JP3036518U - 着脱式クリップ装置 - Google Patents

着脱式クリップ装置

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JP3036518U
JP3036518U JP1996008808U JP880896U JP3036518U JP 3036518 U JP3036518 U JP 3036518U JP 1996008808 U JP1996008808 U JP 1996008808U JP 880896 U JP880896 U JP 880896U JP 3036518 U JP3036518 U JP 3036518U
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錫蒼 陳
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怡利電子工業股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用状態でクリップ部材(4)が無線
呼び出し機(3)に対し変位しにくく、また損傷したク
リップ部材(4)の交換が容易にできる着脱式クリップ
装置を提供する。 【解決手段】 クリップ板(41)と係合板(42)
との基部を軸(43)によって連結し、軸(43)に嵌
めたばね(44)によってクリップ板(41)と係合板
(42)との先端側を押し付けるように付勢したクリッ
プ部材(4)と、無線呼び出し機(3)の後面に設けた
凹部(321)の両側に係合溝(33)を形成したクリ
ップ受け座(32)とを備え、係合板(42)の両側に
形成した係合縁部(422)を前記受け座(32)の係
合溝(33)に抜き出し可能に押し込んで係合させ、係
合板(42)に設けた弾性変形可能な押圧部(424)
のリブ(425)を凹部(36)の底面に設けた位置決
め孔(34)に係脱可能に係合させ、使用者のベルトを
クリップ板(41)と無線呼び出し機(3)とで挟んで
使用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、無線呼び出し機、リモート・コントローラー、携帯電話機などの 機器やこれらの革製ケースなどの後側に設けたクリップ受け座に、クリップ部材 を取り外し可能に装着させる着脱式クリップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図1に示すように、一般的な無線呼び出し機1の裏蓋11の上部に左, 右内側突片12を突出させ、これらの外側にクリップ部材2のクリップ板21上 部の左,右側縁部から突出した左,右外側突片22を嵌め、左,右内側突片12 および左,右外側突片22に水平な軸23を挿通して、前記裏蓋11とクリップ 板21とを回動可能に連結し、軸23にコイル状部を嵌めてあるばね(図示省略 )の一端部と他端部を、裏蓋11とクリップ板21との基端部にそれぞれ係合支 持させたクリップ装置があった。 このクリップ装置は、無線呼び出し機1の使用者のズボンのベルトに裏蓋11 とクリップ板21とを上方から引っ掛けて、これらの下部に前記ベルトを保持し ている。 また、従来、携帯電話機のバッテリーケース後面に、物干し挟み状のクリップ 部材に設けた2個のクリップ板の一方を両面接着片などによって接着したクリッ プ装置もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の無線呼び出し機の裏蓋にクリップ板を連結したクリップ装置は 、クリップ部材が損傷した場合に修理がむずかしく,またクリップ装置によって 無線呼び出し機を使用者のズボンのポケットに入れると、嵩ばって使用しにくい という問題点もあった。また携帯電話機のバッテリーケースにクリップ板を接着 するクリップ装置は、携帯電話機の厚さ方向寸法が大きくなると共に、クリップ 部材がバッテリーケースから突出しているので、市販の充電器では、バッテリー への充電ができず、特別な充電器を用意しなければならないという問題点があっ た。 