JP3036650U - 扇子展示具兼用扇子容器 - Google Patents

扇子展示具兼用扇子容器

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JP3036650U
JP3036650U JP1996011041U JP1104196U JP3036650U JP 3036650 U JP3036650 U JP 3036650U JP 1996011041 U JP1996011041 U JP 1996011041U JP 1104196 U JP1104196 U JP 1104196U JP 3036650 U JP3036650 U JP 3036650U
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Japan
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fan
piece
container
fold
folded
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Application number
JP1996011041U
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English (en)
Inventor
友隆 伊藤
Original Assignee
株式会社伊藤常
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扇子を展示鑑賞する場合、別個に扇子立てが
要求され、高価で面倒であるばかりか紛失の虞れもあ
り、扇子容器を瞬時に組立てて扇子展示用に供すること
は出来ず、また扇子の展示用として、且つ収納用として
兼用可能なものはなかった。 【解決手段】 V字状に切欠した両側壁片を有する長形
基片を、上面開放せる容器型に組立て、長形基片の端縁
に連設される折返し片を容器内へ案内することで扇子容
器として利用出来、また折返し片を裏側へ反転させて突
片を嵌合孔へ係合させることで、載置型扇子展示具とな
り、且つ互いの小孔同志を合致させて、該小孔に掛止片
を掛止することで、吊設型扇子展示具として兼用使用出
来、簡便性を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は適宜扇子を全開放して、数通りに室内装飾品として装飾展示出来る と共に、扇子を収納する容器としても同時に使用し得る扇子展示具兼用扇子容器 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりあおいで涼をとる道具として、また舞や茶事に使用される道具して、 末広型に開閉自在とする折畳み式の扇子は周知され、該扇面紙上に描出された書 画を任意に選択して購入したり、或いは贈答品や周年記念品等の授与品として使 用されている。斯かる扇子は、通常厚紙等より成る長形の扇子容器に収納された り、若しくは折畳んだ和紙に収納されるものであるが、当該扇子をそのまま全開 放して室内等に装飾品として展示することは出来ず、展示するためには別途木製 や竹製、プラスチック等合成樹脂製で起立する扇子立て、例えば並列配置した三 本の脚片を上端で可回転式に支承させ、両側脚片の下方に全開放時の扇子親骨を 保持する保持片を突設させ、以って三本脚で起立させると共に、両保持片に扇子 の骨部を係合させて、扇面紙上の適宜書画を装飾として鑑賞する方式の扇子立て が実施されている。
【0003】 斯様に扇子そのものを室内等に展示して鑑賞するためには、扇子が収納される 容器と、扇子立ての二個の別途異なった物品が必要となり、高価となると同時に 紛失の虞れがあり、嵩高となって広い収納場所をとり、且つ瞬時に組立てること が出来ない欠陥を有するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然るに本考案が茲に開発した扇子展示具兼用扇子容器にあっては、既述従来の 欠陥に鑑みて鋭意研究の結果に提案されたものであって、扇子が収納された容器 そのものを簡易に数通りの扇子展示具へと変更し得て、容器から扇子を取り出し た後、瞬時に扇子展示具へ組立てが可能となると共に、不用時の扇子を収納保管 する容器としても使用し得る扇子展示具兼用扇子容器を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記したような目的を達成するがために、本考案に於ける扇子展示具兼用扇子 容器にあっては、一方の端縁に折目aを介して折返し片2を連設した中央近傍部 に嵌合孔12を、上方部に小孔13を夫々設けて成る長形基片1の両側縁に、側壁片 