JP3036012U - 人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具 - Google Patents

人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具

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JP3036012U
JP3036012U JP1996009536U JP953696U JP3036012U JP 3036012 U JP3036012 U JP 3036012U JP 1996009536 U JP1996009536 U JP 1996009536U JP 953696 U JP953696 U JP 953696U JP 3036012 U JP3036012 U JP 3036012U
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正友 武智
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Sun A Kaken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体の所要個所に容易確実にパッドを当接保
持できると共に、パッドの当接加圧力を所望に調節で
き、且つパッドが加冷用パッドの場合に、パッドの表面
に生じた結露がポケットの生地を通して肌を濡らすおそ
れがなく、快適に使用できる等の特長を有する人体の所
要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具を提供するこ
と。 【解決手段】 本考案に係る人体の所要個所の加冷、加
温用パッドの加圧加圧保持具は、空気の充填、放出用器
具3を備え、この器具3により内部に空気を充填した
り、内部の空気を放出して膨満、縮小可能に構成された
プラスチックフィルム製の扁平筒状の空気充填袋1と、
この扁平筒状の空気充填袋1の内面に添設された加冷、
加温用パッドPの収容ポケット2から構成されており、
この収容ポケット2は、人体の所要個所を挿通する筒孔
4bを備え且つ一端側に加冷、加温用パッドPの挿脱口
6を備えると共に、その他端側には筒状の空気充填袋1
に取付けられて閉塞底部7を備えて構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、人体の関節部や打撲部、その他の所要個所を冷やしたり、温める際 に、該部に添接して使用する加冷、加温用パッドの加圧保持具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具としては、 多種多様のタイプのものが提供されており、例えば、布製又は擬革製の稍々長め の捲装生地の両端部に雌雄の面ファスナーを取付け、内面に設けた網地製などの ポケットに加冷、加温用パッドを収容し、このパッドを人体の所要個所に当てが った後、捲装生地を人体に捲付けて両端部の雌雄の面ファスナーを係合させて捲 着させるタイプのものがよく知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記従来例の場合は、その捲装生地を人体の所要個所に捲付ける 手作業と両端部の雌雄の面ファスナーを係合させる手作業が必要であるため非常 に煩雑であって、特に手首や肘関節に捲付ける場合は、片手で行わねばならない ため相当に困難であり、正しい位置にパッドを当接できない場合を生じる問題が ある。
【0004】 また、雌雄の面ファスナーの係合による結着は必ずしも萬全ではなく、運動な どにより弛んで、当接パッドがずれ動くことが多く、所期の効果を充分に達成で きない不都合を生じる問題があり、また、パッドが加冷用パッドの場合は、パッ ドの表面に生じた結露がポケットの生地を通して肌を濡らすため非常に不快であ るなどの問題がある。
【0005】 本考案は、上記の問題を解決することを課題として研究開発されたもので、人 体の所要個所に容易確実にパッドを当接保持できると共に、パッドの当接加圧力 を所望に調節でき、且つパッドが加冷用パッドの場合に、パッドの表面に生じた 結露がポケットの生地を通して肌を濡らすおそれがなく、快適に使用できる等の 特長を有する人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、空気の充填 、放出用器具を備え、この器具により内部に空気を充填したり、内部の空気を放 出して膨満、縮小可能に構成されたプラスチックフィルム製の扁平筒状の空気充 填袋と、この扁平筒状の空気充填袋の内面に添設された加冷、加温用パッドの収 容ポケットから構成されており、この収容ポケットは、人体の所要個所を挿通す る筒孔を備え且つ一端側に加冷、加温用パッドの挿脱口を備えると共に、その他 端側には筒状の空気充填袋に取付けられて閉塞底部を備えて構成されている人体 の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具を提供するものである。