この考案は、前述した問題点を解決して、無線呼び出し機、携帯電話機などの 機器に対してクリップ部材を容易に着脱できるようにし、またクリップ部材が損 傷した場合の対処が容易にできる、着脱式クリップ装置を提供することを目的と している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案に係る着脱式クリップ装置は、クリップ板の基部と係合板の基 部との両側部に対向させて形成した各1対の外側突片と内側突片とを軸によって 回動可能に連結し、クリップ板の先端側に係合板の先端部を押し付ける方向に働 くばねを前記軸に嵌め、係合板の両側に係合縁部を形成し、係合板の幅方向中央 部に基端側に突出しかつ前後方向に弾性変形可能な押圧部を形成し、押圧部の前 側にリブを突出させたクリップ部材と、無線呼び出し機、携帯電話機などの機器 の後面に、上方および後方に開口させた凹部を設け、凹部の、両側下部に係合溝 を対向させて形成し、凹部の底面の上部に位置決め孔を形成してあるクリップ受 け座とを備え、前記クリップ受け座の係合溝に前記クリップ部材の係合板の係合 縁部を抜き出し可能に係合させると共に、クリップ受け座の位置決め孔にクリッ プ部材の係合板に設けた押圧部のリブを係脱可能に係合させたものである。
【0005】 請求項2の考案に係る着脱式クリップ装置は、クリップ板の基部と係合板の基 部との両側部に対向させて形成した各1対の外側突片と内側突片とを軸によって 回動可能に連結し、クリップ板の先端側に係合板の先端部を押し付ける方向に働 くばねを前記軸に嵌め、係合板の両側に係合縁部を形成し、係合板の幅方向中央 部に基端側に突出しかつ前後方向に弾性変形可能な押圧部を形成し、押圧部の前 側にリブを突出させたクリップ部材と、無線呼び出し機、携帯電話機などの機器 の平坦な後面に固着した固着盤の後面に、上方,左右側方などに互いに向きを変 えかつ後方および固着盤外周の適所に開口させた複数の凹部を設け、これらの凹 部の両側奥部に係合溝を対向させてそれぞれ形成し、互いに向きを変えた固着盤 外周の前記開口に近い部分の底面にそれぞれ位置決め孔を形成してある複数のク リップ受け座とを備え、前記クリップ受け座の係合溝に前記クリップ部材の係合 板の係合縁部を抜き出し可能に係合させると共に、クリップ受け座の位置決め孔 にクリップ部材の係合板に設けた押圧部のリブを係脱可能に係合させたものであ る。
【0006】 請求項3の考案に係る着脱式クリップ装置は、クリップ板の基部と係合板の基 部との両側部に対向させて形成した各1対の外側突片と内側突片とを軸によって 回動可能に連結し、クリップ板の先端側に係合板の先端部を押し付ける方向に働 くばねを前記軸に嵌め、係合板の両側に係合縁部を形成し、係合板の幅方向中央 部に基端側に突出しかつ前後方向に弾性変形可能な押圧部を形成し、押圧部の前 側にリブを突出させたクリップ部材と、 無線呼び出し機、携帯電話機などの機器の平坦な後面に固着した固着盤の後面 に、上方,左右側方などに互いに向きを変えかつ後方および固着盤外周の適所に 開口させた複数の凹部を設け、これらの凹部の両側奥部に係合溝を対向させてそ れぞれ形成し、互いに向きを変えた固着盤外周の前記開口に近い部分の底面にそ れぞれ位置決め孔を形成してある複数のクリップ受け座とを備え、 複数のクリップ受け座の1つに設けた係合溝に前記クリップ部材の係合板の係 合縁部を抜き出し可能に係合させると共に、前記クリップ受け座の位置決め孔に 前記クリップ部材の係合板に設けた押圧部のリブを係脱可能に係合させ、複数の クリップ受け座に1つのクリップ部材を交換可能に取り付けるようにしたもので ある。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施形態につき、図を参照して説明する。 図2〜図4の各図に示すように、第1実施形態に係る着脱式クリップ装置は無 線呼び出し機3の裏蓋が31上部にクリップ受け座32の凹部36を形成し、凹 部36は、裏蓋31の上方および後方に開口させて幅(左右)方向中央に配置し 、上部の幅を広くし、幅を狭くした下部の両側に上下方向に延びる左,右係合溝 33を形成して、左,右係合溝33に対向する左,右孔35を凹部37の底面に それぞれ形成し、また凹部37の底面の上端部には左,右方向に延びる水平な位 置決め孔34を形成してある。
【0008】 クリップ部材4は、上下方向に長いクリップ板41と、短い押し板42とを、 プラスチックの成形品などで構成し、クリップ板41の上方基部の左,右側縁部 から前記裏蓋31側に左,右外側突片411を突出させ、係合板42の上方基部 からクリップ板41側に左,右内側突片421を突出させ、左,右外側突片41 1間に左,右内側突片421を嵌めて、これらに水平な軸43を挿通して、クリ ップ板41と押し板42を軸43回りに回動可能に連結してある。