3、4を形成すると共に、折返し片2寄りの側壁片3、4にV字状に切欠した開 放扇子保持部10、11を形成し、且つ側壁片3、4の両側に折目b、cを介して連 繋突出片6、7、8、9を連設し、前記折返し片2には順次、折目aを介して折 曲起立する端壁片5、折目dを介して折畳んだ扇子Aの骨部Bを挿入支持する長 孔15を穿った支持片14、折目eを介して前記小孔13に合致する他方の小孔17を穿 ち、嵌合孔12に係合する突片18を端縁に有する延長片16を形成した扇子展示具兼 用扇子容器を特徴とするものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案は、折畳まれた扇子を収納するに適した上面を開放する長形の外観を備 えた組立式容器であって、その組立式容器には、上面より嵌合蓋片(図示せず) が嵌合されるものであり、また折畳まれた扇子は、その骨部が長孔に密挿入され て容器内での扇子の揺動防止が図られている。斯かる組立式の扇子容器は、扇子 を室内のインテリアとして展示する場合の各例が、図3、図4に示されており、 例えば図3の場合では、主に室内の飾り棚、床の間、机上等に、扇子容器の折返 し片を開放屈折してスタンド式に起立させ、全開放した扇子の親骨をV字状に切 欠した扇子保持部へ係合させて扇子を展示する使用態様が示されている。次いで 図4の場合では、折返し片を扁平に裏面へ折半して、折返し片の小孔と基片の小 孔とを合致させ、該小孔へ押ピン等の掛止片を用いて室内等の壁面へ傾斜状態に 固定すると共に、図3と同様に全開放した扇子の親骨をV字状に切欠した扇子保 持部へ係合させて扇子を展示する使用態様が示されている。
【0007】
【実施例】
次いで本考案による扇子展示具兼用扇子容器に関する実施の一例について詳述 する。
【0008】 図1に示されるものは、本考案の扇子展示具兼用扇子容器を開放した全体平面 図であり、この開放した平面図を折目に沿って組み立てて、図2に示される扇子 容器となり、また扇子展示用として使用する態様が、図3と図4に夫々図示され ている。斯かる容器は主として厚紙を以って形成され、少なくとも収納される扇 子に適した幅員と長さとを具備したもので、この厚紙は好みによって適宜色彩を 配したものを使用することも可能である。
【0009】 1は扇子Aが収納されるに適した幅員と長さとを備えた厚紙、或いはプラスチ ック等合成樹脂より成る長形基片であって、該長形基片1の平面部分には、上方 部の中央に押ピン等の掛止片を案内固定する小孔13を穿設し、また中央近傍部に 突片18と係合するスリット状の嵌合孔12が幅員方向に穿設されている。
【0010】 斯かる長形基片1の長手方向両側縁には、折曲起立して壁面となる側壁片3、 4を形成するのであるが、この際前記側壁片3、4の折返し片2寄りである下方 部には、折返し片2の方向に向ってV字状に切欠する、開放した扇子を支持する 扇子保持部10、11が切欠構成され、全開放した扇子Aの左右の親骨が扇子保持部 10、11に係合するものとなる。
【0011】 次いで該側壁片3、4の両端には折目b、cを介して連繋突出片6、7、8、 9が延長連設されており、側壁片3、4を折曲起立した際に、互いに対向する連 繋突出片6と8、連繋突出片7と9とが、その互いの切欠き19同志を嵌合させる ことで、有底で上面開放する容器が簡便に製出される。この連繋突出片6、7、 8、9の係合手段は、前記の方式に促われず、他の構造を用いることも適宜なし 得る。
【0012】 2は長形基片1の一方の端縁に折目aを介して連設される折返し片であって、 該折返し片2は扇子Aを折畳んで扇子容器へ収納する際には、長形基片1の面上 へ屈曲させ傾斜状に重接させるものであり、このため折返し片2の幅員は、長形 基片1のそれより少許短尺に形成されている。
【0013】 長形基片1の一方端縁に連設される折返し片2は、端壁片5と支持片14と延長 片16および突片18が連続されて形成されており、即ち折目aを介して側壁片3、 4と略同一幅員を備える端壁片5が連設される。該端壁片5は扇子容器として使 用する場合には、係合された連繋突出片7、9の外側より折曲起立されるものと なる。
【0014】 斯かる端壁片5に折目dを介して支持片14が連設されるのであるが、該支持片 14の長手中央部には、折畳んだ扇子Aを収納する際に、扇子Aの骨部Bを挿入支 持する長孔15が穿設されている。この長孔15の幅員は、扇子Aの折畳まれた骨部 Bの幅員と略等しくするのが好ましい。
【0015】 次いで前記支持片14に連続する延長片16が折目eを介して連設されており、こ の延長片16には、下方部の中央に長形基片1の小孔13と合致する他方の小孔17が 穿設され、且つ延長片16の長手端縁には、長形基片1に穿設された嵌合孔12に係 合する突片18が舌片状に突設されている。