【0007】 また、本考案は、上記のように構成された人体の所要個所の加冷、加温用パッ ドの加圧保持具において、通気性と撥水性を有する生地により収容ポケットを構 成した人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具及び空気充填袋の辺縁 に装設したプラスチックフィルム製の逆止弁の外端側の開口部内に密に嵌着する ガイド管と、このガイド管内に進退自在に挿通したガイド管よりも長い空気の流 通管とから構成されており、上記ガイド管の通孔の内面に軸線方向に延びる少な くとも1条のガイド溝を貫設すると共に、その外端側口縁部の上記ガイド溝から 外れた位置に少なくとも一つの係合用段部を設け、また、上記空気の流通管の外 面の外端側に上記ガイド管のガイド溝に嵌挿する軸線方向に延びる所要長さの突 条を突設すると共に、その外端側に撮み兼用のストッパーを設けて空気の充填、 放出用器具を構成した人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具をそれ ぞれ提供するものである。
【0008】
【考案の実施の形態】 以下に、本考案の実施の形態の一例を添付図面に基づいて説明すれば、本考案 に係る人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具は、加圧保持具の本体 を成す扁平筒状の空気充填袋1と、この扁平筒状の空気充填袋1の内面に設けら れた加冷、加温用パッドの収容ポケット2と、上記扁平筒状の空気充填袋1の内 部に空気を充填したり、内部の空気を放出して該扁平筒状の空気充填袋1を膨満 、縮小するための空気の充填、放出用器具3とから構成されている。
【0009】 而して、上記扁平筒状の空気充填袋1は、この実施の形態では、同形同大の2 枚の縦ながの長方形状の加熱接着性を有するプラスチックフィルムF1,F1を、 その四辺を合致させて重ね合わせた後、その長手の両側辺縁a、aを加熱接着し 、次に、この二層の積層体を長手方向に真半分に二つ折りして、この二つ折りし た四層のプラスチックフィルムF1,F1,F1,F1から成る積層体の両側辺縁a 、a及び下側辺縁bは加熱接着することなく、四層のプラスチックフィルムF1 ,F1,F1,F1から成る積層体の上側辺縁cは加熱接着して筒状に構成されて いる。
【0010】 したがって、この扁平筒状の空気充填袋1は、図3及び図5に示すように、筒 孔4aを備えると共に、後述する空気の充填、放出用器具3により供給された空 気の充填封入部5を備えており、供給された空気は上記プラスチックフィルムの 積層体の下側辺縁bの無接着部の内部を通過して充填封入部5の全体を満たし、 空気で膨満したパッド保持具の主要部を構成するものである。
【0011】 また、上記加冷、加温用パッドの収容ポケット2は、通気性と撥水性を備えた 公知の1枚の生地F2で構成されており、この実施の形態では、二つ折りする前 の上記空気充填袋1のプラスチックフィルムF1と略々同形同大のものを使用し 、上記空気充填袋1の作成時に、二つ折りする前の一方プラスチックF1の上面 に四辺を合致させて該生地F2を重ね合わせ、上記空気充填袋1のプラスチック フィルムF1,F1の両側辺縁a、aの加熱接着時に、生地F2の一側の辺縁のみ を同時に加熱して接着し、他側の辺縁は加熱接着せずに無接着状態としておく。
【0012】 次に、上記空気充填袋1の二つ折り時に、該生地F2を内面にして同時に二つ 折りして、その上側辺縁を上記空気充填袋1の上側辺縁cの加熱接着時に、同時 にプラスチックフィルムF1,F1と一体的に加熱接着するものであり、このよう にして図3、図4、図5及び図9に示すように、人体の所要個所を挿通する筒孔 4bを備え、且つ図6及び図9に示すように、該筒孔4bの一端側に加冷、加温 用パッドの挿脱口6を備えると共に、図7及び図9に示すように、他端側に閉塞 底部7を備えた二つ折り状乃至は弯曲状のパッド収容ポケット2を構成するもの である。