【0009】 前記軸43には、ばね44のコイル状部441を嵌め、ばね44の一端部44 2をクリップ板41の係合突起412に、ばね44の他端部を係合板42にそれ ぞれ係合支持させて、クリップ板41と係合板42との先端側が拡がるように付 勢し、クリップ板41の軸43より先端側に係合板42の先端が当接するように してある。
【0010】 前記係合板42は、左,右内側突片411から外側に突出する左,右側部のク リップ板41側に切り欠いた左,右係合縁部422をそれぞれ形成し、係合板4 2の基部側には左,右縦長溝423をそれぞれ形成し、これらを開口させ、左, 右縦長溝423間から基端側に突出する押圧部424を係合板42の左,右方向 中央部に形成し、かつ押圧部424を前後方向に弾性変形可能にし、押圧部42 4のクリップ板41と反対側面の前記縦長溝423の開口近くにリブ425を前 側に突出させてある。
【0011】 なお、クリップ板41の先端部には、前記裏蓋31側に先端突起413を突出 させ、また、クリップ板41の基端と係合板42の押圧部424の基端とを同じ 高さに配置させてある。 そして、クリップ板41の基端部と係合板42の押圧部42以外の基端部とを 、これらが接近するようにばね44のばね力に抗して押すなどの適宜の操作によ ってクリップ板41から係合板42の先端部が離間した状態にする。
【0012】 この状態で、係合板42の左,右係合縁部422を、裏蓋31の上方からこれ に形成したクリップ受け座32の左,右係合溝33に押し込んで係合させると共 に、係合板42の押圧部424を、若干弾性変形させて、リブ425を前記受け 座32の凹部36の底面を滑らせ、位置決め孔34に対向させることで、押圧部 424の弾性変形を解除してリブ425を位置決め孔34に係合させることで、 図3,図4に示すように、係合板42を前記受け座32に保持させ、クリップ部 材4を無線呼び出し機3の裏蓋31に分離可能に装着してある。
【0013】 前記のようにしてクリップ部材4を装着した無線呼び出し機3は、図1に示し た従来の無線呼び出し機の場合と同様に、クリップ板41の基端部を裏蓋31側 に、ばね44のばね力に抗して押圧し、クリップ板41の先端部を裏蓋31から 離間させ、無線呼び出し機3の裏蓋31とクリップ板31とを使用者のズボンの ベルトに上方から引っ掛け、クリップ板41の基端部の押圧を解除し、ばね44 の復元力によってクリップ板41の先端突起413によってベルトを、裏蓋31 に押し付けて挟持し、クリップ板1と裏蓋31とで囲まれた内部に保持する。
【0014】 また、クリップ板41の基端部を裏蓋31側に押して、クリップ板41の先端 突起413をベルトから離間させ、ベルトの上方に無線呼び出し機3とクリップ 部材4とを引き上げて、これらからベルトを外す。 そして、クリップ部材4を無線呼び出し機3から外すには、クリップ板41に 連結した係合板42の押圧部424をクリップ板41側に押して弾性変形させる ことで、押圧部424に設けたリブ425を裏蓋31の位置決め孔34から外し 、クリップ板41および係合板42を裏蓋31の前記受け座32上に引き抜くこ とで、クリップ部材4を無線呼び出し機3から取り外す。 そして、クリップ部材4は、損傷した場合には、これを新品などの別の損傷し ていないクリップ部材に交換して無線呼び出し機3に装着して使用する。
【0015】 図5,図6に示すように、第2実施形態に係る着脱式クリップ装置は、携帯電 話機5のバッテリーケース51の後面511上部にクリップ受け座52の凹部5 6を形成し、凹部56、左,右係合溝53、左,右孔55および位置決め孔54 を、前述した第1実施形態の裏蓋31の裏面上部に設けたクリップ受け座32、 左,右係合溝33、および位置決め孔34などと同構成にしてある。また、クリ ップ部材4は、第1実施形態のものと同構成であるので、図5,図6中に図2〜 図4の各図と同符号をつけて説明を省略する。
【0016】 そして、第2実施形態の着脱式クリップ装置は、前述の第1実施形態のクリッ プ装置と同様に、クリップ部材4の係合板42の左,右係合縁部442を、バッ テリケース51の後面511に形成したクリップ受け座52の左,右係合溝53 に抜き出し可能に係合させると共に、係合板42の押圧部424に設けたリブ4 25を位置決め孔54に係脱可能に係合させて、クリップ部材4を携帯電話機5 のバッテリケース51に取り外し可能に装着してある。