【0016】 而して、扇子Aを折畳んで収納する容器として使用する場合は、端壁片5を、 係合された連繋突出片7、9の外側より折目aを介して折曲起立させると共に、 折目dを介して支持片14の折目eを長形基片1の内側に接するように斜降させ、 延長片16を長形基片1と接触させる。これにより支持片14は容器内では傾斜状に 維持されるので、扇子Aの骨部Bを支持片14の長孔15内へ挿入支持することが出 来て、扇子Aを容器内に於いて揺動なく安定に係合させることが出来る。
【0017】 また当該扇子容器を展示具として使用する場合は、数通り即ち、飾り棚、床の 間、机上等にスタンド式に載置する使用態様と、任意室内等の壁面へ吊設して実 施する使用態様とを備えている。前者の組立方は、図3に示されるように、折目 aを介して折返し片2を長形基片1の裏側へ反転させ、その支持片14が適宜載置 される面と接するように配設し、次いで折目eを介して、延長片16を折曲起立さ せ、延長片16の端縁に突出する突片18を長形基片1の嵌合孔12に挿通固定してス タンド式に形成される。
【0018】 後者の組立方は、図4に示されるように、折目aを介して折返し片2を長形基 片1の裏側へ反転させ、次いで折目dを介して延長片16の他方の小孔17を長形基 片1の小孔13と接触合致させる。これに伴い折目aと折目d間の端壁片5は係合 された連繋突出片7と9と略同一の平面状を呈し、室内等の所望壁面へ押ピン等 の掛止片で以って、当該容器を吊設固定した際には、前記端壁片5が突出するこ とで当該容器は上方へ向って傾斜状態を呈し、V字状の扇子保持部へ全開放した 扇子Aを係合支持させた場合、扇子Aの安定性と鑑賞のし易さが図れ、落下の虞 れを防止出来るものとなる。
【0019】
【考案の効果】
本考案の扇子展示具兼用扇子容器は、長形基片1と折返し片2とを連設し、こ れを組立て式に構成されているので、不使用時の扇子を収納する容器として使用 する場合には、扇子を揺動なく安定に収納することが出来、扇子の破損等の防止 が図れ、更に折返し片2の組立て方に伴い、飾り棚等に載置して扇子を展示鑑賞 するケースと、室内の壁面へ吊設して扇子を展示鑑賞するケースとに好みによっ て選択使用出来、室内の展示場所により使い分け可能で安定的に扇子を保持し得 る利便がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を展開した全体平面図である。
【図2】本考案を扇子容器に組立てた斜視図である。
【図3】扇子展示用として用いる例を示す見取図であ
る。
【図4】扇子展示用として用いる他の例を示す見取図で
ある。
【符号の説明】
1 長形基片 2 折返し片 3 側壁片 4 側壁片 5 端壁片 6 連繋突出片 7 連繋突出片 8 連繋突出片 9 連繋突出片 10 扇子保持部 11 扇子保持部 12 嵌合孔 13 小孔 14 支持片 15 長孔 16 延長片 17 他方の小孔 18 突片 19 切欠き A 扇子 B 骨部 a 折目 b 折目 c 折目 d 折目 e 折目

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端縁に折目aを介して折返し片2
    を連設した中央近傍部に嵌合孔12を、上方部に小孔13を
    夫々設けて成る長形基片1の両側縁に、側壁片3、4を
    形成すると共に、折返し片2寄りの側壁片3、4にV字
    状に切欠した開放扇子保持部10、11を形成し、且つ側壁
    片3、4の両側に折目b、cを介して連繋突出片6、
    7、8、9を連設し、前記折返し片2には順次、折目a
    を介して折曲起立する端壁片5、折目dを介して折畳ん
    だ扇子Aの骨部Bを挿入支持する長孔15を穿った支持片
    14、折目eを介して前記小孔13に合致する他方の小孔17
    を穿ち、嵌合孔12に係合する突片18を端縁に有する延長
    片16を形成したことを特徴とする扇子展示具兼用扇子容
    器。
JP1996011041U 1996-10-08 1996-10-08 扇子展示具兼用扇子容器 Expired - Lifetime JP3036650U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107280255A (zh) * 2017-08-02 2017-10-24 安吉六合工艺品有限公司 扇子架

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107280255A (zh) * 2017-08-02 2017-10-24 安吉六合工艺品有限公司 扇子架

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