【0013】 また、上記空気の充填、放出用器具3は、上記扁平筒状の空気充填袋1を作製 する際の上側辺縁cの加熱接着時に、四層プラスチックフィルムF1,F1,F1 ,F1の片側の二層のプラスチックフィルムF1,F1の間の辺縁に同時に加熱接 着して装設したプラスチックフィルム製の公知の扁平な逆止弁Vの外端側の開口 部内に密に嵌着したガイド管8と、このガイド管8内に進退自在に挿通したガイ ド管8よりも長い空気の流通管9とから構成されている。
【0014】 而して、上記ガイド管8は、この実施例では、硬質プラスチックを素材として 金型成形された断面形状が八角形の短管から成り、図16及び図17に特に明示 するように、軸線方向に貫設した通孔10の内面に軸線方向に沿って貫通対設し た2条のガイド溝11,11と、このガイド溝11,11と90度変位した位置 において、その外端側口縁部に対設した凹陥部から成る2つの係合用段部12, 12と、複数の外面部に外端側に向って斜め上方に向け突設した複数の引掛り用 突起13…13とから構成されている。
【0015】 また、上記空気の流通管9は、この実施の形態では、硬質プラスチックを素材 として金型成形された円筒体から成り、図18及び図19に特に明示するように 、上記ガイド管8の略3倍の長さを有すると共に、ガイド管8の通孔10にキッ チリと且つ円滑に挿通できるだけの外径を備え且つその外端側の外面に軸線方向 に沿って対向突設した、上記ガイド管8のガイド溝11,11に嵌挿するための 、ガイド溝11,11と略同じ長さの突条14,14と、さらにその外端側に設 けたフランジ状の撮み兼用のストッパー15と、流通管9の全長の約1/3の長 さ程度、内端から離れた個所に周設したガイド管8からの抜脱防止用突条16と から構成されている。
【0016】 而して、上記のように構成されたガイド管8の通孔10内に、金型成形された 直後の、未だ適度の軟性を保持している流通管9を、その抜脱防止用突条16が ガイド管8の内端部を通過する位置まで挿通することにより、該抜脱防止用突条 16と前記フランジ状の撮み兼用のストッパー15とにより、流通管9がガイド 管8の内端側及び外端側のいづれの側にも抜脱することがないように工夫された 扁平筒状の空気充填袋1に対する空気の充填、放出用器具3を構成したものであ り、このようにして扁平筒状の空気充填袋1の内面に加冷、加温用パッドの収容 ポケット2を備え、上側辺縁cに、該上側辺縁cに装設した前記逆止弁V内に密 に挿着した空気の充填、放出用器具3を備えた人体の所要個所の加冷、加温用パ ッドの加圧保持具を構成したものである。
【0017】 次に、上記のように構成された人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保 持具の使用状態を作用、効果と共に説明すれば、まづ、図6及び図7に略示する ように、空気を充填していない空気充填袋1の内面に設けた収容ポケット2内に 、その挿脱口6から予め冷却又は加熱された加冷、加温用パッドPを挿入した後 、図8及び図9に示すように、例えば炎症状態にある人体の腕の肘関節部Jをこ の加圧保持具の筒孔4b中に挿通して加冷、加温用パッドPを当てがい、空気の 充填、放出用器具3から空気充填袋1内に空気を充填して空気の充填封入部5を 膨満させ、肘関節部Jに収容ポケット2内の加冷、加温用パッドPを確実に加圧 当接して所期の加冷又は加熱を行なうものであり、使用後は、空気の充填、放出 用器具3から空気充填袋1内の空気を放出して腕から抜脱するものである。
【0018】 上記の空気の充填、放出用器具3による空気の充填、放出操作を説明すれば、 まづ、空気充填袋1内に空気を充填封入する際は、図1及び図15に示すように 、空気の流通管9を手前に引いて逆止弁Vの逆止機能を保持させた状態とし、該 流通管9の外面に突設した2本の突条14,14の内端をガイド管8の外端側口 縁部に設けた係合用段部12,12に係合させ、その状態において流通管9から 空気を圧入すると、空気は逆止弁Vを押し開いて空気充填袋1の封入部5に充填 されるが、空気の圧入を止めると、充填された空気の圧力により逆止弁Vの内端 側は密閉されて逆止機能を発揮し、空気充填袋1の封入部5内の空気を封入する 。
【0019】 また、充填封入された空気を空気充填袋1から放出する際は、図2及び図12 ,図13に示すように、係合用段部12,12における流通管9とガイド管8と の係合を解き、流通管9を回動して流通管9の突条14,14の内端をガイド管 8のガイド溝11,11の外端に位置させ、流通管9をガイド管8内に押込むと 、流通管9は、その突条14,14及びガイド管8のガイド溝11,11のガイ ド作用により円滑に逆止弁V内に押込まれて逆止弁Vを開くので、この状態にお いて空気充填袋1を押圧することにより、空気は円滑に排出されるものである。