【0017】 図7,図8に示すように、第3実施形態に係る着脱式クリップ装置は、携帯電 話機5のバッテリケース51の平坦な後面511に固着盤6を両面接着片61を 固着し、固着盤6の後面511上部には第1,第2実施携帯のものと同様にクリ ップ受け座62、左,右係合溝63、および位置決め孔64などをそれぞれ設け てある。また、クリップ部材4は、第1,第2実施携帯のものと同構成であるの で、図7,図8中に図2〜図4、図5,図6の各図と同符号をつけて説明を省略 する。
【0018】 そして、第3実施形態の着脱式クリップ装置は、前述した第1実施形態の着脱 式クリップ装置と同様に、クリップ部材4の係合板42の左,右係合縁部442 を、バッテリケース51に固着した固着盤6のクリップ受け座62の左,右係合 溝63に係合させると共に、係合板42の押圧部424に設けたリブ425を位 置決め孔64に係脱可能に係合させて、クリップ部材4を携帯電話機5のバッテ リケース51に固着した固着盤6に分離可能に装着してある。 なお、固着盤6は、厚さが薄く、コンパクトであるので、携帯電話機5をほと んど嵩ばらせない。
【0019】 図9に示すように、第4実施形態に係る着脱式クリップ装置は、携帯電話機7 の外周に嵌めてこれに保持した革製ケース71の後面に固着盤8を支持させ、固 着盤8を複数のリベット81によって革製ケース71に固着し、固着盤8の上部 に第1〜第3実施形態のクリップ受け座と同様なクリップ受け座82、左,右係 合溝83および位置決め孔84などをそれぞれ設けてある。また、クリップ部材 9は第1〜第3実施形態のものと同構成であるので、図9中に図2〜図8の各図 と同符号をつけて説明を省略する。
【0020】 そして、第4実施形態の着脱式クリップ装置は、前述した第1実施形態のクリ ップ装置と同様に、クリップ部材4の係合板42の左,右係合縁部442を、革 製ケース71に固着した固着盤8のクリップ受け座82の左,右係合溝83に抜 き出し可能に係合させると共に、係合板42の押圧部424に設けたリブ425 を位置決め孔84に係脱可能に係合させて、固着盤8に分離可能に装着してある 。 なお、固着盤8は厚さが薄く、コンパクトであるので、革製ケース付の携帯電 話機8をほとんど嵩ばらせない。
【0021】 図10に示すように、第5実施形態に係る着脱式クリップ装置は、携帯電話機 7の外面に嵌めてこれに保持した革製ケース71の後面に十字状の固着盤9を支 持させ、固着盤9の下部を複数のリベット91によって革製ケース71に固着し 、固着盤9の上部に第1〜第4実施形態のクリップ受け座と同様なクリップ受け 座92を形成し、固着盤9の左,右側部に第1〜第4実施形態のクリップ受け座 を横向きにして左,右側面に開口するクリップ受け座92をそれぞれ形成し、各 クリップ受け座92には第1〜第4実施形態のものと同様に左,右係合溝93お よび位置決め孔94をそれそれ設けてある。また、クリップ部材4は第1〜第3 実施形態のものと同構成であるので、図10に図2〜図9の各図と同符号をつけ て説明を省略する。
【0022】 そして、第5実施形態の着脱式クリップ装置は、上部のクリップ受け座91、 左,右のクリップ受け座92のいずれか1つを選択して、左,右係合溝93に係 合板42の両側縁部422を抜き出し可能に係合させると共に、係合板42の押 圧部424に設けたリブ425を位置決め孔94に係合させて、固着盤9に分離 可能に装着してある。
【0023】 従って、携帯電話機7を垂直方向または左,右水平方向にして使用者の衣服や ベルトの一部にクリップ部材4によって着脱可能に取り付けることができ、また 携帯電話機7を使用者のズボンのポケットに入れた状態では、使用者がしゃがも うとした場合に、この使用者の大腿部にズボンを介して接した携帯電話機に妨げ られず、使用者が楽に立ったりしゃがんだりすることができる。
【0024】 この考案は、前記実施形態で述べた無線呼び出し機、携帯電話機に限られるこ となく、リモート・コントローラーなど、これらに近似した各種機器に広く適用 できる。 また、この考案において、固着盤を用いるものは、両面接着片、リベットによ って携帯電話機などの前記機器に固着する手段は、接着剤による接着など適宜変 更できる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案に係る着脱式クリップ装置は、クリップ 板、係合板、これらを回動可能に連結する軸、および軸に嵌めてクリップ板の先 端側に係合板の先端部を押し付ける方向に働くばねを有するクリップ部と、無線 呼び出し機、携帯電話機などの機器の後面に形成したクリップ受け座とを備え、 クリップ受け座の凹部の両側下部に対向させて形成した係合溝に、クリップ部材 の係合板の両側に形成した係合縁部を押し込んで抜き出し可能に係合させると共 に、クリップ受け座の凹部の底面上部に形成した位置決め孔に、前記係合板の幅 方向中央部に基端側に突出しかつ前後方向に弾性変形可能な押圧部の後側に突出 させたリブを係脱可能に係合させたので、次の効果がある。
