連続的に青果物包装体10を製造することができ、機械による 大量包装化が容易にできる。
【0024】 さらに、商品名やバーコード等の表示部7を奏するヘッダー部6を接着剤或い はヒートシール等で包装体本体1の上部に貼つけて上記のような青果物包装体10 が形成される。
【0025】 このような青果物包装体10は、従来のトレー容器に比してシート材11からなる 簡易な構成であるにもかかわらず、ガゼット3が保形性を有し、該ガゼット3に よって青果物5を両側から支持固定することができるため包装体本体1内で不要 に移動して損傷すること等を防止できる。
【0026】 さらに、従来のトレー等に比してシート材からなる包装体本体1内に青果物を 収納しただけなので、材料コストも安価で、且つ上記のように長尺状のシート材 から順次製造できることから機械による製造も容易にできる。
【0027】 さらに、青果物5を取り出した後にはシート材のみを廃棄すればよく、廃棄処 分時に嵩張らず容易に処理することができる。
【0028】 また、紙製シートからなるヘッダー部6が包装体本体1に貼着されているため 、該ヘッダー部6に任意の表示、例えば、バーコード表示等を容易に表示するこ とができる。 このように、バーコード表示を該ヘッダー部6に設けた場合には、包装体本体 1が軟質の合成樹脂フィルムから形成されている場合にもレジ等でバーコード機 による読み取り作業もしやすい。
【0029】 尚、上記実施の形態では、包装体本体1の材質として合成樹脂性フィルムを使 用したが、包装体本体1の材質はこれに限定されるものではなく、紙製シートや 合成紙シート等を適宜選択して使用することができる。 紙製シートの場合には接着剤を使用してシールしてもよく、また紙製シートに ヒートシール可能な樹脂層をコーティングすることによってヒートシール性を付 与してもよい。
【0030】 また、ガゼット3も上記実施の形態では内側に一段折り畳まれたガゼットとし たが、例えば図5に示すように、2段或いは2段以上のガゼットが形成されてい てもよい。
【0031】 さらに、上記実施の形態では、ガゼット3の先端部4及びガゼットの端部2を ヒートシールすることによってガゼットに保形性を付与したが、このようなヒー トシールを施すのは条件ではなく、例えば接着剤による接着や超音波シールや、 或いはこのようなシール手段以外に、例えば、はりとコシのある材質から包装体 本体1を形成し、ガゼットの折り目をプレスすること等によって保形性や強度を 付与してもよい。
【0032】 要は、ガゼット3の先端部で青果物5の横方向の移動を阻止でき、且つある程 度高さのある青果物を包装体本体1内に収納した場合にも、ガゼット3の内面に 突出している形状を保持できる保形性を有していればよい。
【0033】 また、上記実施の形態では、ヘッダー部6を接着あるいはヒートシールによっ て取り付けたが、ヘッダー部の取付方法はこれに限定されるものではなく、また ヘッダー部を取り付けることも条件ではない。 但し、ヘッダー部を取り付けることによって、比較的軟質な包装体本体1であ っても表示を設けやすく、特にバーコード表示を設けた場合には、読み取り時に も容易に読み取ることができるという利点がある。 さらに、へっだー部6の材質も紙製シートに限定されるものではなく、合成樹 脂シートや他の材質から形成されてもよい。
【0034】 また、上記実施の形態では、ヒートシール部8において内容物を密封したが、 このように収納部をシールによって密封することは条件ではなく、また包装体本 体1にミシン目や破断テープ等を設けることもでき、包装体本体1の形状は上記 実施の形態に限定されるものではない。
【0035】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は青果物を包装する場合において、包装体本体が嵩張ら ず省資源であるため製造が経済的且つ容易であると同時に、その廃棄処分をも簡 単に行えゴミの減量化にもつながる。 さらに、このような簡易な包装体本体から形成されているにもかかわらず青果 物を包装体本体内に固定した状態で包装できるため、青果物が包装体内で不用意 に傷つく事などを防止でき、特に傷つきやすい青果物に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の青果物用包装材の一実施の形態例を示
す正面図。
【図2】本考案の青果物包装体の一実施の形態例を示す
断面図。
【図3】青果物包装体の一製造工程におけるシート材を
示す斜視図。
【図4】青果物包装体の一製造工程を示す正面図。
【図5】他の青果物包装体の例を示す断面図。
【図6】従来の青果物包装体を示す正面図。
【符号の説明】
1 包装体本体 3 ガゼット 5 青果物

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に青果物(5) が収納されたシール可
    能なシート材からなる包装体本体(1) の側部に、内側に
    保形性を有して突出するガゼット(3) が形成され、該ガ
    ゼット(3) が青果物(5) を両側から固定していることを
    特徴とする青果物包装体。
  2. 【請求項2】 内部に青果物(5) が収納されたシール可
    能なシート材からなる包装体本体(1) の側部に、内側に
    保形性を有して突出するガゼット(3) が形成され、該ガ
    ゼット(3) の先端部においてシート材がシールされてお
    り、且つ該ガゼット(3) によって前記青果物(5) が両側
    から固定されていることを特徴とする青果物包装体。
  3. 【請求項3】 内部に青果物(5) が収納されたシール可
    能なシート材からなる包装体本体(1) の外面に表示部
    (6) を有するヘッダー部(7) が取り付けられ、且つ該包
    装体本体(1) の側部に、内側に保形性を有して突出する
    ガゼット(3) が形成され、該ガゼット(3) の先端部にお
    いてシート材がシールされており、且つ該ガゼット(3)
    によって前記青果物(5) が両側から固定されていること
    を特徴とする青果物包装体。
  4. 【請求項4】 内部に青果物(5) が収納されるシール可
    能なシート材(11)の側部に、青果物(5) を収納した際に
    該青果物(5) を固定可能な保形性を有して内側に突出す
    るガゼット(3) が形成されたことを特徴とする青果物用
    包装材。
  5. 【請求項5】 前記ガゼット(3) の先端部においてシー
    ト材(11)がシールされている請求項4に記載の青果物用
    包装材。
JP1996010267U 1996-10-14 1996-10-14 青果物包装体及び青果物用包装材 Expired - Lifetime JP3036760U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010215285A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Kobayashi Seitai Sangyo Kk 房状果実の出荷袋

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