【0020】 また、前記の逆止弁Vに空気の充填、放出用器具3を装着する状態を今少し詳 細に説明すれば、該器具3に設けた撮み兼用のストッパー15を逆止弁Vの外部 に突出させると共に、流通管9の内端側を逆止弁Vの内部に配置させた状態にお いて、器具3のガイド管8を逆止弁Vの外端側開口部内に嵌着して逆止弁Vの薄 いプラスチックフィルムを該ガイド管8の外面に密着させると、ガイド管8の外 面に突設した複数の引掛かり用突起13…13の引掛かり作用と相俟って、ガイ ド管8は密に確実に逆止弁Vに嵌着されて外れることがないものである。
【0021】 次に、本考案で使用する加冷、加温用パッドPの具体例について使用すれば、 冷凍しても凍結することがなく、可曲性を保持するゲル状のH.E.C合成物( ヒドロキシエチルセルロース)、C.M.C合成物(カルボキシメチルセルロー ス)、M.C合成物(メチルセルロース)等を畜冷、畜温剤Mに用い、図10及 び図11に示すように、これを前記収容ポケット2内に容易に収容できる程度の 大きさの方形状のプラスチックフィルム製パック内に充填、封入して加冷、加温 用パッドPを構成するものであり、畜冷、畜温剤Mが使用中にパック内で妄動し てパッドPが変形するのを防止するために、図11に示すように、線状その他の ヒートシールSを施したものをパックに使用してもよい。 なお、パッドPを当てがった人体の部分の血行を促進するために、パックの原 料であるプラスチックフィルム若しくは畜冷、畜温剤Mに遠赤外線放射性物質を 混入してもよい。
【0022】 上記のように構成した本考案の実施の形態にしたがえば、次の諸効果を奏する ものである。 ・ 加圧保持具の筒孔4bに人体の所要個所を挿入するだけの操作により、 片手でも加圧保持を簡便容易に取付けることができ、また取外しも容易である。 ・ 挿入後は、外部に長く突出した器具3の流通管9から空気充填袋1内に 口で空気を吹込んで該空気充填袋1を容易に膨満でき、その膨満加圧力により人 体の所要個所に加冷、加温用パッドPを加圧当接できるので、使用中に人体を動 かしてもパッドPがズレ動くことがない。 ・ 空気の充填量を調節することにより、最適の加圧力で加冷、加温用パッ ドPを人体の所要個所に当接できる。 ・ 収容ポケット2を通気性と撥水性を有する生地で構成したので、加冷、 パッドPの表面に生じた結露が滲出して人体を濡らすことがなく、したがって蒸 れることもなく、その通気性により快適に使用できる。 ・ この加圧保持具は、単に人体の所要個所を加冷、加温するのに役立つの みでなく、骨折時における骨折部を固定できるので、緊急固定具としても使用で きる。 ・ 遠赤外線放射性を有するパッドPを使用することにより、人体の所要個 所の血行促進に役立ち得る。 ・ 空気充填袋1内への空気の充填供給時及び封入時には、流通管9は必ず その突条14の内端部がガイド管8の係合用段部12に係合されているので、空 気の充填と封入を支障なく確実に達成でき、また、空気を排出するための流通管 9の押込みは、ガイド管8のガイド溝11に流通管9の突条14が挿入された状 態で真直ぐに行なわれるので、押込時に流通管9が回転することがなく、流通管 9の先端部の回転作用により薄いプラスチックフィルムから成る逆止弁Vを損傷 することがない。
【0023】 以上、本考案の主要な実施の形態について詳述したが、本考案は上記の実施の 形態に限定されるものではなく、考案の目的を達成でき、且つ考案の要旨を逸脱 しない範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0024】
【考案の効果】
本考案に係る人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具は、前記のよ うに構成され、上記のようにして使用されるものであるから、次の優れた効果を 奏する。
【0025】 (1) 加圧保持具の筒孔に人体の所要個所を挿入するだけの操作により、片 手でも加圧保持を簡便容易に取付けることができ、また取外しも容易である。
【0026】 (2) 人体への挿入後は、空気の充填、放出用器具から空気充填袋内に空気 を充填供給して該空気充填袋を膨満し、その膨満加圧力により人体の所要個所に 加冷、加温用パッドを確実に加圧当接できるので、使用中に人体を動かしてもパ ッドがズレ動くことがなく、必要個所の加冷、加温効果を良好に保ち得る。