【0026】 すなわち、クリップ板の基端部をばねのばね力に抗して前方に押圧することで 、クリップ板の先端部が無線呼び出し機などの機器の後面から離間するので、使 用者のズボンのベルトなどの外側に前記機器、ベルトなどの内側にクリップ板を 位置させて、クリップ板の基端部の押圧を解除すると、前記ばねの復元力によっ てクリップ板の先端部と前記機器の後面とでベルトを挟むなど、ベルトに機器を 保持した使用状態になる。
【0027】 この使用状態で、機器に何らかの外力が加わっても、係合板のリブが機器のク リップ受け座の底面に形成した位置決め孔に係合しているので、不本意に機器や クリップ部材がベルトなどに対し変位したり、外れたりすることがなく、機器を 使用しやすい。 なお、機器をベルトなどから外すには、クリップ板の基端部を前方に押し、そ の先端部を機器の後面から離間させて、機器とクリップ部材とをベルトなどの上 方に引き抜けばよい。
【0028】 また、クリップ部材の前記機器のクリップ受け座に対する取り付けは、係合板 の押し込みのみで、係合縁部をクリップ座の係合溝に係合させ、押圧部が弾性変 形してリブがクリップ受け座の底面を移動し、位置決め孔に係合して弾性変形が なくなり、取外しは押圧部をクリップ板側に押して弾性変形させることで、リブ を位置決め孔の後側に外し、係合板を抜き出せばよく、クリップ部材の着脱が容 易にできる。 そして、クリップ部材が損傷した場合には、これを新しいものと交換して機器 のクリップ受け座に取り付けることが容易にできる。
【0029】 請求項2の考案に係る着脱式クリップ装置は、前述した請求項1の考案が無線 呼び出し機、携帯電話機などの機器の後面にクリップ受け座を形成したのに替え て、前記受け座と同様なクリップ受け座を形成した固着盤を前記機器の平坦な後 面に接着またはリベットによって固着したので、請求項1の考案とほぼ同様な効 果が得られ、さらに、固着盤にクリップ受け座を形成することが、機器の後面に クリップ受け座を形成するのに比べて、容易である上に、種々の機器の後面に固 着できて好ましい。
【0030】 請求項3の考案に係る着脱式クリップ装置は、前述した請求項2の考案が1つ のクリップ受け座を形成した固着盤であるのに替えて、上方、左,右側方などに 互いに向きを替えかつ後方および固着盤外周の適所に開口させた複数の凹部を設 け、これらの凹部の両側奥部に係合溝を対向させてそれぞれ形成し、互いに向き を変えた固着盤外周の前記開口に近い部分の底面にそれぞれ位置決め孔を形成し てある複数のクリップ受け座を備えているので、複数のクリップ受け座の1つに 、クリップ部材を交換可能に取り付けることで、クリップ部材の向きおよび位置 を変更することができ、使用者のズボンのベルトやポケットに使いやすい向きで 前記機器を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のクリップ装置を無線呼び出し機に装着し
た概略斜視図。
【図2】この考案の第1実施形態に係る着脱式クリップ
装置を無線呼び出し機と共に示した取り外し状態の分解
斜視図。
【図3】図1に示した着脱式クリップ装置を無線呼び出
し機に取り付けた状態の側面図。
【図4】図2の一部切り欠き部分拡大平面図。
【図5】この考案の第2実施形態に係る着脱式クリップ
装置を携帯電話機器と共に示した取り外し状態の斜視
図。
【図6】図5に示した着脱式クリップ装置を携帯電話機
に取り付けた状態の側面図。
【図7】この考案の第3実施形態に係る着脱式クリップ
装置を携帯電話機と共に示した取り外し状態の斜視図。
【図8】図7に示した着脱式クリップ装置を携帯電話機
と共に示した側面図。
【図9】この考案の第4実施形態に係る着脱式クリップ
装置を携帯電話機と共に示した取り外し状態の斜視図。
【図10】この考案の第5実施形態に係る着脱式クリッ
プ装置を携帯電話機と共に示した斜視図。
【符号の説明】