【0027】 (3) 空気の充填量を調節することにより、最適の加圧力で加冷、加温用パ ッドを人体の所要個所に当接できる。
【0028】 (4) この加圧保持具は、単に人体の所要個所を加冷、加温するのに役立つ のみでなく、骨折時における骨折部を固定できるので、緊急固定具としても使用 できる。
【0029】 (5) 請求項2に記載の考案によれば、収容ポケットを通気性と撥水性を有 する生地で構成したので、加冷パッドの表面に生じた結露が滲出して人体を濡ら すことがなく、したがって蒸れることもなく、その通気性により快適に使用でき る。
【0030】 (6) 請求項3に記載の考案によれば、空気充填袋内への空気の充填供給時 及び封入時には、流通管は必ずその突条の内端部がガイド管の係合用段部に係合 されているので、空気の充填と封入を支障なく確実に達成でき、また、空気を排 出するための流通管の押込みは、ガイド管のガイド溝に流通管の突条が挿入され た状態で真直ぐに行なわれるので、押込時に流通管が回転することがなく、流通 管の先端部の回転作用により薄いプラスチックフィルムから成る逆止弁を損傷す ることがない利点があり、また、空気の充填供給は流通管を長く引出した状態で 行なうので、口による吹込みを容易に行ない得る利点がある。
【提出日】平成8年10月25日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、空気の充填 、放出用器具を備え、この器具により内部に空気を充填したり、内部の空気を放 出して膨満、縮小可能に構成されたプラスチックフィルム製の扁平筒状の空気充 填袋と、この扁平筒状の空気充填袋の内面に添設された加冷、加温用パッドの 収容ポケットから構成されており、この収容ポケットは、人体の所要個所を挿通 する筒孔を備え且つ一端側に加冷、加温用パッドの挿脱口を備えると共に、その 他端側筒状の空気充填袋に取付けられて閉塞底部を備えて構成されている人体 の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具を提供するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態の一例を添付図面に基づいて説明すれば、本考案 に係る人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具は、加圧保持具の本体 を成す扁平筒状の空気充填袋1と、この扁平筒状の空気充填袋1の内面に設けら れた加冷、加温用パッドの収容ポケット2と、上記扁平筒状の空気充填袋1の 内部に空気を充填したり、内部の空気を放出して該扁平筒状の空気充填袋1を膨 満、縮小するための空気の充填、放出用器具3とから構成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 また、上記加冷、加温用パッドの収容ポケット2は、通気性と撥水性を備えた 公知の1枚の生地Fで構成されており、この実施の形態では、二つ折りする前 の上記空気充填袋1のプラスチックフィルムFと略々同形同大のものを使用し 、上記空気充填袋1の作成時に、二つ折りする前の一方プラスチックFの上 面に四辺を合致させて該生地Fを重ね合わせ、上記空気充填袋1のプラスチッ クフィルムF,Fの両側辺縁a、aの加熱接着時に、生地Fの一側の辺縁 のみを同時に加熱して接着し、他側の辺縁は加熱接着せずに無接着状態としてお く。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 次に、上記空気充填袋1の二つ折り時に、該生地Fを内面にして同時に二つ 折りし、その上側辺縁を上記空気充填袋1の上側辺縁cの加熱接着時に、同時に プラスチックフィルムF,Fと一体的に加熱接着するものであり、このよう にして図3、図4、図5及び図9に示すように、人体の所要個所を挿通する筒孔 4bを備え、且つ図6及び図9に示すように、該筒孔4bの一端側に加冷、加温 用パッドの挿脱口6を備えると共に、図7及び図9に示すように、他端側に閉塞 底部7を備えた二つ折り状乃至は弯曲状のパッド収容ポケット2を構成するもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示すもので、空気の充
填、放出用器具から空気充填袋内へ空気を充填、封入可
能にした状態の正面図である。
【図2】空気の充填、放出用器具から空気充填袋内の空
気を放出可能にした状態の正面図である。
【図3】収容ポケットの挿脱口側から見た図1の1部省