3 無線呼び出し機 31 裏蓋 32 クリップ受け座 33 係合溝 34 位置決め孔 36 凹部 4 クリップ部材 41 クリップ板 411 外側突片 412 係合突起 413 先端突起 42 係合板 412 内側突片 422 係合縁部 423 縦長溝 424 押圧部 425 リブ 43 軸 44 ばね 5 携帯電話機 51 バッテリケース 51 クリップ受け座 53 係合溝 54 位置決め孔 56 凹部 6 固着盤 61 両面接着片 62 クリップ受け座 63 係合溝 64 位置決め孔 7 携帯電話機 71 革製ケース 8 固着盤 81 リベット 82 クリップ受け座 83 係合溝 84 位置決め孔 9 固着盤 91 リベット 92 リベット受け座 93 係合溝 94 位置決め孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリップ板の基部と係合板の基部との両
    側部に対向させて形成した各1対の外側突片と内側突片
    とを軸によって回動可能に連結し、クリップ板の先端側
    に係合板の先端部を押し付ける方向に働くばねを前記軸
    に嵌め、係合板の両側に係合縁部を形成し、係合板の幅
    方向中央部に基端側に突出しかつ前後方向に弾性変形可
    能な押圧部を形成し、押圧部の前側にリブを突出させた
    クリップ部材と、 無線呼び出し機、携帯電話機などの機器の後面に、上方
    および後方に開口させた凹部を設け、凹部の、両側下部
    に係合溝を対向させて形成し、凹部の底面の上部に位置
    決め孔を形成してあるクリップ受け座とを備え、 前記クリップ受け座の係合溝に前記クリップ部材の係合
    板の係合縁部を抜き出し可能に係合させると共に、クリ
    ップ受け座の位置決め孔にクリップ部材の係合板に設け
    た押圧部のリブを係脱可能に係合させたことを特徴とす
    る着脱式クリップ装置。
  2. 【請求項2】 クリップ板の基部と係合板の基部との両
    側部に対向させて形成した各1対の外側突片と内側突片
    とを軸によって回動可能に連結し、クリップ板の先端側
    に係合板の先端部を押し付ける方向に働くばねを前記軸
    に嵌め、係合板の両側に係合縁部を形成し、係合板の幅
    方向中央部に基端側に突出しかつ前後方向に弾性変形可
    能な押圧部を形成し、押圧部の前側にリブを突出させた
    クリップ部材と、 無線呼び出し機、携帯電話機などの機器の平坦な後面
    に、固着盤を接着またはリベットによって固着し、前記
    固着盤の後面に、上方および後方に開口させた凹部を設
    け、凹部の、両側下部に係合溝を対向させて形成し、凹
    部の底面の上部に位置決め孔を形成してあるクリップ受
    け座とを備え、 前記クリップ受け座の係合溝に前記クリップ部材の係合
    板の係合縁部を抜き出し可能に係合させると共に、クリ
    ップ受け座の位置決め孔にクリップ部材の係合板に設け
    た押圧部のリブを係脱可能に係合させたことを特徴とす
    る着脱式クリップ装置。
  3. 【請求項3】 クリップ板の基部と係合板の基部との両
    側部に対向させて形成した各1対の外側突片と内側突片
    とを軸によって回動可能に連結し、クリップ板の先端側
    に係合板の先端部を押し付ける方向に働くばねを前記軸
    に嵌め、係合板の両側に係合縁部を形成し、係合板の幅
    方向中央部に基端側に突出しかつ前後方向に弾性変形可
    能な押圧部を形成し、押圧部の前側にリブを突出させた
    クリップ部材と、 無線呼び出し機、携帯電話機などの機器の平坦な後面に
    固着した固着盤の後面に、上方,左右側方などに互いに
    向きを変えかつ後方および固着盤外周の適所に開口させ
    た複数の凹部を設け、これらの凹部の両側奥部に係合溝
    を対向させてそれぞれ形成し、互いに向きを変えた固着
    盤外周の前記開口に近い部分の底面にそれぞれ位置決め
    孔を形成してある複数のクリップ受け座とを備え、 複数のクリップ受け座の1つに設けた係合溝に前記クリ
    ップ部材の係合板の係合縁部を抜き出し可能に係合させ
    ると共に、前記クリップ受け座の位置決め孔に前記クリ
    ップ部材の係合板に設けた押圧部のリブを係脱可能に係
    合させ、複数のクリップ受け座に1つのクリップ部材を
    交換可能に取り付けるようにしたことを特徴とする着脱
    式クリップ装置。
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