略拡大側面図である。
【図4】収容ポケットの閉塞底部側から見た図1の1部
省略拡大側面図である。
【図5】空気収容袋内へ空気を充填した状態における縦
断端面図である。
【図6】収容ポケット内へ加冷、加温用パッドを挿入し
た状態における収容ポケットの挿脱口側から見た側面図
である。
【図7】収容ポケット内へ加冷、加温用パッドを挿入し
た状態における収容ポケットの閉塞底部側から見た側面
図である。
【図8】使用状態の一例を示す説明図である。
【図9】使用時における加冷、加温用パッドの加圧当接
状態を示す説明図である。
【図10】加冷、加温用パッドの一例を示す一部切欠正
面図である。
【図11】加冷、加温用パッドの他例を示す一部切欠正
面図である。
【図12】空気の充填、放出用器具の正面図である。
【図13】図12の中央縦断正面図である。
【図14】空気の充填、放出用器具の流通管を手前に引
いた状態の正面図である。
【図15】流通管を回転して、その突条の内端部をガイ
ド管の係合用段部に係合させた状態における正面図であ
る。
【図16】ガイド管の正面図である。
【図17】図16のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図18】流通管の正面図である。
【図19】図18のB−B線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 扁平筒状の空気充填袋 2 収容ポケット 3 空気の充填、放出用器具 4a 筒孔 4b 筒孔 5 空気の充填封入部 6 収容ポケットにおける挿脱口 7 収容ポケットにおける閉塞底部 8 ガイド管 9 流通管 10 通孔 11 ガイド溝 12 係合用段部 13 引掛り用突起 14 突条 15 撮み兼用ストッパー 16 抜脱防止用突条 F1 プラスチックフィルム F2 通気性と撥水性を有する生地 a,a 両側辺縁 b 下側辺縁 c 上側辺縁 V 扁平なプラスチックフィルム製逆止弁 M 畜冷、畜温剤 P 加冷、加温用パッド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気の充填、放出用器具を備え、この器
    具により内部に空気を充填したり、内部の空気を放出し
    て膨満、縮小可能に構成されたプラスチックフィルム製
    の扁平筒状の空気充填袋と、この扁平筒状の空気充填袋
    の内面に添設された加冷、加温用パッドの収容ポケット
    から構成されており、この収容ポケットは、人体の所要
    個所を挿通する筒孔を備え且つ一端側に加冷、加温用パ
    ッドの挿脱口を備えると共に、その他端側には筒状の空
    気充填袋に取付けられて閉塞底部を備えて構成されてい
    る人体の所要個所の加冷、加温用パッドの加圧保持具。
  2. 【請求項2】 通気性と撥水性を有する生地により収容
    ポケットを構成した請求項1に記載の人体の所要個所の
    加冷、加温用パッドの加圧保持具。
  3. 【請求項3】 空気充填袋の辺縁に装設したプラスチッ
    クフィルム製の逆止弁の外端側の開口部内に密に嵌着す
    るガイド管と、このガイド管内に進退自在に挿通したガ
    イド管よりも長い空気の流通管とから構成されており、
    上記ガイド管の通孔の内面に軸線方向に延びる少なくと
    も1条のガイド溝を貫設すると共に、その外端側口縁部
    の上記ガイド溝から外れた位置に少なくとも一つの係合
    用段部を設け、また、上記空気の流通管の外面の外端側
    に上記ガイド管のガイド溝に嵌挿する軸線方向に延びる
    所要長さの突条を突設すると共に、その外端側に撮み兼
    用のストッパーを設けて空気の充填、放出用器具を構成
    した請求項1または2に記載の人体の所要個所の加冷、
    加温用パッドの加圧保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04122709U (ja) * 1991-04-17 1992-11-05 株式会社新潟鐵工所 アスフアルトフイニツシヤにおけるダンプカーの誘導装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04122709U (ja) * 1991-04-17 1992-11-05 株式会社新潟鐵工所 アスフアルトフイニツシヤにおけるダンプカーの誘導装置

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